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振武隊

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鹿西鹿鹿

隊長は主に陸軍士官学校および陸軍航空士官学校を卒業した士候55・56・57期の若手現役将校 、隊員は主に陸軍少年飛行兵出身で現役下士官及び航空機乗員養成所出身の召集下士官である10代後半から20代前半男子や特別操縦見習士官出身の予備役将校から構成される。各々の原隊等における隊員の選出法には技量優秀な者が選ばれ、部隊長が訓示し、一人ずつ部屋に呼ばれて意思を確認されるものや、記名投票(熱望す、希望す、希望せず、の三つから選ぶ)全員に布告して志願者を一歩前進させるものなどがあった。

経過[編集]

出典:[1]

隊員の残した遺書・遺詠[編集]

  • 第23振武隊 伍井芳夫中佐 - 人世の総決算 何も謂ふこと無し 伍井大尉
  • 第23振武隊 大橋治男少尉 - 地獄の閻魔王 帳面擴(ひろ)げて 待っておれ
  • 第23振武隊 前田啓大尉 - 俺が死んだら何人泣くべ 北海道 前田
  • 第27振武隊 原田栞少尉 - 疾風陣雷砕敵母/このごろは山より海の桜花/野畔(あぜ)の草 召し出(いだ)されて 桜哉(さくらかな)
  • 第29振武隊 中村實大尉 - ・飛行機を作ってくれ・君達丈は信頼する・大楠公(だいなんこう)の精神に生きんとす・お母さん お母さん 今俺は征く 母を呼べば母は山を越えてでも 雲の彼方からでも馳せ来る・母はいい 母ほど有り難いものはない 母! 母!
  • 第43振武隊 岸 誠一大尉−遅れじと散りゆく 花ぞわれもまた 大和島根に香りとどめて
  • 第52振武隊 横山正雄少尉 - 雲染む屍 我は行くなり
  • 第52振武隊 荒川宣治少尉 - 滅私奉公
  • 第52振武隊 中原常信少尉 - 不惜身命
  • 第53振武隊 小笠五夫少尉 - 秋の夜の大ユーカリに月淡し/朝寒や枝動かさぬ大ユーカリ
  • 第53振武隊 近間満男少尉 - かねてよりささげし命 君がため 今にして死せむ ただ体当たり/十五より誓いし同期生(とも)の魁に 我も続かん 続くを信ず
  • 第53振武隊 土器手茂夫伍長 - 國の為 なんでおしもう 若桜 散ってかひある 命ちなりせ
  • 第56振武隊 上原良司大尉 - 人の世ハ別れるものと知りながら 別れはなどてかくも悲しき
  • 第57振武隊[19] (雑録) - 民族存亡の秋に際し ベルリン武装都市と宣言し ゲルマン民族挙って玉砕を誓ひしと聞く のあはれにまでも悲しきパリー落城と較べてや見るべし 快なる哉 盟邦
  • 第60振武隊 若杉 正喜伍長 - 靖国の 桜となりて薫る日の 誇を胸に 秘めて飛立つ
  • 第61振武隊[20] 山本 隆幸伍長 - 山本ハ!! 三途の河原でヤンキー共と 見事定つた上手投
  • 第61振武隊[20] 長谷川 三郎伍長 - 生もなし 死もなし己が魂は 守り守らんすめらみくにを
  • 第61振武隊[21] 新井 武夫伍長 - あらかじめ 散るべき事を知り乍ら 匂う大和の若桜花
  • 第64振武隊 巽 精造少尉 - 俺の住家は九段ときめた しばし浮き世は仮のやどよ
  • 第104振武隊 宮川三郎少尉 - 朝夕に君をおもひて 我は征く またぞ会ふ日を夢に見つゝも
  • 第109振武隊 藤田文六 - お母さん 大元気で でっかい奴を沈めます
  • 第111振武隊 近藤 豊伍長 - 轟沈の 空は青空 靖国の 笑顔で迎える 母の面影
  • 第112振武隊 高村統一郎少尉 - 我がつとめ 果して逢はん 九段坂 桜の庭で 妹の待つらん

寄せ書[編集]

第一特別振武隊[22][23][編集]

  • 『轟沈』 林弘 大尉
  • 『捨身必沈』 林玄郎 大尉
  • 『断』 伊藤二郎 少尉
  • 『肉弾』 孖谷毅 少尉
  • 『尽忠報国』 浜谷理一 大尉
  • 『一突轟沈明道』 上津一紀 少尉
  • 『無』 田中二也 大尉
  • 『貫徹』 石賀兵一 少尉
  • 『闘魂』 齊藤信雄 少尉
  • 『必殺』 友枝幹太郎 大尉

第十九振武隊[編集]

  • 『空に生き 空に死す 必勝』 島袋曹長
  • 『必中必殺 振武特攻隊』 松原曹長

第二六振武隊[24][編集]

  • 『留魂』 ト号第廿六飛行隊 隊員一同記
  • 『極天護皇基』 隊長 相良釟郎 中尉
  • 『正気』 木村清治 中尉
  • 『海原の 果てのはてまで打ち征きて 仇なすしこ船くだきゆくらん』 ト号第廿六飛行隊員 梅津末雄 少尉
  • 『流星』 『花ナラ桜 男ナラ益良男 益良男ナラ特攻 特攻ナラ轟沈』 永島福次郎 少尉
  • 『散華』 『幾度か【不明】りて今年靖国の 春の祭りに吾も参らん』 『貴様の願ひ何やと問へば 敵の空母に命中し 見事轟沈赤髭(ヤンキー)をふかの獲喰(ママ)とする迄さ』 西宮忠雄 少尉
  • 『必勝』 『純忠』 ト号第二十六飛行隊 青木 少尉
  • 『大義』 『青木よ 七粍七の仇は 空母轟沈でキット討つぞ 早く治ってくれ』 小林位 少尉
  • 『誓必沈』 『花乃香を 君に捧げて散る桜』 児玉 少尉

寄せ書き(二)

  • 『散華』 相良釟郎 少尉
  • 『至誠』 木村清治 少尉
  • 『必沈』 梅津末雄 少尉
  • 『神州不滅』 西宮忠雄 少尉
  • 『義烈』 小林位 少尉
  • 『必中必死』 永島福次郎 少尉

維持昭和二十年二月十九日、征途出発に際して宇都宮市丸井旅館に於て

第五十七振武隊[25][編集]

  • 『魁』 伊東喜得 少尉
  • 『黒潮突入』 戸沢吾郎 少尉
  • 『悠久』 吉川富治 少尉
  • 『必死必殺』 唐沢鉄次 少尉
  • 『必勝』 小林昭二 伍長
  • 『義勇奉公』 志水一 伍長
  • 『任務必達』 高埜徳 伍長
  • 『必沈のみ』 西田久 伍長
  • 『飛行弾』 山下孝之 伍長
  • 『体当たり』 青木清二 伍長
  • 『不惜身命』 棧武夫 伍長

第五十九振武隊[26][編集]

  • 『魁之若ざくら』 隊長 野口肇太郎 少尉
  • 『必沈』 御宮秀雄 少尉
  • 『熱 若サ 意気』 増岡武男 伍長
  • 『気魄』 大竹佷一 少尉
  • 『唯々忠死』 近藤一一 伍長
  • 『必勝』 永添照彦 伍長

第六〇・六一振武隊[27][編集]

  • 薩摩隼人』 第60振武隊 永田利夫 伍長
  • 『轟沈』 第60振武隊 荒正彦 伍長
  • 大西郷に続かむ 薩摩隼人』 第60振武隊 吉水成明 伍長
  • 『必中』 第60振武隊 第60振武隊 向井忠 伍長
  • 『必沈』 第61振武隊 田中英男 伍長
  • ボーイング 江戸の仇長崎で討つ』 第61振武隊 高野博 軍曹
  • 『何糞』 第61振武隊 長谷川三郎 伍長
  • 『七生報国』 第61振武隊長 岡本勇 少尉
  • 『大君の為に生まれ 大君の為 日々只念大君乃為に』 手塚進 伍長

関連作品[編集]

映画

ドキュメンタリー

脚注[編集]



(一)^  

(二)^    P115 - 簿

(三)^  1977, p. 285-287.

(四)^   (),   ()

(五)^ 24)

(六)^ 30130 - ( )

(七)^   P39

(八)^ 22姿245HP 17....

(九)^ 

(十)^ (  ) - 204145341851618450

(11)^ 
482 - (  P71)

(12)^  -  P145

(13)^  - (  P62)

(14)^  43 

(15)^ 西P514西西 - (  P51)

(16)^ 

(17)^ 20428調6 

(18)^ 1925141251,0362015274690

(19)^  1977, p. 67.

(20)^ ab 1977, p. 125.

(21)^  1977, p. 127.

(22)^  - 20411

(23)^  1977, p. 210.

(24)^  1977, p. 132-137.

(25)^  1977, p. 131.

(26)^  1977, p. 131-132.

(27)^  1977, p. 127-129.

参考文献[編集]


    



  

-1960 

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1   - 

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 - 西20121120

 - 528213220152746




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