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予備自衛官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陸上自衛隊で用いられている予備自衛官標旗[1]

: Reserve Self-Defense Official

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退1954292004165050

196136101995720041100200214200824592013233247900[ 1]7

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21

2003152009(47,900)[2]2010退退

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361
予備自衛官等制度における3区分
区分 即応予備自衛官 予備自衛官 予備自衛官補
基本構想 防衛力の基本的な枠組みの一部として、防衛招集命令等を受けて自衛官となって、あらかじめ指定された陸上自衛隊の部隊において勤務 防衛招集命令、災害招集命令を受けて自衛官となって勤務 教育訓練修了後、予備自衛官として任用
設置
(発足年度)
陸上自衛隊 1997年(平成9年)
  • 陸上自衛隊 2002年(平成14年)
  • 海上自衛隊 2016年(平成28年)
身分 非常勤の特別職国家公務員 非常勤の特別職国家公務員 非常勤の特別職国家公務員
任務と役割 第一線部隊としての任務 駐屯地警備、後方地域の任務 教育訓練
招集に応ずる義務等 防衛・治安・災害派遣・国民保護等派遣・訓練 防衛・災害派遣・国民保護等派遣・訓練 教育訓練
任用期間 3年1任期 3年1任期
  • 一般 3年以内
  • 技能 2年以内
訓練日数 年間30日 年間5日
  • 一般 3年以内に50日
  • 技能 2年以内に10日
採用対象
  • 自衛官として1年以上の勤務者であり、退官後1年未満の者 若しくは予備自衛官
  • 自衛官として1年以上の勤務者
  • 予備自衛官補の訓練を満了した者
自衛官未経験者
処遇等
  • 即応予備自衛官手当 月16,000円
  • 訓練招集手当 日14,200 - 10,400円
  • 勤続奨励金 1任期120,000円
  • 雇用企業給付金 月42,700円
  • 勤続年数や勤務成績により昇進・表彰
  • 予備自衛官手当 月4,000円
  • 訓練招集手当 日8,100円
  • 勤続年数や勤務成績により昇進・表彰
  • 訓練招集手当 日8,800円
  • 勤務成績により表彰



7




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5[4]

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5



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522314

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5
予備自衛官等の表彰制度
表彰の区分 表彰要件(陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊) 授与品
防衛大臣表彰
  • 予備自衛官等としての勤務期間が30年以上
  • 招集時の勤務成績良好である者
  • 表彰状
  • 副賞
幕僚長表彰
  • 予備自衛官等として勤務期間が20年以上、かつ、招集時の勤務成績良好
  • 表彰を受ける年度及び直近の2箇年間連続訓練招集に出頭(=訓練に必ず参加)した者
  • 表彰状
  • 副賞
(陸)方面総監表彰
(海)地方総監表彰
(空)航空方面隊司令官表彰
  • 予備自衛官等として勤務期間が10年以上
  • 招集時の勤務成績良好
  • 表彰状
  • 副賞
師団長表彰
旅団長表彰
地方協力本部長表彰
  • 予備自衛官等として勤務期間が5年以上
  • 招集時の勤務成績良好
  • 表彰状
  • 副賞
  • 予備自衛官の表彰では「予備自衛官及び即応予備自衛官の永年勤続者表彰実施基準について(通達)」に定める予備自衛官永年勤続者表彰実施基準において、以下の要件が定められている。
  • 予備自衛官が退官し、再び任官した場合、引き続いて勤務としたものとみなされる。
  • 予備自衛官等を退官した後、退官した日の属する翌月以降再び予備自衛官等に採用された者の勤務実績については退官以前の勤務月数に合算される。
  • 同一の表彰を複数回受賞することはできない。団長表彰の次は総監表彰→幕僚長表彰→大臣表彰とステップアップする。

制度変遷[編集]


195429退1500013197045198661

退1

5

2051997930退退2001

19501955810西[5]

199055 ()[6]

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201123316()[7]416[8][7][9]調

201628160[10]

2020221350[11]

20246156100[12][13]

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2012243調[14]

調2155103調0.4%調80[15]



西調MOS()[16]

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22216141210121211101423[]11120184110142811[17][18]

公募予備自衛官[編集]


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現在募集中の予備自衛官補からの任用職種階級表
衛生(甲)
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 医師 衛生科 医官
  • 実務経験19年以上 予備2等陸佐
  • 実務経験12年以上 予備3等陸佐
  • 実務経験5年以上 予備1等陸尉
  • 実務経験1年以上 予備2等陸尉
  • 実務経験1年未満 予備3等陸尉
歯科医師 歯科医官
薬剤師 薬剤官
臨床心理士 衛生官
公認心理師
看護師 看護官
  • 実務経験23年以上かつ看護部長若しくは看護課長相当の職位に
    1年以上勤務した46歳以上の者 予備3等陸佐
  • 実務経験12年以上かつ35歳以上 予備1等陸尉
  • 実務経験6年以上かつ29歳以上 予備2等陸尉
  • 実務経験3年以上かつ26歳以上 予備3等陸尉
  • 実務経験3年未満又は26歳未満 予備陸曹長
法務
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 弁護士 普通科 法務
  • 実務経験18年以上 予備2等陸佐
  • 実務経験11年以上 予備3等陸佐
  • 実務経験4年以上 予備1等陸尉
  • 実務経験1年以上 予備2等陸尉
  • 実務経験1年未満 予備3等陸尉
司法書士
  • 実務経験21年以上 予備2等陸佐
  • 実務経験14年以上 予備3等陸佐
  • 実務経験7年以上 予備1等陸尉
  • 実務経験3年以上 予備2等陸尉
  • 実務経験1年以上 予備3等陸尉
  • 実務経験1年未満 予備陸曹長
衛生(乙)
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募

理学療法士

衛生科 上級衛生
  • 49歳以上かつ実務経験概ね18年以上 予備1等陸曹
  • 上記以外の者 予備2等陸曹

作業療法士

診療放射線技師

上級診療放射線

臨床検査技師

上級臨床検査

救急救命士
准看護師

上級救急救命

栄養士

上級給養

臨床工学技士

上級衛生

准看護師 中級衛生
  • 49歳以上かつ実務経験概ね18年以上 予備1等陸曹
  • 44歳以上かつ実務経験概ね13年以上 予備2等陸曹
  • 上記以外の者 予備3等陸曹
歯科技工士 上級歯科技工
歯科衛生士 中級衛生
語学
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 英語検定1級程度 普通科 上級語学
  • 下記以外の者で49歳以上かつ実務経験18年以上 予備1等陸曹
  • 外国語大学等卒業者又は実用英語技能検定(英検)1級又はこれと同等の能力を有する者 予備2等陸曹
英語検定準1級程度 予備3等陸曹
大学卒業程度(ロシア語 中国語 韓国語 アラビア語 フランス語 ポルトガル語 スペイン語)
  • 下記以外の者で49歳以上かつ実務経験概ね18年以上 予備1等陸曹
  • 外国語大学者又はこれと同等の能力を有する者 予備2等陸曹
短期大学卒業程度[19](ロシア語 中国語 韓国語 アラビア語 フランス語 ポルトガル語 スペイン語) 外国語短期大学卒業者またはこれと同等の能力を有する者 予備3等陸曹
整備
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 大型自動車整備士 武器科
施設科
上級装輪整備
上級施設機械整備
  • 1級大型自動車整備士 予備1等陸曹
  • 2級大型自動車整備士 予備2等陸曹
小型自動車整備士
  • 1級小型自動車整備士 予備1等陸曹
  • 2級小型自動車整備士 予備2等陸曹
二輪自動車整備士
  • 1級二輪自動車整備士 予備1等陸曹
  • 2級二輪自動車整備士 予備2等陸曹
通信
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 陸上無線技術士 通信科 上級レーダー整備
  • 第1級 予備1等陸曹
  • 第2級 予備2等陸曹
総合無線通信士
(第1級・第2級)
上級無線電信
  • 第1級 予備1等陸曹
  • 第2級 予備2等陸曹
  • 大学無線・通信工学に関する学部卒又はこれと同等の能力を有する者 予備二等陸曹[要出典]
第3級総合無線通信士 中級無線電信 予備3等陸曹
工事担任者
(第1種又は総合種)
上級有線整備
  • 49歳以上かつ実務経験概ね18年以上の者 予備1等陸曹
  • 上記以外の者 予備2等陸曹
電気
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 電気主任技術者 施設科 中級電工
  • 第1種 予備1等陸曹
  • 第2種 予備2等陸曹
  • 第3種 予備3等陸曹
  • ただし大学電気・電子系学部卒又はこれと同等の能力を有する者 予備2等陸曹[要出典]
情報処理

[20]

公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 通信科 上級電計処理 予備陸曹長
予備1等陸曹
中級電計処理
  • 44歳以上かつ実務経験概ね13年以上の者 予備2等陸曹
  • 第2種情報処理技術者、基本情報技術者、予備3等陸曹
  • ただし大学情報系学部卒又はこれと同等の能力を有する者 予備2等陸曹[要出典]
建設
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 建築士 施設科 上級建設
  • 1級 予備陸曹長
  • 2級 予備2等陸曹
建設機械施工技士 上級施設機械施工
  • 1級 予備1等陸曹
  • 2級 予備3等陸曹
  • ただし大学の建築・機械系学部卒又はこれと同等の能力を有する者 予備2等陸曹[要出典]
  • 2級の資格を有する者で44歳以上かつ実務経験概ね13年以上の者 予備2等陸曹
測量士 上級測量
  • 49歳以上かつ実務経験概ね18年以上の者 予備1等陸曹
  • 上記以外の者 予備2等陸曹
測量士補 中級測量 予備3等陸曹
  • ただし大学の土木・測量系学部卒又はこれと同等の能力を有する者 予備2等陸曹[要出典]
放射線管理
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 放射線取扱主任者 化学科 上級化学
  • 第1種 予備1等陸曹
  • 第2種を有する者で44歳以上かつ実務経験概ね13年以上の者 予備2等陸曹
  • 第2種 予備3等陸曹
人事
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 遺体衛生保全士(エンバーマー) 普通科 又は共通
  • 49歳以上かつ実務経験概ね18年以上の者 予備1等陸曹
  • 上記以外の者 予備2等陸曹
納棺士
  • 49歳以上かつ実務経験概ね18年以上の者 予備1等陸曹
  • 44歳以上かつ実務経験概ね13年以上の者 予備2等陸曹
  • 上記以外の者 予備3等陸曹
保育士 上級厚生
  • 主任保育士又はこれに該当する職務の実務経験が
    概ね5年以上の者 予備1等陸曹

中級厚生

  • 実務経験概ね13年以上の者 予備2等陸曹
  • 上記以外の者 予備3等陸曹
一般
公募区分 資格 職種 特技 階級
一般公募 - 普通科 - 予備2等陸士
船舶(甲)
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 1級海技士(航海・機関)

2級海技士(航海・機関)

3級海技士(航海・機関)

船舶 幹部等
船舶(乙)
公募区分 資格 職種 特技 階級
技能公募 4級海技士(航海・機関)

5級海技士(航海・機関)

船舶

宣誓[編集]

予備自衛官に任命された者は、自衛隊法第五十三条及び自衛隊法施行規則第四十一条に則り、以下の宣誓書に署名捺印が義務付けられている。

私は、予備自衛官たるの責務を自覚し、常に徳操を養い、心身を鍛え、訓練招集に応じては専心訓練に励み、防衛招集、国民保護等招集及び災害招集に応じては自衛官として責務の完遂に努めることを誓います。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 陸上自衛隊:46,000人、海上自衛隊:1,100人、航空自衛隊:800人

出典[編集]



(一)^ 

(二)^ 20121127

(三)^ 11退

(四)^   20231113

(五)^ "",,22,P113-133 19981

(六)^ 22Power Reserve2010

(七)^ ab2011316http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/16c.html2011317 

(八)^ 2011416http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/04/15d.html2011419 

(九)^ OD66使使

(十)^  (2016530). 28. 20171125

(11)^ .   (2020213). 2020216

(12)^ . (202415). 202415

(13)^  [@ModJapan_jp] (202415). "6100". XTwitter202415 

(14)^ 103. . (201273). 201274. https://web.archive.org/web/20120704195226/http://www.yomiuri.co.jp:80/politics/news/20120703-OYT1T00465.htm 20121128 

(15)^ 20121128

(16)^ ()    190191

(17)^ (@jgsdf_reserve)twitter - 

(18)^ 1.  . 20191013

(19)^ 234 323 

(20)^ 

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]