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加藤治郎 (棋士)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 加藤治郎 名誉九段
名前 加藤治郎
生年月日 (1910-06-01) 1910年6月1日
没年月日 (1996-11-03) 1996年11月3日(86歳没)
プロ入り年月日 1934年5月(23歳)[1]
引退年月日 1949年(38歳)
棋士番号 14
出身地 東京府東京市(現:東京都港区[注 1]
所属 日本将棋連盟(関東)
日本将棋革新協会
→将棋大成会(関東)
→日本将棋連盟(関東)
師匠 山本樟郎八段
弟子 原田泰夫木川貴一木村義徳真部一男
段位 名誉九段
棋士DB 加藤治郎
順位戦最高クラス A級(3期)

2017年1月27日現在
テンプレートを表示

  191061 - 199611314[ 1]

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151933





A194939退

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1946[2]

退19841500[3]

[4]

1949[5]

19571961[6]

1973A1974[7]1982[8]

1973[9]

NHK

1948[10]

1937

2001

1987

[11]

2023




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名前 四段昇段日 段位、主な活躍
原田泰夫 1944年1月 九段、一般棋戦優勝3回、A級在籍10期
木川貴一 1948年 六段
木村義徳 1961年10月1日 九段、一般棋戦優勝1回、A級在籍1期
真部一男 1973年4月1日 九段、一般棋戦優勝1回、A級在籍2期

昇段履歴[編集]

  • 1933年 三段
  • 1934年5月 四段[1]
  • 1936年 五段
  • 1940年 六段
  • 1942年 七段
  • 1945年 八段
  • 1949年 引退
  • 1978年11月 名誉九段
  • 1996年11月3日 逝去(享年86)

成績[編集]

在籍クラス[編集]

順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦

(出典)

(出典)竜王戦

(出典)

名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
1946 1 八段戦4位
1947 2 A 04
1948 3 A 07
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

将棋大賞[編集]

  • 第12回(1984年度) 特別賞
  • 第19回(1992年度) 東京将棋記者会賞

その他表彰[編集]

著書[編集]

  • 将棋は生きてゐる : 相懸り戦の変遷 加藤治郎 著 日本将棋連盟 1949
  • 名人戦記 : 第10期 木村・升田激闘の全棋譜 加藤治郎 解説,三象子 観戦記 朝日新聞社 1951
  • 筋違角棒銀戦法 加藤治郎 著 野口書店 1952 (将棋新書 ; 第8)
  • 将棋新戦法 [第1集] (書直された定跡の事典) 加藤治郎 著 日本経済新聞社 1954
  • 将棋・歩の道場 加藤治郎 著 大阪屋号書店 1956 (将棋ポケット文庫)
  • 将棋新戦法 第2集 加藤治郎 著 日本経済新聞社 1956
  • 将棋新戦法 第3集 加藤治郎 著 日本経済新聞社 1959
  • 将棋は歩から 上中下 加藤治郎 著 東京書店 1970
  • 将棋歩の道場 加藤治郎 著 集文館 1972 (集文館ポケットブックス)
  • 将棋戦法二十番 : 付・参考棋譜解説 加藤治郎 著 弘文社 1974
  • 棋聖戦名局集 : 盤側観戦記 1 加藤治郎 著 弘文社 1975
  • 日本将棋大系 3 五代大橋宗桂宗銀=印達 / 加藤治郎, 筑摩書房 1979
  • 将棋の格言 加藤治郎 著 成美堂出版 1980
  • 昭和のコマおと 加藤治郎 著 日本経済新聞社 1980
  • 将棋の公式 加藤治郎 著 東京書籍 1981
  • 将棋は歩から 加藤治郎 著 東京書店 1982
  • 将棋戦法大事典 加藤治郎 [ほか]著 大修館書店 1985
  • 昭和のコマおと 加藤治郎 著 旺文社 1985 (旺文社文庫)
  • 将棋の格言 加藤治郎 著 成美堂出版 1987
  • [写真でつづる]将棋昭和史 加藤治郎・監修 毎日コミュニケーションズ、1987
  • 将棋は歩から 上中下 東京書店 1992
  • 「証言」将棋昭和史 加藤治郎, 原田泰夫, 田辺忠幸 著 毎日コミュニケーションズ 1999
  • 復刻版 将棋の公式 加藤治郎 著 東京書店 2000

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 東京都は1943年設置。港区は1947年に芝区麻布区赤坂区が合併して成立。

出典[編集]

  1. ^ a b 『昭和のコマおと』旺文社文庫「1934年5月に四段昇段」
  2. ^ 『将棋のコマ音』(旺文社文庫)P.149
  3. ^ 『将棋のコマ音』(旺文社文庫)P.217
  4. ^ 加藤治郎、原田泰夫『[証言]将棋昭和史』(執筆)田辺忠幸、毎日コミュニケーションズ P.72
  5. ^ 加藤治郎、原田泰夫『[証言]将棋昭和史』(執筆)田辺忠幸、毎日コミュニケーションズ P.65-66
  6. ^ 『将棋のコマ音』(旺文社文庫)P.185-188
  7. ^ 『将棋のコマ音』(旺文社文庫)P.188
  8. ^ 『将棋のコマ音』(旺文社文庫)著者紹介
  9. ^ 加藤治郎、原田泰夫『[証言]将棋昭和史』(執筆)田辺忠幸、毎日コミュニケーションズ P.76
  10. ^ 『将棋のコマ音』(旺文社文庫)P.151
  11. ^ 将棋世界」2004年6月号「古くて新しいもの」(鈴木輝彦)より

関連項目[編集]

外部リンク[編集]