こて絵
こて絵︵こてえ、鏝絵︶とは、日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことである。左官職人がこて︵左官ごて︶で仕上げていくことから名がついた。題材は福を招く物語、花鳥風月が中心であり、着色された漆喰を用いて極彩色で表現される。これは財を成した豪商や網元が母屋や土蔵を改築する際、富の象徴として外壁の装飾に盛んに用いられたからである。
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