尻相撲
尻相撲︵しりずもう︶は、尻を使った遊戯の一つである[1]。背中合わせに立った2人が、体を前に曲げた状態で尻で突き合って、相手を円の中から出したり、相手のことを倒したりするのを勝ちとする[1]。静岡県伊東市音無の音無神社では奇祭﹁尻つみ祭り 尻相撲大会﹂が実施されている[2][3][4]。山口県防府市の老神神社では毎年7月に﹁三田尻の女尻相撲﹂が行われている[5]。新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けて、2020年には徳島県阿波市での相撲大会で、感染症対策として尻相撲が行われた[6]。危険性も指摘されており、2008年6月14日には、宮崎県高千穂町の水田で開催されていた尻相撲大会に中継リポーターとして参加した男性アナウンサーが田んぼに頭から落ちて頸椎骨折の重症を負うという事件も発生している[7]。
ルール[編集]
ルール 参加者は互いに背を向けて、行司役などによるスタートの合図の後、尻同士をぶつけ合い勝利を競う。ルールは、﹃足を動かしたら負け﹄、何らかの区切りを用意し﹃区切りから出たら負け﹄というルールになっていることが多い。 突き出した尻で相手を押し出すのが基本だが、相手が尻を突き出した時、わざと引いて空振らせて、相手の体制を崩す、といった駆け引きの要素もある。脚注[編集]
(一)^ ab日本国語大辞典, 精選版. “尻相撲とは”. コトバンク. 2021年8月15日閲覧。
(二)^ 日本テレビ. “外国人も飛び入り参加…境内で尻相撲大会|日テレNEWS24”. 日テレNEWS24. 2021年8月15日閲覧。
(三)^ “尻相撲に神事﹁天下の奇祭﹂10日に伊東・音無神社‥東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2021年8月15日閲覧。
(四)^ “尻つみ祭り‥暗い社殿で尻つまむ 尻相撲大会も 音無神社 /静岡”. 毎日新聞. 2021年8月15日閲覧。
(五)^ “夏は大相撲より﹁尻相撲﹂!? (2005年7月3日)”. エキサイトニュース. 2021年8月15日閲覧。
(六)^ “感染対策で今年は﹁尻﹂相撲 阿波市で子ども力士が熱戦|徳島の話題|徳島ニュース|徳島新聞電子版”. 徳島新聞電子版. 2021年8月15日閲覧。
(七)^ “尻相撲で田んぼに頭から…男性アナ重傷 - 芸能ニュース”. nikkansports.com. 2021年8月15日閲覧。