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手刀

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相撲の手刀[編集]

大相撲では、幕内の懸賞金のついた相撲で勝った力士が懸賞金を受け取る際に手刀を切る。

この習慣は、昭和10年〜20年代に活躍した元大関名寄岩静男が再興したものといわれている。軍配に向かって左・右・中の順に手刀を切るというものであり、左が神産巣日神(かみむすびのかみ)、右が高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、中が天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)の五穀の守り三神に感謝する礼儀であるとされている[2][3]が、「心」の字を書く力士もおり、その場合、懸賞金を受け取った後に4画目を払う動作をしている。

右手で切るのが慣習となっているが、一時期の横綱朝青龍明徳をはじめ左手で切った力士もいる。

脚注[編集]

  1. ^ 小坂貴志『異文化コミュニケーションのA to Z』 研究社 2007年 ISBN 9784327421700
  2. ^ 相撲大辞典』 著:金指 基, 監修:日本相撲協会 出版:現代書館 2007年 ISBN 978-4768470527
  3. ^ 「名寄岩」エピソード集 北海道名寄市 (2023年5月27日閲覧)

関連項目[編集]