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'''燕山君による禁止政策以降''' |
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[[1504年]]、[[燕山君]]の暴政を誹謗するハングルの張り紙が各地で発見され、燕山君はハングルの教育や学習を禁止し、ハングルの書籍を焼却、ハングルを使用する者を弾圧した<ref>{{Cite web|publisher=[[国立国語院]] |title=4. The providing process of Hangeul |url=http://www.korean.go.kr/eng_hangeul/supply/001.html |date=January 2004|accessdate=2008-05-19 }}</ref>。世宗時代に設置されていた正音庁は[[中宗 (朝鮮王)|中宗]]年間の[[1507年]]に閉鎖されたが、ハングルの使用自体は禁止されることなく、一部高官には書記手段として用いる者もいた。1490年に軍官の羅臣傑 (1461年~1524年) が妻の孟氏に送ったハングル書簡は現存最古のハングル書簡であり<ref>http://news.donga.com/3/all/20150420/70806327/1</ref>、1998年に[[慶尚北道]][[安東市|安東]]で発掘された李応台([[1556年]] - [[1586年]])の墓で亡くなった夫の死を悼む妻からのハングル書簡が発見された。『ウォンの父へ・・・丙戌 (1586年) 6月』と始まる長文の手紙である。 |
[[1504年]]、[[燕山君]]の暴政を誹謗するハングルの張り紙が各地で発見され、燕山君はハングルの教育や学習を禁止し、ハングルの書籍を焼却、ハングルを使用する者を弾圧した<ref>{{Cite web|publisher=[[国立国語院]] |title=4. The providing process of Hangeul |url=http://www.korean.go.kr/eng_hangeul/supply/001.html |date=January 2004|accessdate=2008-05-19 }}</ref>。世宗時代に設置されていた正音庁は[[中宗 (朝鮮王)|中宗]]年間の[[1507年]]に閉鎖されたが、ハングルの使用自体は禁止されることなく、一部高官には書記手段として用いる者もいた。1490年に軍官の羅臣傑 (1461年~1524年) が妻の孟氏に送ったハングル書簡は現存最古のハングル書簡であり<ref>http://news.donga.com/3/all/20150420/70806327/1</ref>、1998年に[[慶尚北道]][[安東市|安東]]で発掘された李応台([[1556年]] - [[1586年]])の墓で亡くなった夫の死を悼む妻からのハングル書簡が発見された。﹃ウォンの父へ・・・丙戌 (1586年) 6月﹄と始まる長文の手紙である。また17世紀に宋奎濂が自分の下男のキチュック(己丑の意)に書いた書簡などが残っている。一方、ハングルは支配層でも使われたケースもあり、王室をはじめ王・王妃の勅令や臣民への伝言、王・王妃と公主のハングル書簡・王族同士のやりとりしたハングルの手紙も残っている<ref>朝鮮王室のハングル書簡 http://hangeul.naver.com/hangeul2</ref>。また、宮廷や[[両班]]階級におけるハングルの使用もあり、国王の記したハングル書簡としては[[宣祖]]の﹃御筆諺簡﹄︵[[1603年]]︶筆写文献が現存している。[[李珥]]、権好文、金尚容ら両班の文化人の一部が[[時調]](詩歌)を詠む際にハングルが利用された。[[文定王后]]・[[仁穆王后]]などの諺文勅令や[[明聖王后]]が都落ちする儒学者の[[宋時烈]]を引き止めるハングル書簡、1839年に[[憲宗 (朝鮮王)|憲宗]]の祖母・純元王后によるキリスト教禁止令である﹃斥邪綸音﹄をハングルで書いて公布した。
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また17世紀に宋奎濂が自分の下男のキチュック(己丑の意)に書いた書簡などが残っている。一方、ハングルは支配層でも使われたケースもあり、王室をはじめ王・王妃の勅令や臣民への伝言、王・王妃と公主のハングル書簡・王族同士のやりとりしたハングルの手紙も残っている<ref>朝鮮王室のハングル書簡 http://hangeul.naver.com/hangeul2</ref>。また、宮廷や[[両班]]階級におけるハングルの使用もあり、国王の記したハングル書簡としては[[宣祖]]の『御筆諺簡』([[1603年]])筆写文献が現存している。 |
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[[李珥]]、権好文、金尚容ら両班の文化人の一部が[[時調]](詩歌)を詠む際にハングルが利用された。[[文定王后]]・[[仁穆王后]]などの諺文勅令や |
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[[明聖王后]]が都落ちする儒学者の[[宋時烈]]を引き止めるハングル書簡、1839年に[[憲宗 (朝鮮王)|憲宗]]の祖母・純元王后によるキリスト教禁止令である『斥邪綸音』をハングルで書いて公布した。 |
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[[ファイル:孝宗御筆.jpg|thumb|left|[[孝宗 (朝鮮王)|孝宗]]と三女・淑明公主のハングル書簡のやり取り。左側は淑明公主が父の孝宗に、右側は娘への返事]]
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[[ファイル:孝宗御筆.jpg|thumb|left|[[孝宗 (朝鮮王)|孝宗]]と三女・淑明公主のハングル書簡のやり取り。左側は淑明公主が父の孝宗に、右側は娘への返事]]
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<!--[[ファイル:Phagspa-Hangul comparison.svg|thumb|パスパ文字とハングルの比較]] どれがどう両文字で対応しているのか、この画像ではわかりません--> |
<!--[[ファイル:Phagspa-Hangul comparison.svg|thumb|パスパ文字とハングルの比較]] どれがどう両文字で対応しているのか、この画像ではわかりません--> |
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ハングルの字形そのものの起源は上述の﹃訓民正音解例﹄の通り、象形によるもの<ref name="sekai12" /><ref name="korai" />だが、その他の点では[[パスパ文字]]の影響があるという主張もある<ref name="korai">[http://japanese.joins.com/article/430/107430.html?sectcode=&servcode= ﹁訓民正音、モンゴル‘パスパ文字’の影響受けた﹂…高麗大教授]</ref>。パスパ文字は1269年に[[フビライ・ハン]]がラマ僧のパスパ︵八思巴︶に命じて作らせたもので、[[モンゴル]]から支配された[[高麗]]時代以降、[[李氏朝鮮]]の時代の知識人もこのパスパ文字を習得していた<ref name="korai" />。[[コロンビア大学]]名誉教授{{仮リンク|ガリ・レッドヤード|en|Gari Ledyard}}は、﹁古篆﹂は当時﹁蒙古篆字﹂の名で知られていた[[パスパ文字]]を指すとしている<ref>Ledyard, Gari K. (1998、1997)</ref>。
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ハングルの字形そのものの起源は上述の﹃訓民正音解例﹄の通り、象形によるもの<ref name="sekai12" /><ref name="korai" />だが、その他の点では[[パスパ文字]]の影響があるという主張もある<ref name="korai">[http://japanese.joins.com/article/430/107430.html?sectcode=&servcode= ﹁訓民正音、モンゴル‘パスパ文字’の影響受けた﹂…高麗大教授]</ref>。パスパ文字は1269年に[[フビライ・ハン]]がラマ僧のパスパ︵八思巴︶に命じて作らせたもので、[[モンゴル]]から支配された[[高麗]]時代以降、[[李氏朝鮮]]の時代の知識人もこのパスパ文字を習得していた<ref name="korai" />。[[コロンビア大学]]名誉教授{{仮リンク|ガリ・レッドヤード|en|Gari Ledyard}}は、﹁古篆﹂は当時﹁蒙古篆字﹂の名で知られていた[[パスパ文字]]を指すとしている<ref>Ledyard, Gari K. (1998、1997)</ref>。レッドヤードによれば、﹃訓民正音﹄での基本的な子音字母は[[ㄱ]](k) [[ㄴ]](n) [[ㅁ]](m) [[ㅅ]](s) [[ㅇ]](ʔ)であるが、ㅇ系を除く字母で基礎になっているものは[[ㄱ]](k) [[ㄷ]](t) [[ㄹ]](l) [[ㅂ]](p) [[ㅈ]](ts)であり、これらはパスパ文字のꡂ(k) ꡊ(t) ꡙ(l) ꡎ(p) ꡛ(s)に由来し、[[チベット文字]]のག(ga) ད(da) ལ(la) བ(ba) ས(sa)に由来するとしている。チベット文字は[[ブラーフミー系文字]]の一つで、その起源は[[フェニキア文字]]とされるため(さらに遡れば[[ヒエログリフ]]にたどり着く)、ハングルはフェニキア文字から派生した[[ギリシア文字]]、[[ラテン文字]]とも同系統とされる。ㄱ ㄷ ㄹ ㅂはおそらくギリシア文字の[[Γ]] [[Δ]] [[Λ]] [[Β]]、ラテン文字の[[C]]/[[G]] [[D]] [[L]] [[B]]と同系統であろうとしている︵ㅈについては、チベット文字とラテン文字とで同系統の文字を抽出するのが困難︶。また、ゼロ子音を表すㅇについては、ハングルにおいて独自に発明された字母だとしている。なお、[[フェニキア文字]]にはハングルのㅇに似た機能を持つ文字としてアレフ(𐤀)やアイン(𐤏)があり、それぞれラテン文字の[[A]]と[[O]]の由来となっている。しかし、フェニキア文字がインドに伝わり[[ブラーフミー文字]]となった段階でこれらに相当する文字は消失しており、ハングルのㅇは独自に再発明されたことになる。ただし、古ハングルで唇軽音を表した[[ㅸ]] [[ㆄ]] [[ㅹ]] [[ㅱ]]に現れるㅇはパスパ文字にならったもの︵音価はw︶としている。以上よりハングルの子音字母は、[[ブラーフミー系文字]]︵究極的には[[ヒエログリフ]]︶に由来するㄱ ㄷ ㄹ ㅂ ㅈと独自に開発されたㅇの計六つの字母を基本とし、[[中国音韻学]]に基づいて他の字母をそれらの変形により派生させたものとなる。母音字母については、朝鮮語の音韻にあわせて独自に作られたものとしている。
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レッドヤードによれば、『訓民正音』での基本的な子音字母は[[ㄱ]](k) [[ㄴ]](n) [[ㅁ]](m) [[ㅅ]](s) [[ㅇ]](ʔ)であるが、ㅇ系を除く字母で基礎になっているものは[[ㄱ]](k) [[ㄷ]](t) [[ㄹ]](l) [[ㅂ]](p) [[ㅈ]](ts)であり、これらはパスパ文字のꡂ(k) ꡊ(t) ꡙ(l) ꡎ(p) ꡛ(s)に由来し、[[チベット文字]]のག(ga) ད(da) ལ(la) བ(ba) ས(sa)に由来するとしている。チベット文字は[[ブラーフミー系文字]]の一つで、その起源は[[フェニキア文字]]とされるため(さらに遡れば[[ヒエログリフ]]にたどり着く)、ハングルはフェニキア文字から派生した[[ギリシア文字]]、[[ラテン文字]]とも同系統とされる。ㄱ ㄷ ㄹ ㅂはおそらくギリシア文字の[[Γ]] [[Δ]] [[Λ]] [[Β]]、ラテン文字の[[C]]/[[G]] [[D]] [[L]] [[B]]と同系統であろうとしている(ㅈについては、チベット文字とラテン文字とで同系統の文字を抽出するのが困難)。また、ゼロ子音を表すㅇについては、ハングルにおいて独自に発明された字母だとしている。なお、[[フェニキア文字]]にはハングルのㅇに似た機能を持つ文字としてアレフ(𐤀)やアイン(𐤏)があり、それぞれラテン文字の[[A]]と[[O]]の由来となっている。しかし、フェニキア文字がインドに伝わり[[ブラーフミー文字]]となった段階でこれらに相当する文字は消失しており、ハングルのㅇは独自に再発明されたことになる。ただし、古ハングルで唇軽音を表した[[ㅸ]] [[ㆄ]] [[ㅹ]] [[ㅱ]]に現れるㅇはパスパ文字にならったもの(音価はw)としている。以上よりハングルの子音字母は、[[ブラーフミー系文字]](究極的には[[ヒエログリフ]])に由来するㄱ ㄷ ㄹ ㅂ ㅈと独自に開発されたㅇの計六つの字母を基本とし、[[中国音韻学]]に基づいて他の字母をそれらの変形により派生させたものとなる。母音字母については、朝鮮語の音韻にあわせて独自に作られたものとしている。 |
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ハングル成立に先立って[[契丹文字]]、[[女真文字]]、[[西夏文字]]、パスパ文字等の様々な民族文字が先行・成立していたことが重要であり、ハングルはそれら民族文字の最終走者であり、特にパスパ文字はアジア初の体系的[[表音文字]]であるため、その表音文字という発想がハングル成立に巨大な刺激を与えており、ハングルがパスパ文字の巨大な影響を受け作成されたのは、[[モンゴル帝国]]に支配されていた記憶が生々しい李氏朝鮮初期にハングルが作成されたことが傍証であるという<ref name="sekai12">{{Cite book|和書|author1=岸本美緒|authorlink1=岸本美緒|author2=宮嶋博史|authorlink2=宮嶋博史|date=1998年|title=明清と李朝の時代 ﹁世界の歴史12﹂|publisher=[[中央公論社]]|ISBN=978-4124034127|ref={{SfnRef|岸本美緒・宮嶋博史|1998}}}}p41</ref><ref>[[伊藤英人]]﹁朝鮮半島における言語接触﹂[[東京外国語大学]]語学研究所論集、第18号、p80</ref>。
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ハングル成立に先立って[[契丹文字]]、[[女真文字]]、[[西夏文字]]、パスパ文字等の様々な民族文字が先行・成立していたことが重要であり、ハングルはそれら民族文字の最終走者であり、特にパスパ文字はアジア初の体系的[[表音文字]]であるため、その表音文字という発想がハングル成立に巨大な刺激を与えており、ハングルがパスパ文字の巨大な影響を受け作成されたのは、[[モンゴル帝国]]に支配されていた記憶が生々しい李氏朝鮮初期にハングルが作成されたことが傍証であるという<ref name="sekai12">{{Cite book|和書|author1=岸本美緒|authorlink1=岸本美緒|author2=宮嶋博史|authorlink2=宮嶋博史|date=1998年|title=明清と李朝の時代 ﹁世界の歴史12﹂|publisher=[[中央公論社]]|ISBN=978-4124034127|ref={{SfnRef|岸本美緒・宮嶋博史|1998}}}}p41</ref><ref>[[伊藤英人]]﹁朝鮮半島における言語接触﹂[[東京外国語大学]]語学研究所論集、第18号、p80</ref>。
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チアチア語にはアルファベットやアラビア文字では表せない音があるが、ハングルなら表記が可能であるかもしれないと採用された<ref>「インドネシア 文字持たぬ少数民族 ハングル採用」読売新聞2009年10月17日</ref>。チアチア語は「固有の文字を持たず、固有語を失う危機にあった」ため、韓国の団体が提案し、2009年7月、バウバウ市にてハングル普及覚書を交わした<ref name="chosonshogaku" />。 |
チアチア語にはアルファベットやアラビア文字では表せない音があるが、ハングルなら表記が可能であるかもしれないと採用された<ref>「インドネシア 文字持たぬ少数民族 ハングル採用」読売新聞2009年10月17日</ref>。チアチア語は「固有の文字を持たず、固有語を失う危機にあった」ため、韓国の団体が提案し、2009年7月、バウバウ市にてハングル普及覚書を交わした<ref name="chosonshogaku" />。 |
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一方、バウバウ市はインドネシア政府と相談せずに導入を決定しており<ref name="chosonshogaku" />、インドネシア政府もハングルを公式文字として採用していないと発表している<ref>[http://www.koreatimes.co.kr/www/news/nation/2010/10/116_74158.html インドネシア政府、ハングルを公式文字として採用せず] コリアンタイムズ 2010/10/07</ref>。この表記法はチアチア語の音韻を反映するものではなく、朝鮮語の事情にあわせて作成されたものであり、[[趙義成]] |
一方、バウバウ市はインドネシア政府と相談せずに導入を決定しており<ref name="chosonshogaku" />、インドネシア政府もハングルを公式文字として採用していないと発表している<ref>[http://www.koreatimes.co.kr/www/news/nation/2010/10/116_74158.html インドネシア政府、ハングルを公式文字として採用せず] コリアンタイムズ 2010/10/07</ref>。また、この表記法はチアチア語の音韻を反映するものではなく、朝鮮語の事情にあわせて作成されたものであり、[[趙義成]]は﹁アジアの一半島とその周辺でしか用いない文字をあえて採用する必要はない﹂として、世界的に汎用性のある[[ラテン文字]]でチアチア語を表記した方がはるかに合理的で効率的であるとした<ref name="chosonshogaku" />。
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2018年に放送された韓国のテレビ番組によれば、村の看板や教科書などでいまだに使われている<ref>{{Cite web|title=한글 도입한 인도네시아 `찌아찌아족` 요즘은 - 매일경제|url=https://www.mk.co.kr/news/society/view/2018/10/627351/|website=mk.co.kr|accessdate=2019-04-22|language=ko|publisher=毎日経済新聞「매일경제신문」}}</ref>。 |
2018年に放送された韓国のテレビ番組によれば、村の看板や教科書などでいまだに使われている<ref>{{Cite web|title=한글 도입한 인도네시아 `찌아찌아족` 요즘은 - 매일경제|url=https://www.mk.co.kr/news/society/view/2018/10/627351/|website=mk.co.kr|accessdate=2019-04-22|language=ko|publisher=毎日経済新聞「매일경제신문」}}</ref>。 |
2022年8月27日 (土) 04:45時点における版
ハングル · 한글 チョソングル · 조선글 | |
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類型: | 表音文字, 素性文字, アルファベット |
言語: | 朝鮮語, 済州語, チアチア語, 台湾語 (台湾語ハングル) |
発明者: | 世宗大王 |
時期: | 1443年 - 現在 |
Unicode範囲: |
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ISO 15924 コード: | Hang, 286 |
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。 |
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各種表記 | |
ハングル: | 한글 |
発音: | ハングル |
RR式: | Han(-)geul |
MR式: | Han'gŭl |
英語表記: | Hangul (Hangeul) |
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各種表記 | |
チョソングル: | 조선글 |
発音: | チョソングル |
RR式: | Joseon(-)geul |
MR式: | Chosŏn'gŭl |
英語表記: | Chosŏn'gŭl |
呼称
現代の大韓民国ではハングル、朝鮮民主主義人民共和国では朝鮮文字の意でチョソングル︵조선글︶またはチョソングルチャ︵조선글자︶もしくは我々の文字の意でウリグル︵우리글︶と呼ぶ[3]。 ハングル制定時の正式名称は訓民正音であったが、当初から卑語︵朝鮮語︶の文字という意味で﹁歴史
ハングルの創製・反対派との対立
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/52/%E5%88%97%E5%A5%B3%E4%BC%9D.jpg/220px-%E5%88%97%E5%A5%B3%E4%BC%9D.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/32/%E5%AD%9D%E5%AE%97%E5%BE%A1%E7%AD%86.jpg/220px-%E5%AD%9D%E5%AE%97%E5%BE%A1%E7%AD%86.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e6/%E6%AD%A3%E7%A5%96%E5%BE%A1%E7%AD%86.jpg/220px-%E6%AD%A3%E7%A5%96%E5%BE%A1%E7%AD%86.jpg)
ハングルでの出版
ハングルはまず、発案者である世宗のもと国家的な出版事業において活用された。ハングルの創製直後1447年には王朝を讃える頌歌﹃竜飛御天歌﹄、釈迦の功績を讃えるため世宗自ら書いた詩歌集の﹃月印千江之曲﹄[16]、世宗の命により首陽大君が編纂した釈迦の一代記である﹃釈譜詳節﹄[16]が相次いで刊行され、次いで1448年には韻書﹃東国正韻﹄を刊行した。その後も国家によるハングル文献の刊行は続き、諺解書(中国書籍の翻訳書)を中心にその分野は仏典・儒教関連書・実用書など多岐にわたる。刊行された書籍は各地で覆刻され版を重ねることが少なくなかった。世祖の書簡﹃上院寺御牒﹄(1464年)もハングルである。 (一)仏典‥李朝初期には刊経都監が設置(1461年)され仏典翻訳が盛んに行われた。その後、国家によって仏教が弾圧されはじめたにもかかわらず、﹃楞厳経諺解﹄(1461年)、﹃法華経諺解﹄(1463年)、﹃金剛経諺解﹄(1464年)、﹃般若心経諺解﹄(1464年)、﹃円覚経諺解﹄(1465年)など、15世紀中頃に多くの仏典が刊行された。 (二)儒教関連書‥李氏朝鮮が儒教を国教としたことにより、儒教関連書は李朝を通して盛んに刊行された。四書五経などの翻訳本として﹃翻訳小学﹄︵1517年︶、﹃大学諺解﹄(1590年)、﹃易経諺解﹄︵1606年︶、﹃詩経諺解﹄︵1613年︶などがあり後世に重刊本も刊行された。また﹃三綱行実図諺解﹄(1481年)は儒教の民衆教化書として各種の版本が李朝後期まで何度も重刊されている。 (三)実用書‥﹃救急方諺解﹄(1466年)、﹃救急簡易方﹄(1489年)、﹃牛馬羊猪染疫治療方﹄(1541年)、﹃分門瘟疫易解方﹄(1542年)などの医書・家畜防疫書がたびたび刊行されている。また、通訳官養成所である司訳院からは日本語学習書﹃伊路波﹄︵1492年︶、中国語学習書﹃翻訳老乞大﹄(16世紀)、満州語学習書﹃清語老乞大﹄(1704年)、モンゴル語学習書﹃蒙語老乞大﹄︵1741年︶などハングルで音を示した外国語学習書が刊行された。 (四)文学作品‥ハングル創製初期以降にも﹃杜詩諺解﹄(1481年)などの翻訳漢詩集が刊行されている。ハングル使用が国家レベルで禁止された中宗以降にも、金絿(1488年-1534年)の﹁花田別曲﹂、李賢輔の﹁漁夫歌﹂、李滉の﹁陶山十二曲﹂の詩歌、許筠の小説﹃洪吉童伝﹄、また日記文学﹃癸丑日記﹄﹃春香伝﹄﹃沈清伝﹄などパンソリを起源とする小説がハングルによる書籍として刊行された。韓国併合以前のハングル
石幡貞﹁朝鮮帰好余録﹂[22]︵1878年︶には﹁朝鮮国文字有二様。曰真文即漢字也。曰諺文是為国字。…以其易学、民皆便之。而政府公文措之不用。︵朝鮮には2種の文字がある。真文というのが漢字であり、諺文︵※ハングルのこと︶というのが国の字とされる。…学びやすいので、民衆は皆これ︵※諺文︶に慣れている。しかし政府は公文書ではこれを用いない。︶﹂とある。 鈴木信仁﹁朝鮮紀聞﹂[23]︵1885年︶には﹁貧賤の者は諺文のみを習ひ纔かに通用に便するものなり。貧窶にして筆墨を買ふの資なきものは砂を盆に盛て字を習ひ或は河海の浜に往き平坦の石面に大字を習ふ事あり。﹂とある。 石井研堂 (民司) ﹁朝鮮児童画談﹂[24]︵1891年︶には﹁又此国には、諺文とて、仮名九十九字あれども、一般に用ひるもの少なく、書状等にのみ用ひ居れり。﹂とある。︵15頁︶ イザベラ・バード﹁朝鮮奥地紀行1﹂︵東洋文庫1993年。原著は1898年出版︶には﹁私は、川上に居る下層社会の非常に多くの男の人たちが、朝鮮固有の筆記文字︹諺文︺を読める事に気付いた。﹂︵138頁︶とある。 井上角五郎先生伝記編纂会編﹁井上角五郎先生伝﹂[25]︵1943年︶には﹁…それで朝鮮では上流社会は漢字ばかりで綴った漢文を用ひて棒読にし、下流社会は諺文ばかりで文を綴っていたのである。﹂とある。漢字・ハングル混淆文
1874年︵明治7︶日本と朝鮮の外交文書[26]で漢字・ハングル混淆文が用いられている。日本人とハングル
日本統治時代のハングル
日本統治時代になると両班層のハングル蔑視権力が一掃されたため、ハングルは積極的に教育に用いられるようになる[38]。ハングルは朝鮮半島における平仮名として引き続き用いられたが、太平洋戦争が始まると皇民化政策で朝鮮語のみの教育は廃止され[39]﹁街中でも家庭でも国語︵※日本語のこと︶を常用しない学生がいるときは、学校当局と連絡を取って厳重に処罰﹂といった日本語普及方針がとられた[40]。ハングルについては、太平洋戦争中も引き続き朝鮮半島において官民で漢字混じり文で用いられたが、漸次的に平仮名・片仮名利用で縮小していくようにする方針を決めていた[41][42]。創製原理
ハングルの創製の原理を記した﹃訓民正音解例本﹄ではハングルの母音と子音を陰陽五行に基づいて創っていると記されている。 また同書の序文では﹁賢い者は朝の間に、愚かな者だとしても十日なら十分に学んで習うことができる﹂と記されている。母音
陰陽の原理に基づいて創られた。 ●基本母音は‘・、ㅡ、ㅣ’で、‘・’は陽にあたる﹁天﹂を‘ㅡ’は陰にあたる﹁地﹂を、‘ㅣ’は陰と陽の中間にあたる﹁人間(人)﹂の形から模っている。 ●天地人は檀君思想から由来したもので宇宙や万物を構成する主要な要所の﹁天(・)﹂と﹁地(ㅡ)﹂と﹁人(ㅣ)﹂を意味する。 ●﹃訓民正音解例本﹄によると‘ㅏ、ㅑ、ㅗ、ㅛ’は‘・’系列の母音である。 ●‘・’の属性は陽であり、陽の特性は上に上昇、外への拡張であるので上と外に点(・)を打つ。 ●‘ㅓ、ㅕ、ㅜ、ㅠ’は‘ㅡ’系列の母音で音の属性に沿って下降と収縮を意味するので中と下に点(・)を打つ。子音
五行に基づいて創られた。属性 | 季節 | 方位 | 音声 | 五音 |
---|---|---|---|---|
木 | 春 | 東 | 牙音(ㄱ、ㅋ、ㄲ) | 角 |
火 | 夏 | 南 | 舌音(ㄴ、ㄷ、ㅌ、ㄸ) | 徵 |
土 | 季夏 | 中・無定 | 唇音(ㅁ、ㅂ、ㅍ、ㅃ) | 宮 |
金 | 秋 | 西 | 歯音(ㅅ、ㅆ、ㅈ、ㅊ、ㅉ) | 商 |
水 | 冬 | 北 | 喉音(ㅇ、ㅎ) | 羽 |
字母と文字構成
ハングルの字母 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ㄱ | ㄲ | ㄴ | ㄷ | ㄸ | ㄹ | ㅁ | ||||
ㅂ | ㅃ | ㅅ | ㅆ | ㅇ | ㅈ | ㅉ | ||||
ㅊ | ㅋ | ㅌ | ㅍ | ㅎ | ||||||
ㄳ | ㄵ | ㄶ | ㄺ | ㄻ | ㄼ | ㄽ | ||||
ㄾ | ㄿ | ㅀ | ㅄ | |||||||
ㅏ | ㅐ | ㅑ | ㅒ | ㅓ | ㅔ | ㅕ | ||||
ㅖ | ㅗ | ㅘ | ㅙ | ㅚ | ㅛ | ㅜ | ||||
ㅝ | ㅞ | ㅟ | ㅠ | ㅡ | ㅢ | ㅣ |
子音(初声・終声)字母
字母 | 発音(初声) | 発音(終声) | ローマ字[43] | 五音 | 名称(韓国) | 名称(北朝鮮) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基 本 字 母 |
ㄱ | k/ɡ | [k̚] | g | 牙音 | 기역 giyeok | 기윽 gieuk | 그 geu |
ㄴ | n | n | n | 舌音 | 니은 nieun | 느 neu | ||
ㄷ | t/d | [t̚] | d | 舌音 | 디귿 digeut | 디읃 dieut | 드 deu | |
ㄹ | ɾ | l | r/l | 半舌音 | 리을 rieul | 르 reu | ||
ㅁ | m | m | m | 唇音 | 미음 mieum | 므 meu | ||
ㅂ | p/b | [p̚] | b | 唇音 | 비읍 bieup | 브 beu | ||
ㅅ | s/ɕ | [t̚] | s | 歯音 | 시옷 siot | 시읏 sieut | 스 seu | |
ㅇ | (無音) | ŋ | (ng) | 喉音 | 이응 ieung | 으 eu | ||
ㅈ | t͡ɕ/d͡ʑ | [t̚] | j | 歯音 | 지읒 jieut | 즈 jeu | ||
ㅊ | [t͡ɕʰ] | [t̚] | ch | 歯音 | 치읓 chieut | 츠 cheu | ||
ㅋ | [kʰ] | [k̚] | k | 牙音 | 키읔 kieuk | 크 keu | ||
ㅌ | [tʰ] | [t̚] | t | 舌音 | 티읕 tieut | 트 teu | ||
ㅍ | [pʰ] | [p̚] | p | 唇音 | 피읖 pieup | 프 peu | ||
ㅎ | h/ɦ | [t̚] | h | 喉音 | 히읗 hieut | 흐 heu | ||
合 成 字 母 |
ㄲ | [kʼ] | [k̚] | kk | 牙音 | 쌍기역 ssanggiyeok | 된기윽 doen-gieuk | 끄 kkeu |
ㄸ | [tʼ] | - | tt | 舌音 | 쌍디귿 ssangdigeut | 된디읃 doendieut | 뜨 tteu | |
ㅃ | [pʼ] | - | pp | 唇音 | 쌍비읍 ssangbieup | 된비읍 doenbieup | 쁘 ppeu | |
ㅆ | [sʼ/ɕʼ] | [t̚] | ss | 歯音 | 쌍시옷 ssangsiot | 된시읏 doensieut | 쓰 sseu | |
ㅉ | [t͡ɕʼ] | - | jj | 歯音 | 쌍지읒 ssangjieut | 된지읒 doenjieut | 쯔 jjeu |
この表の終声の発音は、語末や無声子音の前での発音である。
字母「ㅇ」は音節頭の位置にあるときには子音がないことを表し、音節末にあるときには鼻音[ŋ]を表す。
消失子音字母
字母 | 発音(初声) | 発音(終声) | 五音 | 名称 |
---|---|---|---|---|
ㅿ | [z] | - | 半歯音 | 반시옷 bansiot |
ㆁ | [ŋ] | [ŋ] | 牙音 | 옛이응 yennieung |
ㆆ | [ʔ] | - | 喉音 | 여린히읗 yeorinhieut |
ㅸ | [β] | - | 唇軽音 | 가벼운비읍 gabyeounbieup |
ㆀ | [jj]? | - | 喉音 | 쌍이응 ssangieung |
ㆅ | [hʼ] | - | 喉音 | 쌍히읗 ssanghieut |
母音(中声)字母
字母 | 発音 | ローマ字[43] | 陰陽 | 名称 | |
---|---|---|---|---|---|
基 本 字 母 |
ㅏ | a | a | 陽母音 | 아 a |
ㅑ | [ja] | ya | 陽母音 | 야 ya | |
ㅓ | ʌ | eo | 陰母音 | 어 eo | |
ㅕ | [jɔ] | yeo | 陰母音 | 여 yeo | |
ㅗ | o | o | 陽母音 | 오 o | |
ㅛ | [jo] | yo | 陽母音 | 요 yo | |
ㅜ | u | u | 陰母音 | 우 u | |
ㅠ | [ju] | yu | 陰母音 | 유 yu | |
ㅡ | ɯ | eu | 陰母音 | 으 eu | |
ㅣ | i | i | 中性母音 | 이 i | |
合 成 字 母 |
ㅐ | ɛ | ae | 陽母音 | 애 ae |
ㅒ | [jɛ] | yae | 陽母音 | 얘 yae | |
ㅔ | e | e | 陰母音 | 에 e | |
ㅖ | [je] | ye | 陰母音 | 예 ye | |
ㅘ | [wa] | wa | 陽母音 | 와 wa | |
ㅙ | [wɛ] | wae | 陽母音 | 왜 wae | |
ㅚ | ø/we | oe | 陽母音 | 외 oe | |
ㅝ | [wɔ] | wo | 陰母音 | 워 wo | |
ㅞ | [we] | we | 陰母音 | 웨 we | |
ㅟ | y/wi | wi | 陰母音 | 위 wi | |
ㅢ | [ɯj] | ui | 陰母音 | 의 ui |
消失母音字母
字母 | 発音 | 陰陽 | 名称 |
---|---|---|---|
ㆍ | [ʌ] | 陽母音 | 아래아 araea |
ㆎ | [ʌi] | 陽母音 | 아래애 araeae |
字母の組合せ
字母(チャモ)を2つ以上組み合わせて1文字を成す。1文字の構成は子音字母 + 母音字母あるいは子音字母 + 母音字母 + 子音字母のどちらかである。音節頭の子音字母を初声、母音字母を中声、音節末に来る子音字母を終声またはパッチム(받침。「支えるもの」の意)と呼ぶ。
初声と中声の組み合わせ方には3つのタイプがある。
|
가 ga | 中声が縦長の字母(具体的には「ㅏ、ㅑ、ㅓ、ㅕ、ㅣ、ㅐ、ㅒ、ㅔ、ㅖ」)のときは、初声を左に、中声を右に配置する。 | |||||
|
고 go | 中声が横長の字母(具体的には「ㅗ、ㅛ、ㅜ、ㅠ、ㅡ」。古ハングルでは「ㆍ」も含む)のときは、初声を上に、中声を下に配置する。 | |||||
|
과 gwa | 中声が横長と縦長の字母の組み合わせ(具体的には「ㅘ、ㅙ、ㅚ、ㅝ、ㅞ、ㅟ、ㅢ」)のときは、初声を左上に、中声を下から右にかけて配置する。 |
終声があるときは、これらの下に終声を置く。
|
|
| ||||||||||||
간 gan |
곤 gon |
관 gwan |
このハングルの字母の組み合わせ方の由来については、契丹小字から取られたとする説が西田龍雄によって唱えられている。
終声について
音価 | 終声字 | 複合終声字 | |
---|---|---|---|
前 | 後 | ||
ㄱ | ㄱ, ㅋ, ㄲ | ㄳ | ㄺ |
ㄷ | ㄷ, ㅅ, ㅆ, ㅈ, ㅊ, ㅌ, ㅎ | ||
ㅂ | ㅂ, ㅍ | ㅄ | (ㄼ), ㄿ |
ㄹ | ㄹ | ㄼ, ㄽ, ㄾ, ㅀ, (ㄺ) | |
ㄴ | ㄴ | ㄵ, ㄶ | |
ㅁ | ㅁ | ㄻ | |
ㅇ | ㅇ |
ハングルの由来をめぐる諸説
漢字の影響
ハングルの音体系は子音字母が三十六字母に対応するように作られているなど、中国音韻学に則っており、﹃訓民正音﹄にはハングルの字形について﹁象形而字倣古篆﹂、宋・鄭樵の﹃六書略﹄の﹁起一成文図﹂を起源とする説もある[44]。字母の字形などについては、﹃訓民正音﹄の﹁制字原理﹂に書かれていることが全てか、更に原形となるものがあるのかについて議論がある[要出典]。パスパ文字の影響
南北朝鮮における表記の違い
ローマ字表記
文化観光部2000年式、マッキューン=ライシャワー式、北朝鮮1992年式などがある。文字コード
完成型と組合型
Unicode
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/81/Hangul_keyboard.jpg/220px-Hangul_keyboard.jpg)
子音番号
ㄱ |
ㄲ | ㄴ | ㄷ | ㄸ | ㄹ | ㅁ | ㅂ | ㅃ | ㅅ | ㅆ | ㅇ | ㅈ | ㅉ | ㅊ | ㅋ | ㅌ | ㅍ | ㅎ |
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
母音番号
ㅏ | ㅐ | ㅑ | ㅒ | ㅓ | ㅔ | ㅕ | ㅖ | ㅗ | ㅘ | ㅙ | ㅚ | ㅛ | ㅜ | ㅝ | ㅞ | ㅟ | ㅠ | ㅡ | ㅢ | ㅣ |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
パッチム番号
* |
ㄱ |
ㄲ | ㄳ | ㄴ | ㄵ | ㄶ | ㄷ | ㄹ | ㄺ | ㄻ | ㄼ | ㄽ | ㄾ | ㄿ | ㅀ | ㅁ | ㅂ | ㅄ | ㅅ | ㅆ | ㅇ | ㅈ | ㅊ | ㅋ | ㅌ | ㅍ | ㅎ |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
ハングルのユニコード番号は 0xAC00 + (子音番号 * 21 * 28) + (母音番号 * 28) + (パッチム番号)
で求めることができる。
パッチムの表にある * はパッチムが何もつかないことを表す。
その他
ハングルに関する誤解
チアチア語へのハングル導入
脚注
注釈
出典
参考文献
●小倉進平﹃増訂 朝鮮語学史﹄刀江書院、1940年。doi:10.11501/1126653。 ●野間秀樹﹃ハングルの誕生:音から文字を創る﹄平凡社新書、2010年 ●金東昭 著、栗田英二 訳﹃韓国語変遷史﹄明石書店、2003年。ISBN 4750317144。 ●姜信沆﹃ハングルの成立と歴史﹄大修館書店、1993年。ISBN 4469211796。 ●趙義成﹁チアチア語のハングル表記体系について﹂学術論文集28、2011.朝鮮奨学会 ●朴鎮浩(パク・ジノ)﹁民のための表音文字﹂﹃Koreana﹄第28巻第3号、The Korea Foundation、済州特別自治道西帰浦市、2021年、ISSN 1225-4592。 ●Ledyard, Gari K. (1998). The Korean Language Reform of 1446. Seoul: Shingu munhwasa. ●Ledyard, Gari K. (1997). "The International Linguistic Background of the Correct Sounds for the Instruction of the People". In Young-Key Kim-Renaud, ed. The Korean Alphabet: Its History and Structure. Honolulu: University of Hawai'i Press.関連項目
- ハングル専用文と漢字ハングル混じり文
- ハングルの書体
- 燕山君 - ハングル禁止令を出した朝鮮王
- ハングルの日
- 漢字復活論
- 音素文字
- 阿比留文字
- 日本語のハングル表記
外部リンク
- 趙義成 ― 朝鮮語の部屋
- 朝鮮文字(ハングル) Korean character - 中西印刷
- 『ハングル』 - コトバンク