マルタ
- マルタ共和国
- Repubblika ta' Malta(マルタ語)
Republic of Malta(英語) -
(国旗) (国章) - 国の標語:Virtute et constantia(ラテン語)
- 国歌:L-Innu Malti(マルタ語)
マルタ賛歌 -
公用語 マルタ語、英語 首都 バレッタ 最大の都市 セントポールズベイ 独立 1964年9月21日 通貨 ユーロ (€)(EUR)[3] 時間帯 UTC+1 (DST:+2) ISO 3166-1 MT / MLT ccTLD .mt 国際電話番号 356
概要[編集]
イタリアのシチリア島の南に位置し、面積は316km2で、東京23区の面積622.99km2の約半分の大きさで、人口は約44万人、人口密度は約1380人/km2である。主要な島はマルタ島とゴゾ島、コミノ島の三つである。 地中海のほぼ中央にあり、アフリカ大陸にも近い。このためカルタゴ、共和政ローマ時代に既に地中海貿易で繁栄し、その後一時イスラム帝国の支配に入ったこともある。それに抵抗して戦ったマルタ騎士団がこの地の名前を有名にした。 小型犬のマルチーズの発祥の地であり、マルチーズの名はマルタに由来する。歴史[編集]
聖ヨハネ騎士団 1566–1798
フランス占領下のマルタ 1798–1800
マルタ保護国 1800–1813
マルタ直轄植民地 1813–1964
マルタ国 1964–1974
政治[編集]
国家元首たる 大統領は任期5年で、立法府である代議院によって選出される(複選制)。全ての執行権は大統領によって直接的または間接的に行使されるが、基本的には儀礼的・形式的地位である。
行政府の長である首相は、代議院選挙後に第1党の党首が大統領により指名され就任する。代議院の信任を失った場合は辞職する(議院内閣制)。
代議院は任期5年の一院制で、原則として定数は65議席となっている。比例代表制選挙により選出されるが、選挙の結果、いずれの党も単独過半数の議席を得ることができなかった場合は、もっとも得票率が高かった党に対してさらに最大4議席を追加配分し、単独過半数を確保させる。これは二大政党制が確立しているマルタにおいて、例えば第1党が32議席、第2党が30議席、第3党が3議席という結果になった場合、国民全体の中で少数の支持しか得ていない第3党が連立政権の発足および維持において過剰な影響力を行使しうる事態に陥るのを回避することにより、民意の国政への正確な反映よりも、政局の安定を重視した制度である。
2017年、パナマ文書を元にマルタ政府要人の租税回避の関係を追及していた記者ダフネ・カルーアナ・ガリジアが爆殺される事件が発生した[3][4]。マルタはイタリアのマフィアのオンライン賭博の温床になっているという指摘もあり[3]、反マフィア団体はマフィア排除の必要性を求めている[5][6]。
国際関係[編集]
冷戦終結の舞台[編集]
マルタは、東西冷戦の終結を告げる歴史的なマルタ会談の舞台としても知られる。
1989年12月3日、当時のミハイル・ゴルバチョフ(ソビエト連邦最高会議議長兼ソ連共産党書記長)とジョージ・H・W・ブッシュ(アメリカ大統領)のふたりが、マルタで米ソ首脳会談を開催して戦後44年間続いた冷戦の幕引きを世界にアピールし、欧州新秩序づくりへ向けての一致協力をうたった。
東西冷戦が1945年のヤルタ会談から事実上始まり、マルタ会談で終結したことから、マルタ会談については「ヤルタからマルタへ」というキャッチフレーズで語られることも多い。
日本との関係[編集]
軍事[編集]
地理[編集]
地方行政区分[編集]
地方行政区画は、68の市(町・村)に分かれる。県や州に相当する国と市の中間レベルの地方行政単位はない。
経済[編集]
交通[編集]
道路[編集]
鉄道[編集]
航空[編集]
国民[編集]
マルタの住民は南イタリアと同様の地中海系民族をベースにノルマン系、アラブ系、スペイン系などの征服民族との混血が進んだものである[19]。
言語[編集]
婚姻[編集]
婚姻時は自己の姓をそのまま名乗る︵夫婦別姓)、姓を変更︵夫婦同姓︶、結合姓から選択することが可能である。妻が夫の姓に変える場合が最も多く、夫婦別姓を選ぶカップルも一定数いる。一方、結合姓を選択することは稀である[23]。 離婚は、かつては法律上認められていなかったが、2011年5月の国民投票により認められることとなった[24]。2017年9月1日より同性結婚が可能となった。宗教[編集]
宗教の信仰人数は、カトリック教会が98%である。
教育[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
保健[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
医療[編集]
治安[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
人権[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
メディア[編集]
マスコミ[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
インターネット[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
文化[編集]
食文化[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
文学とマルタ[編集]
ルソーの著作『エミール』の中では、「必要とあらばアイスランドの氷の中であろうと、マルタ島の焼けただれる岩壁の上であろうと、生き抜くことを彼に教えなければならない」とマルタについての言及があり、近代初めのヨーロッパ人にとっては、この地がいかに過酷な生活環境とみなされていたかがうかがえる。
音楽[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
映画[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
映像[編集]
マルタの The Producer's Creative Partnership (PCP) 社は、世界最大の撮影用水槽を有している。NHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』第9話「広瀬、死す」の旅順口閉塞作戦のシーンはここで撮影された。
建築[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
世界遺産[編集]
マルタ国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が3件存在する。
- ハル・サフリエニの地下墳墓 -(1980年)
- バレッタ市街 -(1980年)
- マルタの巨石神殿群 -(1980年)
祝祭日[編集]
この節の加筆が望まれています。 |
スポーツ[編集]
マルタは2010年まで、欧州連合(EU)加盟28ヶ国の中で唯一冬季オリンピックに参加していなかったが、2014年ソチオリンピックでエリーズ・ペレグリンがアルペンスキー競技に出場し、EU加盟全28ヶ国が冬季五輪に参加した[26]。以後は2018年平昌オリンピックや2022年北京オリンピックにもマルタは参加しており、3大会連続でEU加盟全28カ国参加を果たしている。また、マルタは欧州小国競技大会を開催し参加している。
サッカー[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ ザ・ワールド・ファクトブックにおける識字率一覧[17]によれば、マルタの識字率は2005年の15歳以上のマルタ国民に対する調査で92.4%となった。一方、15歳以上の国民に対する同様の調査でドイツ、フランス、イタリアは99%、スペインは97.7%となっている[17]。
出典[編集]
参考文献[編集]
関連作品[編集]
●﹁マルタの猫―地中海・人とネコの不思議な物語﹂︵2003年3月17日BS-hi放送、2010年10月7日BS-hi再放送︶ ●﹁岩合光昭の世界ネコ歩き・マルタ﹂︵2015年9月18日、NHK-BS2放送︶関連項目[編集]
●マルタ関係記事の一覧 ●A・J・クィネル - ﹃マイ・ボディガード﹄︵2004年の映画︶の原作などで知られる世界的冒険小説家。亡くなる2005年7月までゴゾ島で暮らした。 ●マルチーズ - マルタ島発祥の小型犬。外部リンク[編集]
- 政府
- マルタ共和国政府 (マルタ語)(英語)
- マルタ大統領府 (英語)
- マルタ首相府 (英語)
- マルタ共和国名誉総領事館 (日本語)
- 日本政府
- 日本外務省 - マルタ
- 在マルタ日本国大使館 - 2024年1月1日より新規開設
- 地域情報
- 中央地中海通信 (日本語)
- 観光
- マルタ政府観光局 (英語)
- マルタ観光局日本事務所 (日本語)
- マルタ空港からの就航地図 (日本語)
- SNS
- Twitter - マルタ観光局 (日本語)
- その他