セントルシア
- セントルシア
- Saint Lucia
-
(国旗) (国章) - 国の標語:The Land, The People, The Light
(英語: 国土、国民、光) - 国歌:Sons and Daughters of Saint Lucia(英語)
セントルシアの息子と娘 -
公用語 英語 首都 カストリーズ 最大の都市 カストリーズ 独立
- 日付イギリスより
1979年2月22日通貨 東カリブ・ドル (EC$)(XEC) 時間帯 UTC-4 (DST:なし) ISO 3166-1 LC / LCA ccTLD .lc 国際電話番号 1-758
国名[編集]
正式名称は Saint Lucia ︵イギリス英語: [sənt luˈsiːə] ( 音声ファイル) セント・ルシィア・[sənt ˈluːʃə]、アメリカ英語: [seɪnt ˈluːʃə] ( 音声ファイル) セイント・ルーシャ︶。 日本語の表記はセントルシア。 セントルシアの名は、クリストファー・コロンブスがこの島に﹁到達﹂したとされる日が、聖ルチアの祝日であったという伝承に由来する。聖ルチアは、ナポリ民謡﹁サンタ・ルチア﹂で歌われていることで有名なキリスト教の聖人である。歴史[編集]
政治[編集]
行政[編集]
国家元首は国王だが、英連邦王国のため、イギリスの国王がセントルシアの国王を兼ねる。国王の職務を代行する総督は、国王により任命される。政治の実権は行政府たる内閣にあり、その長である首相は総督が任命する。この任命は通常、下院総選挙後に多数派を構成した政党の指導者に対して成される。閣僚は首相の指名に基づき、総督が任命する。総督による任命は形式的なものである。立法[編集]
立法府となる議会は両院制で、元老院(上院)と代議院(下院)により構成される。上院は11議席で、全議員が任命によって着任する。その任命は、6議席が総督、3議席が野党指導者、残り2議席が宗教界や財界などの社会的集団によって成される。下院は17議席で、全議員が直接選挙(小選挙区制)によって選出される。両院とも任期は5年。
政党[編集]
二大政党制であり、保守系の連合労働者党(UWP)と社会民主主義を掲げるセントルシア労働党(SLP)の力が強い。他の小政党も存在するが、二大政党の勢力を覆すほどの勢力は持っていない。
司法[編集]
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国際関係[編集]
セントルシアは1997年に中華人民共和国と国交を樹立して中華民国(台湾)と断交したが、2007年に中華民国と国交を回復して中華人民共和国と断交した[3]。
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国家安全保障[編集]
正規軍は無く、代わりにロイヤル・セントルシア警察隊が準軍事的組織として存在している。また、警察隊の中に沿岸警備隊が含まれている。
地域安全保障システムには1982年の設立当初から加盟している。
地方行政区分[編集]
10地区 (District) に分かれる。
- アンス・ラ・レイ (Anse-la-Raye)
- カストリーズ (Castries)
- ショゼール (Choiseul)
- デナリー (Dennery)
- グロス・イスレット (Gros-Islet)
- ラボリー (Laborie)
- ミクッド (Micoud)
- スフレ (Soufriere)
- ビュー・フォート (Vieux-Fort)
- カナリアス (Canaries)
地理[編集]
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経済[編集]
農業はバナナが中心で、他にはココアやコプラなどもある。また、観光業も有望である。
2005年の国際通貨基金の調査では、一人当たりGDPは4,658米ドルとなっている。
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交通[編集]
島内に鉄道は敷設されておらず、道路も整備されたものは首都を中心とした西海岸とヘウノラ国際空港を中心とした南東海岸に限られる。内陸の山岳地帯では未だに徒歩ないしラバが主な交通手段である。
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国民[編集]
民族[編集]
言語[編集]
言語は公用語が英語である。また、フランス語をベースとしたパトワ︵セントルシア・クレオール︶と呼ばれるクレオール語が使われる。宗教[編集]
宗教は、ローマ・カトリックが90%、聖公会が3%、プロテスタントが7%である。
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教育[編集]
同国における義務教育は5歳から15歳までに制定されている。
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保健[編集]
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治安[編集]
セントルシアの治安はカリブ海諸国の中で比較的良い部類とされている。 しかし日本と比べると犯罪発生率が高く、特に強盗を始めとした窃盗事件が多く発生している。
近年は凶悪犯罪の増加が懸念されており、特に銃器が蔓延し強盗や性犯罪などにおいて銃が使用される割合も増えていることから現地警察が警備を強化しているが、現地にはギャング団が存在し、その組織同士の抗争事件も多発していることから禁制品(違法薬物や銃器)の密輸対策が強力に推し進められている。
さらには違法薬物や銃器関連犯罪により検挙されるケースが増えている点をはじめ、日没後の海岸ならび人通りの少ない場所に凶器を持った薬物中毒者が出没するケースがあるなど、非常に危険な状況となっている点から同国を訪れる際には慎重なまでの注意が必要となって来る[6]。
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人権[編集]
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マスコミ[編集]
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文化[編集]
セントルシアの文化は、アフリカならびフランスとイギリスの影響を強く受けている。
食文化[編集]
セントルシア料理は、隣接するセントヴィンセント・グレナディーンならびドミニカ共和国やドミニカ国、ジャマイカおよびトリニダード・ドバゴなど他の多くのカリブ海諸国の料理との類似点が多い。
使用される野菜類で典型的なものとしては、ジャガイモ・タマネギ・セロリ・タイム・スコッチボンネットペッパーがあり、加工品には小麦粉・ココナッツミルク・コーンミールが挙げられる。
芸術[編集]
ボンスキー・アグノ(The Honorable Bongskie Agno)は、セントルシアにおける有名な芸術家として知られている。彼はセントルシア国旗図案を手掛けた人物でもある。UK Telegraphは、彼を「カリブ海のミケランジェロ」と形容している。
また、2007年に同国の民俗研究センターが彼を国民文化英雄として推薦している。
音楽[編集]
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文学[編集]
セントルシア出身のノーベル文学賞作家として、デレック・ウォルコット(1992年受賞)が挙げられる。
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学術[編集]
黒人初のノーベル経済学賞を受賞したアーサー・ルイスは、国籍がイギリスではあるがセントルシアの出身である。また、アーサー・ルイスは西インド諸島大学の創設にも大きな役割を果たした人物として知られている。
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祭事[編集]
セントルシアは他のカリブ海諸国と同様に、四旬節の前にカーニバルを開催する。また、世俗的な行事には、国際的に有名なジャズフェスティバルが開催される。
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世界遺産[編集]
セントルシアには、ユネスコの世界遺産リストに登録された自然遺産が1件存在する。
祝祭日[編集]
日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
---|---|---|---|
1月1日 | 元日 | 2日間に渡って制定されており、1月2日までが元日と定められている | |
2月22日 | 独立記念日 | 1979年に英国からの独立を果たしたことを記念して制定 | |
3月から5月、年により移動 | 復活祭 | ||
5月1日 | 労働者の日 | ||
5月から6月、年により移動 | ウィットマンデー | ||
5月から6月、年により移動 | 聖体の祝日 | ||
5月から6月、年により移動 | ジュヴェ | カーニバルにおける催事の一環として開かれる | |
8月1日 | 解放の日 | 1834年の奴隷解放(アフリカ系奴隷の解放)を記念して制定されたもので、同国では8月1日に指定されている | |
10月第1月曜日 | 感謝祭 | ||
12月13日 | 建国記念日 | ||
12月25日 | クリスマス | ||
12月26日 | ボクシングデー |
スポーツ[編集]
著名な出身者[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
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関連項目[編集]
外部リンク[編集]
政府
日本政府
- 日本外務省 - セントルシア (日本語)
- 在トリニダード・トバゴ日本国大使館 - 在セントルシア大使館を兼轄 (英語)
観光
- セントルシア政府観光局 (英語)