過ぎゆく日暦
﹃過ぎゆく日暦﹄︵すぎゆくカレンダー︶は、松本清張による日記。﹃新潮45﹄︵1988年7 - 10月号および1989年5 - 9・11月号︶に﹁作家の日記﹂のタイトルで連載され、改題の上、1990年4月に新潮社から単行本が刊行された。
1981年・1985年・1986年の日記を抄録の上、自注を付す形で構成されている[1]。主に古代史および日本近代文学の話題を扱っている。
内容[編集]
●著者による下記の立項が為されている。年代順ではなく、話題ごとにまとめられている[注釈 1]。 ●ニューヨークの死体収容所。あるオランダ人。 ●民俗学の衰退。イランの拝火神殿趾。モーツァルトの﹁魔笛﹂。 ●一葉と緑雨。芥川と三島。中勘助とその嫂のこと。 ●森鷗外の死とその創作欲の裏側。 ●森鷗外と乃木将軍の死。白樺派のこと。 ●イギリス紀行 - ヨーロッパ巨石文化。ロンドン。シェトランド島。 ●イギリス紀行 - スティンネス巨石群。城壁遺跡。 ●イギリス紀行 - スコットランドの石塔。ヨークシャー婦女連続殺害事件。 ●イギリス紀行 - ﹁嵐が丘﹂を訪う。 ●ヨーロッパ巨石文化の展望。関連作品[編集]
- 日記中、著者の1980年代の作品に随時言及されるが、特に以下2著作の内容と関連している。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 著者による冒頭の「まえがき」参照。