三身

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 : trikāya3

3


三身 説明 三徳 仏(如来)
法身(ほっしん) 宇宙真理真如そのもの、仏性 法身 毘盧遮那仏法華経
報身(ほうじん) 仏性のもつ属性、はたらき。あるいは修行して成仏する姿。 般若 阿弥陀仏
応身(おうじん) この世において悟り、人々の前に現れる釈迦の姿。 解脱 釈迦牟尼仏


[]


45 []

その他の三身説[編集]

  • 法身・応身・化身 - 『合部金光明経』巻1の説
    • 法身 - 通常の三身説の法身と報身をあわせたもの
    • 応身 - 通常の三身説の応身に同じ
    • 化身 - 変化身ともいう。仏が衆生の機根にあわせて現す、天部竜神など仏以外の姿
  • 法身・解脱身・化身 - 『解深密経』巻5の説
    • 法身 - 仏果のこと
    • 解脱身 - 5つの特性(戒・定・慧・解脱・解脱知見)としての五分法身のこと
    • 化身 - 通常の三身説の応身に同じ
  • 自性身・受用身・変化身 - 『仏地経論』巻7の説
    • 自性身 - 通常の三身説の法身に同じ
    • 受用身 - 通常の三身説の報身に同じであるが、これに以下2つに分別される
      • 自受用身 - 通常の三身説の報身に同じ、仏自らが法の楽しみを受ける
      • 他受用身 - 通常の三身説の応身に同じ、仏が衆生に法の楽しみを受けさせる
    • 変化身 - 通常の三身説の応身に同じ
  • 法身・報身・化身、
  • 法身・智身・大悲身
  • 真身・報身・応身