札幌市立大学
札幌市立大学 | |
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上:芸術の森キャンパス 下:桑園キャンパス (2010年) | |
大学設置 | 2006年 |
創立 |
1965年 (札幌市立高等看護学院として) |
学校種別 | 公立 |
設置者 | 公立大学法人札幌市立大学 |
本部所在地 |
〒005-0864 北海道札幌市南区芸術の森1丁目 北緯43度0分27.13秒 東経141度15分44.64秒 / 北緯43.0075361度 東経141.2624000度座標: 北緯43度0分27.13秒 東経141度15分44.64秒 / 北緯43.0075361度 東経141.2624000度 |
学生数 | 840 |
キャンパス |
芸術の森キャンパス(札幌市南区芸術の森1丁目) 桑園キャンパス(札幌市中央区北11条西13丁目) サテライトキャンパス(札幌市中央区北4条西5丁目) まこまないキャンパス(札幌市南区真駒内幸町) |
学部 |
デザイン学部 看護学部 |
研究科 |
デザイン研究科 看護学研究科 |
ウェブサイト |
www |
札幌市立大学︵さっぽろしりつだいがく、英語: Sapporo City University, SCU︶は、北海道札幌市南区芸術の森1丁目に本部を置く日本の公立大学である。創立は1965年設置の札幌市立高等看護学院[注釈 1]と1991年設置の札幌市立高等専門学校が起源。2006年大学設置。設置者は公立大学法人札幌市立大学。略称は市大。
概観[編集]
大学全体[編集]
2006年︵平成18年︶4月1日に開学[1]。 デザイン学部と看護学部の相補的連携による[2]、地域社会のニーズに応じた高度な専門職業人の養成と、産学官連携事業などによる地域貢献への展開を目指している[1]。 地域への貢献の一環として、大学内の図書館は札幌市民にも開放されて専門書などを利用することが出来るほか[3]、サテライトキャンパスも開学初年度の2006年︵平成18年︶10月に開設されている[4]。 母体は札幌市立高等専門学校︵札幌市南区芸術の森︶であり、札幌市立高等看護学院︵札幌市中央区︶を加えて発展的に統合する形で開学した。 2008年︵平成20年︶には開校年次を迎える前に文部科学省の教育GPを獲得。2010年︵平成22年︶4月に札幌市立大学大学院修士課程デザイン研究科ならびに看護学研究科を開設した。略称はSCU。 シンボルマークはtomatoのジョン・ワーウィッカーがデザインした。沿革[編集]
<主な出典‥[5]> ●1965年︵昭和40年︶4月 - 札幌市立高等看護学院開校。 ●1991年︵平成3年︶4月 - 札幌市立高等専門学校開校。 ●2001年︵平成13年︶11月 - 市立高等専門学校・高等看護学院の大学化検討懇話会 設置。 ●2002年︵平成14年︶12月 - 同懇話会による﹁市立高等専門学校・高等看護学院の大学化に関する提言﹂ ●2003年︵平成15年︶ ●9月 - ︵仮称︶札幌市立大学基本構想 策定。 ●11月 - ︵仮称︶札幌市立大学設置準備委員会 設置[6]。 ●2004年︵平成16年︶ ●6月30日 - 川崎和男が初代学長就任会見[7]。 ●7月 - ︵仮称︶札幌市立大学基本計画案 策定[8]。 ●8月19日 - 川崎和男が初代学長就任辞退[9]。 ●2005年︵平成17年︶ ●3月 - 原田昭が初代学長就任会見[10]。 ●12月 - 大学設置認可。 ●2006年︵平成18年︶ ●3月 - 公立大学法人札幌市立大学 設立認可。 ●4月1日 - 公立大学法人札幌市立大学設立、札幌市立大学 開学[1]。 ●6月 - 又松大学と学術交流協定に調印[11]。 ●10月 - サテライトキャンパス開設[4]。 ●2007年︵平成19年︶4月 - 地域連携研究センター設置。 ●2008年︵平成20年︶ ●3月 - 承徳医学院と学術交流協定に調印[12]。 ●6月 - ﹁札幌市立大学 大学院基本計画﹂策定。 ●2009年︵平成21年︶10月 - 大学院設置認可。 ●2010年︵平成22年︶4月 - 大学院修士課程デザイン研究科ならびに看護学研究科開設。 ●2011年︵平成23年︶8月 - 華梵大学と学術交流協定に調印[13]。 ●2012年︵平成24年︶4月 - 大学院博士後期課程デザイン研究科ならびに看護学研究科開設。大学院修士課程を大学院博士前期課程に改称。 ●2015年︵平成27年︶5月 - 大学COC事業としてCOC キャンパス﹁まちの学校﹂開設。 ●2018年︵平成30年︶ ●4月 - COC キャンパス﹁まちの学校﹂をまこまないキャンパスに改称。 ●7月 - 公立はこだて未来大学と学術交流協定に調印[14]。組織[編集]
<主な出典‥[15][16]>学部・学科[編集]
デザイン学部[編集]
●デザイン学科 2年次から次のいずれかのコースに分かれる。 ●人間空間デザインコース ●人間情報デザインコース看護学部[編集]
●看護学科大学院[編集]
●デザイン研究科 ●看護学研究科専攻科[編集]
●助産学専攻科︵2010年︵平成22年︶4月開設︶附属機関[編集]
●地域連携研究センター ●附属図書館キャンパス・学生生活 [編集]
<主な出典‥[17]>芸術の森キャンパス[編集]
大学本部があるキャンパス。札幌芸術の森に隣接する。札幌市立高等専門学校当時からの校舎︵建築家清家清による設計︶を活用している。 ●組織‥大学本部・デザイン学部・デザイン研究科[2] ●所在地‥〒005-0864 札幌市南区芸術の森1丁目[2] ●アクセス‥札幌市営地下鉄南北線真駒内駅から北海道中央バス空沼線・滝野線。﹁札幌市立大学前﹂下車、徒歩3分。桑園キャンパス[編集]
市立札幌病院に隣接するキャンパス。管理・実習棟と病院が連絡通路でつながっている。 ●組織‥看護学部・助産学専攻科・看護学研究科[2] ●所在地‥〒060-0011 札幌市中央区北11条西13丁目[2] ●アクセス‥JR函館本線・札沼線︵学園都市線︶桑園駅から徒歩3分。サテライトキャンパス[編集]
●市民公開講座・セミナー/産学連携公開講座ほか ●所在地‥〒060-0004 札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ4512階 ●アクセス‥地下鉄さっぽろ駅徒歩1分、JR札幌駅徒歩3分、地下鉄大通駅徒歩7分まこまないキャンパス[編集]
札幌市立大学が2013年度開始の大学COC事業︵﹁地︵知︶の拠点整備事業﹂[注釈 2]︶に選定されて設けられた[18]。﹁COCキャンパスまちの学校﹂[注釈 3]の名称で発足し、大学COC事業の終了後は2018年度から現在のまこまないきゃンパスに改称して大学の地域貢献活動の場となっている[19]。 ●地域貢献事業‥﹁まちの健康応接室﹂など ●所在地‥〒005-0014 札幌市南区真駒内幸町2丁目2番2号 まこまる︵旧・真駒内緑小学校︶内 ●アクセス‥地下鉄真駒内駅徒歩5分学術交流協定[編集]
国外 ●承徳医学院︵中国、2008年︵平成20年︶調印[12]︶ ●清華大学美術学院︵中国、2009年︵平成21年︶調印︶ ●華梵大学︵台湾、2011年︵平成23年︶調印[13]︶ ●ラップランド大学︵フィンランド、2015年︵平成27年︶調印︶ ●国立台中科技大学︵台湾、2018年︵平成30年︶調印[11]︶ ●パシフィック・ノースウェスト・カレッジ・オブ・アート︵アメリカ合衆国、2019年︵令和元年︶調印︶ 国内 ●公立はこだて未来大学︵日本、2018年︵平成30年︶調印[14]︶ ●放送大学学園︵日本、2012年︵平成24年︶調印[20]︶ - 単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位を卒業に要する単位として認定することができる[21]。市民公開講座・セミナー[編集]
札幌市中央区にあるサテライトキャンパス等を活用して、市民公開講座・セミナーが開かれている︵下記は主な講座︶。 ●病院・医院 看護部の人的資源活用セミナー ●07年ミラノサローネに見るプロダクトデザイン ●北国のポテンシャルを活かす住まいの環境 ~涼しさ・温かさのデザインとは何か~ ●アメリカの医療・看護・介護・福祉の今!﹁アメリカ医療・看護の現状と将来﹂ ●世界の歴史的建造物から学ぶ札幌のまちづくりの在り方 ●臨床看護師のための指圧・マッサージ講座 ほか産学連携公開講座[編集]
札幌市立大学附属図書館・サテライトキャンパス等を活用して開講されている︵下記は主なもの︶。- DJ. ECONOMY “Tuning for Synesthesia”
- クリエイティブコモンズと創造都市サッポロ
- Creative Commonsの潮流とiCommons Summit 2008
- 世界WiFiコミュニティプロジェクト“FON”とその未来
地域貢献・産学官連携事業[編集]
- 札幌市円山動物園リスタートプロジェクト
- 札幌市円山動物園リスタート委員会(2006.6~2007.3)
- 市民動物園会議(2007.8~)
- 北海道感性産業開発ネットワーク
- 札幌スタイル(札幌市経済局+北海道デザインネットワークほか)
大学公認クラブ・サークル・同好会[編集]
活動実績[編集]
- 服飾制作部Alice
ショーごとにコンセプトがあり、衣装や演出でその世界観を表現することを目標としている。 一般的なランウェイを歩くだけではなく、ダンスやストーリー性がある派手なパフォーマンスを取り入れるなどの挑戦もある。 主に、学内行事でのファッションショーや展示、インスタレーションを行う。近年では、Zepp 札幌や札幌駅前通地下歩行空間などでの学外企画にも参加している。
大学関係者と出身者[編集]
- 歴代学長
- 教職員
- 出身者
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ abc“発信2006 オンリーワンへの挑戦 札幌市立大開学へ 下 推進役 デザインで地域貢献”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年3月30日)
(二)^ abcde“発信2006 オンリーワンへの挑戦 札幌市立大開学へ 上 異分野連携 新たな価値 どう創造”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年3月29日)
(三)^ “文化・アート より身近に 札市大図書館 市民も閲覧可能に 看護・デザイン分野で”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年7月8日)
(四)^ ab“産学官の連携に一役 札幌市立大 ﹁サテライト﹂開設”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年10月26日)
(五)^ 沿革︵札幌市立大学︶︵2023年3月9日アーカイブ︶ - 国立国会図書館Web Archiving Project
(六)^ “札幌市立大 大学院の同時開設を 設置準備委初会合 委員長に内田氏”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2003年11月22日)
(七)^ “2006年開学の札幌市立大 ﹁付属の小中高設置を﹂ 会見に市民も 初代学長・川崎氏が抱負”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年7月1日)
(八)^ “札幌市立大学基本計画案 運営主体は公立大法人 議会委に市が報告08年にも﹁大学院﹂”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年7月21日)
(九)^ “川崎氏の市立大学長辞任 真相分からず 残るしこり”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年8月21日)
(十)^ “デザインと看護 連携うまくいく 学長内定の原田氏が会見 札幌市立大”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年3月15日)
(11)^ ab“札幌市立大 初の海外学術交流・協力 韓国・又松大と協定調印 情報、福祉…分野幅広く”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年6月18日)
(12)^ ab“日中友好深めよう 漢方共同研究に期待 札幌市立大 承徳医学院と協定”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2008年3月4日)
(13)^ ab“札幌市立大 台湾・華梵大と協定 学生交流や共同研究へ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2011年8月11日)
(14)^ ab“札幌市立大・はこだて未来大 学術交流で協定締結” (日本語). 日本経済新聞 電子版. オリジナルの2023年4月23日時点におけるアーカイブ。 2018年10月6日閲覧。
(15)^ ﹁組織図﹂﹃札幌市立大学年報︵2021年度︶﹄︵PDF︶札幌市立大学、2022年12月、122頁。
(16)^ ﹁概要﹂﹃札幌市立大学年報︵2021年度︶﹄︵PDF︶札幌市立大学、2022年12月、1-10頁。
(17)^ ﹁資料編-12施設﹂﹃札幌市立大学年報︵2021年度︶﹄︵PDF︶札幌市立大学、2022年12月、155-157頁。
(18)^ まこまないキャンパス︵札幌市立大学︶︵2023年3月9日アーカイブ︶ - 国立国会図書館Web Archiving Project
(19)^ ウェルネス×協奏型地域社会の担い手育成﹁学び舎﹂事業︵札幌市立大学︶︵2023年3月9日アーカイブ︶ - 国立国会図書館Web Archiving Project
(20)^ 単位互換協定締結校︵h放送大学︶ - ウェイバックマシン︵2023年4月7日アーカイブ分︶
(21)^ 放送大学 2022年度 単位互換案内
関連項目[編集]
- 川崎和男 - 2004年(平成16年)6月初代学長予定者として記者会見を行うも、同年8月に辞退。
- 札幌芸術の森
- 札幌市立高等専門学校
- 札幌市立高等看護学院
外部リンク[編集]
- 札幌市立大学 公式サイト
- 札幌市立大学キャンパスバーチャルツアー - ウェイバックマシン(2010年6月7日アーカイブ分)
- Sapporo City University Ideas Agency - ウェイバックマシン(2009年2月3日アーカイブ分)
- 札幌市立高等専門学校 公式サイト - ウェイバックマシン(2008年2月2日アーカイブ分)
- 札幌市 公式サイト