伊豆東部火山群

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本火山群を代表する大室山スコリア丘。国の天然記念物


[]


使
GIF

13[ 1]20[1]15[2]60[3][4]40[3]

2700[ 2]19893km

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西使[5]

[3]

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[ 3]


主な火山と地形[編集]

全ての座標を示した地図 - OSM
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下記の表で取り上げたものは地形の起伏が比較的に明瞭なものであり、これら以外にも多くの火山がある。

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画像 名称 種類 岩石 標高 形成時期 自治体 地図 備考
01 おおむろやま/大室山
おおむろやま
スコリア丘 玄武岩質安山岩英語版 0580/580m 004000/4000年前[6] 伊東市 北緯34度54分11秒 東経139度5分40秒 国の天然記念物。北東麓に岩室山溶岩ドーム北緯34度54分26.2秒 東経139度6分2.3秒 / 北緯34.907278度 東経139.100639度 / 34.907278; 139.100639 (岩室山溶岩ドーム)、南に森山溶岩ドーム北緯34度53分50.9秒 東経139度5分37.6秒 / 北緯34.897472度 東経139.093778度 / 34.897472; 139.093778 (森山溶岩ドーム)を形成。溶岩流が城ヶ崎海岸をつくる。観光リフトあり。
02 しようかさ/城ヶ崎海岸
じょうがさきかいがん
溶岩流 玄武岩質安山岩 - 004000/4000年前 伊東市 北緯34度53分24秒 東経139度8分19秒 主に大室山の活動によって形成、ポットホール、遊歩道あり。
03 こむろやま/小室山
こむろやま
スコリア丘 玄武岩質安山岩 0321/321m 016000/1万6000年前[6] 伊東市 北緯34度56分23秒 東経139度7分53秒 大室山を上回るマグマ噴出量 (0.21km3)。かつては南北に連なる2つのスコリア丘と考えられていた[6]。北側は溶岩の流出口に栓をしたもの[6]。写真右のピークに観光リフトあり。
04 とおかさやま/遠笠山
とおがさやま
スコリア丘 玄武岩質安山岩 1197/1197m 141500/14万1500年前[6] 伊豆市
東伊豆町
北緯34度52分43秒 東経139度1分57秒 かつては天城火山の一部と考えられていた。また、火山群最古の活動と考えられていたが研究が進み、船原火山が最古となった[6][7]。未舗装道路あり。
05 いおやま/伊雄山
いおやま
スコリア丘 玄武岩質安山岩 0459/459m 002700/2700年前[6] 伊東市 北緯34度52分17秒 東経139度4分47秒 登山道あり。
06
左のピーク
やはすやま/矢筈山
やはずやま
溶岩ドーム 流紋岩 0816/816m 002700/2700年前[6] 伊東市 北緯34度53分41秒 東経139度3分26秒 登山道あり。なお、頂上には冬季にわずかに温かさを感じられる程度の温風口があるがこれはマグマの影響ではない。
07
右のピーク
あなのやま/孔ノ山
あなのやま
溶岩ドーム 流紋岩 0660/660m 002700/2700年前[6] 伊東市 北緯34度54分0秒 東経139度3分14秒
08 いわのやま/岩ノ山
いわのやま
溶岩ドーム 流紋岩 0602/602m 002700/2700年前[6] 伊豆市 北緯34度54分46秒 東経139度2分21秒 岩山とも称する。
09 いつへきこ/一碧湖
いっぺきこ
マール 0185/湖面標高
185m[8]
100000/10万年前[6] 伊東市 北緯34度55分46秒 東経139度6分19秒 遊歩道あり。
10 ぬまいけ/沼池
ぬまいけ
マール 0185/湖面標高
185m[8]
100000/10万年前[6] 伊東市 北緯34度55分34秒 東経139度6分43秒 一碧湖と繋がっている。湖面自体は小さいが火口の規模は一碧湖並み。かつては東大池の火山名で表記されていた。
11 うめのきたいら/梅木平
うめのきだいら
タフリング 0297/297m 100000/10万年前[6] 伊東市 北緯34度55分19秒 東経139度7分29秒 火口内に地久保火山のスコリア丘が形成されている。
12 たいのやま/台ノ山
だいのやま
溶岩ドーム 安山岩 0360/360m 004400/4400年前[6] 伊東市 北緯34度54分9秒 東経139度4分54秒
13 ちくほ/地久保
ちくぼ
スコリア丘 玄武岩質安山岩 0240/約240m 037500/3万7500年前[6] 伊東市 北緯34度55分27秒 東経139度7分25秒 梅木平火山の中心付近に形成されたもの。かつては梅木平火山の中央火口丘と考えられていた。
14
稜線左の高まり
たかむろやま/高室山
たかむろやま
スコリア丘 0310/310m 091000/9万1000年前[6] 伊東市 北緯34度55分01秒 東経139度6分54秒 かつてはタフリングと考えられていた[6]
15 かわなみなみ/川奈南
かわなみなみ
スコリア丘 玄武岩質安山岩 0110/110m 032500/3万2500年前[6] 伊東市 北緯34度55分52秒 東経139度8分28秒 川奈ホテルゴルフコース内。
16
海上保安庁撮影
ていし/手石海丘
ていしかいきゅう
海底火山
マール
玄武岩 -81/海面下81m 001989/1989年7月13日 伊東市沖 北緯34度59分36秒 東経139度7分48秒 最新の火山。噴火が映像として記録された、海上保安庁撮影の映像
17 いなとり/稲取
いなとり
スコリア丘 玄武岩 0296m/296m 019000/1万9000年前[6] 東伊豆町 北緯34度47分14.6秒 東経139度2分38秒 稲取火山列(川久保川,堰口,稲取)の一つ。半分に割れているスコリア丘。
18 はちのやま/鉢ノ山
はちのやま
スコリア丘 玄武岩 0619/619m 034000/3万4000年前[6] 河津町 北緯34度47分33秒 東経138度58分14秒 未舗装道路あり。溶岩流が佐ヶ野川渓谷を形成。
19 こいけ/小池
こいけ
マール 0497m/497m 064000/6万4000年前[6] 河津町 北緯34度47分22秒 東経138度59分22秒 南東700mほどに大池マール。
20 おおいけ/大池
おおいけ
マール 0410m/約410m 064000/6万4000年前[6] 河津町 北緯34度47分4.6秒 東経138度59分40.5秒 北西700mほどに大池マール。
21 まるのやま/丸野山
まるのやま
スコリア丘 玄武岩 0697/697m 103000/10万3000年前[6] 伊豆市 北緯34度54分39秒 東経139度1分22秒
22 はちくほやま/鉢窪山
はちくぼやま
スコリア丘 玄武岩 0674/674m 017000/1万7000年前[6] 伊豆市 北緯34度51分46秒 東経138度55分44秒 溶岩流が浄蓮の滝をつくる。
23 まるやま/丸山
まるやま
スコリア丘 玄武岩 0938/938m 017000/1万7000年前[6] 伊豆市 北緯34度51分18秒 東経138度56分19秒
24 かわこたいら/皮子平
かわごだいら
(火口) 流紋岩 1090/約1090m 003200/3200年前[6] 伊豆市 北緯34度51分43.9秒 東経138度58分58.3秒 本火山群で最大級のマグマ噴出量(0.3km3)で最大規模の火口を持つ[9]。火口の北方に分厚い溶岩流と火砕流の痕[9]。火山灰は浜名湖琵琶湖西岸の比良山地でも確認されている[9]。登山道あり。
25 ふなばら/船原
ふなばら
スコリア丘 玄武岩 0436m/436m 153000/15万3000年前[6][7] 伊豆市 北緯34度55分16.3秒 東経138度53分42.9秒 3つのスコリア丘が確認されている[6]。溶岩流が山体の南に平坦面をつくる。本火山群で最古の活動[6]。一部で採石されておりスコリア丘の断面が露出する。
26 すくもやま/巣雲山
すくもやま
スコリア丘 玄武岩 0581/581m 131000/13万1000年前[6] 伊豆市 北緯35度0分18秒 東経139度2分14秒 登山道と展望台あり。
27 ちようしやかはら/長者原
ちょうじゃがはら
マール 0307/307m 131000/13万1000年前[6] 伊豆の国市 北緯35度0分31秒 東経139度1分30秒
28 たかつかやま/高塚山
たかつかやま
スコリア丘 玄武岩 0369/369m 131000/13万1000年前[6] 伊豆の国市 北緯35度0分59秒 東経138度58分49秒 採石のために半分削られ、スコリア丘の断面が露出する。
29
河津七滝 出合滝
のぼりおみなみ/登リ尾南
のぼりおみなみ
(火口) 玄武岩 750/約750m 025000/2万5000年前[6] 河津町 北緯34度48分42.8秒 東経138度56分31.0秒 急斜面から噴火したため、現存火山体は不鮮明。溶岩流は火口から1.5km流下したところで河津川に達し、さらにそこから2kmまでの谷間を埋めた。この溶岩流により河津七滝が形成。


出典[10][11]

西[12]15km3[13][ 4][ 5]

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 13

(二)^ 

(三)^ 345313.1 13905.7 / 34.886972 139.001583 / 34.886972; 139.001583 (地蔵堂火山)344843.8 1385629.4 / 34.812167 138.941500 / 34.812167; 138.941500 (登尾南火山)

(四)^ 4?西西[14][15]

(五)^  (K/Zr <60) (K/Zr >60)[16]

出典[編集]



(一)^ : 4.  - 

(二)^  :   (1) 20084620121

(三)^ abc :  調 -  20121

(四)^  :   (1) 20086820121

(五)^  :   (4) 20108820121

(六)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacadaeafag :  2016 No.64 02  (PDF) - 調20167

(七)^ ab :  (PDF) - 20167

(八)^ ab :  4調調1993184 (PDF) 20121

(九)^ abc:  - 

(十)^  -6/9 (PDF) 

(11)^ 16. https://www.gsj.jp/.  調 (2013). 2020323

(12)^  27199197-1112020323 

(13)^ 181992725-57doi:10.14945/00000300ISSN 03886298NAID 1100004134912021430 

(14)^ , , ,  : 15511980259-297NAID 100036680862021430 

(15)^ , , , , ,  : 2-5821983527-557ISSN 00408972NAID 1200069129792021430 

(16)^  913201641-54NAID 1200062215912020324 

関連書籍[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]