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夢想神伝流

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歴史[編集]


15退[1]111922

81933[2] 



寿寿

寿


形目録[編集]

居合[編集]

  • 初伝 大森流(正座の部)

元は大森六郎左衛門の流であるが、林六太夫守政の計らいにより取り入れられた。大森流が「袈裟の一太刀」の精神に則っていること、時代を考慮に入れて正座を用い、初心者に覚えやすいことがその理由である。

一本目 初発刀(前)
二本目 左刀(右)
三本目 右刀(左)
四本目 当刀(後)
五本目 陰陽進退(八重垣)
六本目 流刀(受流し)
七本目 順刀(介錯)
八本目 逆刀(附込)
九本目 勢中刀(月影)
十本目 虎乱刀(追風)
十一本目 逆手陰陽進退(脛囲)
十二本目 抜刀(抜打)
  • 中伝 長谷川英信流(立膝の部)

本来、林崎甚助重信から伝わる本重信流と言うべきものであるが、後世の長谷川英信が優れた達人であったため、長谷川英信流と称されるに至った。

一本目 横雲
二本目 虎一足
三本目 稲妻
四本目 浮雲
五本目 山颪
六本目 岩浪
七本目 鱗返
八本目 浪返
九本目 滝落
十本目 抜打
  • 重信流 居業 :平成に入り「重信流」と呼ばれることが多くなった。
一本目 向払(霞)
二本目 柄留(脛囲)
三本目 向詰
四本目 両詰(一)戸脇(二)戸詰
五本目 三角
六本目 四角(四方斬)
七本目 棚下
八本目 虎走
九本目 暇乞(1)
十本目 暇乞(2)
十一本目 暇乞(3)

※ 業の名称、本数および並び順については、師伝により異なるものがある。

  • 奥居合 立業
一本目 人中(壁添)
二本目 行連
三本目 連達
四本目 行違
五本目 夜の敵(信夫)
六本目 五方斬(惣捲)
七本目 放打(総留)
八本目 賢の事(袖摺返)
九本目 隠れ捨(門入)
十本目 受流

※ 業の名称、本数および並び順については、師伝により異なるものがある。

組太刀[編集]

組太刀師範によって伝えていなかったり、伝えている内容が異なる。これは中山が直接指導したものだけでなく、後の師範たちが伝書から研究したり、下村派の師範に学んだ等、各自の研鑽によるものが多いためである。

  • 太刀打の位
一本目 出合
二本目 附込
三本目 請流
四本目 請込
五本目 月影
六本目 水月刀
七本目 絶妙剣
八本目 独妙剣
九本目 心明剣
十本目 打込
  • 位取り
一本目 出合
二本目 拳取
三本目 雷(出撃)
四本目 詰流(撃流)
五本目 鍔留
六本目 柄詰
七本目 神妙剣
八本目 返討
九本目 青眼
  • 詰居合の位
一本目 八相
二本目 拳取
三本目 岩浪
四本目 八重垣
五本目 鱗返
六本目 位弛
七本目 燕返
八本目 眼関落
九本目 水月刀
十本目 霞剣
十一本目 討込
  • 大小詰
一本目 抱詰
二本目 骨防
三本目 柄留
四本目 小手留
五本目 胸捕
六本目 右伏
七本目 左伏
八本目 山影詰
  • 大小立詰
一本目 〆捕
二本目 袖摺返
三本目 鍔打返
四本目 骨防返
五本目 蜻蜒返
六本目 乱曲
七本目 電光石火
  • 詰の位
一本目 抱詰
二本目 脇坪
三本目 胸取
四本目 詰懸
五本目 燕返
六本目 逆手そり
七本目 物見打

脚注[編集]

  1. ^ なお、江戸時代に谷村派・下村派という名称は無く、大江正路の系統が明治以降にそう称した。
  2. ^ 堂本昭彦『中山博道有信館』 274頁、島津書房

映像[編集]

  • 『達人の秘術と剣聖の心 植芝盛平と中山博道』(DVD)、クエスト
  • 昭和天覧試合』(DVD)、クエスト
  • 『天才、羽賀準一の剣! 真の剣道を極める』第2巻 夢想神伝流居合編(DVD)、BABジャパン

参考文献[編集]

  • 山蔦重吉『夢想神伝流居合道』、愛隆堂
  • 堂本昭彦『中山博道剣道口述集』、スキージャーナル
  • 堂本昭彦『中山博道有信館』、島津書房

関連項目[編集]

外部リンク[編集]