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大奥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千代田之大奥 元旦二度目之御飯 橋本(楊洲)周延
千代田之大奥 歌合 橋本(楊洲)周延
千代田之大奥 見開き 橋本(楊洲)周延

: 354118 1394516 / 35.688324 139.754389 / 35.688324; 139.754389 殿殿

[1]西[2][ 1][3]


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千代田之大奥 お召し替え「御台所のお召し替えの世話をする御台所付中臈橋本(楊洲)周延

311132輿7148

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62退西[ 6]

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殿
徳川将軍家側室一覧
将軍名 側室名
初代 家康[注釈 9] 西郷局 下山殿 養珠院 長勝院 良雲院 茶阿局 清雲院 英勝院 西郡局 雲光院 正栄院 相応院 泰栄院 養儼院 蓮華院 普照院 信寿院 法光院 三条氏 他 
02代 秀忠 浄光院[注釈 10]
03代 家光 宝樹院 桂昌院 順性院 自証院 永光院 芳心院 定光院 おまさ
04代 家綱 養春院 円明院
05代 綱吉 瑞春院 寿光院 清心院
06代 家宣 月光院 法心院 蓮浄院 本光院
07代 家継
08代 吉宗 深徳院 本徳院 深心院 覚樹院 おさめ お咲
09代 家重 至心院 安祥院
10代 家治 蓮光院 養蓮院
11代 家斉 香琳院 妙操院 勢真院 真性院 芳心院 速成院 清昇院 皆春院 本性院 専行院 慧明院 青蓮院 超操院 智照院 本輪院 宝池院 
12代 家慶 本寿院 清涼院 妙華院 お波奈 殊妙院 見光院 妙音院 秋月院
13代 家定 豊倹院
14代 家茂 不明
15代 慶喜 新村信 中根幸 一色須賀 お芳

出生の子が将軍になった人物は名前を太字で、孫が将軍になった人物は斜字で表示

大奥女中[編集]

大奥に住む女性たちの大部分を占めていたのが女中たちであった。ちなみに幕府から給金を支給されていた女中たちすべてを「大奥女中」と言い、実際には将軍家の姫君の輿入れ先や息子の養子先の大名家にも存在していたという。女中の人数は最盛期で1000人とも3000人とも言われる。

女中は基本的に将軍付と御台所付の女中に大別されているが、役職名はほとんど同じである。ただし、格式や権威に関しては将軍付の方が高かった。また、特定の主人を持たない女中たちを「詰」と呼んだ。

序列や役職名は時代によって異なるが、江戸時代後期の奥女中の役職は以下の通りであった。

大奥女中一覧
階級 読み方 主な役職
上臈御年寄 じょうろうおとしより 御台所の御用や相談役を担当。御台所に同伴してきた京の公家出身女性の名誉職であることが多かったと言われている(上臈御年寄を参照)。
御年寄 おとしより 大奥の万事を取り仕切る最高権力者。「表」の老中に相当する(御年寄を参照)。
御客応答 おきゃくあしらい 諸大名からの女使が大奥を来訪した際の接待役を担当する。
中年寄 ちゅうどしより 御年寄の指図に従う代理役。献立のチェックから毒見役までをこなした。
中﨟 ちゅうろう 将軍・御台所の身辺世話役。家柄や器量の良い女性が選ばれこの中から側室が選ばれていた(御中﨟を参照)。
御小姓 おこしょう 御台所の小間使。7歳~16歳くらいの少女の場合が多かった。
御錠口 おじょうぐち 大奥と中奥の出入り口である錠口の管理を担当した。
表使 おもてづかい 外公役。御年寄の指図で物資調達を広敷役人に要請していた。
御右筆 ごゆうひつ 日記から書状に至る一切の公文書管理を担当。諸大名からの献上品の検査役も担っていた。
御次 おつぎ 御膳や様々な道具の運搬から対面所掃除などを担当。
切手書 きってがき 七ツ口を通ってやってくる外部からの来訪者の持つ「御切手」という通行手形をあらためる役職。
呉服之間 ごふくのま 将軍、御台所の衣装仕立て係。
御坊主 おぼうず 将軍の雑用係。剃髪姿で羽織袴を着用している。中高年の女性が就く事が多く、場合によっては中奥へ出入りすることもあった。
御広座敷 おひろざしき 表使の下働き。大奥を来訪した女使たちの御膳の世話をした。
御三之間 おさんのま 御三之間以上の居間の掃除一切をこなす。
御仲居 おなかい 御膳所にて料理一切の煮炊きを担当。
火之番 ひのばん 昼夜を問わず大奥内の火の元を見回る。武芸に長けており警備員的な役割も担っていた。
御茶之間 おちゃのま 御台所の茶湯を出す役。
御使番 おつかいばん 広敷・御殿間の御錠口の開閉を管理する。
御半下(御末) おはした(おすえ) 大奥の雑用一切を受け持つ下女。




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 - 殿

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 - 4

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  • 『旧事諮問録』 明治24年(1881年) - 大奥の中﨟・箕浦はな子の口述
  • 『千代田之大奥』上下 明治25年(1882年)
  • 『大奥の女中』上下 明治27年(1884年)
  • 『お局生活』明治の女官 明治40年(1907年)
  • 『御殿生活』6篇、桜井秀 明治44年(1911年) - 旗本の回想
  • 『御殿女中』 三田村鳶魚、昭和5年(1930年) - 元八王子千人同心の家に生まれた

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 宿

(二)^ ︿殿︿殿[4]

(三)^ 使

(四)^ 西

(五)^ 31863西西

(六)^ 殿殿

(七)^ 

(八)^ 

(九)^ 

(十)^ 

(11)^ [14]

(12)^ []

(13)^ 

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(一)^ . Japaaan.  LINE NEWS (2019715). 2019715

(二)^ , p. 4.

(三)^  2009, pp. 2123.

(四)^ 20113P140-146

(五)^ , pp. 78.

(六)^ 20113 P128-138

(七)^ !?, p. 26.

(八)^ , pp. 910.

(九)^  2009, pp. 3132.

(十)^ , pp. 9597.

(11)^ , p. 101.

(12)^  2009, p. 183.

(13)^  殿. 2011219  

(14)^  2009, p. 221.

(15)^ , pp. 116117.

(16)^ 

参考文献[編集]


 20037ISBN 978-4-490-10621-3 

︿ 191200611ISBN 978-4-10-610191-5 

 ︿  1109200712ISBN 978-4-00-431109-6 

!?PHP20099ISBN 978-4569709239 

200912ISBN 978-4-00-024148-9 

 20151ISBN 978-4490108552 

関連書籍[編集]

関連項目[編集]

関連作品[編集]


 (1968)

 (1983)

 ()2003 - 2005 / 20162019
 () - 

 (2006)

 ()
 (2010) - 

 - TBS

 - 2

 (2023) - NHK

 

 

[]


Walthall, Anne : 42001343-64ISSN 1345-0638NAID 120003988639 



 ,  (, 1892)