蕨駅
蕨駅 | |
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西口(2023年2月) | |
わらび Warabi | |
◄JK 42 南浦和 (2.8 km) (1.9 km) 西川口 JK 40► | |
所在地 |
埼玉県蕨市中央一丁目23-1 北緯35度49分41.33秒 東経139度41分25.6秒 / 北緯35.8281472度 東経139.690444度座標: 北緯35度49分41.33秒 東経139度41分25.6秒 / 北緯35.8281472度 東経139.690444度 |
駅番号 | JK41 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■京浜東北線 (線路名称上は東北本線) |
キロ程 |
19.7 km(東京起点) 大宮から10.6 km |
電報略号 | ラヒ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]51,467人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1893年(明治26年)7月16日 |
備考 | 業務委託駅 |
蕨駅︵わらびえき︶は、埼玉県蕨市中央一丁目にある、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶東北本線の駅である。駅番号はJK 41。
概要[編集]
乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線であるが、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では﹁東北︵本︶線﹂とは案内されていない。 2017年3月に蕨岱駅︵函館本線︶が廃止されてから、当駅はJRの駅を五十音順に並べたとき最後になる駅となっている[2][3]。歴史[編集]
●1893年︵明治26年︶7月16日‥日本鉄道の駅として開業[4]。 ●1906年︵明治39年︶11月1日‥鉄道国有法により国有化[4]。 ●1909年︵明治42年︶10月12日‥線路名称制定により東北本線の所属となる。 ●1933年︵昭和8年︶‥駅舎が改築され、西口とホームが跨線橋で結ばれる。 ●1949年︵昭和24年︶9月15日‥東口開設。 ●1967年︵昭和42年︶10月17日‥駅舎改築︵現在の駅舎︶。 ●1984年︵昭和59年︶2月1日‥貨物の取り扱いを廃止[4]。 ●1985年︵昭和60年︶3月14日‥荷物扱い廃止[4]。 ●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶の駅となる[4]。 ●1992年︵平成4年︶6月3日‥自動改札機を設置し、使用開始[5]。 ●2001年︵平成13年︶11月18日‥ICカード﹁Suica﹂の利用が可能となる[広報 1]。 ●2006年︵平成18年︶3月中旬‥新型の自動改札機が導入される。 ●2020年︵令和2年︶2月29日‥スマートホームドアの使用を開始[6][7]。 ●2021年︵令和3年︶2月1日‥業務委託化。 ●2022年︵令和4年︶8月31日‥みどりの窓口の営業を終了[8]。駅構造[編集]
JR東日本ステーションサービスが駅管理を受託する業務委託駅[9]。島式ホーム1面2線[1]の地上駅である。橋上駅舎を有する。自動改札機、指定席券売機設置駅。 2001年︵平成13年︶頃にエスカレーターが完成し、現在の駅舎となった。また、トイレは2005年︵平成17年︶に改装し、洋式便器はすべて温水洗浄便座付きのトイレになった︵多機能トイレは除く︶。2009年︵平成21年︶にはエレベーターが完成した。 付近には以前、日本車輌製造蕨製作所と住友セメントの専用線があり、また、小口貨物・手荷物・小荷物を取り扱っていたために貨物線があった。現在でも西口駅舎付近に貨物ホームの跡地が残っている。駅舎南側部分の跡地の一部は再開発され、シティタワー蕨が建設された。 発車メロディは2017年12月26日より1番線が﹁ジュピターB﹂を、2番線が﹁ムーンストーン﹂︵いずれもスイッチ制作︶をそれぞれ使用している。のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 京浜東北線 | 南行 | 上野・東京・横浜・磯子・大船方面 |
2 | 北行 | 浦和・大宮方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2023年2月)
-
ホーム(2023年2月)
利用状況[編集]
2022年︵令和4年︶度の1日平均乗車人員は51,467人である[JR 1]。埼玉県内のJRの駅では大宮駅、浦和駅、川口駅、南越谷駅、北朝霞駅に次いで第6位︵JR東日本全体では本八幡駅に次いで第77位︶である。
JR東日本および埼玉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均乗車人員 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|
定期外 | 定期 | 合計 | ||
1985年(昭和60年) | 16,669 | 45,544 | 62,213 | |
1986年(昭和61年) | 16,129 | 43,156 | 59,285 | |
1987年(昭和62年) | 16,104 | 44,019 | 60,124 | |
1988年(昭和63年) | 16,764 | 46,686 | 63,450 | |
1989年(平成元年) | 17,049 | 47,482 | 64,531 | |
1990年(平成 | 2年)17,531 | 48,524 | 66,065 | |
1991年(平成 | 3年)17,982 | 48,935 | 66,917 | |
1992年(平成 | 4年)18,118 | 49,444 | 67,562 | |
1993年(平成 | 5年)17,909 | 48,315 | 66,224 | |
1994年(平成 | 6年)17,379 | 47,231 | 64,610 | |
1995年(平成 | 7年)17,100 | 46,225 | 63,325 | |
1996年(平成 | 8年)17,201 | 45,574 | 62,775 | |
1997年(平成 | 9年)16,871 | 44,028 | 60,899 | |
1998年(平成10年) | 17,095 | 43,130 | 60,225 | |
1999年(平成11年) | 17,168 | 41,986 | [JR 2]59,154 | [* 1] |
2000年(平成12年) | 17,349 | 41,738 | [JR 3]59,087 | [* 2] |
2001年(平成13年) | 17,292 | 40,898 | [JR 4]58,190 | [* 3] |
2002年(平成14年) | 17,525 | 40,447 | [JR 5]57,972 | [* 4] |
2003年(平成15年) | 17,829 | 40,254 | [JR 6]58,083 | [* 5] |
2004年(平成16年) | 17,696 | 40,904 | [JR 7]58,600 | [* 6] |
2005年(平成17年) | 17,849 | 40,838 | [JR 8]58,687 | [* 7] |
2006年(平成18年) | 17,791 | 41,215 | [JR 9]59,037 | [* 8] |
2007年(平成19年) | 18,031 | 41,840 | [JR 10]59,872 | [* 9] |
2008年(平成20年) | 17,851 | 41,810 | [JR 11]59,662 | [* 10] |
2009年(平成21年) | 17,506 | 41,181 | [JR 12]58,688 | [* 11] |
2010年(平成22年) | 17,138 | 41,141 | [JR 13]58,279 | [* 12] |
2011年(平成23年) | 17,003 | 40,472 | [JR 14]57,476 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 15]17,404 | [JR 15]40,651 | [JR 15]58,056 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 16]17,610 | [JR 16]41,179 | [JR 16]58,789 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 17]17,563 | [JR 17]40,744 | [JR 17]58,308 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 18]17,957 | [JR 18]41,544 | [JR 18]59,501 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 19]18,067 | [JR 19]42,066 | [JR 19]60,134 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 20]18,268 | [JR 20]42,587 | [JR 20]60,856 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 21]18,336 | [JR 21]43,189 | [JR 21]61,526 | [* 20] |
2019年(令和元年) | [JR 22]17,867 | [JR 22]43,962 | [JR 22]61,829 | [* 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 23]13,279 | [JR 23]34,196 | [JR 23]47,476 | [* 22] |
2021年(令和 | 3年)[JR 24]15,042 | [JR 24]33,398 | [JR 24]48,441 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 1]16,917 | [JR 1]34,549 | [JR 1]51,467 |
駅周辺[編集]
全国の市の中で最も面積が狭く、人口密度が最も高い蕨市にあるが、川口市の一部地域︵芝地区︶の最寄り駅でもあり、同市との関わりも深い。
東口駅前通りを堺に右手は蕨市塚越。左手と、旧マクドナルドの交差点からは川口市芝地区、というように市堺は複雑。西口はほぼ蕨市だが、蕨陸橋の向こう側線路沿いには芝園町などの川口市が存在する。
東口[編集]
西口[編集]
バス路線[編集]
国際興業バスと、同社が運行を受託している蕨市コミュニティバス﹁ぷらっとわらび﹂︵西口発着のみ︶、川口市コミュニティバス﹁みんななかまバス﹂が蕨市、戸田市、川口市、さいたま市への路線を運行している。
西口の路線管轄は戸田営業所︵SC01のみ鳩ヶ谷営業所︶、東口路線の管轄は鳩ヶ谷営業所となっている。
東口を起終点とする路線はかつては蕨03︵蕨駅東口〜上青木〜鳩ヶ谷線・当時︶を除いて駅前付近で降車し、その後駅前を左折して商店街を通り各のりばへと向かっていたが、狭隘路で危険なために現在は1・2・6番のりば発の路線はマクドナルド反対側付近で降車し、目前のスクランブル交差点を右折して各のりばへ向かい、5番のりば発着の路線は蕨03と同経路で走行し、蕨03ののりばである3番のりば前を通過して目前のスクランブル交差点を左折して5番のりばへ向かう体制に変更された。
東口発着[編集]
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
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1 | 国際興業バス | 蕨06:新井宿駅 | |
2 | 蕨02:東浦和駅 | 平日のみ深夜バスの設定あり | |
3 |
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5 | |||
6 |
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10 | みんななかまバス | 川口03:川口市立医療センター | 平日・土曜のみ運行 |
西口発着[編集]
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 国際興業バス | 蕨55:戸田公園駅東口 | |
2 | 「蕨50-2」は平日・土曜深夜1本のみ運行 | ||
3 |
|
「蕨05-2」の平日は朝・夜、土日祝は夜のみ運行 | |
4 | 蕨54:下笹目 | ||
9 | ぷらっとわらび |
|
その他[編集]
北行で南浦和止まりの列車の場合、南浦和駅では2番線に到着する場合と3番線に到着する場合がある。
この内2番線︵南行ホーム︶に到着する場合には、浦和・大宮方面へ向かう乗客に対して、蕨駅で乗り換えを勧めるアナウンスが行われる。
これは、南浦和駅で南行ホームに到着する列車の場合、北行の列車に乗り継ぐためには階段の昇り降りを伴うため、すべての北行列車が同一ホームに到着する蕨駅で乗り換えた方が乗り換えの便が良いためである。
当駅が所在する蕨市は日本の全市町村を五十音順に並べた際に最後にあたるが、日本の全駅を五十音順に並べた際は、割出駅︵北陸鉄道浅野川線︶・蕨岱駅︵JR北海道函館本線︶に次いで3番目となっていた。その後、蕨岱駅が2017年︵平成29年︶3月4日に廃止されたため、当駅がJRの全駅を五十音順に並べた際に最後にあたる駅となった。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
記事本文[編集]
出典[編集]
(一)^ abc﹃週刊JR全駅・全車両基地﹄ 05号 上野駅・日光駅・下館駅ほか92駅、朝日新聞出版︿週刊朝日百科﹀、2012年9月9日、22頁。
(二)^ “50音順﹁最後のJR駅﹂廃止へ 2017年3月ダイヤ改正で”. 乗りものニュース (trafficnews.jp). 株式会社メディア・ヴァーグ. p. 1 (2016年12月20日). 2023年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月11日閲覧。
(三)^ “50音順﹁最後のJR駅﹂廃止へ 2017年3月ダイヤ改正で”. 乗りものニュース (trafficnews.jp). 株式会社メディア・ヴァーグ. p. 2 (2016年12月20日). 2023年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月11日閲覧。
(四)^ abcde石野哲︵編︶﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ﹄︵初版︶JTB、1998年10月1日、391頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
(五)^ ﹁JR年表﹂﹃JR気動車客車編成表 '93年版﹄ジェー・アール・アール、1993年7月1日、182頁。ISBN 4-88283-114-7。
(六)^ ﹃京浜東北線蕨駅のホームドア使用開始について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道大宮支社、2020年1月22日。 オリジナルの2020年1月30日時点におけるアーカイブ。2020年1月22日閲覧。
(七)^ ﹁モハユニ 鉄道記録帳 2020年2月・3月﹂﹃RAILFAN﹄第776号、鉄道友の会、2020年6月、34-39頁。
(八)^ “駅の情報︵蕨駅︶‥JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
(九)^ JR東日本ステーションサービス事業エリア
(十)^ ライフ/目標年商27億円、﹁ザ・プライス蕨店﹂跡地に﹁蕨駅前店﹂流通ニュース2018年7月3日閲覧。
(11)^ “︻開店︼ライフ蕨駅前店”. 開店閉店.com (2018年6月25日). 2022年12月1日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]
- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。
利用状況[編集]
- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ^ a b c d e 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- 埼玉県統計年鑑
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和2年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和3年)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 駅の情報(蕨駅):JR東日本