まんがイソップ物語 (アニメ映画)
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まんがイソップ物語 | |
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Aesop's Fable | |
監督 | ひこねのりお(演出) |
脚本 | 曽田博久 |
原作 | イソップ(『イソップ寓話』) |
製作 |
今田智憲 山口康男(企画) |
ナレーター | 増山江威子(予告編) |
出演者 |
高見知佳 潘恵子 大竹宏 滝口順平 |
音楽 | 小森昭宏 |
主題歌 | 「いたずらの種まき」(牧伸二、小林さくら、こおろぎ'73、ザ・チャープス) |
製作会社 | 東映動画 |
配給 | 東映 |
公開 |
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上映時間 | 61分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
前作 | 世界名作童話 アラジンと魔法のランプ(1982年) |
次作 | グリム童話 金の鳥(1987年) |
﹃まんがイソップ物語﹄︵まんがイソップものがたり︶は、1983年3月13日公開の﹃東映まんがまつり﹄で上映された東映動画制作のアニメーション映画である。カラー。61分。
概要[編集]
アイソーポス︵イソップ︶の﹃イソップ寓話﹄をアニメ化した作品。少年イソップが花の精ピッチ、田舎ネズミのチューチュー、ロバのバーローと知り合い、動物が人の言葉を話せる世界を冒険する話で、これに﹃イソップ寓話﹄からエピソードを8本挿入している。実際のアイソーポスは紀元前のギリシャの人物であるが、本作のイソップは中世ヨーロッパ風の片田舎に住む少年として描かれている。イソップの声は高見知佳が当てた。 公開から半年後の1983年10月からは、テレビ東京系列局で同名のテレビアニメ﹃まんがイソップ物語﹄が放送されていたが、こちらは日本アニメーションによる作品であり、内容もまったくの別物である。挿入されたイソップ寓話のエピソード[編集]
以下の8つの寓話が使われているが、映画中に題名が出てくるわけではない。以下の題はドラマ編LPレコードから取った。 ●オオカミがきた! ●いなかのネズミと都会のネズミ ●ウサギとカメ ●ロバのしくじり ●アリとキリギリス ●ライオンの皮をかぶったロバ ●旅人とクマ ●北風と太陽 他に主題歌の歌詞は﹁ネズミの会議﹂について歌っている。声の出演[編集]
●イソップ︵主人公︶ - 高見知佳 ●ピッチ︵花の精︶ - 潘恵子 ●チューチュー︵田舎ネズミ︶ - 大竹宏 ●バーロー︵ロバ︶ - 滝口順平 ●イソップの母 - 松島みのり ●村長 - 雨森雅司 ●長老アリ - 高木均 ●若者アリ - 塩沢兼人 ●母アリ - 白石冬美 ●都会のネズミ - 八代駿 ●ネコの主人 - 柴田秀勝 ●ウサギ - つかせのりこ ●カメ - 八奈見乗児 ●キリギリス - 永井一郎 ●冬の神︵北風︶ - 銀河万丈 ●春の女神︵太陽︶ / 予告編ナレーター - 増山江威子 ●オオカミの運送屋 - 矢田耕司 ●その他 - 寺田誠、沢木郁也、佐藤正治、坂井志満、飯塚はる美、塩屋浩三 ●協力 - 青二プロダクションスタッフ[編集]
●製作 - 今田智憲 ●企画 - 山口康男 ●原作 - ﹃イソップ寓話﹄ ●脚本 - 曽田博久 ●作画監督 - 香西隆男 ●美術 - 襟立智子 ●音楽 - 小森昭宏 ●演出 - ひこねのりお主題歌・挿入歌[編集]
主題歌﹁いたずらの種まき﹂ 作詞 - 武鹿悦子 / 作曲・編曲 - 小森昭宏 / 歌 - 牧伸二、小林さくら、こおろぎ'73、ザ・チャープス 挿入歌﹁愛とぽこぽこ﹂[1] 作詞 - 武鹿悦子 / 作曲・編曲 - 小森昭宏 / 歌 - 三輪勝恵[2]、こおろぎ'73 日本コロムビアからこの2曲を収録したEPレコードが発売された。また同社からは、オリジナルの担当声優による吹き込みを収録したLP﹃まんがイソップ物語 ドラマ編[3]﹄︵付属冊子の挿絵と説明で話を楽しむドラマCD風のレコード︶も発売された。前作﹃世界名作童話 アラジンと魔法のランプ﹄と同様に本作も映像ソフト化されていない[4]ため、これが現状で唯一の本作収録ソフトとなっている。同時上映[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
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関連項目[編集]
- 春休み・夏休みマンガ祭り(テレビ朝日) - 本作公開前の3月9日に放送された『ドラえもんの春休みマンガ祭り!!』で本作を紹介した。
- 新春アニメ劇場(フジテレビ) - 1986年に本作を放送した。