「阿毘達磨倶舎論」の版間の差分
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『'''阿毘達磨倶舎論'''』(あびだつまくしゃろん)は、[[世親|ヴァスバンドゥ(世親)]]を作者とするインドの仏教論書である<ref name="Nipponica">[https://kotobank.jp/word/%E5%80%B6%E8%88%8E%E8%AB%96-55249#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 コトバンク「倶舎論」](『[[日本大百科全書]]』解説)</ref>。4 - 5世紀頃の成立<ref name="Britannica">[https://kotobank.jp/word/%E9%98%BF%E6%AF%98%E9%81%94%E7%A3%A8%E5%80%B6%E8%88%8E%E8%AB%96-26601#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B8 コトバンク「阿毘達磨倶舎論」](『[[ブリタニカ国際大百科事典]]』解説)</ref>。[[サンスクリット]]本の題名は『'''Abhidharma-kośa-bhāṣya'''<ref group="注">'''A'''bhidharma-'''k'''ośa-'''bh'''āṣyaを略してAKBh と表記することも。</ref>』(アビダルマ・コーシャ・バーシャ)<ref>岩本裕 『日本佛教語辞典』平凡社、1988年。P.205「倶舎論」</ref><ref group="注">単に『Abhidharma-kośa』(アビダルマ・コーシャ)と呼称することも。</ref>。 |
『'''阿毘達磨倶舎論'''』(あびだつまくしゃろん)は、[[世親|ヴァスバンドゥ(世親)]]を作者とするインドの仏教論書である<ref name="Nipponica">[https://kotobank.jp/word/%E5%80%B6%E8%88%8E%E8%AB%96-55249#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 コトバンク「倶舎論」](『[[日本大百科全書]]』解説)</ref>。4 - 5世紀頃の成立<ref name="Britannica">[https://kotobank.jp/word/%E9%98%BF%E6%AF%98%E9%81%94%E7%A3%A8%E5%80%B6%E8%88%8E%E8%AB%96-26601#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B8 コトバンク「阿毘達磨倶舎論」](『[[ブリタニカ国際大百科事典]]』解説)</ref>。[[サンスクリット]]本の題名は『'''Abhidharma-kośa-bhāṣya'''<ref group="注">'''A'''bhidharma-'''k'''ośa-'''bh'''āṣyaを略してAKBh と表記することも。</ref>』(アビダルマ・コーシャ・バーシャ)<ref>岩本裕 『日本佛教語辞典』平凡社、1988年。P.205「倶舎論」</ref><ref group="注">単に『Abhidharma-kośa』(アビダルマ・コーシャ)と呼称することも。</ref>。 |
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本書は[[説一切有部]]の[[論蔵]]の1つである﹃雑阿毘曇心論﹄の構造を踏襲し、有部の法相をまとめたものである<ref>﹃望月仏教辞典﹄p. 52</ref>。本書の特色は[[説一切有部]]の教理の一部を[[経量部]]の立場より批判した点にある<ref name="iwanami_250">﹃岩波仏教辞典﹄P.250﹁﹃倶舎論﹄﹂</ref><ref>三枝充悳 ﹃世親﹄P.157﹁著作の概観﹂</ref>。また、本書には漢訳を初めとするチベットやウイグル語等の諸訳が存在し、漢訳本は[[真諦]]による﹃阿毘達磨倶舍釋論﹄22巻と、[[玄奘]]による﹃阿毘達磨倶舍論﹄等である。詳細は後述の﹁テキスト﹂を参照されたい。研究に際しては、サンスクリット本およびその諸訳を﹃'''倶舎論'''﹄と総称する事が多い<ref>櫻部建[1981, pp.14-18]﹃倶舎論﹄大蔵出版</ref>。従来の研究においては倶舎 |
本書は[[説一切有部]]の[[論蔵]]の1つである﹃雑阿毘曇心論﹄の構造を踏襲し、有部の法相をまとめたものである<ref>﹃望月仏教辞典﹄p. 52</ref>。本書の特色は[[説一切有部]]の教理の一部を[[経量部]]の立場より批判した点にある<ref name="iwanami_250">﹃岩波仏教辞典﹄P.250﹁﹃倶舎論﹄﹂</ref><ref>三枝充悳 ﹃世親﹄P.157﹁著作の概観﹂</ref>。また、本書には漢訳を初めとするチベットやウイグル語等の諸訳が存在し、漢訳本は[[真諦]]による﹃阿毘達磨倶舍釋論﹄22巻と、[[玄奘]]による﹃阿毘達磨倶舍論﹄等である。詳細は後述の﹁テキスト﹂を参照されたい。研究に際しては、サンスクリット本およびその諸訳を﹃'''倶舎論'''﹄と総称する事が多い<ref>櫻部建[1981, pp.14-18]﹃倶舎論﹄大蔵出版</ref>。従来の研究においては[[倶舎宗]]の伝統に基づき玄奘訳がもちいられてきたが<ref name="iwanami_250"/><ref>小原仁 ﹃源信﹄P.72 第三章 学窓の日々﹁倶舎をきわめる﹂</ref>、サンスクリット本の発見以後は、それに基づく研究が一般的である。
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なお、漢訳本の正式な原題表記は『阿毘達磨倶'''舍'''論』・『阿毘達磨倶'''舍'''釋論』である<ref group="注">「舎」ではなく「舍」が正式表記である。</ref>。 |
なお、漢訳本の正式な原題表記は『阿毘達磨倶'''舍'''論』・『阿毘達磨倶'''舍'''釋論』である<ref group="注">「舎」ではなく「舍」が正式表記である。</ref>。 |
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*【蔵訳】北京版5591, 東北版4090, Chos mngon pa'i mdsod kyi bshad pa |
*【蔵訳】北京版5591, 東北版4090, Chos mngon pa'i mdsod kyi bshad pa |
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従来、倶舎 |
従来、[[倶舎宗]]の伝統においては玄奘訳が用いられた為に、玄奘訳に基づく﹃倶舎論﹄との呼称が浸透した。それとの区別を目的として真諦訳は﹃倶舎釈論﹄や﹃旧倶舎﹄や﹃旧訳﹄と呼称され、区別された<ref>﹃望月仏教辞典﹄p. 52, ﹃大蔵経全解説大辞典﹄ p. 428</ref>。
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また、『本頌』『釈』共にウイグル語訳の断片が発見され、研究されている<ref>Masahiro Shōgaito[2014]The Uighur Abhidharmakośabhāṣya : preserved at the Museum of Ethnography in Stockholm.(Turcologica / herausgegeben von Lars Johanson, Bd. 99) |
また、『本頌』『釈』共にウイグル語訳の断片が発見され、研究されている<ref>Masahiro Shōgaito[2014]The Uighur Abhidharmakośabhāṣya : preserved at the Museum of Ethnography in Stockholm.(Turcologica / herausgegeben von Lars Johanson, Bd. 99) |
2015年12月3日 (木) 03:15時点における版
概要
ヴァスバンドゥ︵世親︶が作成した﹃Abhidharma-kośa-kārikā﹄︵アビダルマ・コーシャ・カーリカー︶の598偈の本頌に、ヴァスバンドゥ自ら註釈︵自註︶を書き加えたものが﹃Abhidharma-kośa-bhāṣya﹄︵アビダルマ・コーシャ・バーシャ︶で、一般に﹃倶舎論﹄という時は後者のバーシャ︵長行釈︶のことを指す。玄奘が漢訳する際に、﹃Abhidharma-kośa-kārikā﹄を﹃阿毘逹磨倶舍論本頌﹄[9]と題し、﹃Abhidharma-kośa-bhāṣya﹄を﹃阿毘達磨倶舍論﹄と題した。 アビダルマの語義については複数の解釈があるが、﹃阿毘逹磨倶舎論﹄における﹁阿毘達磨﹂ (abhidharma, アビダルマ) とは、 "abhi+dharma" であり、それぞれ﹁対﹂と﹁法﹂と訳され、﹁法に関して﹂という意味であると自注する[10]。また、﹁倶舎﹂︵kośa, コーシャ︶とは入れ物、蔵、宝物庫の意である。 本書はその骨格を﹃雑阿毘曇心論﹄に基づくことが古来より指摘されており、[11]、単なる﹃大毘婆沙論﹄の綱要書と認識するのは不適切である[12]。また、近年では﹃甘露味論﹄との関係が吟味されている[13]。 本論の特徴は説一切有部の伝統的な一部の教理に対して、経量部の立場から批判が加えられている部分がある点にある。 このような世親の立場は古来においては﹁理長為宗﹂や﹁拠理為宗﹂として表現された[14]。 そして世親のこれらの経部的見解は、いずれもカシミール有部の伝統的な教理解釈とは相反する内容であった。故に、伝統的な教理を尊んだ衆賢は﹃順正理論﹄を著し﹃倶舎論﹄を論駁した。 また、二十世紀になって発見された漢蔵等の翻訳が存在しなかったイーシュバラの﹃アビダルマディーパ﹄においても伝統的な有部の立場より﹃倶舎論﹄は非難されている。 近年の研究では世親の﹁経量部﹂の立場の多くは﹃瑜伽論﹄にトレースできることが指摘されている[15]。 しかしながら、当時より世親が唯識家として本論を著した積極的根拠は認められないことは注意が必要である[16]。テキスト
旧来は称友による註釈しか梵本が存在せず嘆かれていたが、サキャ派のゴル寺(Ngor Monastery)でラーフラ・サーントクリヤーヤナによって1934年に発見された。 後に1946年にはゴーカレによって﹃本頌﹄の梵本がとして校訂発表され、1967年にはプラダンによって﹃釈﹄の全体が校訂出版された[17]。 梵本の他に、﹃本頌﹄にはチベット訳が1つ、漢訳1種が現存している。 ●︻漢訳︼大正1560﹃阿毘逹磨倶舍論本頌﹄玄奘651年 ●︻蔵訳︼北京版5590, 東北版4089, Chos mngon pa'i mdsod kyi tshig le'ur byas pa 梵本の他に、﹃釈﹄にもチベット訳が1つと、漢訳二種が現存している。 ●︻漢訳1︼大正1558﹃阿毘逹磨倶舍論﹄真諦訳22巻564年 ●︻漢訳2︼大正1559﹃阿毘逹磨倶舍釋論﹄玄奘訳30巻651年 ●︻蔵訳︼北京版5591, 東北版4090, Chos mngon pa'i mdsod kyi bshad pa 従来、倶舎宗の伝統においては玄奘訳が用いられた為に、玄奘訳に基づく﹃倶舎論﹄との呼称が浸透した。それとの区別を目的として真諦訳は﹃倶舎釈論﹄や﹃旧倶舎﹄や﹃旧訳﹄と呼称され、区別された[18]。 また、﹃本頌﹄﹃釈﹄共にウイグル語訳の断片が発見され、研究されている[19]。構成
本論は598偈︵漢訳608偈︶の﹃本頌﹄と、その注釈である﹃釈﹄から構成されている。猶、破我品には﹃本頌﹄は存在しない[20]。 (一)界品︵かいぼん, dhātu-nirdeśa︶ - 存在の種類 (二)根品︵こんぼん, indriya-nirdeśa︶ - 存在現象の活動 (三)世間品︵せけんぼん, loka-nirdeśa︶ - 世界の構成 (四)業品︵ごうぼん, karma-nirdeśa︶ - 有情の輪廻の原因となる業 (五)随眠品︵ずいめんぼん, anuśaya-nirdeśa︶ - 有情の煩悩 (六)賢聖品︵けんしょうぼん, mārgapudgala-nirdeśa︶ - 悟りの段階 (七)智品︵ちぼん, jñāna-nirdeśa︶ - 智慧の趣類 (八)定品︵じょうぼん, samāpatti-nirdeśa︶ - 禅定の趣類 (九)破我品︵はがぼん, pudgala-viniścaya, [ātmavāda-pratiṣedha]︶恒常的な我性を認める人達に対する反論 界品・根品で基礎的範疇を説明し、世間品・業品・随眠品で迷いの世界を解明し、賢聖品・智品・定品で悟りに至る道を説く。最後に付録の破我品で異説を論破する。内容
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因果関係の法則
六因説
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影響
ヨーロッパ
1820年代、ネパールにおいてB.H.ホジソンによって、ヤショーミトラの倶舎論註﹁スプタールタ﹂の原文写本が発見された。これがパリに送られ、東洋学者E.ビュルヌフの﹁インド佛教史序論﹂(1844年)の述作の一部となった。1917年に、チベット語訳倶舎論第1章本文が、ロシアのスチェルバッコイにより刊行された。その後、ロシアのO.ローゼンベルク、ベルギーのL.ド・ラ・ヴァレ・プサン、E.ラモート、フランスのS.レヴィ、オーストリアのE.フラウヴァルナ-、H.V.ギュンターらによって研究されている[26] 。中国
中国へは真諦︵499年〜569年︶による漢訳﹁阿毘達磨倶舍釋論﹂︵567年訳出︶によって初めて伝えられ、玄奘︵602年〜664年︶による漢訳﹁阿毘達磨倶舍論﹂︵651年訳出︶が出される[27]。神泰の﹁倶舎論疏﹂、玄奘門下の普光の﹁倶舎論記﹂、法宝の﹁倶舎論疏﹂などの注釈書が書かれた[28] 。日本
日本では、道昭が653年に唐に渡って玄奘に謁し、玄奘訳およびに神泰の﹁倶舎論疏﹂が日本に伝えられたことから、興福寺・元興寺を中心に研究が始まった[29]。天平勝宝年間︵749年 - 757年︶には倶舎宗が公式に制定され、南都六宗の一つに数えられた。858年、円珍によって、法宝の﹁倶舎論疏﹂や円暉の﹁倶舎論頌釈疏﹂が日本にもたらされ、比叡山・三井寺・東大寺で研究された[30]。徳川中期以降、真言宗の周海、法住、快道、海応、信海、旭雅、浄土宗の湛慧、普寂、浄土真宗の法幢、宝雲、法海、竜温、法宣などが輩出された。[31]。文献
- 桜部建『倶舎論の研究 界・根品』(法蔵館、1969年、新装版2011年)
- 山口益・舟橋一哉『倶舎論の原典解明 世間品』(法蔵館、1955年、新装版2012年)
- 舟橋一哉『倶舎論の原典解明 業品』(法蔵館、1987年、新装版2011年)
- 小谷信千代・本庄良文『倶舎論の原典研究 随眠品』(大蔵出版、2007年)
- 桜部建・小谷信千代『倶舎論の原典解明 賢聖品』(法藏館、1999年)
- 桜部建・小谷信千代・本庄良文『倶舎論の原典研究 智品・定品』(大蔵出版、2004年)
- Louis de La Vallé Poussin(1971). L'Abhidharmakośa de Vasubandhu, Institut belge des hates études chinoises, Bruxelles, 1971
- Lodrö Sangpo (2012). Abhidharmakosa-Bhasya of Vasubandhu: The Treasury of the Abhidharma and Its Commentary (4 vols). Motilal Banarsidass Publishers (Pvt. Limited). ISBN 978-8120836075.
論文
注釈
脚注
- ^ コトバンク「倶舎論」(『日本大百科全書』解説)
- ^ コトバンク「阿毘達磨倶舎論」(『ブリタニカ国際大百科事典』解説)
- ^ 岩本裕 『日本佛教語辞典』平凡社、1988年。P.205「倶舎論」
- ^ 『望月仏教辞典』p. 52
- ^ a b 『岩波仏教辞典』P.250「『倶舎論』」
- ^ 三枝充悳 『世親』P.157「著作の概観」
- ^ 櫻部建[1981, pp.14-18]『倶舎論』大蔵出版
- ^ 小原仁 『源信』P.72 第三章 学窓の日々「倶舎をきわめる」
- ^ 世親菩薩造 三藏法師玄奘奉詔譯 『阿毘達磨倶舍論本頌』(『大正藏』毘曇部 Vol.29 No.1560)
- ^ 桜部建『倶舎論の研究 界・根品』(法蔵館、1969年
- ^ この点については江戸時代の学僧である林常快道(1751-1810)が『阿毘逹磨倶舎論法義』において既に指摘している点である。Cf. 『望月仏教辞典』p. 52,
- ^ 田中教照[1976]「修行道論より見た阿毘達磨論書の新古について」, 仏教研究 通号 5, 1976-03-31, 41-54
- ^ Cf. 西村実測[2002]『アビダルマ教学』
- ^ 木村誠司[2013]「『倶舎論』にまつわる噂の真相」『駒沢大学仏教学部研究紀要』 (71), 242-224
- ^ 袴谷憲昭[1986]「Purvacarya考」『印仏研』34(2), 859-866。並びにRobert Kritzer[2005]Vasubandhu and the Yogācārabhūmi : Yogācāra elements in the Abhidharmakośabhāṣya(Studia philologica Buddhica, . Monograph series ; 18)International Institute for Buddhist Studies of the International College for Postgraduate Buddhist Studies, 2005
- ^ 兵藤 一夫[2002]「経量部師としてのヤショーミトラ」, 『初期仏教からアビダルマへ:桜部建博士喜寿記念論集』.2002-05-20, 315-336
- ^ 櫻部建[1981, pp.14-18]『倶舎論』大蔵出版
- ^ 『望月仏教辞典』p. 52, 『大蔵経全解説大辞典』 p. 428
- ^ Masahiro Shōgaito[2014]The Uighur Abhidharmakośabhāṣya : preserved at the Museum of Ethnography in Stockholm.(Turcologica / herausgegeben von Lars Johanson, Bd. 99) Harrassowitz, 2014
- ^ 櫻部建[1981, pp.19-34]『倶舎論』大蔵出版
- ^ Abhidharmakośavyākhyā. pp.188-189
- ^ cf. 櫻部[1969 pp. 113-114]『倶舎論の研究』法蔵館
- ^ 分別根品第二之四 T1558_.29.0032c17 -
- ^ 分別隨眠品第五之一 T1558_.29.0101c03 -
- ^ 分別根品第二之四 T1558_.29.0033a06 - 11
- ^ 桜部建「新装版 佛典講座18 倶舎論」(大蔵出版 2002年)P40 - 41
- ^ 「桜部建「新装版 佛典講座18 倶舎論」(大蔵出版 2002年)P12
- ^ 桜部建「新装版 佛典講座18 倶舎論」(大蔵出版 2002年)P38-39
- ^ 「桜部建「新装版 佛典講座18 倶舎論」(大蔵出版 2002年)P12
- ^ 「桜部建「新装版 佛典講座18 倶舎論」(大蔵出版 2002年)P12
- ^ 「桜部建「新装版 佛典講座18 倶舎論」(大蔵出版 2002年)P39 - 40