「JR東日本E257系電車」の版間の差分
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{{Notice|車両の動きなどについては、[[Wikipedia:検証可能性]]に反する、個人の目撃報告や外部の私設サイトなどを典拠とする情報を記載しないでください。[[Wikipedia:出典を明記する]]や[[Wikipedia:独自研究は載せない]]、[[Wikipedia:信頼できる情報源]]などの方針により除去されます。|お願い}} |
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| 車両名 = JR東日本E257系電車<br /><span style="font-weight:normal;">'''(共通事項)'''</span> |
| 車両名 = JR東日本E257系電車<br /><span style="font-weight:normal;">'''(共通事項)'''</span> |
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[[警笛]]はAW2形空気笛とミュージックホーン・電子ホーンを併用する。 |
[[警笛]]はAW2形空気笛とミュージックホーン・電子ホーンを併用する。 |
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== 番台別 |
== 番台別解説 == |
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E353系の増備に伴い徐々に運用を減らしていき、2019年3月15日をもって中央本線の定期特急列車運用から離脱した。その後余剰となった編成は、順次「[[踊り子 (列車)|踊り子]]」用2000番台へのリニューアル工事が行われ<ref>[http://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/180516-01.pdf 中央線特急列車「あずさ」「かいじ」E353系置き換えについて] - JR東日本長野支社 2018年5月16日</ref>、基本編成16本のうち13本<ref group="注"> M-105・M-107・ M-111編成以外</ref>が2000番台へ改造され、[[大宮総合車両センター東大宮センター]]へ移籍。[[国鉄185系電車|185系]]を置き換えた<ref name="JRR 2021s 59">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2021夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2021年、p.59。ISBN 9784330025216。</ref>(詳細は[[#2000番台・2500番台|後述]])。 |
E353系の増備に伴い徐々に運用を減らしていき、2019年3月15日をもって中央本線の定期特急列車運用から離脱した。その後余剰となった編成は、順次「[[踊り子 (列車)|踊り子]]」用2000番台へのリニューアル工事が行われ<ref>[http://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/180516-01.pdf 中央線特急列車「あずさ」「かいじ」E353系置き換えについて] - JR東日本長野支社 2018年5月16日</ref>、基本編成16本のうち13本<ref group="注"> M-105・M-107・ M-111編成以外</ref>が2000番台へ改造され、[[大宮総合車両センター東大宮センター]]へ移籍。[[国鉄185系電車|185系]]を置き換えた<ref name="JRR 2021s 59">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2021夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2021年、p.59。ISBN 9784330025216。</ref>(詳細は[[#2000番台・2500番台|後述]])。 |
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付属編成2両編成5本︵10両︶に関しては、定期運用離脱後も長野総合車両センターにて留置されていたが、2020年6月15日付で本系列初の廃車となり<ref name="JRR 2021w 358">ジェー・アール・アール編﹃JR電車編成表﹄2021冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2020年、p.358。ISBN 9784330082202。</ref>、同年9月までに全編成が解体され |
付属編成2両編成5本︵10両︶に関しては、定期運用離脱後も長野総合車両センターにて留置されていたが、2020年6月15日付で本系列初の廃車となり<ref name="JRR 2021w 358">ジェー・アール・アール編﹃JR電車編成表﹄2021冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2020年、p.358。ISBN 9784330082202。</ref>、同年9月までに全編成が解体された。
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残った3編成は2000番台への改造や付属編成の廃車が行われた後も松本車両センターに残留していたが、2021年より順次波動用5000番台へ改造され、M-111編成の改造を最後に本番台は消滅した<ref name="DJ4541" />。 |
残った3編成は2000番台への改造や付属編成の廃車が行われた後も松本車両センターに残留していたが、2021年より順次波動用5000番台へ改造され、M-111編成の改造を最後に本番台は消滅した<ref name="DJ4541" />。 |
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2004年︵平成16年︶10月16日のダイヤ改正より﹁[[さざなみ (列車)|さざなみ]]﹂﹁[[わかしお (列車)|わかしお]]﹂に投入され、さらに翌[[2005年]]︵平成17年︶[[12月10日]]のダイヤ改正からは﹁[[しおさい (列車)|しおさい]]﹂﹁[[あやめ (列車)|あやめ]]﹂にも投入され、房総地区で運用されていた183系・189系をすべて置き換えた。
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2004年︵平成16年︶10月16日のダイヤ改正より﹁[[さざなみ (列車)|さざなみ]]﹂﹁[[わかしお (列車)|わかしお]]﹂に投入され、さらに翌[[2005年]]︵平成17年︶[[12月10日]]のダイヤ改正からは﹁[[しおさい (列車)|しおさい]]﹂﹁[[あやめ (列車)|あやめ]]﹂にも投入され、房総地区で運用されていた183系・189系をすべて置き換えた。
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2015年︵平成27年︶3月14日ダイヤ改正で千葉、房総地区の特急列車が削減された<ref name="Fan2015-5">交友社﹁鉄道ファン﹂2015年5月号﹁平成27年3月14日ダイヤ改正にともなうJR東日本車両の動き﹂記事。</ref>ことに伴い、9編成︵45両︶の余剰車が発生し |
2015年︵平成27年︶3月14日ダイヤ改正で千葉、房総地区の特急列車が削減された<ref name="Fan2015-5">交友社﹁鉄道ファン﹂2015年5月号﹁平成27年3月14日ダイヤ改正にともなうJR東日本車両の動き﹂記事。</ref>ことに伴い、9編成︵45両︶の余剰車が発生した<ref name="Fan2015-5" />。余剰車のうち2編成はホームライナーに使用され、3編成は富士急線直通列車に使用されることになり、後者は幕張車両センター所属のまま豊田車両センター常駐となった。
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豊田車両センター常駐の3編成は2019年ダイヤ改正を前に車体デザインが小変更され、側窓周りに黒塗装が追加されたほか、客用扉横と正面のロゴが﹁SERIES E257﹂に変更され、NB-10編成が赤、NB-11編成がグレー、NB-12編成が緑のアクセントカラーがそれぞれ入れられていた。その後2019年3月16日のダイヤ改正で﹁ホームライナー千葉﹂が廃止されたため、同列車に使われていた2編成が余剰となり、余剰車は計6編成となり、うち4編成は2500番台へ改造された。2編成は、豊田車両センター常駐の3編成とともに5500番台に改造された。
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2021年4月1日現在、幕張車両センターに5両編成15本︵NB01 - 05,08 - 12,15 - 19,75両︶が配置されている<ref name="JRR 2021s 50">ジェー・アール・アール編﹃JR電車編成表﹄2021夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2021年、p.50。ISBN 9784330025216。</ref>。
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2021年4月1日現在、幕張車両センターに5両編成15本︵NB01 - 05,08 - 12,15 - 19,75両︶が配置されている<ref name="JRR 2021s 50">ジェー・アール・アール編﹃JR電車編成表﹄2021夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2021年、p.50。ISBN 9784330025216。</ref>。
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リニューアルにあたり、車体塗装は[[E261系]]に準ずる伊豆の空と海の色をイメージしたペニンシュラブルー{{Color|#408DB9|■}}を基調としたものに変更され、ヘッド・テールライトが[[HIDランプ|HID]]から[[LED]]のものへと交換された。前面の3色LED電光表示板は交換されずに転用された。 |
リニューアルにあたり、車体塗装は[[E261系]]に準ずる伊豆の空と海の色をイメージしたペニンシュラブルー{{Color|#408DB9|■}}を基調としたものに変更され、ヘッド・テールライトが[[HIDランプ|HID]]から[[LED]]のものへと交換された。前面の3色LED電光表示板は交換されずに転用された。 |
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内装面は、座席のモケットが交換され、窓側座席に電源コンセント、各座席上方に[[JR東日本E657系電車|E657系]]と同様の指定席発売状況確認ランプ、各先頭車に荷物置き場が設置された<ref name="東日本旅客鉄道公式HP">{{Cite web |website=東日本旅客鉄道公式HP 首都圏発着在来特急のご案内 |url=https://www.jreast.co.jp/ltd_exp/tokaido/ |title=東海道線特急「湘南」「踊り子」のご案内 |accessdate=2020-12-19 |publisher=東日本旅客鉄道 |deadlinkdate=2022-04 |archive-url=https://web.archive.org/web/20201112053737/https://www.jreast.co.jp/ltd_exp/tokaido/ |archive-date=2020-11-12}}</ref>。 |
内装面は、座席のモケットが交換され、窓側座席に電源コンセント、各座席上方に[[JR東日本E657系電車|E657系]]と同様の指定席発売状況確認ランプ、各先頭車に荷物置き場が設置された<ref name="東日本旅客鉄道公式HP">{{Cite web |website=東日本旅客鉄道公式HP 首都圏発着在来特急のご案内 |url=https://www.jreast.co.jp/ltd_exp/tokaido/ |title=東海道線特急「湘南」「踊り子」のご案内 |accessdate=2020-12-19 |publisher=東日本旅客鉄道 |deadlinkdate=2022-04 |archive-url=https://web.archive.org/web/20201112053737/https://www.jreast.co.jp/ltd_exp/tokaido/ |archive-date=2020-11-12}}</ref>。グリーン車は床板と肘掛けが更新されたが、グリーン車の旧普通席部分で座席と窓枠の位置が合わない席が生じている。 |
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普通車は「スタンダードでありながら奥行き感のある現代的な空間」、グリーン車は「リッチで高品質感のある現代的な空間」をデザインコンセプトとしている<ref name="JRE press release20191128" />。 |
普通車は「スタンダードでありながら奥行き感のある現代的な空間」、グリーン車は「リッチで高品質感のある現代的な空間」をデザインコンセプトとしている<ref name="JRE press release20191128" />。 |
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リニューアルにあたり、車体は2000番台・2500番台をベースに、塗装は爽やかさ、エネルギッシュ、環境、抑揚、流れをイメージした緑色{{Color|#3B8725|■}}を基調としたものに変更された<ref name="RF728_42-48" /><ref name="RP992_96-102" />。5000番台のクハE257-5100は自動幌があった場所に塞ぎ板が設置され、非貫通となった<ref name="RF728_42-48" />。
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リニューアルにあたり、車体は2000番台・2500番台をベースに、塗装は爽やかさ、エネルギッシュ、環境、抑揚、流れをイメージした緑色{{Color|#3B8725|■}}を基調としたものに変更された<ref name="RF728_42-48" /><ref name="RP992_96-102" />。5000番台のクハE257-5100は自動幌があった場所に塞ぎ板が設置され、非貫通となった<ref name="RF728_42-48" />。
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[[File:E257-5000.Tokyo.jpg|thumb|E257系5000番台OM91編成]] |
[[File:E257-5000.Tokyo.jpg|thumb|E257系5000番台OM91編成]] |
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車内は1号車、9号車の荷物置き場や各客室の防犯カメラ設置、カーテンや普通車の側小天井パネルの交換などが行われた。それ以外は種車と同仕様となっ |
車内は1号車、9号車の荷物置き場や各客室の防犯カメラ設置、カーテンや普通車の側小天井パネルの交換などが行われた。それ以外は種車と同仕様となっている<ref name="RF728_42-48">{{Cite journal|和書|author=吉田勝博︵東日本旅客鉄道鉄道事業本部運輸車両部車両技術センター︶|year=|date=2021-12-01|title=E257系5000・5500番台特急形直流電車|journal=鉄道ファン|volume=61|issue=第12号︵通巻728号︶|page=|pages=42 - 48|publisher=交友社|oclc=61102288}}</ref><ref name="RP992_96-102">{{Cite journal|和書|author=吉田勝博︵東日本旅客鉄道鉄道事業本部運輸車両部車両技術センター︶|date=2021-09-01|title=JR東日本E257系 転用改造・機器更新の概要|journal=[[鉄道ピクトリアル]]|publisher=[[電気車研究会]]|volume=71|issue=第11号︵通巻第992号︶|pages=96 - 102|issn=0040-4047}}</ref>。
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==== 編成(5000番台) ==== |
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=== 2000・2500番台 === |
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[[File:JR East E257-2000 NA-10 Tokyo Shōnan 20210513.jpg|thumb|230px|特急「湘南」で運用される2000番台]] |
[[File:JR East E257-2000 NA-10 Tokyo Shōnan 20210513.jpg|thumb|230px|特急「湘南」で運用される2000番台]] |
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2020年︵令和2年︶3月14日ダイヤ改正で、2000番台︵基本編成︶が185系で運用される特急﹁[[踊り子 (列車)|踊り子]]﹂のうち、 |
2020年︵令和2年︶3月14日ダイヤ改正で、2000番台︵基本編成︶が185系で運用される特急﹁[[踊り子 (列車)|踊り子]]﹂のうち、東京 - 伊豆急下田間1.5往復と伊豆急下田→池袋間1本、土休日はそれに加え、新宿→伊豆急下田間1本と伊豆急下田→東京間1本に投入された。2021年︵令和3年︶3月13日ダイヤ改正では2500番台︵付属編成︶が[[修善寺駅]]発着の﹁踊り子﹂に投入され、[[東海旅客鉄道|JR東海]]管内及び伊豆箱根鉄道線への乗り入れを開始した。これにより﹁踊り子﹂運用を当系列で統一するのに加え、﹁湘南ライナー﹂に代わって新たに運転される特急﹁[[湘南 (列車)|湘南]]﹂にも投入された<ref>{{Cite press release |date=2020-11-12 |format=PDF |url=https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201112_ho02.pdf|title=東海道線特急が新しく生まれ変わります |accessdate=2020-11-13 |publisher=東日本旅客鉄道}}</ref><ref name="東日本旅客鉄道公式HP" />。
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=== 5000番台・5500番台 === |
=== 5000番台・5500番台 === |
2022年6月16日 (木) 21:23時点における版
JR東日本E257系電車 (共通事項) | |
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E257系0番台「かいじ」 (2017年5月4日) | |
基本情報 | |
運用者 | 東日本旅客鉄道 |
製造所 |
日立製作所笠戸事業所 近畿車輛 東急車輛製造 |
製造年 | 2001年 - 2005年 |
製造数 | 249両 |
運用開始 | 2001年12月1日 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 | 直流1,500V |
最高運転速度 | 130 km/h |
設計最高速度 | 140 km/h |
起動加速度 | 2.0km/h/s[1][2] |
減速度(常用) | 5.2km/h/s |
減速度(非常) | 5.2km/h/s |
全長 |
先頭車 21,000 mm 中間車 20,500 mm |
全幅 | 2,946 mm |
全高 | 3,980 mm(パンタグラフ折り畳み高さ) |
車体 | アルミニウム合金(A-train) |
主電動機 | かご形三相誘導電動機 |
駆動方式 | TD平行カルダン駆動方式 |
歯車比 | 5.65(17:96) |
制御方式 | VVVFインバータ制御(IGBT素子) |
制動装置 |
回生・発電併用電気指令式空気ブレーキ 抑速ブレーキ・耐雪ブレーキ |
概要
日本国有鉄道︵国鉄︶から引き継いだ183系・189系や、波動輸送用に転用されていた直流用急行形電車︵165系︶の置き換えのために2001年より投入した﹁新世代の特急形電車[3]﹂である。 最初に登場した0番台の開発コンセプトは﹁シンプルさの中のくつろぎ﹂であり、車体傾斜などによる速達性の向上よりは特急列車に求められる基本的な快適性の向上に主眼が置かれている[4]。車両デザインはGKインダストリアルデザインが担当した。 JRが独自に設計・製造した特急形車両として初めて製造両数が200両を越え、246両に達した。2011年4月1日時点でJR西日本683系電車に次ぐ製造数であり[5][6]、2015年度に683系2000番台の多くが289系へ改造されたことで、2018年現在JRグループの特急型では単独系列として最大数となっている。 2002年に第45回鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。車両概説
本項では落成時点および共通部分を中心に記述し、各番台固有の構造は後述する。車体
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/89/JR_East_E257_Limited_Express_Azusa.jpg/230px-JR_East_E257_Limited_Express_Azusa.jpg)
車内
普通車の座席は前後間隔︵シートピッチ︶960mmの座面スライド機構付きリクライニングシートで、座席の回転は手動式である。座席背面にテーブル、カップホルダー、網ポケットのマガジンラックを装備する。車椅子対応座席は車椅子からの移乗に配慮して通路側回転としている。 0番台はグリーン車︵グリーン室︶が設定され、座席はシートピッチ1,160mm・横4列配置のリクライニングシートで、フットレスト、可動式枕、座席背面にテーブルを装備する。E351系で設置されていたシートヒーターは装備されていない。0番台基本編成の8号車であるサロハE257形の下り方の半室が充てられる。 車内はFRPやカラーパネルシートを多用し、デッキ・客室間の仕切り扉はタッチスイッチ式を採用した。E351系にあった大型の荷物置き場は本系列では当初設置されなかった。 LED式車内案内表示器を客室前後端部に備え、床材はゴム製のシートを挟み振動を軽減している[8]。照明はグリーン車・普通車ともに間接式である。 トイレの処理方式は洋式・男性用小便器ともに真空式で臭気を軽減しており、サハE257形・モハE257形1500番台は車椅子に対応する。車椅子対応トイレは入口幅や室内寸法を拡大し、入口扉は押ボタン式の自動ドアとなっている。 活性炭方式の脱臭機能空気清浄機付き空調装置のエアダクトは荷物棚と一体化し、荷物棚の先端と下部から吹き出す[8]。 乗降用ドアは特急形で初めて徐々に強く閉まる方式を採用し、手を挟んだ場合の安全性を向上している。視覚障害者対応として開閉時に﹁ドアが開きます﹂﹁ドアが閉まります﹂と女性の音声で告知する。 運転台の主幹制御器は左手操作のワンハンドル式を採用する。運転台は通常のTIMS用のモニタのほか、運転時刻表のみを表示する小型モニタを併設する。E217系やE231系近郊タイプに準じて踏切事故対策として前後の空間を広く確保する。貫通・非貫通構造車ともに運転席とデッキはガラスで仕切られ、デッキから前方の眺望が開ける。助士席部は運転席よりも若干低く造作され、運転室背面にパイプを設置して児童らの踏み台として配慮している[8]。運転室の背面仕切カーテンは電動式だが助士席側小窓はカーテンが無く、夜間やトンネル内もデッキから前方が見通せる。機器類
制御伝送システムは、E231系で採用されたTIMSを特急型車両として初めて搭載している。 0番台の主回路は日立製作所製IGBT素子VVVFインバータ装置を搭載し、500番台はモハE257形1500番台が三菱電機製IPMを、モハE257形500番台が日立製作所製IGBT素子VVVFインバータ装置をそれぞれ搭載して、磁励音の低減が図られている。モハE257形0・100・500番台はインバータ装置2群を搭載してモハE256形と合わせて8台の主電動機を、クモハE257形・モハE257形1000・1500番台はインバータ装置1群を搭載して自車のみ4台の主電動機を制御する。主電動機は出力145kWのかご形三相誘導電動機MT72A形︵0番台︶・MT72B形︵500番台︶を搭載する。起動加速度は0番台・500番台とも2.0km/h/sとなっている。 ブレーキシステムは回生・発電ブレンディングブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを装備する。付随車の基礎ブレーキ装置はディスクブレーキを装備する。TIMSによって適切なブレーキ力を与える。発電ブレーキの搭載は、列車密度の低い路線では回生失効の頻度が高く、空気ブレーキが動作するケースが多いことによる。発電ブレーキシステムにブレーキチョッパを搭載しており、環境への配慮が図られている。 台車はボルスタレス式ヨーダンパ・軸バネオイルダンパ付きで、車輪径は860mm。E653系やE751系と基本的に同じもの[9]︵電動台車DT64系・付随台車TR249系︶である。 パンタグラフは低断面トンネル対応のシングルアーム式PS36形︵0番台︶・PS37形︵500番台︶を採用する。PS36形とPS37形は取り付け互換性を有している。 警笛はAW2形空気笛とミュージックホーン・電子ホーンを併用する。番台別解説
0番台
0番台 | |
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特急「かいじ」 (2017年6月) | |
基本情報 | |
製造年 | 2001年 - 2002年 |
製造数 | 154両 |
運用開始 | 2001年12月1日 |
運用終了 |
2019年3月15日(定期) 2021年6月20日(臨時) |
投入先 | 中央本線・篠ノ井線ほか |
主要諸元 | |
編成 |
基本編成9両(5M4T) 付属編成2両(1M1T) |
最高運転速度 | 130km/h |
編成定員 |
9両558名(普通車530名・グリーン車28名) 2両120名(全車普通車) |
編成重量 |
9両 306.1 t 2両 70.9 t |
編成出力 |
11両145kW×24=3,480kW 9両145kW×20=2,900kW |
保安装置 |
ATS-P,ATS-Ps ※クモハE257-0はATS-SNのみ装備 |
構成
編成は基本編成がMT比5M4Tの9両編成、増結用の付属編成がMT比1M1Tの2両編成であった。松本駅における増・解結作業の関係上付属編成が新宿・東京方に連結されており、号車番号は付属編成が1・2号車、基本編成が3 - 11号車となっていた。基本編成のみの9両編成で運転する場合でも号車番号の表示は変更されず、3 - 11号車の9両による運転として案内・表示された。これは編成両数にかかわらず自由席車両とグリーン車の号車番号を統一するための措置であった。グリーン車は基本編成の8号車に連結され、普通車との半室構造となっていた。外観
﹁ふるさとのぬくもり﹂・﹁めぐりゆくふるさとの四季﹂をデザインコンセプトとしていた[4]。外観はアルプスの山々や林檎の花をイメージさせる白を基調としており、車体側面に四季の彩りを表す、武田菱を模した大きな菱形模様が描かれた[3]。菱形模様は桃色■︵春の花︶、碧色■︵夏の木の葉︶、黄色■︵秋の紅葉︶、青紫■︵冬の山々︶、銀色■︵八ヶ岳やアルプスの嶺︶、からなり、その配色は似ているものもあったが号車ごとに異なっていた︵左右のサイドでは向きが逆転しているので8号車を除き全て東京、新宿側へ傾いていた︶。客用ドア横の号車番号表示は沿線の風物のイラストが号車ごとに描かれていた。- 各車両のロゴマーク、ブロックパターン
-
E257系1号車ブロックパターン
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E257系2号車ブロックパターン
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3号車ロゴ
富士山 -
E257系3号車ブロックパターン
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E257系4号車ブロックパターン
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E257系5号車ブロックパターン
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6号車ロゴ
諏訪湖祭湖上花火大会 -
E257系6号車ブロックパターン
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7号車ロゴ
イラスト無し車椅子対応 -
E257系7号車ブロックパターン
-
8号車ロゴ
松本城 -
8号車グリーン車ロゴ
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8号車松本城グリーン車ロゴ
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E257系8号車ブロックパターン
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E257系9号車ブロックパターン
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10号車ロゴ
道祖神 -
E257系10号車ブロックパターン
-
E257系11号車ブロックパターン
室内
-
普通車車内(0番台車両 1号車)
-
普通車車内(0番台車両 8号車)
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普通車座席
-
グリーン車車内(0番台車両)
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グリーン車座席
-
グリーン車テーブル
-
モハE257形100番台(9号車)新宿方車端に設置しているフリースペース[注 5]
形式︵0番台︶
基本編成︵M101 - M116編成︶
クハE256形︵1 - 16︶ 基本編成の11号車に連結。CPを搭載する非貫通型制御車。定員64名。号車表示のイラストは﹁白馬村のスキー場﹂。 クハE257形100番台︵101 - 116︶ 基本編成の3号車に連結。CPを搭載する貫通型制御車。定員52名。松本方車端部にトイレと洗面所を備える。号車表示のイラストは﹁富士山﹂。 モハE256形︵1 - 16︶ 基本編成の5号車に連結。補助電源用210kVA静止形インバータ︵SIV︶を搭載する中間電動車。定員64名。松本方車端部にトイレ、洗面所、カード式公衆電話、清涼飲料水の自動販売機を備える[注 6]。モハE257形0番台とユニットを構成し、号車表示のイラストは﹁甲府市の桃﹂。 モハE257形︵1 - 16︶ 基本編成の4号車に連結。VVVFインバータ装置とパンタグラフを搭載する中間電動車。定員72名。モハE256形0番台とユニットを構成し、号車表示のイラストは﹁甲州市のぶどう﹂。 モハE256形100番台︵101 - 116︶ 基本編成の10号車に連結。基本的にモハE256形0番台と同様。モハE257形100番台とユニットを構成し、号車表示のイラストは﹁道祖神﹂。 モハE257形100番台︵101 - 116︶ 基本編成の9号車に連結。VVVFインバータ装置とパンタグラフを搭載する中間電動車。定員64名。新宿方にフリースペースを備える。モハE256形100番台とユニットを構成し、号車表示のイラストは﹁信州のりんご﹂。 モハE257形1000番台︵1001 - 1016︶ 基本編成の6号車に連結。基本的にモハE257形0番台と同様。本形式とクモハE257形は1C4M方式の単独電動車である。号車表示のイラストは﹁諏訪湖祭湖上花火大会﹂。 サハE257形︵1 - 16︶ 基本編成の7号車に連結。CPを搭載する付随車。定員54名。出入台側に車椅子対応座席2席と松本方車端部に車椅子対応トイレと洗面所、車販準備室、多目的室を備える。号車表示のイラストはなく、その部分に車椅子マークを表示している。 サロハE257形︵1 - 16︶ 基本編成の8号車に連結。グリーン車・普通車合造の付随車で、定員はグリーン室28名・普通室24名。出入台に車掌室と業務用室、松本方車端部にトイレと洗面所を備える。号車表示ステッカーは2箇所あり、東京寄り︵普通車側︶のイラストは﹁松本城﹂、松本寄り︵グリーン車側︶はイラストの代わりにグリーン車マークが表示されている。クハE256-16 -
クハE257-113
-
モハE256-16
-
モハE257-16
-
モハE256-116
-
モハE257-116
-
モハE257-1016
-
サハE257-16
-
サロハE257-16
付属編成︵M201 - M205編成︶
クハE257形︵1 - 5︶ 付属編成の1号車に連結。補助電源用110kVA SIVとスクリュー式電動空気圧縮機︵CP︶を搭載する非貫通型制御車。定員52名。松本方車端部にトイレと洗面所を備える。号車表示のイラストは﹁新宿の高層ビル﹂。 クモハE257形︵1 - 5︶ 付属編成の2号車に連結。VVVFインバータ装置とパンタグラフを搭載する制御電動車。定員68名。松本方に簡易運転台を備える[3]。連結時のワンタッチ幌装置を備えている。長距離の運転は想定していないが、スイッチと計器類は本設運転台とほぼ同じものが取り付けられ、電気笛を搭載している。号車表示のイラストは﹁高尾山の紅葉﹂。クハE257-4 -
クモハE257-4
-
付属編成と基本編成の連結部。左側がクモハE257形。
編成(0番台)
← 甲府・松本・南小谷 新宿・東京・千葉 → | |||||||||||
基本編成 | 付属編成 | ||||||||||
号車 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ E256 -0 |
モハ E256 -100 |
モハ E257 -100 |
サロハ E257 -0 |
サハ E257 -0 |
モハ E257 -1000 |
モハ E256 -0 |
モハ E257 -0 |
クハ E257 -100 |
クモハ E257 -0 |
クハ E257 -0 |
編成一覧表(0番台)
基本編成名 | 付属編成名 | 落成日 | 製造会社 | 改造後編成名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
M-101 | M-201 | 2001年5月29日 | 日立製作所 | NA-01 | |
M-102 | M-202 | 2001年6月6日 | 近畿車輛 | NA-02 | |
M-103 | M-203 | 2001年6月22日 | 東急車輛 | NA-03 | |
M-104 | - | 2001年12月5日 | 日立製作所 | NA-04 | |
M-105 | - | 2002年1月10日 | 日立製作所 | OM-91 | |
M-106 | - | 2001年12月26日 | 近畿車輛 | NA-05 | |
M-107 | - | 2001年12月7日 | 東急車輛 | OM-92 | |
M-108 | - | 2002年2月6日 | 近畿車輛 | NA-06 | |
M-109 | M-204 | 2002年4月8日 | 日立製作所 | NA-07 | |
M-110 | - | 2002年4月9日 | 東急車輛 | NA-08 | |
M-111 | - | 2002年5月10日 | 東急車輛 | OM-93 | |
M-112 | - | 2002年5月30日 | 日立製作所 | NA-09 | |
M-113 | - | 2002年6月10日 | 東急車輛 | NA-10 | |
M-114 | M-205 | 2002年7月18日 | 日立製作所 | NA-11 | |
M-115 | - | 2002年8月7日 | 近畿車輛 | NA-12 | |
M-116 | - | 2002年9月4日 | 近畿車輛 | NA-13 |
500番台
500番台 | |
---|---|
![]() | |
基本情報 | |
製造年 | 2004年 - 2005年 |
製造数 | 95両 |
運用開始 | 2004年10月16日 |
投入先 | 総武本線・成田線・鹿島線・京葉線・外房線・内房線ほか |
主要諸元 | |
編成 | 5両(3M2T) |
最高運転速度 | 130km/h |
編成定員 | 5両306名(全車普通車) |
編成重量 | 5両 180.6 t |
編成出力 | 5両 145kW×12=1,740kW |
保安装置 | ATS-P,ATS-SN |
形式︵500番台︶
クハE256形500番台︵501 - 519︶ 補助電源用210kVA SIVとCPを搭載する制御車。定員64名。1︵6︶号車に連結する。 クハE257形500番台︵501 - 519︶ CPを搭載する制御車。定員52名。東京方車端部にトイレと洗面所を備える。1次車︵501 - 510︶は当初喫煙車で天井に空気清浄機とオゾン脱臭装置を備えていた[3] が、2005年12月10日のダイヤ改正で禁煙車となったため撤去された。2次車は当初から禁煙車のため準備工事のみとなっている。連結時のワンタッチ幌装置を備えている。5 (10) 号車に連結する。 モハE257形1500番台︵1501 - 1519︶ VVVFインバータ装置とパンタグラフを搭載する中間電動車。定員54名。客室端に車椅子対応座席2席と東京側車端部に車椅子対応トイレと洗面所、車内販売準備室、多目的室を備える。2︵7︶号車に連結する。 モハE256形500番台︵501 - 519︶ 補助電源用210kVA SIVを搭載する中間電動車。定員64名。東京方車端部にトイレ・洗面所、カード式公衆電話を備える。モハE257形500番台とユニットを構成し、3︵8︶号車に連結する。 モハE257形500番台︵501 - 519︶ VVVFインバータ装置とパンタグラフを搭載する中間電動車。定員72名。モハE256形500番台とユニットを構成し、4︵9︶号車に連結する。編成(500番台)
← 安房鴨川・君津・銚子 東京・新宿 → | |||||
号車 | 5 (10) |
4 (9) |
3 (8) |
2 (7) |
1 (6) |
---|---|---|---|---|---|
形式 | クハE257 -500 |
モハE257 -500 |
モハE256 -500 |
モハE257 -1500 |
クハE256 -500 |
編成一覧表(500番台)
編成名 | 落成日 | 製造会社 | 改造後編成名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
NB-01 | 2004年7月16日 | 日立製作所 | ||
NB-02 | ||||
NB-03 | 2004年8月5日 | 日立製作所 | ||
NB-04 | ||||
NB-05 | 2004年8月26日 | 日立製作所 | ||
NB-06 | NC-31 | |||
NB-07 | 2004年9月8日 | 近畿車輛 | NC-32 | |
NB-08 | OM-51 | |||
NB-09 | 2004年9月16日 | 日立製作所 | OM-52 | |
NB-10 | OM-53 | 改造前は豊田常駐(赤塗装) | ||
NB-11 | 2005年7月22日 | 東急車輛 | OM-54 | 改造前は豊田常駐(灰塗装) |
NB-12 | OM-55 | 改造前は豊田常駐(緑塗装) | ||
NB-13 | 2005年8月26日 | 東急車輛 | NC-33 | |
NB-14 | NC-34 | |||
NB-15 | 2005年9月2日 | 日立製作所 | ||
NB-16 | ||||
NB-17 | 2005年10月7日 | 日立製作所 | ||
NB-18 | ||||
NB-19 | 2005年10月28日 | 日立製作所 |
2000番台・2500番台
2000番台 2500番台 | |
---|---|
![]() | |
基本情報 | |
運用者 | 東日本旅客鉄道 |
種車 |
2000番台:0番台 2500番台:500番台 |
改造所 |
長野総合車両センター 秋田総合車両センター 総合車両製作所横浜事業所 |
改造年 | 2019年 - 2021年 |
改造数 |
137両 (2000番台:117両、2500番台:20両) |
運用開始 |
2000番台:2020年3月14日 2500番台:2021年3月13日 |
投入先 | 東海道本線・伊東線・伊豆急行線・伊豆箱根鉄道駿豆線ほか |
主要諸元 | |
編成 |
2000番台:9両(5M4T) 2500番台:5両(3M2T) |
最高運転速度 | 130km/h |
編成定員 |
2000番台:9両546名(普通車498名・グリーン車48名) 2500番台:5両298名(全車普通車) |
(2021年3月 三島駅)
基本編成(2000番台)
← 伊豆急下田 東京 → | |||||||||
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ E256 -2000 |
モハ E256 -2100 |
モハ E257 -2100 |
サロ E257 -2000 |
サハ E257 -2000 |
モハ E257 -3000 |
モハ E256 -2000 |
モハ E257 -2000 |
クハ E257 -2100 |
-
クハE256-2000
-
クハE257-2100
-
モハE257-2000
-
モハE256-2000
-
モハE257-2100
-
モハE257-3000
-
サハE257-2000
-
サロE257-2000
-
2000番台普通車車内
-
2000番台グリーン車車内
-
2000番台車内デッキ
編成一覧表(2000番台)
編成名 | 竣工 | 改造施工 | 旧編成 | 備考 |
---|---|---|---|---|
NA-01 | 2020年7月28日 | 長野総合車両センター | M-101 | |
NA-02 | 2021年1月22日 | M-102 | ||
NA-03 | 2019年4月4日 | 秋田総合車両センター | M-103 | |
NA-04 | 2019年10月1日 | 長野総合車両センター | M-104 | |
NA-05 | 2020年4月24日 | 秋田総合車両センター | M-106 | |
NA-06 | 2019年10月15日 | 総合車両製作所横浜事業所(内装) 秋田総合車両センター(外装) |
M-108 | |
NA-07 | 2019年12月6日 | 秋田総合車両センター | M-109 | |
NA-08 | 2019年8月28日 | M-110 | ||
NA-09 | 2019年2月27日 | 長野総合車両センター | M-112 | |
NA-10 | 2019年6月25日 | M-113 | ||
NA-11 | 2020年4月14日 | M-114 | ||
NA-12 | 2020年10月26日 | M-115 | ||
NA-13 | 2020年1月10日 | M-116 |
付属編成(2500番台)
← 修善寺 東京 → | |||||
号車 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ E256 -2500 |
モハ E257 -3500 |
モハ E256 -2500 |
モハ E257 -2500 |
クハ E257 -2500 |
-
クハE256-2500
-
モハE257-3500
-
モハE256-2500
-
モハE257-2500
-
クハE257-2500
編成一覧表(2500番台)
編成名 | 竣工 | 改造施工 | 旧編成 | 備考 |
---|---|---|---|---|
NC-31 | 2020年9月29日 | 秋田総合車両センター | NB-06 | |
NC-32 | 2020年7月6日 | NB-07 | ||
NC-33 | 2021年1月25日 | NB-13 | ||
NC-34 | 2021年3月4日 | NB-14 |
5000番台・5500番台
5000番台 5500番台 | |
---|---|
![]() E257系5000番台 | |
基本情報 | |
運用者 | 東日本旅客鉄道 |
種車 |
5000番台:0番台 5500番台:500番台 |
改造所 |
長野総合車両センター 秋田総合車両センター |
改造年 | 2021年 |
改造数 | 42両(5000番台:27両、5500番台:25両) |
運用開始 |
5000番台:2021年8月12日 5500番台:2021年10月2日 |
主要諸元 | |
編成 |
5000番台:9両(5M4T) 5500番台:5両(3M2T) |
最高運転速度 | 130km/h |
編成定員 |
5000番台:9両550名(普通車522名・グリーン車28名) 5500番台:5両298名(全車普通車) |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f3/Series_E257-5500_OM-51.jpg/229px-Series_E257-5500_OM-51.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e5/E257-5000.Tokyo.jpg/220px-E257-5000.Tokyo.jpg)
編成︵5000番台︶
号車表記は便宜上のものであり、中央本線特急など一部列車では号車が逆転することがある。← 松本・熱海 黒磯 → | |||||||||
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ E256 -5000 |
モハ E256 -5100 |
モハ E257 -5100 |
サロハ E257 -5000 |
サハ E257 -5000 |
モハ E257 -6000 |
モハ E256 -5000 |
モハ E257 -5000 |
クハ E257 -5100 |
-
クハE256-5000
-
モハE256-5100
-
モハE257-5100
-
サロハE257-5000
-
サハE257-5000
-
モハE257-6000
-
モハE256-5000
-
モハE257-5000
-
クハE257-5100
編成一覧表(5000番台)
編成名 | 竣工 | 改造施工 | 旧編成 | 備考 |
---|---|---|---|---|
OM-91 | 2021年5月24日[23] | 長野総合車両センター[23] | M-105 | |
OM-92 | 2021年8月20日[23] | M-107 | ||
OM-93 | 2021年12月17日[16] | M-111 |
編成(5500番台)
← 松本・熱海 黒磯 → | |||||
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ E256 -5500 |
モハ E257 -6500 |
モハ E256 -5500 |
モハ E257 -5500 |
クハ E257 -5500 |
-
クハE256-5500
-
モハE257-6500
-
モハE256-5500
-
モハE257-5500
-
クハE257-5000
編成一覧表(5500番台)
編成名 | 竣工 | 改造施工 | 旧編成 | 備考 |
---|---|---|---|---|
OM-51 | 2021年8月16日[23] | 秋田総合車両センター[23] | NB-08 | |
OM-52 | 2021年5月18日[23] | NB-09 | ||
OM-53 | 2021年10月7日[16] | NB-10 | ||
OM-54 | 2022年1月12日 | NB-11 | ||
OM-55 | 2022年4月2日 | NB-12 |
運用
0番台
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/92/Series-E257-RapidService.jpg/230px-Series-E257-RapidService.jpg)
(2019年1月30日)
500番台
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/eb/Series_E257-500_NB-10_Red_Stripe_in_Shinjuku_Station.jpg/200px-Series_E257-500_NB-10_Red_Stripe_in_Shinjuku_Station.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b6/E257_NB-11_2020.jpg/200px-E257_NB-11_2020.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/%E3%83%9B%E3%83%AA%E3%83%87%E3%83%BC%E5%BF%AB%E9%80%9F%E9%8E%8C%E5%80%89.jpg/200px-%E3%83%9B%E3%83%AA%E3%83%87%E3%83%BC%E5%BF%AB%E9%80%9F%E9%8E%8C%E5%80%89.jpg)
2000・2500番台
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b2/JR_East_E257-2000_NA-10_Tokyo_Sh%C5%8Dnan_20210513.jpg/230px-JR_East_E257-2000_NA-10_Tokyo_Sh%C5%8Dnan_20210513.jpg)
5000番台・5500番台
定期運用は元々なく、臨時列車・団体専用列車で運用されている。 5000番台は2021年︵令和3年︶8月12日に特急﹁さざなみ﹂91号で営業運転を開始した[27]。 5500番台は2021年︵令和3年︶10月2日・3日に両国駅にて開催の﹁ちばトレインフェスティバル﹂にて、185系と日付を分けてOM-52編成が展示され[28]、同日から快速﹁武蔵野・青梅奥多摩号﹂でOM-51編成が営業運転を開始した。車体装飾
●NHK大河ドラマ﹃風林火山﹄ ●2007年に放映された﹃風林火山﹄に合わせて一部編成︵M-116編成︶の正面と側面に風林火山をイメージしたイラストのラッピングが施されており、臨時特急列車﹁風林火山﹂号に優先的に運用していた。 ●デスティネーションキャンペーン﹁未知を歩こう。信州﹂ ●2010年10月から12月まで長野県内で実施されていたデスティネーションキャンペーン﹁未知を歩こう。信州﹂のキャラクター・アルクマなどのラッピングを施した9両編成2本︵M-101・111編成︶が同年9月9日から12月中旬まで運行されていた[29]。 ●あずさ号運行開始50周年 ●2016年10月15日から12月31日頃まで、9両1編成︵M-102編成︶に50周年を記念したエンブレムとロゴをラッピングし運転された[30]。 ●このほか、0番台の全車の車内の座席テーブルにもエンブレムとロゴを施している。脚注
注釈
出典
外部リンク
- JR東日本:列車案内>わかしお・さざなみ・しおさい(E257系500番台・255系)
- JR東日本:列車案内>踊り子・湘南(E257系2000番台・2500番台) - 東日本旅客鉄道株式会社
- JR東日本 E257系 - ウェイバックマシン(2019年9月23日アーカイブ分) - 近畿車輛