「持続可能な開発目標」の版間の差分
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== 17の目標 == |
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[[ファイル:持続可能な開発目標を説明するロックストローム教授2017-04-19.jpg|サムネイル| 持続可能な開発目標の基本構造を説明する[[ヨハン・ロックストローム]]教授。右下の女性が国連SDGアドボケートとして出席した[[スウェーデン|スウェーデン王国]][[ヴィクトリア (スウェーデン皇太子)|ヴィクトリア皇太子]]<ref>{{cite web|url=http://www.25ans.jp/princess/focus/1704202/ |title=スウェーデン皇太子、ヴィクトリア王女来日中! 皇居訪問&スーパー視察もプリンセス|publisher=25ans(ヴァンサンカン)オンライン|accessdate=2017-05-18}}</ref>、中央下の桃色の服の後ろ姿の人物が[[憲仁親王妃久子|高円宮妃久子]]。2017年04月19日に東京都渋谷区の[[国際連合大学]]での国連シンポジウム「持続可能な開発目標 SDGs への取り組み-海洋のサステイナビリティを中心に」で撮影。 |250px]] |
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[[ファイル:MDGsとSDGsの違いを説明する外務省相星孝一審議官 2017-06-01.jpg|thumb|国連MDGsとSDGsの違いを説明する[[外務省]]相星孝一審議官 (2017-06-01)|250px]] |
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[[ファイル:SDGsの背景 2017-05-30 261.jpg|thumb|right|SDGsの背景:地球システムの限界=[[プラネタリー・バウンダリー]] (2017-06-01)|250px]] |
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{{色}} |
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SDGsは、以下の17の目標から構成されている<ref>{{Cite web|author=国際連合広報センター |url=http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/ |title=2030アジェンダ |language=日本語 |accessdate=2017-5-28}}</ref><ref>{{Cite web|author=United Nations |url=http://www.un.org/sustainabledevelopment/sustainable-development-goals/ |title=Sustainable Development Goals |language=English |accessdate=2017-5-28}}</ref><ref>{{Cite web|author=外務省 |url=https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html |title=SDGsとは? |language=日本語 |accessdate=2019-10-17}}</ref><ref name="mofa 2030agenda">{{Cite web|author=外務省 |url=https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/000101402.pdf |title=我々の世界を変革する‥持続可能な開発のための2030アジェンダ︵仮訳︶ |language=日本語 |accessdate=2019-10-17}}</ref>。その他、169項目など全文は[[ウィキソース]]の﹁[[S:持続可能な開発のための2030アジェンダ|持続可能な開発のための2030アジェンダ]]﹂を参照。
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# {{color|Red|■}} '''貧困をなくそう''' ({{lang-en-short|'''No Poverty'''}}) |
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#*「あらゆる場所のあらゆる形態の[[貧困]]を終わらせる」 |
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# {{color|Goldenrod|■}} '''飢餓をゼロに''' ({{lang-en-short|'''Zero Hunger'''}}) |
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#*「[[飢餓]]を終わらせ、[[食料安全保障]]及び[[栄養]]改善を実現し、持続可能な[[農業]]を促進する」 |
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# {{color|Green|■}} '''すべての人に健康と福祉を''' ({{lang-en-short|'''Good Health and Well-Being'''}}) |
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#*「あらゆる年齢のすべての人々の[[健康]]的な生活を確保し、[[福祉]]を促進する」 |
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# {{color|Firebrick|■}} '''質の高い教育をみんなに''' ({{lang-en-short|'''Quality Education'''}}) |
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#*「すべての人々へ包摂的かつ公正な質の高い[[教育]]を提供し、[[生涯学習]]の機会を促進する」 |
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# {{color|OrangeRed|■}} '''ジェンダー平等を実現しよう''' ({{lang-en-short|'''Gender Equality'''}}) |
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#*「[[ジェンダー]]平等を達成し、すべての[[女性]]及び[[女児]]の能力強化を行う」 |
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# {{color|DeepSkyBlue|■}} '''安全な水とトイレを世界中に''' ({{lang-en-short|'''Clean Water and Sanitation'''}}) |
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#*「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」 |
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# {{color|Gold|■}} '''エネルギーをみんなに、そしてクリーンに''' ({{lang-en-short|'''Affordable and Clean Energy'''}}) |
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#*「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的[[エネルギー]]へのアクセスを確保する」 |
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# {{color|Brown|■}} '''働きがいも経済成長も''' ({{lang-en-short|'''Decent Work and Economic Growth'''}}) |
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#*「包摂的かつ持続可能な[[経済成長]]及びすべての人々の完全かつ生産的な[[雇用]]と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」 |
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# {{color|DarkOrange|■}} '''産業と技術革新の基盤をつくろう''' ({{lang-en-short|'''Industry, Innovation and Infrastructure'''}}) |
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#*「強靱な[[インフラストラクチャ|インフラ]]構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び[[技術革新]]の推進を図る」 |
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# {{color|HotPink|■}} '''人や国の不平等をなくそう''' ({{lang-en-short|'''Reduced Inequalities'''}}) |
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#*「各国内及び各国間の[[不平等]]を是正する」 |
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# {{color|Orange|■}} '''住み続けられるまちづくりを''' ({{lang-en-short|'''Sustainable Cities and Communities'''}}) |
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#*「包摂的で安全かつ強靱で持続可能な[[都市]]及び人間居住を実現する」 |
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# {{color|DarkGoldenrod|■}} '''つくる責任 つかう責任''' ({{lang-en-short|'''Responsible Consumption and Production'''}}) |
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#*「持続可能な[[生産]][[消費]]形態を確保する」 |
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# {{color|SeaGreen|■}} '''気候変動に具体的な対策を''' ({{lang-en-short|'''Climate Action'''}}) |
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#*﹁[[気候変動]]及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる﹂{{Refnest|group="注釈"|name=a|国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) が、気候変動への世界的対応について交渉を行う基本的な国際的、政府間対話の場であると認識している<ref name="mofa 2030agenda" />。}}
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# {{color|DodgerBlue|■}} '''海の豊かさを守ろう''' ({{lang-en-short|'''Life Below Water'''}}) |
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#*「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」 |
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# {{color|MediumSeaGreen|■}} '''陸の豊かさも守ろう''' ({{lang-en-short|'''Life on Land'''}}) |
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#*「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な[[森林]]の経営、[[砂漠化]]への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び[[生物多様性]]の損失を阻止する」 |
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# {{color|SteelBlue|■}} '''平和と公正をすべての人に''' ({{lang-en-short|'''Peace, Justice and Strong Institutions'''}}) |
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#*「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に[[司法]]へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」 |
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# {{color|MidnightBlue|■}} '''パートナーシップで目標を達成しよう''' ({{lang-en-short|'''Partnerships for the Goals'''}}) |
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#*「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」 |
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== 進捗状況 == |
== 進捗状況 == |
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* 2017年7月 - 国際連合の事務総長である[[アントニオ・グテーレス]]は、SDGsに掲げられている多くの分野の前進が2030年までに達成できるペースをはるかに下回っているとし、前進を加速すべく取り組みを強化する必要があるとする国連報告書を発表した<ref>{{Cite web|author=国際連合広報センター|authorlink=|date=2017-7-20|url=http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/25115/|title=国連報告書、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの加速を要請|work=|language=日本語|accessdate=2020-7-16}}</ref>。 |
* 2017年7月 - 国際連合の事務総長である[[アントニオ・グテーレス]]は、SDGsに掲げられている多くの分野の前進が2030年までに達成できるペースをはるかに下回っているとし、前進を加速すべく取り組みを強化する必要があるとする国連報告書を発表した<ref>{{Cite web|author=国際連合広報センター|authorlink=|date=2017-7-20|url=http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/25115/|title=国連報告書、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの加速を要請|work=|language=日本語|accessdate=2020-7-16}}</ref>。 |
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*[[横浜市]](神奈川県) |
*[[横浜市]](神奈川県) |
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=== SDGsに向けた取組 === |
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{|class=wikitable style="font-size:small" |
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!省庁!!取り組み |
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|[[外務省]]など |
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*2017年7月に開かれた国連の[[持続可能な開発目標に関するハイレベル政治フォーラム]]に合わせ、「PPAP([[ペンパイナッポーアッポーペン]])」の替え歌など[[ピコ太郎]]のパフォーマンスでSDGsの普及と啓発<ref>{{Cite web|author=国際連合広報センター|authorlink=|date=2017-7-20|url=http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/25126/|title=日本のユーチューブスター、ピコ太郎さんが国連デビュー! SDGs(エス・ディー・ジーズ)をPR|work=|language=日本語|accessdate=2017-7-29}}</ref><ref>{{Cite web|author=朝日新聞|authorlink=|date=2017-7-18|url=http://www.asahi.com/articles/ASK7L3C27K7LUTFK003.html|title=ピコ太郎さん、国連本部でPPAP「ウケてよかった」|work=|language=日本語|accessdate=2017-7-29}}</ref><ref>{{Cite web|author=時事通信|authorlink=|date=2017-7-18|url=http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071800365&g=pol|title=開発目標、ピコ太郎さんがPR=国連で替え歌披露|work=|language=日本語|accessdate=2017-7-29}}</ref>を図っている。 |
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|[[消費者庁]] |
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*消費者教育推進課が「倫理的消費(エシカル消費)」の促進を行っている<ref>[https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/about/ エシカル消費とは] 消費者庁</ref>。 |
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{{main|エシカル}} |
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|[[農林水産省]] |
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*持続可能な食料システムの構築のための﹁みどりの食料システム戦略﹂を策定・推進<ref>{{Cite web | url = https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html | title = みどりの食料システム戦略 | publisher = 農林水産省 | accessdate = 2022-01-26 }}</ref>。
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!地方自治体!!取り組み |
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|[[神奈川県]] |
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*かながわSDGsパートナー<ref>{{Cite web|title=かながわSDGsパートナーについて|url=https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bs5/sdgs/partner.html|website=神奈川県|accessdate=2020-03-26|language=ja|last=神奈川県}}</ref> - SDGsの推進に資する事業を展開している企業・団体等の取組事例を県が募集・登録・発信するとともに、県と企業・団体等が連携してSDGsの普及促進活動に取り組む。 |
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|[[埼玉県]] |
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*埼玉県SDGsパートナー<ref>[https://www.pref.saitama.lg.jp/a0102/sdgs/saitama-sdgs.html 埼玉県ホームページ2021/4/29閲覧]</ref>。SDGsの取組を自ら実施、公表する県内企業・団体等を「埼玉県SDGsパートナー」として県が登録。これにより県内企業・団体等が行う活動とSDGsとの関連性を明確にし、SDGs達成に向けた具体的な取組を促進し、県が進める「埼玉版SDGs」を共に推進することを目的としている。 |
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|[[富山市#概要|富山市]] |
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*2018年6月15日、[[富山市SDGs未来都市計画]]を策定 |
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*富山型コンパクトなまちづくりプロジェクト - [[ライトレール|LRT]]を取り入れた公共交通を整備し、その沿線に居住、商業、業務、文化等の都市機能を集積させる<ref>{{Cite web|title=富山市 富山型コンパクトなまちづくりプロジェクト|url=https://www.city.toyama.toyama.jp/zaimubu/zaiseika/toyamagatapurojekuto.html|website=www.city.toyama.toyama.jp|accessdate=2020-09-21}}</ref>。 |
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*SDGs推進コミュニケーターを養成している<ref>{{Cite web|title=富山市SDGs推進コミュニケーター養成講座︵参加者募集︶|お知らせ|SDGs未来都市 とやま|url=https://sdgs.city.toyama.lg.jp/practice/|website=SDGs未来都市 とやま|accessdate=2020-09-21|language=ja}}</ref>。
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!団体!!取り組み |
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|[https://unyu.co/ 運輸デジタルビジネス協議会] |
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*[[オープンイノベーション]]の手法を用いて国内[[ロジスティクス]]の課題を解決する組織として活動しながら、SDGsの普及推進を行っている<ref>{{Cite web|title=ウーバー日本初導入のフジタクシーがTDBCフォーラムで苦労話を激白!?︻政経電論︼|url=https://seikeidenron.jp/articles/10707|website=政経電論|date=2019-05-07|accessdate=2020-12-15|language=ja}}</ref>。
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|[[岡山大学]] |
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*SDGsを大学の研究・教育・社会貢献活動の中心に置いている。その中で、大学・研究機関におけるSDGsへの取組について、The SDSN (Sustainable Development Solutions Network) Australia/Pacificが2017年8月に取りまとめた、大学でSDGsに取り組むためのガイド﹁Getting started with the SDGs in Universities﹂の翻訳を実施。﹁大学でSDGsに取り組む 大学、高等教育機関、アカデミアセクターへのガイド﹂︵日本語翻訳版︶として、岡山大学SDGs専用HPで公開している<ref>{{Cite web|title=国連﹁持続可能な開発目標︵SDGs︶﹂の大学等向けガイド﹁大学でSDGsに取り組む﹂日本語翻訳版を公開|url=https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7158.html|website=[[岡山大学]]|accessdate=2020-12-15|language=ja|publisher=|date=2017-11-21}}</ref>。 2020年度から2022年度にかけて株式会社ベネッセホールディングスと共同研究を始めた。 地域の持続可能性と﹁well-being‥ウェルビーイング﹂の学術的研究を進める<ref>{{Cite web|title=岡山大学とベネッセがSDGsを軸に3ヵ年の共同研究を開始|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=000000838.000000120&g=prt|website=時事ドットコム|accessdate=2020-12-15|language=ja|publisher=}}{{リンク切れ|date=2022年3月}}</ref>。
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|[https://kansai-sdgs-platform.jp/ 関西SDGsプラットフォーム] |
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*関西の民間企業、市民社会・[[特定非営利活動法人]] (NPO)・[[非政府組織]] (NGO)、大学・研究機関、自治体・政府機関といった、多様な人々が参加するプラットフォームとして設立された<ref>[https://kansai-sdgs-platform.jp/sdgshome/ 関西SDGsプラットフォーム、関西SDGsプラットフォーム概要] 最終閲覧日2020年10月23日 </ref>。 |
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|[[千葉大学]]、[[京葉銀行]] |
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*「ecoプロジェクト」を実施し、17の達成目標のうち10項目で成果を出した<ref>{{Cite web|url=https://www.keiyobank.co.jp/news/2020/20200319ecopj2019.pdf|title=「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」3カ年(2017〜2019年度)実施報告会を行いました〜SDGsの10個の目標に貢献〜|accessdate=2020-12-15|publisher=[[京葉銀行]]|language=ja|date=2020-03-19}}</ref>。 |
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|[[2020年東京オリンピック|東京オリンピック]]・[[2020年東京パラリンピック|パラリンピック]][[東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会|組織委員会]] |
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*大会の持続可能性コンセプト「Be better, together /より良い未来へ、ともに進もう。」を掲げ、大会を通じたSDGsへの貢献を目指している<ref>{{Cite web|title=持続可能性|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会|url=https://tokyo2020.org/jp/games/sustainability/|website=東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会|accessdate=2020-01-08|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191230200154/https://tokyo2020.org/jp/games/sustainability/|archivedate=2019-12-30|deadlinkdate=2022年3月}}</ref>。 |
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|[[日本科学未来館]] |
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*3階「未来をつくる」常設展示の中で「未来逆算思考」としてゲーム形式で体験する展示を行っている。50年後に暮らす子孫たちに、どんな地球を贈ることができるのか、8つの選択肢から選び、フォアキャスティングとバックキャスティングの2つの視点を体験する<ref>[https://blog.miraikan.jst.go.jp/articles/20200728post-352.html 芸術文化に満ちあふれた未来をつくるためには] 日本科学未来館(2020年7月28日)</ref>。 |
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|[[日本経済団体連合会|日本経団連]] |
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*2017年11月、「[https://www.keidanrensdgs.com/society5-0forsdgs-jp Society 5.0 for SDGs]」を柱として[http://www.keidanren.or.jp/policy/cgcb/charter2017.html 企業行動憲章]を改定し、[http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/059_jirei.html SDGsに資するイノベーション事例集]、[https://www.keidanrensdgs.com 特設サイト]、など企業のSDGs推進を進めている。 |
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|[https://www.unesco.or.jp/ 日本ユネスコ協会連盟] |
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*SDGsのための教育ESD |
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**世界寺子屋運動 |
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**減災教育と自然災害発生後の教育支援 |
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**SDGs達成に向けた次世代育成 |
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**未来遺産運動・世界遺産活動 |
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*ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト<ref>{{Cite web|title=日本ユネスコ協会連盟 × 三菱UFJ銀行 ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト|url=https://www.unesco.or.jp/sdgs-assist|website=日本ユネスコ協会連盟 × 三菱UFJ銀行 ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト|accessdate=2020-03-26|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200326041303/https://www.unesco.or.jp/sdgs-assist/|archivedate=2020-03-26|deadlinkdate=2022年3月}}</ref> - 持続可能な開発のための教育 (ESD)の活動費用の助成を行う。 |
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!企業!!取り組み |
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|[https://www.albis.co.jp/ アルビス株式会社]<ref>{{Cite web|title=アルビス株式会社|CSR情報|サステナビリティ|url=https://www.albis.co.jp/csr/sustainability/index.html|website=www.albis.co.jp|accessdate=2020-09-21}}</ref> |
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*多様性を生かした職場づくり - パート社員の正社員登用。障害を持つ従業員を特例子会社で雇用。 |
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*環境 - 納品期限の﹁1/2ルール﹂へ変更、食品の廃棄ロスの削減、廃油・魚残渣・肉油等廃棄物のリサイクル率50.6%といった、廃棄物の削減。長年にわたるマイバッグ持参キャンペーン。物流で使用するトラックの台数や空車状態で走行する距離・時間の削減。
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*店舗の社会貢献活動 - 「緑の募金」「WFP募金」「エンゼル募金」の3つの募金を実施。小学校の社会見学や、中学生の職場体験の受け入れ。 |
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|[[共同ピーアール]]総合研究所 |
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*3月17日を﹁みんなで考えるSDGsの日﹂と制定<ref>{{Cite web|url=https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=2403|title=みんなで考えるSDGsの日|accessdate=令和3年3月30日(火)|publisher=一般社団法人 日本記念日協会}}</ref>し、生活者に対するSDGsの認知および問題意識向上のための活動を実施<ref>{{Cite web|title=﹁みんなで考えるSDGsの日︵3月17日︶﹂を記念日制定 {{!}} SDGsナビ|url=https://sdgs-navi.com/2020-317|website=sdgs-navi.com|date=2020-03-17|accessdate=2021-03-30|language=ja}}</ref>。
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|[https://www.starbucks.co.jp/ スターバックスコーヒー] |
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*﹁Glocally Responsible﹂として、サステナブルな未来をつくる活動をしている<ref>{{Cite web|title=Glocally Responsible サステナビリティ|スターバックス コーヒー ジャパン|url=https://www.starbucks.co.jp/socialimpact/glocallyresponsible/|website=www.starbucks.co.jp|accessdate=2020-09-21|language=ja}}</ref>。
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**[[エシカル]]な調達-環境・社会・経済・品質について責任を持って育てられ、エシカルに取引されたコーヒー豆を買い付ける。 |
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**環境面のリーダーシップ - コーヒー豆かすをリサイクルし、牛の乳酸発酵飼料や野菜を育てるたい肥を作る。又、ミルクパックをリサイクルし、市販されるトイレットペーパーやスターバックス店舗で使われるペーパーナプキンを作っている。 |
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**未来につなぐ日本の文化 - 地域の食材を生かした、ほうじ茶やフラペチーノを商品化。地域の産業を生かしたアイテムを地元の職人とつくり、店頭で販売。 |
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**コミュニティとのつながり - 従業員や地域コミュニティをより良くしたいと思っている人たちをつなぐイベントを行う。災害支援。 |
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|[[電通]] |
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*2021年12月、電通TEAM SDGsから『サステナビリティ・コミュニケーションガイド』が発行された<ref>[https://www.dentsu.co.jp/sustainability/sdgs_action/pdf/sustainability_communication_guide.pdf サステナビリティ・コミュニケーションガイド] 電通、2021年12月</ref>。 |
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|[[東京書籍]]、[[積水化学]]、[[日経BP]] |
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*ウェブサイト『EduTown SDGs -わたしたちが創る未来-』を運営。小中学生を対象とし、自習コンテンツ、ワークシート、授業で使うことのできるカードのデジタルデータなどを展開している。 |
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|[[東急電鉄]] |
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*阪急・阪神と協働する形で2020年9月よりSDGsをテーマとしたラッピング電車「SDGsトレイン 美しい時代へ号」([[東急東横線|東横線]][[東急5000系電車 (2代)|5050系]]、[[東急田園都市線|田園都市線]][[東急2020系電車|2020系]]、[[東急世田谷線|世田谷線]][[東急300系電車|300系]])を運行<ref name="hankyuhanshin" /><ref>{{Cite web|title=東と西で、未来に向かって走る「SDGsトレイン」|work=|publisher=東急|url=https://tokyugroup.jp/sdgs/train/|accessdate=2022-08-27}}</ref>。 |
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|[[阪急阪神ホールディングス|阪急阪神HD]] |
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*傘下の[[阪急電鉄]]・[[阪神電気鉄道]]で2019年5月よりSDGsをテーマとしたラッピング電車「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」(阪急電鉄[[阪急1000系電車 (2代)|1000系]]・[[阪急1300系電車 (2代)|1300系]]と阪神電気鉄道[[阪神1000系電車|1000系]])を運行<ref name="hankyuhanshin">{{Cite web|title=SDGsトレインについて|work=阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト|publisher=阪急阪神ホールディングス|url=https://www.hankyu-hanshin.co.jp/yume-machi/sdgs-train/|accessdate=2022-08-07}}</ref>。 |
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|[[三菱UFJ銀行]] |
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*サステナブルファイナンス目標の設定 - 再生可能エネルギーなどSDGs達成への貢献をめざす事業を行う顧客を、金融サービスを通じて積極的に支援する。 |
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*MUFG環境・社会ポリシーフレームワーク - 金融サービスの提供を行う中で、環境や社会への配慮を実現する。 |
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|[[ユーグレナ (企業)|ユーグレナ]] |
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*2021年8月、[[定款]]上の事業目的をSDGsの17項目を反映させた内容に変更<ref>{{Cite web|title=ユーグレナ、定款上の事業目的にSDGsの17目標を反映 創業社長が見すえる2025年の社会とビジネス|website=SDGs ACTION!|publisher=朝日新聞デジタル|url=https://www.asahi.com/sdgs/article/14446467|date=2021-11-12|accessdate=2022-08-27}}</ref>。 |
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|[[ユニクロ]] |
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*『届けよう、服のチカラ』プロジェクト<ref>{{Cite web|url=https://www.uniqlo.com/jp/sustainability/school/|title=届けよう、服のチカラプロジェクト|accessdate=2020-03-26|publisher=ユニクロ}}</ref> - 子どもたちが主体となり、着なくなった子ども服を回収して、難民など世界中で服を本当に必要としている人々に届ける活動。 |
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|[[吉本興業]] |
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*SDGs・環境対策の取り組みを応援するSDGsの歌を作詞・作曲<!-- <ref>『[[SDGsのうた]]』 - 歌:『[[未来人 feat. SDGsオールスターズ]]』</ref> -->した。のちにこの活動が認められて[[日本国政府]]主催の「ジャパンSDGsアワード」で特別賞のSDGsパートナー賞となる。 |
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|} |
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== 批判 == |
== 批判 == |
2022年12月5日 (月) 04:53時点における版
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17色の色調でゴールを意味している。
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17の目標
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進捗状況
●2017年7月 - 国際連合の事務総長であるアントニオ・グテーレスは、SDGsに掲げられている多くの分野の前進が2030年までに達成できるペースをはるかに下回っているとし、前進を加速すべく取り組みを強化する必要があるとする国連報告書を発表した[10]。 ●2019年5月 - 国際連合事務総長のアントニオ・グテーレスは、経済社会理事会ECOSOCに提出する﹁国連持続可能な開発目標SDGs進捗報告書﹂を公表する。首脳レベルのSDGs進捗状況は4年に1度の発表であるため、2015年に採択されてから初の報告として注目を集める。目標1から17まで各々の課題が発表されたが、全体的に目標達成に至らず、掲げる目標の達成までに課題が山積みしている[11]。 ●2020年9月 - 国際連合副事務総長のアミナ・モハメドは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が原因で、貧困撲滅を目指す目標1の取り組みが大幅に減退している、と危機感を表明した[12]。国際連合開発計画︵UNDP︶は、SDGsの根幹をなす目標1の達成はますます困難になったと認識を示している[13]。日本の状況
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SDGs未来都市
SDGs未来都市とは、自治体がSDGsの達成に向けた取り組み・提案を行い、国に選定されたものである。SDGs未来都市の取り組みについて、国の支援を得ながらモデルとして普及展開を図り、﹁持続可能なまちづくり﹂の実現を図っていくことを目的とする。 内閣府は地方創生に取り組んでおり、SDGsの理念が﹁政策の全体最適化、地域課題解決の加速化という相乗効果が期待できる﹂とし、﹁地方創生SDGs﹂を推進している[16]。SDGs未来都市はその取り組みの一つである。 SDGs未来都市はSDGsに積極的に取り組んでいる都市・地域の中で、特に経済・社会・環境・脱炭素化に関する取組(2021年追加)の四つの側面の﹁統合的取組による相乗効果、新しい価値の創出を通して、持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域﹂が選定されている[17]。2022年現在、154都市(155自治体)が選出されている[18]。また、環境モデル都市、環境未来都市事業との関連性が強く、2018年に選出された29都市のうち10都市が環境モデル都市、環境未来都市事業のいずれかにも選出されている[19]。SDGs先進都市
SDGs先進都市とは、SDGsにある17の目標すべてに関わる市民活動が活発であることを指している。代表例として、ドイツのフライブルク市がある[20]。 2018年6月15日に、当時の内閣総理大臣の安倍晋三のSDGs推進本部会合における指示を踏まえ公募した結果地方創世分野における日本の﹁SDGsモデル﹂を構築していくため、自治体によるSDGsの達成に向けた優れた取り組みを提案する29都市を﹁SDGs未来都市﹂として選定した[21]。自治体SDGsモデル事業
SDGs未来都市のうち、先導的な取組を自治体SDGsモデル事業として選定している。自治体SDGsモデル事業は、以下の3点を満たすものである[21]。
- 経済・社会・環境の三側面の統合的取組による相乗効果の創出
- 自律的好循環の構築
- 多様なステークホルダーとの連携
SDGsに向けた取組
省庁 | 取り組み |
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外務省など |
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消費者庁 |
詳細は「エシカル」を参照
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農林水産省 |
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地方自治体 | 取り組み |
神奈川県 |
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埼玉県 |
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富山市 |
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団体 | 取り組み |
運輸デジタルビジネス協議会 |
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岡山大学 |
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関西SDGsプラットフォーム | |
千葉大学、京葉銀行 |
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東京オリンピック・パラリンピック組織委員会 |
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日本科学未来館 |
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日本経団連 |
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日本ユネスコ協会連盟 |
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企業 | 取り組み |
アルビス株式会社[39] |
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共同ピーアール総合研究所 | |
スターバックスコーヒー |
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電通 |
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東京書籍、積水化学、日経BP |
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東急電鉄 | |
阪急阪神HD | |
三菱UFJ銀行 |
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ユーグレナ | |
ユニクロ |
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吉本興業 |
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批判
競合する多すぎる達成基準
環境の持続可能性に弱い
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倫理的な方向性
SDGsの倫理的方向性には懸念がある。SDGsの焦点は依然として﹁資源の成長と利用......そして︵それは︶集団的視点ではなく個人的視点から出発する﹂ようであり、﹁開発に関する︵西洋︶近代に見られた強い概念、つまり、環境に対する人間の主権︵人間中心主義︶、個人主義、競争、自由︵義務ではなく権利︶、自己利益、集団的福祉につながる市場への信頼、︵法制度によって保護される︶私有財産、能力に基づく報酬、物質主義、価値の数量化、労働の道具化といった概念に支えられている﹂ものであると言える[52]:146。質的な指標の追跡の難しさ
SDGsの目標に関して、一般的に﹁実施手段﹂と成果を結びつける根拠が弱い[62]。 ﹁実施手段﹂に関する目標︵例えば、ターゲット6.aのように文字で示されるもの︶は、概念化が不完全で、策定が一貫しておらず、その大部分が定性的な指標の追跡は困難であると考えられている[62]。インパクトの達成の難しさ
これまでのSDGsのインパクト、特に惑星の完全性を守るというアレーに欠けているところがある[52]:161 。目標の数,目標の枠組みの構造︵例えば非階層的構造︶、目標間の一貫性、目標の具体性あるいは測定可能性、本文で使用されている言語、そして、その中核的な方向性として新自由主義経済開発指向の持続可能な開発への依存など、いくつかの設計要素は当初から欠陥があったかもしれない[52]:161。 SDGsが持続可能な経済発展を重視していることは、経済成長の限界と貧富の差の﹁発展的﹂な除去の両方を必要とする、惑星の完全性と正義にとって必然的に有害であると主張する者もいる[52]:145。日本のマスメディアによるゴリ押し
生物学者の池田清彦やライターの窪田順生は、﹁アメリカ、中国、ロシア、中東に比べ、石油や天然ガスといったエネルギーの資源を持たない欧州によって﹃自らの劣勢を挽回しよう﹄と作り出されたもの、という意味合いが強い﹂﹁誰も反対できないような美しい言葉を並べているが、その恩恵があるのは一部の国だけという実に巧妙な仕掛けになっている﹂とSDGsを批判している[63]。窪田によると、欧州は脱石炭や脱石油と共に、天然ガスやメガソーラーを含む太陽光発電を推進しているが、ハイブリッド車で世界一の技術を誇る日本がSDGsを進めたところでなんのメリットもなく、むしろメガソーラーによる災害など損をすることの方が多い事態になっているという[63]。その上で、日本の大手マスメディアは﹁世界中の報道機関とエンターテインメント企業に対し、その資源と創造的才能をSDGs達成のために活用するよう促す﹂ことを目的とした﹁SDGメディア・コンパクト﹂に参加しているため、国民や日本企業の99.7%を占める中小企業の関心の実態に合わないメディアによるゴリ押しが凄いことになっていると述べている[63]。 ある民放局の情報番組ディレクターは、SDGs関連の視聴率は悪いが﹁実態がなくても取り上げなければいけない。上司の機嫌取りのため、実績作りのために無理やり企画をねじ込む﹂と自論を展開している[64]。そのため、﹁SDGs関連を一生懸命やってるのは大社員様ばかり﹂﹁少数者、弱者の立場や権利向上を、というのなら、俺たち外部スタッフの給与を少しでも上げてくれといいたいね﹂と皮肉を述べた。NEWSポストセブンは、SDGsに関する放送に関わっているスタッフが﹁持続可能﹂と言えない過酷な労働の負担になっていると述べ、結局救われるべき弱者が置いてけぼりにされるのではないかと懸念を表明した[64]。 アナリストの松岡真宏によると、日本のSDGs検索数は世界で突出して多く、2位のジンバブエとの比較でも3.6倍、9位の韓国の20倍、34位のアメリカ合衆国の100倍となっている[65]。デイリー新潮は、行き過ぎたSDGs教育で子供が人間不要論を唱えだしたり、テレビ﹁SDGsのうた﹂、書店の﹁SDGsコーナー﹂には関連書籍が乱立している﹁SDGs祭り﹂の様相を呈しているとし、お祭り騒ぎをしているのは日本だけと指摘している[66]。SDGsウォッシング
旧統一協会の関連団体による活動
世界平和統一家庭連合︵旧統一教会︶は、大学構内での信者獲得の際にSDGsを旗頭にしたカレッジサミット、オンラインセミナーなどを開催して、学生や教員を引き込んでいるという[72][73]。特に貧困、ジェンダー、エネルギー、気候変動と多様な問題の解決を目指すSDGsは裾野が広く、多くの学生を対象にでき、政府が推奨しているキーワードであるため、安心感を与えることもできるという[73]。そのため、宗教や政治に詳しいジャーナリストである鈴木エイトは﹁SDGsには要注意だ﹂と警鐘を鳴らしている[72]。 実際に大阪府豊中市や広島県東広島市は、SDGsに連携して取り組むパートナーとして、﹁世界平和統一家庭連合︵旧統一教会︶﹂の関連団体や学生団体を登録していたことが発覚している[74][75]。また、北海道の旧統一教会の関連団体と札幌市の外郭団体である札幌市環境プラザが﹁WAKUWAKU 4U Project﹂を共催して、SDGsすごろくなどを実施していた[76]。脚注
注釈
出典
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e1/CC_BY_icon.svg/50px-CC_BY_icon.svg.png)
関連項目
- 国際連合(国連)
- 持続可能な開発のための教育(ESD)
- 持続可能な開発のための文化
- エコロジカル・フットプリント
- 循環経済
- プラネタリー・バウンダリー
- きかんしゃトーマス - イギリスの子供向けテレビシリーズ。2018年より国連と共同制作となり、17の目標の内5つの目標をストーリーに取り入れた。
- アジェンダ21
- ミレニアム開発目標(MDGs) - 2015年までの達成を目指していた国連の開発目標で、本開発目標にも継承されている。
- 持続可能性
- サスティナブル (ウィクショナリー)