生花苗沼
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生花苗沼 | |
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2006年8月撮影 | |
所在地 |
日本 北海道(十勝総合振興局) |
位置 | 北緯42度33分14.8秒 東経143度29分26.3秒 / 北緯42.554111度 東経143.490639度座標: 北緯42度33分14.8秒 東経143度29分26.3秒 / 北緯42.554111度 東経143.490639度 |
面積 | 1.54[1] km2 |
周囲長 | 12.2 km |
最大水深 | 3.6 m |
平均水深 | 約1 m |
水面の標高 | 1 m |
成因 | 海跡湖 |
淡水・汽水 | 汽水 |
湖沼型 | 腐食型 |
プロジェクト 地形 |
生花苗沼︵オイカマナイトー・おいかまないぬま︶は、北海道東部、大樹町にある汽水湖である。
地理[編集]
海の後退による海跡湖であり、流入河川として主な流入河川として生花苗川、生花苗沼川、キモントウ川が流入する他、小河川が数本流入し、太平洋に直接流出する。名称の由来[編集]
アイヌ語研究者の山田秀三の解釈では、アイヌ語の﹁オイカオマイ︵oika-oma-i︶﹂︵︹海波が︺越え・入る・もの︹沼︺︶が原義とされ、これが略され﹁オイカマイ﹂となったものに、沼の東側につながる川があるために﹁ナイ︵nay︶﹂︵川︶を付けて、﹁オイカマイナイ﹂となり、さらに転訛して﹁オイカマナイ﹂と呼ばれるようになり、それに当て字されて現在の形となったと考えられる[2]。 なお、生花苗は付近の地名ともなっていたが、後年略され生花︵せいか︶と改名されている[2]。自然[編集]
●渡り鳥をはじめ水鳥が多く飛来する。周囲にはタンチョウが姿を見せることもある。 ●沼周囲は原生花園が拡がっており、シーズンになるとエゾカンゾウ等が咲く。利用[編集]
夏にはマリンスポーツが細々と行われているが、基本的には観光客のほとんど来ることのない静かな沼である。2000年代までは、冬季にトヨタ自動車の雪上・氷上試験場としても利用されていた。交通[編集]
沼への公共交通機関は存在しない。脚注[編集]
- ^ 国土地理院 (2015年3月6日). “平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積” (PDF). 2015年3月8日閲覧。
- ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、324頁。ISBN 978-4-88323-114-0。