コムケ湖
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コムケ湖 | |
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所在地 | 北海道(オホーツク総合振興局) |
位置 |
北緯44度15分30秒 東経143度30分20秒 / 北緯44.25833度 東経143.50556度座標: 北緯44度15分30秒 東経143度30分20秒 / 北緯44.25833度 東経143.50556度 |
面積 | 4.84[1] km2 |
周囲長 | 22.7 km |
最大水深 | 3.8 m |
平均水深 | 1.2 m |
貯水量 | 0.007 km3 |
水面の標高 | 3.0 m |
成因 | 海跡湖 |
淡水・汽水 | 汽水 |
湖沼型 | 富栄養湖 |
透明度 | 1.4 m |
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/74/Lake_Komuke_Aerial_photograph.1978.jpg/270px-Lake_Komuke_Aerial_photograph.1978.jpg)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
コムケ湖︵コムケこ︶は、北海道北東部、紋別市にある湖である。
地理[編集]
オホーツク海沿いに3つの湖盆が並び、水路で繋がっている。サロマ湖などこの地域によく見られるタイプの直線的な砂州で海と隔てられた海跡湖。面積5.81km2、湾内最大水深3.8m[2]。かつては湖口を持たず、融雪期に砂州が決壊して放水し、8月頃になると漂砂によって再び閉塞するのを繰り返していたが、1977年から始まった漁場開発事業によって永久湖口が掘削された。 ●流入河川 : オンネコムケナイ川、秋平川など ●流出河川 : なし︵海へ直接流出︶名称の由来[編集]
中央部が細くくびれて曲がっている様子から、アイヌ語で﹁コㇺケト︵komke-to︶﹂︵曲がっている・沼︶と呼ばれていたことに由来する[3]。利用[編集]
●湖ではヌマガレイが漁獲されるほか、カキの養殖も行われている。 ●南東畔には広大な敷地を誇るコムケ国際キャンプ場[1]がある。 ●この近くにはかつてオホーツク紋別空港があったが、1999年に北西の市街地近くに移転している。生物相[編集]
●鳥類の飛来が多い。 ●シギ、チドリの類が多く、特にアカエリヒレアシシギが多く見られる。 ●オオハクチョウやヒドリガモなどのガン・カモ類の飛来地であり野鳥の豊富な湖である。 ●冬季にはオジロワシにオオワシなどの猛禽も見られる。 ●アザラシの出産期には、親とはぐれた個体が湖口から湖に入り、海獣保護施設のオホーツクとっかりセンターに保護されたことがある。脚注[編集]
(一)^ 国土地理院 (2015年3月6日). “平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積” (PDF). 2015年3月7日閲覧。
(二)^ “コムケ湖”. 公益財団法人国際エメックスセンター. 2021年9月10日閲覧。
(三)^ 山田秀三﹃北海道の地名﹄︵2版︶草風館、浦安市︿アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻﹀、2018年11月30日、181頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
関連項目[編集]
- 紋別市
- 小向駅、沼ノ上駅 - 駅名がこの湖に由来する。
- 日本の湖沼一覧
- 日本の重要湿地500