古賀悠聖
古賀悠聖 六段 | |
---|---|
名前 | 古賀悠聖 |
生年月日 | 2001年1月1日(23歳) |
プロ入り年月日 | 2020年10月1日(19歳) |
棋士番号 | 326 |
出身地 | 福岡県福岡市 |
所属 | 日本将棋連盟(関西) |
師匠 | 中田功八段 |
段位 | 六段 |
棋士DB | 古賀悠聖 |
2024年3月5日現在 |
古賀 悠聖︵こが ゆうせい、2001年1月1日 - ︶は、日本将棋連盟の棋士[1]。棋士番号は326。中田功門下。福岡県福岡市出身。
棋歴[編集]
得意戦法は居飛車[1]。 3、4歳のときに祖父に将棋を教わる。2011年、小学5年生のときに第10回全国小学生倉敷王将戦の高学年の部で全国優勝[2]。同年9月に奨励会入りした[1]。奨励会三段リーグは第62回︵2017年度下期︶より参加。第65回︵2019年度上期︶にて13勝5敗の成績でリーグ3位となり、次点を獲得。2020年9月26日に第67回三段リーグで13勝5敗の3位となり[3]、規定の次点2回獲得によるフリークラス編入権を行使し、四段昇段を内定させた[4]。 2021年9月8日、第52期新人王戦準決勝で梶浦宏孝七段に勝ち、﹁良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上であること﹂を満たして順位戦フリークラスからC級2組への昇級が決まった[5]。 2021年10月11日に行われた第52期新人王戦の決勝三番勝負まで勝ち進んだが、プロ入り同期の伊藤匠に2連敗を喫して準優勝に終わった[6]。 2021年が初開催となったSUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦︵準公式戦︶の関西予選を勝ち上がり、東西各5人で構成される決勝戦へと進出した[7]。12月26日に行われた東西対抗決勝戦では第3局で東の代表・永瀬拓矢王座を下し、西軍の5戦全勝での勝利に貢献した[8]。 2022年度、順位戦初参加となった第81期順位戦C級2組では9勝1敗の成績でリーグ3位となり、1期抜けでC級1組に昇級すると共に規定により五段へと昇段した。フリークラス編入によりプロ入りした棋士がC級1組へと昇級するのは史上初めてとなる。 2023年度、第82期順位戦C級1組では9勝1敗の成績でリーグ2位となり、1期抜けでB級2組に昇級すると共に規定により六段へと昇段した。フリークラス編入によりプロ入りした棋士がB級2組へと昇級するのも史上初めてとなった。また、順位戦初参加からの2期連続昇級は、1982年度の南芳一と中村修以来、41年ぶりの記録となった。昇段履歴[編集]
昇段規定は、将棋の段級 を参照。- 2011年奨励会入会 9月 : 6級 =
- 2017年10月 : 三段(第62回奨励会三段リーグ戦から)
- 2020年10月第81期順位戦からC級2組) 1日 : 四段(第67回奨励会三段リーグ次点2回) = プロ入り、フリークラス編入(
- 2023年順位戦C級1組昇級、通算60勝32敗)[11][12] 3月14日 : 五段(
- 2024年順位戦B級2組昇級、通算77勝42敗)[13][14] 3月 5日 : 六段(
主な成績[編集]
在籍クラス[編集]
竜王戦と順位戦のクラスについては「将棋棋士の在籍クラス」を参照
開始 年度 |
順位戦 | 竜王戦 | ||||||||||||||||
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期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | 決勝 T |
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1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||||
2019 | 78 | 四段昇段前 | 33 | 6組三段 | -- | 2-1 | ||||||||||||
2020 | 79 | 四段昇段前 | 34 | 6組 | -- | 3-2 | ||||||||||||
2021 | 80 | F編 | 35 | 6組 | -- | 3-2 | ||||||||||||
2022 | 81 | C252 | 9-1 | 36 | 6組 | -- | 5-2 | |||||||||||
2023 | 82 | C126 | 9-1 | 37 | 6組 | -- | ||||||||||||
2024 | 83 | B223 | 38 | (開始前) | ||||||||||||||
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 第33期竜王戦は奨励会員(三段)として出場 |
年度別成績[編集]
年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
---|---|---|---|---|---|
2020 | 11 | 7 | 4 | 0.6363 | [1] |
年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
2021 | 37 | 22 | 15 | 0.5945 | [2] |
2022 | 45 | 32 | 13 | 0.7111 | [3] |
(小計) | 82 | 54 | 28 | 0.6585 | |
通算 | 93 | 61 | 32 | 0.6559 | [4] |
2022年度まで |
脚注[編集]
(一)^ abc“新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 日本将棋連盟 (2020年9月26日). 2020年9月26日閲覧。
(二)^ ﹃全国小学生倉敷王将戦﹄日本将棋連盟。
(三)^ “第67回奨励会三段リーグ戦”. www.shogi.or.jp. 2020年9月26日閲覧。
(四)^ “https://twitter.com/asahi_shogi/status/1309782735049887744”. Twitter. 2020年9月26日閲覧。
(五)^ “古賀悠聖四段、フリークラスからC級2組へ昇級”. 日本将棋連盟. 2021年9月8日閲覧。
(六)^ “伊藤匠四段 藤井世代が新人王﹁いずれタイトル戦で戦いたい﹂”. スポーツ報知 (2021年10月12日). 2022年1月5日閲覧。
(七)^ “最激戦区の関西予選Cブロック 新鋭・古賀悠聖四段が最後の1枠ゲット 決勝でも大逆転勝利/将棋オールスター︵ABEMA TIMES︶”. Yahoo!ニュース. 2022年1月5日閲覧。
(八)^ “西軍が5連勝で圧倒! SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦 #将棋情報局”. book.mynavi.jp. 2022年1月5日閲覧。
(九)^ ﹃通算成績︵2023年3月15日対局分まで、未放映のテレビ対局を除く︶|成績・ランキング﹄日本将棋連盟、2023年3月16日。 オリジナルの2023年3月16日時点におけるアーカイブ。
(十)^ ﹃2023年2月|月間対局結果|対局予定・結果﹄日本将棋連盟。
(11)^ 2023年3月15日対局分までの通算成績は90局59勝31敗︵未放映のテレビ対局を除く︶[9]。五段昇段後に2023年2月22日付のTV棋戦の対局結果︵1勝1敗、第73回NHK杯予選︶が公表され[10]、通算成績に加算された。このため、昇段決定日時点の実際の通算成績は1勝1敗を加算した92局60勝32敗。
(12)^ ﹃第81期順位戦C級2組 古賀悠聖四段がC級1組へ昇級|棋戦トピックス﹄日本将棋連盟、2023年3月14日。
(13)^ ﹃古賀悠聖五段が六段に昇段|将棋ニュース﹄日本将棋連盟、2024年3月6日。
(14)^ ﹃通算成績︵2024年3月5日対局分まで、未放映のテレビ対局を除く︶|成績・ランキング﹄日本将棋連盟。 オリジナルの2024年3月6日時点におけるアーカイブ。