山川泰熙
山川泰熙 四段 | |
---|---|
名前 | 山川泰熙 |
生年月日 | 1998年7月31日(25歳) |
プロ入り年月日 | 2024年4月1日(25歳) |
棋士番号 | 341 |
出身地 | 宮城県仙台市 |
所属 | 東京 |
師匠 | 広瀬章人九段 |
段位 | 四段 |
棋士DB | 山川泰熙 |
2024年4月1日現在 |
山川 泰熙︵やまかわ たいき、1998年7月31日[1] - ︶は日本の将棋棋士である。宮城県仙台市出身[1]。広瀬章人九段門下[1]。棋士番号は341[1]。
棋歴[編集]
アマチュア時代[編集]
●2009年、第34回小学生将棋名人戦 準優勝[2] ●2010年、第35回小学生将棋名人戦 優勝[3][4]、第9回全国小学生倉敷王将戦高学年の部で優勝[5]。奨励会時代[編集]
2010年9月、奨励会入会︵6級︶[1]。 第62回三段リーグ︵2017年度 後期︶より三段リーグに参加[1][6]。 第74回三段リーグ︵2023年度 後期、参加13期目︶を14勝4敗で成績1位とし、四段昇段︵2024年4月1日付︶となりプロ入りを決める[1][7]。人物[編集]
得意戦法は角換わり[1]。父親に教わり将棋を始めた[1]。 2017年3月 市川中学校・高等学校卒業。[8] 広瀬章人九段門下として初の棋士[9]。 三段リーグ突破の1年前からは永瀬拓矢九段の研究会に参加[9]。永瀬の将棋に臨む姿勢に﹁トップ棋士でもこれだけ努力しているなら、自分ももっと頑張らないといけない﹂と感じたことが力になった[9]。 趣味は食べること[1]で、﹁マーボー豆腐﹂はラー油から作ったこともある[10]。 山川が師匠の広瀬九段と出会ったのは、広瀬が初タイトル﹁王位﹂を奪取する直前の2010年頃。広瀬の研究拠点の将棋道場﹁蒲田将棋クラブ﹂に山川も通っており、広瀬の指導対局も受けた経験から、道場席主を介し広瀬に﹁弟子にしてほしい﹂と願い出た。山川の素質を感じていたが、当時22歳の広瀬としても弟子にするかを悩み、広瀬の師匠の勝浦修九段、兄弟子の森内俊之九段や野月浩貴八段にも相談し﹁よい機会だから﹂と勧められ、山川を弟子にした[11]。広瀬は山川に﹁三段までは自力で上がって来い﹂として、山川が広瀬からの指導を受けるようになったのは三段になってから[9]。三段リーグ最終節のひとつ前の節で連敗した山川に、広瀬は﹁これが最後の壁。乗り越えられないようではプロになっても苦しい﹂と発破を掛けたという[9][12]。昇段履歴[編集]
昇段規定は、将棋の段級を参照。 ●2010年9月‥6級︵奨励会入会︶[1][13] ●2017年6月‥三段︵第62回奨励会三段リーグ<2018年度 後期>より三段リーグに参加︶[1][14][6] ●2024年4月1日‥四段︵第73回奨励会三段リーグ成績1位︶[1][7] = プロ入り主な成績[編集]
●竜王戦‥︵未参加、第38期より参加予定︶ ●順位戦‥第83期C級2組53位︵過去最高成績‥記録なし︶ ●王位戦‥︵未参加、第66期より参加予定︶ ●叡王戦‥︵未参加、第10期より参加予定︶ ●王座戦‥︵未参加、第73期より参加予定︶ ●棋王戦‥︵未参加、第51期より参加予定︶ ●王将戦‥︵未参加、第75期より参加予定︶ ●棋聖戦‥第96期開始前︵過去最高成績‥記録なし︶ ︵一般棋戦・若手棋戦︶ ●朝日杯‥︵未参加、第18回より参加予定︶ ●銀河戦‥︵未参加、第33期より参加予定︶ ●NHK杯‥︵未参加、第75回より参加予定︶ ●新人王戦‥︵未参加、第56期より参加予定︶ ●加古川青流戦‥第14期開始前︵過去最高成績‥記録なし︶在籍クラス[編集]
竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラスを参照。開始 年度 |
順位戦 | 竜王戦 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | 決勝 T |
|||||
1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||||
2024 | 83 | C253 | 38 | (開始前) | ||||||||||||||
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ abcdefghijklm﹃新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟﹄2024年3月9日。
(二)^ ﹃第34回小学生将棋名人戦︻決勝トーナメント/決勝大会︼﹄。
(三)^ ﹃第35回小学生将棋名人戦︻決勝大会︼﹄。
(四)^ ﹃小学館・集英社杯第35回小学生将棋名人戦決勝大会の模様|イベント|日本将棋連盟﹄2010年4月21日。
(五)^ ﹃全国小学生倉敷王将戦﹄日本将棋連盟。
(六)^ ab﹃第62回奨励会三段リーグ戦 2017年10月~2018年3月﹄。
(七)^ ab﹃第74回奨励会三段リーグ戦 2023年10月~2024年3月﹄。
(八)^ ﹃トピックス 令和5年度 市川学園同窓会 千葉県市川市﹄。
(九)^ abcde﹃山川泰熙、高橋佑二郎両三段がプロ棋士に 将棋奨励会三段リーグ戦﹄毎日新聞、2024年3月9日。 オリジナルの2024年3月9日時点におけるアーカイブ。
(十)^ ﹃将棋の山川泰煕三段と高橋佑二郎三段がプロ入り決める 山川﹁永瀬九段の背中を見て…﹂﹄スポーツ報知、2024年3月9日。
(11)^ ﹃広瀬章人九段﹁山川の涙声は…﹂ 唯一の弟子のプロ入りを祝福﹄朝日新聞デジタル、2024年3月10日。
(12)^ ﹃︻将棋︼“涙止まらない” ﹁奨励会三段リーグ﹂を勝ち抜き新たな棋士誕生﹄日テレNEWS NNN、2024年3月10日。 オリジナルの2024年3月10日時点におけるアーカイブ。
(13)^ ﹃関東奨励会6級以下︻2010年4月~2010年9月︼﹄。
(14)^ ﹃関東奨励会二段︻2017年4月~2017年9月︼﹄。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 山川泰熙|棋士データベース|日本将棋連盟(2024年4月1日以降)