日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約

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日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約
通称・略称 日韓基本条約
署名 1965年6月22日
署名場所 東京
発効 1965年12月18日
締約国 日本の旗 日本大韓民国の旗 大韓民国
文献情報 昭和40年12月18日官報号外第135号条約第25号
言語 日本語、朝鮮語、英語
主な内容 日韓併合条約の失効、日本国大韓民国間の国交正常化や経済協力など
関連条約
条文リンク 日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約 (PDF) - 外務省
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条約交渉までの経緯[編集]

「戦勝国」としての請求[編集]


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韓国軍による日本漁船銃撃と竹島上陸[編集]


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久保田発言
韓国の主張 久保田貫一郎参与の主張
日本の請求権問題、在韓日本人財産の扱い 請求権の問題について日本側の要求は認められない、日本側の請求権はなく、韓国側から日本に対する請求権の問題だけがある[21]

併合時代の韓国は奴隷状態の地域であり、そこに所在していた日本人財産は、元来権力的搾取によって不法に取得したものであるから、没収された。奴隷地域を解放させるという第二次世界大戦後の新しい高次的理想は、私的所有権尊重よりももっと高次的で、より強いもので、そうした理想を実現させるために没収されたのである[13]

私有財産の尊重という原則に基いた対韓請求権は放棄していない[21]。また韓国にあった日本の私有財産が没収されていないという解釈ではアメリカ軍政府の措置は国際法に合致しているが、韓国のように日本の私有財産は没収されたという解釈では米国が国際法違反をやつたということになり、日本としてはそういう解釈はとりたくない[21]

連合国が中立国に所在する日本人財産まで没収したのは不当である[13]

朝鮮総督府の政治 日本の請求権の要求は多分に政治的であり、もし日本がそのような政治的な要求をするのなら、韓国としては韓国併合36年間の賠償を要求[21] もし韓国併合36年間の賠償要求を出していれば、日本としては、総督政治のよかった面、例えば禿山が緑の山に変つた、鉄道の敷設、港湾の建設、米田が非常に殖えたことなどをあげて韓国側の要求と相殺したであろう[21]
カイロ宣言問題 朝鮮総督政治は警察政治で以て韓国民を圧迫搾取し、自然資源も枯渇せしめ、そうであればこそカイロ宣言に韓国の奴隷状態ということを連合国が明記した[21] カイロ宣言は、戦争中の興奮状態において連合国が書いたものであるから、現在は、今連合国が書いたとしたならば、あんな文句は使わなかつたであろう[21]
朝鮮(韓国)独立 韓国側は、第二次世界大戦後の処理で国際法が変つて、被圧迫民族の朝鮮民族の独立と解放の原則が出て来たが、朝鮮の独立にしても講和条約を待たずに独立したが、これは国際法違反かと質問した[21] 韓国の独立はサンフランシスコ条約の効力発生時点だから、それ以前の独立は、たとえ連合国が認めていても、日本から見れば異例措置である(10月15日会談)[21]

韓国独立は国際法違反の問題ではなく、ある新しい国家が独立した場合、それを他の国が承認するかしないかの問題がある。講和条約以前に独立した韓国について国連はじめ多数の国家が承認した事実を日本は認定するものであるが、この承認を時期尚早とも見ないし、国際法違反とも思わない。日本はカイロ宣言に明示された韓国の独立方針を承認し降伏文書に署名したが、その後の日本は連合国に占領され完全主権国家ではなかったので韓国独立を自ら進んで承認できなかった。日本は平和条約発効時点で韓国独立を承認したが、連合国の承認日付と発効日付に間隔があったので、これが国際法上異例であるという発言であった(10月21日会談での説明。韓国側記録による)[13]

日本人の強制送還 終戦のときに日本人が朝鮮から強制送還されたことは国際法違反かと質問した[21] 久保田参与は、それは占領軍の政策の問題であり、国際法違反であるともないとも言わないと答えた[21]

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日韓会談での争点[編集]

旧条約無効問題[編集]


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[9]195010  調19511025[9]

文化財の返還問題[編集]


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強制徴用・強制連行問題[編集]


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条約締結後の対日請求[編集]



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盧武鉉政権以降の再請求(2005年)から韓国政府による条約にて既に解決済みと認める表明(2009年)[編集]

日本国に対して新たな賠償請求を主張しだした盧武鉉大統領

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2015[]


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個人請求権に関する日本政府の主張に対する異論[編集]

慰安婦国連報告[編集]


199612


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日本の市民団体による請求権未解決説[編集]



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脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 日本国との平和条約では、第14条にて「日本が賠償を行う国は、日本が占領し損害を与えた連合国」と規定されているため、韓国は対象とはならない。
  2. ^ インドイギリスから独立したとき、イギリス人やイギリス企業がインドに持っていた資産が独立後も継続して保証されたというように、植民地が独立した場合にも宗主国財産は従前の通り保証される場合が多かった。ただし、イランインドネシアのように、独立後に強制接収されるケースもある。
  3. ^ 新左翼諸派は、60年安保後の共産主義者同盟(ブント)の分裂から再編・復興への端境期に当たり、反対運動の中心を担う存在ではなかった。

出典[編集]



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(52)^   2013830

(53)^  1/2  20131125

(54)^  2/2  20131125

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参考文献[編集]


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調

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 - NHK

  - NHK

 - NHK for School