海芝浦駅
海芝浦駅 | |
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改札外から見た駅外観(許可を得て撮影) | |
うみしばうら Umi-Shibaura | |
◄JI 51 新芝浦 (0.8 km) | |
所在地 |
横浜市鶴見区末広町二丁目 北緯35度29分9.3秒 東経139度42分1秒 / 北緯35.485917度 東経139.70028度座標: 北緯35度29分9.3秒 東経139度42分1秒 / 北緯35.485917度 東経139.70028度 |
駅番号 | JI52 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■鶴見線(海芝浦支線) |
キロ程 |
1.7 km(浅野起点) 鶴見から4.7 km |
電報略号 | ウミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,250人/日(降車客含まず) -2008年- |
開業年月日 | 1940年(昭和15年)11月1日 |
備考 |
歴史[編集]
●1940年︵昭和15年︶11月1日‥鶴見臨港鉄道の駅として開業︵旅客営業のみ︶。 ●1943年︵昭和18年︶7月1日‥鶴見臨港鉄道の国有化により鉄道省鶴見線の駅となる[1]。 ●1971年︵昭和46年︶3月1日‥無人駅となる[1][2][3]。自動券売機を設置[3]。 ●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[1]。 ●2000年︵平成12年︶‥関東の駅百選に選定される。選定理由は、﹁近くに鶴見つばさ橋、遠くに横浜ベイブリッジを望むことのできる景観抜群な海に一番近い駅﹂であることから。 ●2002年︵平成14年︶3月22日‥ICカード﹁Suica﹂供用開始[4]。 ●2016年︵平成28年︶9月30日‥自動券売機での切符の販売、ICカードへのチャージ等を終了。駅名の由来[編集]
東芝の前身の﹁芝浦製作所﹂と、この駅が海に接していることから名づけられた。駅構造[編集]
単式ホーム1面1線を有する地上駅。終点側の端に改札口があり、簡易Suica改札機のみが置かれている。 東芝エネルギーシステムズ[注釈 1]京浜事業所の敷地内︵私有地︶にあり、駅の出口はそのまま工場の門になっている。駅舎も東芝エネルギーシステムズの建物の一部である[5]。駅がある埋立地は全体が業務区域としての東芝エネルギーシステムズの敷地で、基本的に以下の者しか駅から出ることはできない。 ●東芝・東芝エネルギーシステムズおよび子会社の社員で、京浜事業所への入場を認められたIC入り社員証または入門許可証を所持している者 ●その他許可を受けた者 そのため、事業所への外訪者は新芝浦駅で下車し、京浜事業所の正門に回るように守衛から誘導される。また、鶴見駅構内の鶴見線乗り換え改札口にある柱にも、海芝浦駅構内は私有地のため改札口から外へは出られない旨の掲示がなされている。 一般客は駅の外に出られないため、IC乗車カードや普通乗車券で海芝浦駅で折り返し乗車する場合は、往復で運賃が必要となるため、簡易Suica改札機で改札を行うか、切符回収箱に行きの切符を投入し、帰りは乗車駅証明書発行機で乗車証明書を受け取り、下車有人駅で精算を受ける必要がある。ICカード類のチャージはできない。かつて自動券売機が稼動していた時代は守衛に申し出て、改札外の守衛詰め所の出口側すぐ脇にある券売機で折り返しの切符を購入する必要があった。 駅改札付近の屋根付きの小屋が、駅ホームと東芝門、海芝公園を連絡する空間である。ここの直近にトイレと飲料自動販売機が設置されている。他に一般客が利用可能な販売施設はない。 事業所利用者を想定しているため、2023年現在のダイヤでは全日9 - 16時台には1 - 2時間に1本の設定、終電も平日は22時台、土日祝は21時台である。-
改札口(2022年4月)
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ホーム(2022年4月)
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ホームから望む京浜運河(2022年4月)
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関東の駅百選の銘板(2008年8月)
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構内から駅舎を見る、左側にあるのが「海芝公園」(2007年4月)
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改札口前の掲示(2002年頃)
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自動券売機が設置されていた当時の駅掲示(2002年頃)
利用状況[編集]
2008年度の1日平均乗車人員は3,250人である。無人駅のため、2009年度以降の乗車人員は公表していない。
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
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1991年(平成 | 3年)4,167 | |
1992年(平成 | 4年)4,334 | |
1993年(平成 | 5年)4,597 | |
1994年(平成 | 6年)4,585 | |
1995年(平成 | 7年)4,469 | |
1996年(平成 | 8年)4,252 | |
1997年(平成 | 9年)4,049 | |
1998年(平成10年) | 3,936 | [* 1] |
1999年(平成11年) | 3,676 | [* 2] |
2000年(平成12年) | 3,451 | [* 2] |
2001年(平成13年) | 3,285 | [* 3] |
2002年(平成14年) | 2,670 | [* 4] |
2003年(平成15年) | 2,562 | [* 5] |
2004年(平成16年) | 2,827 | [* 6] |
2005年(平成17年) | 2,905 | [* 7] |
2006年(平成18年) | 2,951 | [* 8] |
2007年(平成19年) | 3,094 | [* 9] |
2008年(平成20年) | 3,250 | [* 10] |
駅周辺[編集]
海芝公園[編集]
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海芝浦駅から見た鶴見つばさ橋(2009年5月)
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海芝公園(2012年3月)
メディアによる紹介[編集]
特徴的な要素を持つ駅であることから、メディアで何度か話題に取り上げられた。
テレビ番組でも度々採り上げられ、フジテレビ系列で放送されていた「交通バラエティ 日本の歩きかた」で紹介されたり、NHKの番組「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅〜JR20000km全線走破〜」で紹介された際、旅人の関口知宏は本来入れない東芝工場の敷地内に入って説明を受けていた。
また、書物にも取り上げられている。笙野頼子の芥川賞受賞作『タイムスリップ・コンビナート』は「誰だかよくわからない人」からの電話で呼び出されて電車に乗って海芝浦駅へ向う様子を描写したものである。鉄道紀行文作家・宮脇俊三は、『時刻表2万キロ』の旅で初めてこの駅を訪れた後、「どこか旅へ行ってみたいが遠くへ行く時間のない人は、海芝浦駅へ行ってみると良い」とたびたび書いていた。西村京太郎は『運河の見える駅で』という題名で小説を書いている。内容は、日曜日に海芝浦駅を訪れたカップルが事件に巻き込まれる、というもの。
1958年公開の日活映画『獣のいる街』では、駅前、駅舎、ホームが撮影に使用されている。
2012年公開の『僕達急行 A列車で行こう』では、小玉健太とその父が鉄工所について話しているときのシーンに使われた。
2014年に放送されたアニメ『RAIL WARS!』の第3話では作中にて事件が発生した場所として先述の特徴的な要素がトリックとして採用された。
2019年6月29日に放映されたNHKの番組「NHKスペシャル 東京ミラクル2 巨大鉄道網 秒刻みの闘い」の中で車や徒歩で行けず電車だけで行ける駅として紹介された。
2022年『鉄道ファンがガチで選ぶ駅総選挙』(テレビ朝日)にて20位に選ばれた。
隣の駅[編集]
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 鶴見線(海芝浦支線)
- 新芝浦駅 (JI 51) - 海芝浦駅 (JI 52)
脚注[編集]
記事本文[編集]
注釈[編集]
- ^ 旧:東芝・エネルギーシステムソリューション社(社内カンパニー)ならびに原子力事業統括部の事業(いずれも一部を除く)を2017年10月1日付で会社分割により承継。
出典[編集]
利用状況[編集]
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度) - 221ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 225ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 229ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 239ページ