国鉄211系電車
211系電車 (共通事項) | |
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基本情報 | |
運用者 |
日本国有鉄道 東日本旅客鉄道 東海旅客鉄道 西日本旅客鉄道 |
製造所 | 川崎重工業・東急車輛製造・日本車輌製造・日立製作所・近畿車輛 |
製造年 | 1985年 - 1991年 |
製造数 | 827両 |
運用開始 | 1986年2月18日[1] |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 | 直流1,500 V(架空電車線方式) |
設計最高速度 | 110km/h(初期製造時)120km/h(改造車・後期車) |
最高速度 |
110 km/h(製造時) 120 km/h(高速化改造車およびスーパーサルーン「ゆめじ」) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s[2] |
自重 |
23.2 t(最小 サハ211形2000番台) 36.3 t(最大 クモハ211形1000番台) |
全長 | 20000mm |
全幅 | 2900・2966mm |
全高 | 3970・4094mm |
台車 | 円錐積層ゴム式ボルスタレス台車 |
主電動機 | 直流直巻電動機 MT61型 |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン撓み継手方式 |
歯車比 | 16:83 (5.19) |
定格速度 | 全界磁46.0km/h・35%界磁87.5km/h |
制御方式 | 抵抗制御・直並列組合せ制御・弱め界磁制御・界磁添加励磁制御 |
制御装置 |
電気指令式(直通・回生・抑速) 直通予備ブレーキ 耐雪ブレーキ |
概要
陳腐化した111系・113系・115系に代わる近郊形電車のフルモデルチェンジ車として、同系列の置き換えを目的に開発された。 軽量ステンレス製車体や構造の簡便なボルスタレス台車、サイリスタチョッパ制御より簡便かつ安価に回生ブレーキが使用可能で抵抗制御を基本とした界磁添加励磁制御、応答性の高い電気指令式ブレーキ、簡易的なモニタ装置等、省エネルギーや保守費用低減に配意した新機軸が各所に採用されている。これらは結果として通勤形電車の205系で先に採用されたが、本来は﹁次期近郊形電車﹂を念頭に開発されたシステムである。このシステムは民営化後のJR新型車両にも多数採用されている[注 1]。 1ユニットあたりの力行性能の向上により、電動車比率を下げ、2M3T編成で25‰までの勾配でも通常の使用が可能であり、新製コストや運用コストの低減を狙った設計とした。これにより、2M3T編成でも113系・115系の2M2T編成と同等以上の走行性能を持つ。 国鉄時代には首都圏地区に250両[注 2]、名古屋地区に8両、計258両が製造され[3]、国鉄分割民営化時には前者はJR東日本に、後者はJR東海に引き継がれた[3]。分割民営化後にはJR東日本で325両[注 3]、JR東海で242両、JR西日本で2両、計569両が製造され[3]、総計では827両が製造された[3]。その後、JR東日本では東海道線113系の編成に挿入された2階建グリーン車︵サロ124形・サロ125形︶34両が本系列に編入されている。構造
本項ではグリーン車・﹁ゆめじ﹂を除く各車の共通事項について述べる。車体
車体は、片側3か所に両開きの扉を設けた国鉄近郊形電車の基本的構成であるが、両端の側出入口の位置を若干車端に寄せた配置としている。外板間の車体幅は、従来の2,900 mmから初めて2,950 mmまで拡大され、裾絞りが大きくなっている。また暖地・平坦線用の113系と寒地・勾配線用の115系の機能を統合し、細部の仕様変更を行うことで両系列の取替に対応している。 前面形状は従来と同じ貫通型である。205系と同様、前面の窓周りを黒い塗装でまとめているが、205系︵後期に製造された一部や改造車を除く︶では縁のみに用いられたFRPを全体に用い、白いFRP製部材で覆い軽快な印象に仕上げた。この前面形状は415系1500番台や民営化後の新型車両[注 4]にも採用されている。車内
座席は0・1000番台が従来と同様のセミクロスシートを採用するが、長距離通勤客の増加に伴う混雑に対応するため、オールロングシートの2000・3000・5000・6000番台が製造された。クロスシート・ロングシートともバケットタイプとし、クロスシートはシートピッチ1,490 mmのままでスペースと通路幅を広げ、ロングシートは1人分の幅を広げた。また、セミクロスシート車も混雑緩和のため415系700番台同様、車端部をロングシートとした。 国鉄時代は付属編成のみがオールロングシートとされたが、国鉄分割民営化後の増備車はオールロングシートが基本となっている。機構
本系列のMM'ユニット車の主電動機は、MT61形[注 5]という713系向けに開発されたものを使用している。定格出力こそ従来多用されてきたMT54形と同じだが、低回転域のトルクを381系向けのMT58より強化︵MT54とMT58の中間の特性︶したうえ、従来の近郊形電車よりも大きめの歯車比を採用し、定格速度を113系・115系より6.5 km/h低い46.0 km/hとしたため、逆にユニット当たりの引張力は6,690 kgfから7,580 kgfへと1割強大きくなった。一方で、許容回転数を上げて最弱め界磁率を35 %まで取り、高速性能を確保した。2M3T編成においても113系・115系の2M2T編成を上回る走行性能を発揮できるのはこれらによるものである。 1M方式︵非MM'ユニット車︶車の主電動機はMT64形で、定格端子電圧がMT61形の2倍の750 V、定格電流が半分の180 Aとされているが、速度特性は極力MT61形にそろえられている。このシステムは後に213系用として初採用されたが、本来は本系列の横須賀・総武快速線への投入を構想した際、MT比2:3︵15両編成時6M9T︶では不足する走行性能と、電動車を増やすコストをバランスさせるために開発されていたもので、当初からMM'ユニット方式との混用が想定されていた。 主制御器は205系のCS57形に抑速ブレーキの機能を追加したCS57A形である。抑速ブレーキは40 km/h以上で作動する[4]。 電気ブレーキは、添加励磁装置を用いて回生ブレーキを行う。高速域では界磁電流を弱く、主回路電流を強くし、速度の低下とともに界磁電流を強めながら主回路電流を減ずるよう制御することで、一定の回生ブレーキ力が確保される。78 km/h以上からブレーキをかける時は電動機は並列つなぎで、それ以下からの場合は直列つなぎで回生ブレーキを開始する。並列つなぎで開始した場合は60 km/h前後で直列つなぎに切替えるが、切替の際に端子電圧を急に半減することはできないため、抵抗を挿入しながら回路を切替え、その後抵抗が抜かれる。 低速では界磁電流を強めても回生電圧が架線電圧を下回るため、30 km/h前後で回生ブレーキが失効する。形式
順番は過去からの慣例に準ずる。本形式は国鉄時代から分割民営化後にかけて製造されているため、それらを分けて記述する。なお、国鉄時代に製造された形式の中には民営化後に製造された形式もある。また、車両の向きは、東海道本線基準で東京駅方を奇数︵北・東︶向き、神戸駅方を偶数︵南・西︶向きとする。国鉄時代に製造された形式
クモハ211形 (Mc) 奇数︵北・東︶向きの最前部に連結される制御電動車でモハ210形とユニットを組み、パンタグラフと主電動機や主制御器を搭載する。内装や搭載設備、投入線区などの違いによって0番台、1000番台、3000番台の番台区分がある。民営化後にはJR東日本によって3000番台が、JR東海によって5000番台が製造され、そのうち5600番台は低断面トンネルへの入線を可能にするため、パンタグラフ取付部は低屋根構造、パンタグラフは最低作用高さの低いC-PS24A形を装備する。6000番台は213系を基本とする1M仕様車である。 モハ211形 (M) モハ210形とユニットを組む中間電動車で、パンタグラフと主電動機や主制御器を搭載する。クモハ211形から運転台を省略したもの。この形式は0番台・2000番台が新製され、民営化時には全車がJR東日本に引き継がれた。民営化後もJR東日本により2000番台が製造されている。 モハ210形 (M') クモハ211形またはモハ211形とユニットを組む中間電動車で、電動発電機 (MG) と空気圧縮機 (CP) を搭載する。これも内装や搭載設備、投入線区などの違いにより0番台、1000番台、2000番台、3000番台の番台区分がある。国鉄分割民営化時にはJR東日本およびJR東海に引き継がれた。民営化後も、JR東日本により2000番台および3000番台、JR東海により5000番台が製造されている。5000番台はMGに代えてDC-DCコンバータを搭載する。JR化後に製造された形式
クモロ211形 (Msc) JR西日本が﹃スーパーサルーンゆめじ﹄用に製造したモロ210形とユニットを組む制御電動グリーン車で、パンタグラフと主電動機や主制御器を搭載する。車体はステンレス車体ではなく普通鋼製車体である。 モロ210形 (Ms') JR西日本が﹃スーパーサルーンゆめじ﹄用に製造したクモロ211形とユニットを組む中間電動グリーン車で、静止形インバータ (SIV) と空気圧縮機を搭載する。クモロ211形同様車体は普通鋼製車体である。 サロ213形 (Tsd) JR東日本が製造した中間付随車の2階建グリーン車。狭軌路線初の2階建車両として登場。神戸︵南︶寄りに便所・洗面所が設置されている。大半がサロ210形とペアを組んだため、逆向きに連結されている。そのため車体構造は両方の向きに対応している︵7・8を除く︶。113系からの改造編入車もある。 サロ212形 (Tsd') JR東日本が製造した中間付随車の2階建グリーン車。サロ213形と同時に登場した。東京︵北︶寄りに車掌室と乗務員室が設置されている。大半がサロ211形とペアを組んでいた。113系からの改造編入車もある。新造車
0・1000・2000・3000番台 | |
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東海道線を走行する211系0番台N1編成 (2009年12月13日 田町駅) | |
基本情報 | |
運用者 |
日本国有鉄道 東日本旅客鉄道 東海旅客鉄道 |
種車 | サロ124・125形(サロ212形・213形100・1100番台) |
製造年 | 1985年 - 1991年 |
製造数 | 583両 |
改造年 | 2004年 - 2006年 |
改造数 | 34両 |
運用開始 |
1986年3月3日(0・2000番台) 1986年2月16日(1000・3000番台) |
主要諸元 | |
編成 | 6両 (4M2T) - 5両 (2M3T) - 4両 (2M2T) - 3両 (2M1T) |
最高運転速度 |
110km/h 120km/h(JR東海車) |
設計最高速度 | 120km/h(改造車・後期車) |
起動加速度 |
1.7km/h/s (4M6T / 2M3T) 2.1km/h/s (2M2T) 2.5km/h/s (4M2T / 2M1T) |
車両定員 |
座席62・立席56(クモハ211形クロスシート車) 座席58・立席84(クモハ211形ロングシート車) 座席59・立席49(クロスシート制御車) 座席55・立席77(ロングシート制御車) 座席68・立席64(クロスシート中間車) 座席64・立席92(ロングシート中間車) 座席64(サロ210・211形) 座席90(サロ212・213形) |
自重 |
23.2t(サハ211形2000番台) - 36.3t(クモハ211形1000番台) |
全長 |
20,000 mm(平屋) 20,500 mm(2階建) |
全幅 |
2,966 mm(平屋) 2,900 mm(2階建) |
全高 |
4,086 mm(平屋) 4,070 mm(2階建) |
車体 | ステンレス製 |
台車 | DT50B・TR235B・TR235G(サロ213・212形) |
主電動機 | MT61 |
主電動機出力 | 120kW/基 |
編成出力 |
1,920kW(10・6両) 960kW(5・4・3両) |
保安装置 |
ATS-SN・ATS-P・ATS-Ps(JR東日本) ATS-ST、ATS-PT(JR東海) |
0・2000番台
東京地区用
国鉄時代は、東海道線東京口用のグリーン車2両組込の0番台10両基本編成 (TcTMM'TTsTs'MM'Tc') 6本と2000番台5両付属編成 (TcTMM'Tc') 5本の計85両が製造され、田町電車区︵後の田町車両センター︶に配置された。1986年︵昭和61年︶3月3日のダイヤ改正から営業運転を開始した[1]。 グリーン車は、従来1両にトイレ・洗面所と専務車掌室を装備することが通例であったが︵一例 : サロ110形1200番台︶、本系列ではトイレと洗面所のみ装備のサロ211形と専務車掌室のみ装備のサロ210形とに分けて製造し、これを組合せて運用されている。これにより、サロ110形︵1200番台︶に対し定員が一列4名増の64名に増加している。シートピッチはこれまで通り970mmとしたが、車体が従来より広くなったことを生かして、通路幅600mmを確保したまま座席幅を475mmに広げ︵従来車は450mm︶、背もたれはフリーストップ式とし、傾斜角度も従来よりやや大きくした。2階建グリーン車登場後、アコモデーション格差解消のため、背面テーブル、中肘掛と立客用の手摺が追加設置されている。 導入当初、東海道線の東京駅 - 平塚駅間以外では喫煙が可能であったため、ロングシート車を含む各車両︵除く禁煙車︶に灰皿を設けていた。ロングシート車は出入台の袖仕切横と妻部に設置した。しかし、後の禁煙区間の拡大にともない、グリーン車を含め全車禁煙となり灰皿は撤去された。後述する2階建グリーン車は当初より禁煙車として登場したため、灰皿は最初から設置していない。 JR東日本では、1988年度から1991年度までに基本編成8本と付属編成9本の計125両を増備した。従来、ロングシート車︵2000番台︶は付属編成のみであったが、基本編成もロングシートの2000番台車とされた。国鉄製造分と比較し、JR東日本化後の増備車︵2000番台のN21・N56編成以降︶では以下のような変更点がある[5]。なお、増備分では1989年︵平成元年︶3月以降、2000番台15両︵日本車輌製N32・N64編成︶を除いて、全車両が川崎重工業製となっている[6][注 6]。 ●運転席背面仕切窓を拡大[5]︵国鉄製造のクモハ211形・モハ210形・クハ210形の車番1010・1011・3022も同様[5]︶。なお、国鉄製造のクモハ211形・モハ210形・クハ210形の車番1009・3017 - 3021では、運転席背面仕切の仕切扉窓のみ下方向に拡大していた[5]。 ●車内の荷棚を金網式からパイプ式に変更[5][7]。空調吹出口︵ラインフロー︶をアルミ形材からFRP成形品に変更[5]。 ●将来の速度向上を考慮して、台車にヨーダンパ取り付け台座を準備[5]。 ●主抵抗器の仕様を見直し、小型軽量化[5]。外観では3個目と4個目の主抵抗器の間隔が空いている[5]。空気圧縮機の除湿装置を変更[5]。 ●1989年度の増備車︵N24編成・N59編成以降・クモハ211形・モハ210形・クハ210形の車番3036以降︶からは、ATS-P形の準備工事が行われ、運転台計器盤に表示灯が組み込まれた[5]。屋根上の通風器︵ベンチレーター︶を鉄製からステンレス製に変更[5]。1989年︵平成元年︶の後期以降の増備車は側扉内側のスポット溶接による斑点がなくなっている。 ●1990年度の増備車︵N25編成・N60編成以降、クモハ211形・モハ210形・クハ210形の車番3047以降︶からは、電動車客室床面の主電動機点検フタを廃止[5]。 ●1991年度の増備車︵N32編成・N64編成、クモハ211形・モハ210形・クハ210形の車番3054以降︶からは、前面屋根部と前面貫通扉上部に雨樋を設置[5]、列車番号表示器を字幕式からマグサイン式に変更[5]。つり革を三角形に変更。 グリーン車も定員増加を図るため、2階建のサロ213・212形とされた。従来の編成は平屋構造のサロ211形・サロ210形の組み合わせで連結していたが、新造の2階建グリーン車と編成を組替、14編成中12編成が2階建車と平屋車をそれぞれ1両ずつ組込んだ。0番台はサロ211形+サロ212形の組成で、2000番台は後述の2編成を除きサロ210形+サロ213形の組成である。編成中の2階建て車両の連結位置を4号車にそろえるため、サロ210形は引き通しを引替え、サロ213形 (1 - 6) は引通しを両わたり[要出典]で製造の上、方向転換して組成している。1990年と1991年に増備された2編成︵N31・N32編成︶は平屋グリーン車を新製すると輸送力の増強にならないことから、グリーン車をサロ213形+サロ212形で新製し、初めて2階建グリーン車2両連結となって登場した。編成中のサロ213形は、当初から正規の位置に連結されているため、引通しは片わたりとなっている。 サロ213形のトイレは、サロ211形の和式から、同時期登場の651系に準じた洋式とされた。トイレ入り口のドアは、当初は折戸式であったがのちに外吊式引戸に改造された。 近年、優先席部分の吊り革をE233系タイプの物に交換したほか、2008年秋頃より、検査時などに張り替えるシートのモケット地を製造時のすおう︵蘇芳︶色から青緑色の柄付きのものに変更している。 2011年秋からは田町車両センターにE233系3000番台の投入が開始され、同系列の増備に伴い2012年4月23日をもって同センター配置の本系列の定期運用を終了し、置き換えが完了した[8][9]。置き換え完了後の同年5月12日・13日には東京駅 - 伊豆急行線伊豆急下田駅間で営業運転終了を記念する団体臨時列車が運行された[10]。-
0番台の車内(モケット地は更新後の青緑色)
-
2000番台の車内(モケット地は更新後の青緑色)
-
優先席
-
トイレ付近
名古屋地区用
各部仕様
登場当初は東京地区用と異なり、先頭車の電気連結器と自動解結装置が非設置︵代わりにジャンパ栓を装備。このため東京地区用とはスカート周りの造作に違いがある︶で、外装は東海地区のイメージカラー[11]とした青色の帯に白のピンストライプを入れた独自カラーであった[注 7]。その後、同車を引継いだJR東海のコーポレートカラーがオレンジ色となったことから、1988年に他車と同じ湘南色帯に改められた。これと同時期に電気連結器と自動解結装置も設置されている[注 8]。 サービス改善の見地から、車掌スイッチの取り付け位置の変更を行い、運転室背面窓の拡大を行った[5]。← 岡崎 大垣 → |
備考 | ||||
形式 | < クモハ211 (Mc) |
モハ210 (M') |
サハ211 (T) |
クハ210 (Tc') |
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その他設備 | WC | ||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | |||
車両重量 | 36.0t | 34.9t | 23.9t | 26.8t | |
K1→C2→K52 | 1 | 13 | 13 | 7 | |
K2→C1→K51 | 2 | 14 | 14 | 8 |
- パンタグラフはシングルアーム式に交換されている。
-
0番台K52編成
-
登場時のクモハ211-1
-
JR東海所属211系0番台の車内
改造
運用
新製時は神領電車区︵現・神領車両区︶に配置されていたが、営業に供されるのは東海道本線のみで、中央本線での運用は出入区回送のみにとどまったことから、1989年に大垣電車区︵現・大垣車両区︶に転出した。 1989年7月の金山総合駅開業に伴うダイヤ改正では、同時に新設された新快速に311系や117系とともに充当された。翌年のダイヤ改正で311系が増投入されたため新快速運用からは1年弱で撤退したが、2000年から313系5000番台の登場する2006年8月まで土曜、休日の上り1本だけ新快速を担当した。 2007年以降は掛川駅・浜松駅 - 豊橋駅間の普通列車を中心に運用され、311系との併結運用も存在したが、2011年3月ダイヤ改正では豊橋駅・岡崎駅 - 岐阜駅間または大垣駅 - 米原駅間の普通列車を中心に運用されるようになり、2006年以来5年ぶりに新快速の運用が復活したが、豊橋駅以東の運用は消滅した。なお、検査入場による代走は311系にて行われていた。 2011年9月に再度神領車両区に転配され、関西本線で朝と夕方以降の列車に運用されるようになった。中央本線では早朝と夜間に神領車両区への入出庫回送を兼ねた1往復の運用が2014年3月改正まで存在したが、以降は神領車両区への回送列車のみ入線している。120km/h運転に対応することから代走には313系1000・1100番台が使用されるが、313系が検査離脱で代走できない場合は211系5000番台が使用される。 JR東海では2010年から2012年にかけて313系が増備され、国鉄時代に製造された117系などを代替したが、同じく国鉄時代に製造された[注 9]本番台は2022年3月まで継続して使用された。315系への置き換え[13]に伴い、2022年3月6日で運用を終了し、翌日3月7日に廃車回送された[14]。1000・3000番台
0・2000番台の構造を基本に東北本線︵1990年以降は宇都宮線と案内︶と高崎線の使用に配慮した寒地仕様車で、115系非冷房車の置換え用として登場した。1000番台はセミクロスシート車、3000番台はロングシート車で、ともにスノープラウ︵排雪器︶、耐雪ブレーキ、半自動ドア、レールヒーターなどの耐寒耐雪装備がなされている。前述の0・2000番台より早い1986年2月18日から営業運転を開始した[1]。 編成は、東海道線用0・2000番台と異なり普通車のみの5両編成 (McM'TTTc') で、1000・3000番台とも同じである。国鉄時代には、セミクロスシート車1000番台11本とロングシート車3000番台22本の計165両が製造され、民営化後は東海道線用と同様にロングシートの3000番台のみが1991年までに40本増備されている。国鉄時代には、1000番台×1本+3000番台×2本で15両編成を組むように計画されたため、1000番台と3000番台の運用も分けられていたが、民営化後は共通運用となった。なお、JR化後の増備車︵クモハ211形・モハ210形・クハ210形の車番3023以降︶は前述の2000番台と同様の設計変更が行われている[5][7]。 新製配置は1000番台が全車両新前橋電車区︵現・高崎車両センター︶で、3000番台は当初クモハ211形・モハ210形・クハ210形の車番3001 - 3046が新前橋電車区、3047 - 3062が小山電車区︵現・小山車両センター︶配置であったが、2000年からE231系が小山電車区に新製配置になったことにより、同年12月に新前橋区に配置が集約されている︵その後一部が幕張車両センターに転出︶。そのため、上野駅発着列車では宇都宮線列車よりも高崎線列車の運用のほうが多かった。 優先席の吊革は全編成でE233系タイプのものに交換済みである。 0・2000番台と同様に、2008年秋頃より、モケット地をすおう色から青緑色に交換しているほか、順次PS33E形シングルアーム式パンタグラフへの取り替えおよび増設︵一部︶が行われた。 前述した田町車両センターに続いて、2012年度に高崎車両センター向けにもE233系3000番台250両が投入された。また宇都宮線小金井駅 - 黒磯駅間での5両編成での運用は、2013年8月24日から運用を開始した205系600番台の転入により置き換えが行われた。 2013年3月16日のダイヤ改正で宇都宮線上野駅発着の運用を終え[15]、翌2014年3月15日のダイヤ改正で高崎線での運用からも撤退し、都心への乗り入れが消滅した。また、同年3月24日をもって宇都宮線小金井駅・宇都宮駅 - 黒磯駅間での運用も終了した。さらに、宇都宮線と両毛線の直通列車2往復のうち、宇都宮線小山駅 ‐ 黒磯駅間の1往復の運用は2017年3月3日、小山駅 - 宇都宮駅間の1往復の運用は2019年3月16日のダイヤ改正で廃止されたため、宇都宮線での3ドア車両︵烏山線直通列車は除く︶の定期運用は消滅した[16]。-
1000番台は両毛線・宇都宮線(小金井駅 - 黒磯駅間)では5両編成での運用があった
-
パンタグラフが増設された編成
-
1000番台の車内
(写真のモケット地は更新前のすおう色) -
3000番台の車内(2000番台も同様、モケット地は更新後の青緑色)
-
優先席
-
運転台
5000・6000番台
5000・6000番台 | |
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基本情報 | |
運用者 | 東海旅客鉄道 |
製造年 | 1988年 - 1991年 |
製造数 | 242両 |
主要諸元 | |
編成 | 4両 (2M2T) - 3両 (2M1T) - 2両 (1M1T) |
最高運転速度 | 110 km/h |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 |
2.5km/h/s (2M1T) 2.1km/h/s (2M2T / 1M1T) |
減速度(常用) |
3.5km/h/s(5000番台) 3.3km/h/s(6000番台) |
減速度(非常) |
3.5km/h/s(5000番台) 3.3km/h/s(6000番台) |
編成定員 |
449名(3両) 603名(4両) 292名(2両) |
全長 | 20,000 mm |
全幅 | 2,966 mm |
全高 |
3,970 mm 4,094 mm (クモハ211形) |
車体 | ステンレス |
台車 | C-DT56・C-TR241 |
主電動機 | C-MT61A(5000番台) C-MT64A(6000番台) |
主電動機出力 | 120kW/基 |
編成出力 |
960kW(3両・4両) 480kW(2両) |
保安装置 | ATS-ST、ATS-PT、EB装置、TE装置 |
概要
名古屋・静岡都市圏で使用されることから、ラッシュ対策のため、座席はオールロングシートとし、当初はトイレをすべて省略した。また室内からの展望に配慮して、213系と同様に前面貫通扉と運転室助士席側の窓を下方に拡大した。 室内は、乗降扉の客室側を化粧板仕上げとし、床敷物も暖色系の2色とした。電動車では床面の主電動機点検蓋を省略したことと、主電動機の冷却ファン形状を変更したことにより車内の静粛性を高めたほか、座席は0・2000番台などに比べてクッション材を厚く、奥行きを深く変更したことで座り心地の向上を図っている。網棚はパイプ棚となっている[17]。なお、電気連結器・自動解結装置の装備に伴い、ジャンパ連結器が省略されたことから、前頭部のスカート形状が同社所有の0番台と異なる。また各車両両端4つのドアにはドア締切表示灯が設置され長時間停車時などドアカット時に表示する。車体側面には車外放送用スピーカーが設置されており、車掌がボタンを押しながらマイクを使用すると放送が可能な仕組みになっている。台車はボルスタレス台車であることは同じであるが国鉄時代製造分と異なり、牽引装置が積層ゴム式からZリンク式に変更され、形式名称がC-DT56・C-TR241に改められている。-
5000番台車内
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優先席
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クハ210-5000車内 車椅子スペース付近
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5000番台運転台
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5000番台電動車が履く、C-DT56形台車
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5000番台付随車が履く、C-TR241形台車
1次車
1988年7月に4連×4本16両、3連×6本18両の計34両が神領電車区に投入され、中央本線で運用を開始した。側面行先表示機は幕式でなく、省メンテナンスを考慮したLED式になった[注 10]。1段表示のため表示窓の天地が低くなり幕板部の飾り帯と同じ高さとなったのが特徴である。そのため、日本語と英語を同時に表示することができず、両語が交互に表示される。4連は快速運用にも充当された。-
視認性に難があり、1次車限りとなったLED行先表示器。
2次車
老朽化した103系・113系の置き換えおよび列車増発、編成増強のため1988年11月から1989年3月までに4連×16本64両、3連×11本33両の計97両が神領電車区に、3連×11本の計33両が大垣電車区に投入された。これにより東海道線での運用も開始された。
1次車のLED式の側面行先表示機は視認性に難があったため、本次車からは天地寸法はそのままで幕式に変更された。またコンプレッサは容量の大きいものに変更された。なお、サハ211形とクモハ211形5000番台の増備は2次車で終了となる。
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1次車同様の天地寸法だが、幕式となった2次車の行先表示器。
3次車
4次車
1990年3月にクモハ211形5600番台とクハ210形5300番台車を含む3連×3本が神領電車区に投入された。トイレなしで残っていた1次車4連×3本からサハを抜き取り、それを組み込むことで4連化した。この増備で神領区の4連は全車トイレつきとなった。 さらに静岡地区増備車として新区分番台、1M仕様車であるクモハ211形6000番台が登場している。C-CS59A形主制御器やC-MT64形主電動機を搭載するなど、走行装置は213系5000番台と同仕様であり2両編成での運転が可能となった[注 12]。なおトイレは2連のため省略となり、クハ210形5000番台の連番で新製された。2連×3本6両が静岡運転所に配置され、輸送力増強用として御殿場線に投入された。 3次車からの変更点は、先頭車助士席側上部の列車番号表示器を当初から省略して、車外スピーカーの取り付け位置が、窓間の吹き寄せから冷房装置キセ内に変更された。そのため、冷房装置は側面のスリット形状が変更されたC-AU711D-G4形に変更になった。側面方向幕はサイズは3次車と同様だったが、幕の書体がJR東海タイプの書体に変更された︵ローマ字表記も頭文字のみ大文字のタイプに変更︶。また211系6000番台については客室内貫通扉が213系5000番台や311系と同様の窓面積が大きいタイプに変更された。 1991年3月には6000番台増備車2連×6本12両が静岡運転所に投入された。この増備車では側窓が一部を除いて固定式に変更されている。なお、6000番台は、御殿場線での運用に適さず、今回の増備車とともに全車が東海道線での運用中心に変更された。編成表
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改造
●全車両の下り寄りに優先席の設置 ●転落防止幌の取り付け ●全車両ドアチャイムの設置 ●クハ210形への車椅子スペース設置︵名古屋方・車掌の立つ位置の前︶ ●クモハ211形のシングルアーム型パンタグラフへの取替工事︵狭小建築限界トンネル通過対応を表す﹃◆﹄は標記されない︶ ●先頭車の120km/hに対応した速度計への交換 ●つり革の客用扉付近への増設 ●2010年から設置のATS-PT取り付け ●助士席側前面窓ガラス下部と乗務員扉窓ガラス下部に、切り抜き文字による編成番号を標記 ●乗務員扉の取手の2段化 ●排障器︵スカート︶の延長︵動物対策および床下の保安装置の保護が目的と思われる︶ ●優先席つり革と座席モケットのオレンジ色化︵313系4次車に準ずる︶東日本地区での運用
グリーン車の改造編入および改造転用
0番台グリーン車の改造
後述の転用改造により0番台グリーン車4形式が改造された。なお、これらの車両にはすべてグリーン車Suicaシステム導入に伴うR/W︵リーダ / ライタ︶が座席上に取り付けられている。 サロ211形1000番台・サロ212形1000番台 東海道線用211系0番台グリーン車から改造された車両。転用されたグリーン車は当時のペアのまま寒冷地仕様への改造が施工され、原番号+1000番台に改番された。外観上は扉脇の半自動スイッチの設置が目立つ。 番号の新旧対照は次の通り︵2007年4月1日時点︶。 ●サロ211/サロ212-1 - 6 → サロ211/サロ212-1001 - 1006 サロ210形1000番台・サロ213形1000番台 サロ211形1000番台・サロ212形1000番台と同様に東海道線用211系0番台グリーン車から改造された車両。改造内容もそれらと同様である。また、この形式は、転用先でも4号車に2階建グリーン車をそろえるため、2階建グリーン車を組込まれた際、方向転換したまま転用されている。 番号の新旧対照は次の通り︵2007年4月1日時点︶。 ●サロ210/サロ213-1 - 6 → サロ210/サロ213-1001 - 1006登場時に比し、背もたれに立客用手すりが増設されている
113系2階建グリーン車の改造編入
後述の置換えおよび転用により113系2階建グリーン車の2形式が211系へ改造編入された。改造工事は鎌倉総合車両センター、東京総合車両センター、大宮総合車両センターで施工した[18]。 主な改造内容は ●車両の引き通し線を211系とするため、室内1階の床板を取り外し、車内配線をすべて取り替え[18]。 ●211系は制御指令に多重制御装置を使用するため、車掌室に表示設定器を新設、一般配電盤を交換[18]。 ●行先表示器も多重制御に対応したLED式に更新した[18]。 ●車側灯のLED化[18]。 ●戸閉回路を直接指令式から間接指令式に変更[18]。 ●ブレーキ装置を電磁直通式から電気指令式に取り替え[18][19]。 ●グリーン車Suicaシステム導入に伴うリーダ / ライタを座席の上に取り付け[18]。 ●これに伴い、現行の補助変圧器︵20A︶では電源容量が不足することから、容量の大きい補助変圧器︵40A︶に交換した[18]。 サロ213形100番台・サロ212形100番台 トイレ・洗面所付きのサロ125形4両と車掌室付きのサロ124形20両からの改造[18]。また、置き換え対象編成が12本あることから、サロ125形4両は正向きに方向転換しサロ213形へ、サロ124形のうち8両は方向転換のうえ車掌室を撤去してトイレ・洗面所を設置する改造を行いサロ213形へ[19]、残りは車掌室を残したままサロ212形へ改造され、各車原番号+100番台と改番されている。 新旧番号対照は次の通り︵2007年4月1日時点︶[20]。 ●サロ125-1・2・3・5 → サロ213-101・102・103・105 ●サロ124-6・7・8・※9・※14・16・17・18 → サロ213-106・107・108・※109・※114・116・117・118 ●サロ124-1・3・5・※10・15・23・24・※25・※26・※27・※28・※29 → サロ212-101・103・105・※110・115・123・124・※125・※126・※127・※128・※129 ※は元・大船電車区︵現・鎌倉車両センター︶所属の総武快速・横須賀線用サロ124形で、1996年︵平成8年︶1月 - 3月に国府津電車区︵現・国府津車両センター︶に転属し、新湘南帯︵太帯︶となった車両。 短期間で対象車全車の改造を施工させるため、車号を斜体文字で表したサロ124-1・3・5・6・7・8からの改造車は、引き続きTR69形台車を装着している[18]。(台車はTR69形を装備)
(台車はTR69形を装備)
(台車はボルスタレス台車を装備)
(2007年3月21日、上野駅)
東海道線用グリーン車の置換え
2004年10月から2006年3月にかけて東海道線で運用されていた国府津車両センター所属の113系がE231系に置換えられるのに伴い、211系仕様で製造され113系に組み込まれていた2階建グリーン車34両(サロ125形5両・サロ124形29両)を211系に改造編入することとなった。平屋車を併用していた東海道線用グリーン車はグリーン車をすべて2階建車に置き換えることとして、2階建グリーン車34両のうち24両(サロ125形4両・サロ124形20両)を東海道線用に改造編入した。また、平屋車とそれとペアを組む2階建車12組を捻出し、残りの10両とともに宇都宮線・高崎線に転用することとした。また、113系撤退後の2006年3月18日のダイヤ改正から東海道線・伊東線でもグリーン車Suicaシステムが運用開始となることから、それに対応するための改造も実施されている。なお、後に新製されたサロ213形+サロ212形2組に動きはなく、グリーン車Suicaシステム対応改造を施して東海道線東京口で引き続き運用された。
グリーン車の宇都宮線・高崎線への転用
前述の東海道線用211系グリーン車の全面2階建化によって捻出される平屋+2階建(サロ211+サロ212×6組とサロ210+サロ213×6組)の12組と、東海道線で運用していた113系のE231系への置換えに伴って余剰となるサロ125形1両・サロ124形9両(計34両)を活用し、宇都宮線・高崎線用211系にもグリーン車を連結することとなった。これにより、5両編成を2本合わせてサハ2両を抜き、グリーン車2両を両編成の向い合う先頭車間に連結するという組成変更を行った。これは貫通編成時に編成を丸ごと方向転換する必要があること、211系の場合普通車の付随車であるサハにはトイレ未設置であり、貫通編成にした場合にサハへのトイレ設置工事が必要なことなどによる。グリーン車の組み込みは3000番台34本を使用して行われ、2006年9月までに10両基本編成17本が組成された。登場当初は、乗務員室に従来の編成番号札も存置したまま新たな編成番号札を追加したが、全17編成が出そろったことから、従来の編成番号札は取り外された。
当初は、1000番台も使用して組成変更が行われる予定であったが、1編成あたりの定員に差が出ることや、後述のE231系投入計画の変更に伴い房総地区への転出が予定されることから、組成変更の予定はなくなった。1000番台は付属編成として使用された。
新旧編成表
← 黒磯・宇都宮 / 前橋・高崎 上野 → | ||||||||||||||||
旧編成 | クモハ 211 |
モハ 210 |
サハ 211 |
サハ 211 |
クハ 210 |
クモハ 211 |
モハ 210 |
サハ 211 |
サハ 211 |
クハ 210 |
クモハ 211 |
モハ 210 |
サハ 211 |
サハ 211 |
クハ 210 | |
新編成 | クモハ 211 |
モハ 210 |
サハ 211 |
サハ 211 |
クハ 210 |
クモハ 211 |
モハ 210 |
サハ 211 |
サハ 211 |
クハ 210 |
サロ | サロ | クモハ 211 |
モハ 210 |
クハ 210 |
E231系導入と房総地区への転用
E233系導入による置き換え
田町車両センターおよび高崎車両センター所属の本系列は、2011年度から増備が再開されたE233系3000番台によって置き換えが進められた[23]。これは2015年3月の上野東京ライン開業に向けた措置である[23]。 田町車両センター所属車は2012年4月23日をもって定期運用を終了した[8][10]。高崎車両センター所属車についても、E233系3000番台を基本編成17編成・付属編成16編成︵250両︶投入して置き換えを進め、2013年3月15日をもって宇都宮線上野口の定期運用を終了。2014年3月14日をもって高崎線での定期運用も終了し、定期運用は両毛線のみとなっていた。 置き換えられた車両のうち、グリーン車は2014年12月までに全廃。他の付随車も廃車が進められる一方、電動車・制御車は長野地区や高崎地区ローカル運用に転用されている。長野地区への転用
デジタル無線対応工事
JR東日本所属車は、前述のグリーン車置き換え︵東海道線用︶および組み込み︵宇都宮線・高崎線用︶が終了してから、乗務員室︵クモハ・クハ︶にデジタル無線対応工事が順次施工された。これは1986年から各車両に搭載されている列車無線装置︵主に新Aタイプ無線︶が老朽取替の時期を迎えたことと、特に首都圏では大雪や雷雨などの際に、全線区一斉の情報連絡や指令伝達を実施するなど高い利用率となっており、指令通話回線の増強に迫られたためである。また、列車支援運行業務の充実を図るため、指令通告、徐行区間情報、車両機器状態監視等の列車・地上間のデータ通信需要も拡大していることから、それらを可能とする無線システムへの変更を目的として設置している。 この搭載工事が施行された車両では、乗務員室の天井付近2か所から装置の入った箱が客室側網棚の上へ張り出しているのが特徴である。また、運転台には﹁デジタル無線対応済み﹂と表記されたシールが貼付されており、小型の簡易モニタ装置︵E231系などに搭載されているTIMSモニタに表示が酷似しているが、ICカードに記憶された時刻表やデジタル列車無線運用時に必要な情報を表示する程度の機能のみ︶を設置している。 高崎車両センターのグリーン車と連結している先頭車では、3号車のクモハ211形にはデジタル無線が設置されていなかったが、6号車のクハ210形には設置されていた。グリーン車の組成推移
東海道線・宇都宮線・高崎線に連結されていた211系グリーン車の組み合わせは、初期のものを含めて、大きく分けると以下の4通りが存在した。なお、全て前者が5号車で後者が4号車である。 また、﹁田町﹂は旧田町車両センター所属の略、﹁高崎﹂は高崎車両センター所属の略である。組み合わせ | 2007年以降の該当編成 | 過去の該当編成 | |
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サロ211+サロ210 | 0番台 | (1985年 - 1989年)田町: N1・N2・N3・N4・N5・N6 | |
サロ211+サロ212 | 0番台 | (1989年 - 2007年)田町: N1・N2・N3・N4・N5・N6 | |
1000番台 | (2007年 - )高崎: C1・C2・C3・C5・C6・C9 |
||
サロ210+サロ213(反転) | 0番台 | (1989年 - 2007年)田町: N21・N22・N23・N24・N25・N26 | |
1000番台 | (2007年 - )高崎: C4・C7・C8・C10・C11・C12 |
||
サロ213+サロ212 | 0番台 | (1989年 - )田町: N31・N32 |
|
100番台 | (2007年 - )田町: N1・N2・N3・N4・N5・N6・ N21・N22・N23・N24・N25・N26 |
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1100番台 | (2007年 - )高崎: C13・C14・C15・C16・C17 |
現在の運用
●下記は2022年10月1日時点でのデータ[27]。 ●使用線区の※は、過去に使用された線区や試運転等で入線した線区を示す。 ●下記中の■■は帯色を示す。長野総合車両センター
使用線区
編成表
← 立川・河口湖・中津川 富士山・飯田・長野・信濃大町 → | |||||||
6両編成 |
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ211 (Tc) |
< モハ211 (M) |
モハ210 (M') |
< モハ211 (M) |
モハ210 (M') |
クハ210 (Tc') | |
その他設備 | WC | WC | |||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | Cont | MG,CP | |||
車両重量 0番台 |
26.8t | 34.1t | 34.9t | 34.1t | 34.9t | 26.8t | |
編成番台 | N601 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1Ⓜ︎ |
N602 | 2 | 3 | 3 | 4 | 4 | 2 | |
N603 | 3 | 5 | 5 | 6 | 6 | 3Ⓜ︎ | |
N604 | 4 | 7 | 7 | 8 | 8 | 4 | |
N605 | 5 | 9 | 9 | 10 | 10 | 5 | |
N606 | 6 | 11 | 11 | 12 | 12 | 6Ⓜ︎ | |
6両編成 | 車両重量 2000番台 |
26.2t | 33.5t | 34.3t | 33.5t | 34.3t | 26.2t |
編成番台 | N607 | 2007 | 2007 | 2007 | 2008 | 2008 | 2007 |
N608 | 2009 | 2010 | 2010 | 2011 | 2011 | 2009 | |
N609 | 2011 | 2013 | 2013 | 2014 | 2014 | 2011 | |
N610 | 2013 | 2016 | 2016 | 2017 | 2017 | 2013 | |
N611 | 2015 | 2019 | 2019 | 2020 | 2020 | 2015 | |
N612 | 2017 | 2022 | 2022 | 2023 | 2023 | 2017 | |
N613 | 2019 | 2025 | 2025 | 2026 | 2026 | 2019Ⓜ︎ | |
N614 | 2021 | 2029 | 2029 | 2030 | 2030 | 2021 | |
3両編成 |
号車 | 1/4 | 2/5 | 3/6 | |||
形式 | < クモハ211 (Mc) |
モハ210 (M') |
クハ210 (Tc') | ||||
その他設備 | WC | ||||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | |||||
車両重量 1000番台 |
36.3t | 35.1t | 27.1t | ||||
編成番台 | N317 | 1001 | 1001 | 1001 | |||
N318 | 1002 | 1002 | 1002 | ||||
N319 | 1003 | 1003 | 1003 | ||||
N320 | 1004 | 1004 | 004 | ||||
N321 | 1005 | 1005 | 1005 | ||||
N322 | 1006 | 1006 | 1006 | ||||
N323 | 1007 | 1007 | 1007 | ||||
N324 | 1008 | 1008 | 1008 | ||||
N325 | 1009 | 1009 | 1009 | ||||
N326 | 1010 | 1010 | 1010 | ||||
N327 | 1011 | 1011 | 1011 | ||||
3両編成 | 車両重量 3000番台 |
35.7t | 34.5t | 26.5t | |||
編成番台 | N301 | 3035 | 3035 | 3035 | |||
N302 | 3053 | 3053 | 3053 | ||||
N303 | 3054 | 3054 | 3054 | ||||
N304 | 3055 | 3055 | 3055 | ||||
N305 | 3062 | 3062 | 3062 | ||||
N306 | 3001 | 3001 | 3001 | ||||
N307 | 3013 | 3013 | 3013 | ||||
N308 | 3016 | 3016 | 3016 | ||||
N309 | 3017 | 3017 | 3017 | ||||
N310 | 3018 | 3018 | 3018 | ||||
N311 | 3020 | 3020 | 3020 | ||||
N312 | 3023 | 3023 | 3023 | ||||
N313 | 3024 | 3024 | 3024 | ||||
N314 | 3048 | 3048 | 3048 | ||||
N315 | 3049 | 3049 | 3049 | ||||
N316 | 3050 | 3050 | 3050 | ||||
N331 | 3040 | 3040 | 3040 | ||||
N332 | 3041 | 3041 | 3041 | ||||
N333 | 3042 | 3042 | 3042 | ||||
N334 | 3043 | 3043 | 3043 | ||||
N335 | 3044 | 3044 | 3044 | ||||
N336 | 3046 | 3046 | 3046 | ||||
N337 | 3038 | 3038 | 3038 | ||||
N338 | 3039 | 3039 | 3039 | ||||
N339 | 3045 | 3045 | 3045 |
- Ⓜ︎印は線路モニタリング装置搭載車。
-
クハ210形(Tc')
-
モハ210形(M')
-
モハ211形(M)
-
クハ211形(Tc)
-
クモハ211形(Mc)
高崎車両センター
車体帯 : ■■ 所属車両 : 126両 ●3000番台4両編成21本84両︵A9・A25 - A28・A30 - A34・A36・A37・A51・A52・A56 - A61編成。A31 - A34・A36・A37編成の計6本はパンタグラフを2台装備︶ ●3000番台3両編成14本42両︵A4 - A8・A11・A12・A14・A15・A19・A21・A22・A29・A47編成︶ ●A25 - A28・A30 - A34・A36・A37編成の計11本を除く26本は、C編成の一部を組み替えた編成である。 ●旧C1 → A2・A3、旧C2 → A6・A7、旧C3 → A58・A59、旧C4 → A4・A5、旧C5 → A56・A57、旧C6 → A19・A21、旧C7 → A51・A52、旧C8 → A22・A29、旧C13 → A8・A14、旧C14 → A60・A61、旧C15 → A15・A47、旧C16 → A9・A10、旧C17 → A11・A12。 ●2015年3月までに66両︵22編成相当︶が長野総合車両センターに転出した[26][28]。1000番台︵5両編成・旧B編成︶は3両編成化されて転出し、配置がなくなっている。 ●2010年3月より、先頭部のスカートにV字状の鉄板を取り付け、その排障機能を高めた車両が登場したほか、2016年7月出場からは、先頭車の前位寄り台車に車輪の滑走と空転を防止するセラミック噴射装置﹁ミュージェット﹂の取り付けや、スカートを長野所属車と同様のスノープロウ一体型のものに更新する改造をしている[29]。 ●A28編成は、2021年4月より湘南色から矢絣色に変更されている[33]。 ●2022年5月9日付でA2編成4両が廃車された[34]。B編成+C編成の15両編成 -
A編成+A編成の10両編成
-
強化型スカートに換装後のC14編成
-
霜取りパンタグラフ搭載のA37編成
-
C16編成「高崎線開業130周年記念ラッピング」
-
A28編成「矢絣柄ラッピング」
← 水上・大前・小山・横川 高崎 → | ||||||||
4両編成 |
号車 | 4 | 3 | 2 | 1 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | < クモハ211 (Mc) |
モハ210 (M') |
サハ211 (T) |
クハ210 (Tc') | ||||
その他設備 | WC | |||||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | ||||||
車両重量 | 35.7 t | 34.5 t | 23.5 t | 26.5 t | ||||
編成番台 | A2 | 3002 | 3002 | 3006 | 3002 | 廃車済み | ||
A3 | 3003 | 3003 | 3005 | 3003 | 廃車済み | |||
A9 | 3009 | 3009 | 3020 | 3009 | ||||
A10 | 3010 | 3010 | 3019 | 3010 | 廃車済み | |||
A25 | 3025 | 3025 | 3049 | 3025 | ||||
A26 | 3026 | 3026 | 3051 | 3026 | ||||
A27 | 3027 | 3027 | 3053 | 3027 | ||||
A28 | 3028 | 3028 | 3055 | 3028 | ||||
A30 | 3030 | 3030 | 3059 | 3030 | ||||
A51 | 3051 | 3051 | 3104 | 3051 | ||||
A52 | 3052 | 3052 | 3103 | 3052 | ||||
A56 | 3056 | 3056 | 3114 | 3056 | ||||
A57 | 3057 | 3057 | 3113 | 3057 | ||||
A58 | 3058 | 3058 | 3118 | 3058 | ||||
A59 | 3059 | 3059 | 3117 | 3059 | ||||
A60 | 3060 | 3060 | 3122 | 3060 | ||||
A61 | 3061 | 3061 | 3121 | 3061 | ||||
4両編成 | 号車 | 4 | 3 | 2 | 1 | |||
形式 | > < クモハ211 (Mc) |
モハ210 (M') |
サハ211 (T) |
クハ210 (Tc') |
備考 | |||
編成番台 | A31 | 3031 | 3031 | 3061 | 3031 | |||
A32 | 3032 | 3032 | 3063 | 3032 | ||||
A33 | 3033 | 3033 | 3065Ⓜ︎ | 3033 | ||||
A34 | 3034 | 3034 | 3067 | 3034 | ||||
A36 | 3036 | 3036 | 3071 | 3036 | ||||
A37 | 3037 | 3037 | 3073 | 3037 | ||||
3両編成 |
号車 | 3/6 | 2/5 | 1/4 | ||||
形式 | < クモハ211 (Mc) |
モハ210 (M') |
クハ210 (Tc') | |||||
その他設備 | WC | |||||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | ||||||
車両重量 |
35.7t | 34.5t | 26.5t | |||||
編成番台 | A4 | 3004 | 3004 | 3004 | ||||
A5 | 3005 | 3005 | 3005 | |||||
A6 | 3006 | 3006 | 3006 | |||||
A7 | 3007 | 3007 | 3007 | |||||
A8 | 3008 | 3008 | 3008 | |||||
A11 | 3011 | 3011 | 3011 | |||||
A12 | 3012 | 3012 | 3012 | |||||
A14 | 3014 | 3014 | 3014 | |||||
A15 | 3015 | 3015 | 3015 | |||||
A19 | 3019 | 3019 | 3019 | |||||
A21 | 3021 | 3021 | 3021 | |||||
A22 | 3022 | 3022 | 3022 | |||||
A29 | 3029 | 3029 | 3029 | |||||
A47 | 3047 | 3047 | 3047 |
過去の運用
●使用線区の※は、過去に使用された線区や試運転等で入線した線区を示す。 ●下記中の■■は帯色を示す。東京総合車両センター︵旧田町車両センター︶
← 東京 熱海・沼津 → | |||||||||||
10両編成 | 号車 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ211 (Tc) |
サハ211 (T) |
◇ モハ211 (M) |
モハ210 (M') |
サハ211 (T) |
サロ213 (Tsd) |
サロ212 (Tsd') |
◇ モハ211 (M) |
モハ210 (M') |
クハ210 (Tc') | |
その他設備 | WC | WC、[洗] | [乗]、[業] | WC | |||||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | Cont | MG,CP | |||||||
車両重量 0番台 |
26.8t | 23.9t | 34.1t | 34.9t | 23.9t | 34.1t | 34.9t | 26.8t | |||
編成番台 | N1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 108 | 105 | 2 | 2 | 1 |
N2 | 2 | 3 | 3 | 3 | 4 | 102 | 129 | 4 | 4 | 2 | |
N3 | 3 | 5 | 5 | 5 | 6 | 109 | 127 | 6 | 6 | 3 | |
N4 | 4 | 7 | 7 | 7 | 8 | 107 | 101 | 8 | 8 | 4 | |
N5 | 5 | 9 | 9 | 9 | 10 | 118 | 110 | 10 | 10 | 5 | |
N6 | 6 | 11 | 11 | 11 | 12 | 117 | 115 | 12 | 12 | 6 | |
10両編成 | 車両重量 2000番台 |
26.2t | 23.3t | 33.5t | 34.3t | 23.3t | 33.5t | 34.3t | 26.2t | ||
編成番台 | N21 | 2007 | 2007 | 2007 | 2007 | 2008 | 106 | 103 | 2008 | 2008 | 2007 |
N22 | 2009 | 2010 | 2010 | 2010 | 2011 | 103 | 124 | 2011 | 2011 | 2009 | |
N23 | 2011 | 2013 | 2013 | 2013 | 2014 | 114 | 128 | 2014 | 2014 | 2011 | |
N24 | 2013 | 2016 | 2016 | 2016 | 2017 | 101 | 123 | 2017 | 2017 | 2013 | |
N25 | 2015 | 2019 | 2019 | 2019 | 2020 | 116 | 125 | 2020 | 2020 | 2015 | |
N26 | 2017 | 2022 | 2022 | 2022 | 2023 | 105 | 126 | 2023 | 2023 | 2017 | |
N31 | 2019 | 2025 | 2025 | 2025 | 2026 | 7 | 7 | 2026 | 2026 | 2019 | |
N32 | 2022 | 2029 | 2029 | 2029 | 2030 | 8 | 8 | 2030 | 2030 | 2022 | |
5両編成 | 号車 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | |||||
形式 | クハ211 (Tc) |
サハ211 (T) |
◇ モハ211 (M) |
モハ210 (M') |
クハ210 (Tc') | ||||||
その他設備 | WC | WC | |||||||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | |||||||||
車両重量 | 26.2t | 23.3t | 33.5t | 34.3t | 26.2t | ||||||
編成番台 | N51 | 2001 | 2001 | 2001 | 2001 | 2001 | |||||
N52 | 2002 | 2002 | 2002 | 2002 | 2002 | ||||||
N53 | 2003 | 2003 | 2003 | 2003 | 2003 | ||||||
N54 | 2004 | 2004 | 2004 | 2004 | 2004 | ||||||
N55 | 2005 | 2005 | 2005 | 2005 | 2005 | ||||||
N56 | 2006 | 2006 | 2006 | 2006 | 2006 | ||||||
N57 | 2008 | 2009 | 2009 | 2009 | 2008 | ||||||
N58 | 2010 | 2012 | 2012 | 2012 | 2010 | ||||||
N59 | 2012 | 2015 | 2015 | 2015 | 2012 | ||||||
N60 | 2014 | 2018 | 2018 | 2018 | 2014 | ||||||
N61 | 2016 | 2021 | 2021 | 2021 | 2016 | ||||||
N62 | 2018 | 2024 | 2024 | 2024 | 2018 | ||||||
N63 | 2020 | 2027 | 2027 | 2027 | 2020 | ||||||
N64 | 2021 | 2028 | 2028 | 2028 | 2021 |
幕張車両センター
← 安房鴨川・銚子・成東 千葉 → | |||||||
5両編成 | 号車 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | ◇ クモハ211 (Mc) |
モハ210 (M') |
サハ211 (T) |
サハ211 (T) |
クハ210 (Tc') | ||
その他設備 | WC | ||||||
搭載機器 | Cont | MG,CP | |||||
車両重量 | 35.7t | 34.5t | 23.5t | 23.5t | 26.5t | ||
編成番台 | マリ401 | 3035 | 3035 | 3069 | 3070 | 3035 | |
マリ405 | 3053 | 3053 | 3105 | 3106 | 3053 | ||
マリ406 | 3054 | 3054 | 3107 | 3108 | 3054 | ||
マリ407 | 3055 | 3055 | 3109 | 3110 | 3055 | ||
マリ408 | 3062 | 3062 | 3123 | 3124 | 3062 | ||
5両編成 | 形式 | > ◇ クモハ211 (Mc) |
モハ210 (M') |
サハ211 (T) |
サハ211 (T) |
クハ210 (Tc') | |
編成番台 | マリ501 | 3040 | 3040 | 3079 | 3080 | 3040 | |
マリ502 | 3041 | 3041 | 3081 | 3082 | 3041 | ||
マリ503 | 3042 | 3042 | 3083 | 3084 | 3042 | ||
マリ504 | 3043 | 3043 | 3085 | 3086 | 3043 | ||
マリ505 | 3044 | 3044 | 3087 | 3088 | 3044 | ||
マリ506 | 3046 | 3046 | 3091 | 3092 | 3046 | ||
マリ507 | 3038 | 3038 | 3075 | 3076 | 3038 | ||
マリ508 | 3039 | 3039 | 3077 | 3078 | 3039 | ||
マリ509 | 3045 | 3045 | 3089 | 3090 | 3045 |
東海地区での運用
所属基地および使用線区とその運用
以下は2023年9月21日時点での状況である[37][38]。投入開始以来ロングシートの収容力を活かし、使用各線の主力車両となっていたが、2006年10月1日のダイヤ改正で東海道本線名古屋地区で使用されていた大垣車両区の3両編成20本が、同車両区の313系の増備および静岡車両区の113系や115系を置換えるため、同年10月中に一部を除き静岡車両区へ転属し、静岡地区で313系とともに使用されている。 JR東海では2022年から本形式置き換えのため315系の導入が開始されており、2025年度までに全車引退が予定されている。神領車両区
静岡車両区
臨時列車
●飯田線 ●2009年11月1日に﹁佐久間レールパークフィナーレ号﹂として神領車両区の4両編成1本︵K11編成︶が豊橋駅 - 中部天竜駅間を1往復した︵17号→8号︶。なお、往路では側面行先幕に﹁中部天竜﹂と表示して走行した。 ●武豊線 ●2015年3月の武豊線電化以降、武豊線沿線でのイベント開催時には、通常使用される313系1300番台の2両編成では輸送力が不足するため、神領車両区所属の5000番台4両編成が応援運用に入ることがある[43]。なお、行先表示器には﹁大府﹂﹁武豊﹂の設定がないため、﹁臨時﹂や﹁普通﹂などの種別のみの表示で運用される[43]。スーパーサルーンゆめじ
クモロ211形・モロ210形 | |
---|---|
クモロ211-1 | |
基本情報 | |
運用者 | 西日本旅客鉄道 |
製造所 | 近畿車輛 |
製造年 | 1988年 |
製造数 | 2両 |
運用開始 | 1988年4月10日 |
運用終了 | 2010年3月7日 |
主要諸元 | |
編成 | 3両編成(制御車は213系) |
最高運転速度 | 120 km/h |
設計最高速度 | 120 km/h |
編成定員 | 120名 |
車体 | 普通鋼製 |
台車 | WDT50B |
保安装置 | ATS-SW |
備考 | 団体専用列車 |
-
モロ210-1
運用
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
- JR東日本:車両図鑑>在来線 211系 - 東日本旅客鉄道
- 車両のご案内 211系 - 東海旅客鉄道
- JR東海211系5000代 - 日本車輌製造
- グッドデザイン賞受賞概要(スーパーサルーンゆめじ)
- ^ “地球環境保全への貢献”. 東海旅客鉄道. 2023年11月29日閲覧。