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ガダルカナル島の戦い

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ガダルカナルの戦いから転送)
ガダルカナル島の戦い
Battle of Guadalcanal(ガダルカナル島作戦)[1]

ガダルカナル島要図。北岸中央部がヘンダーソン飛行場。
戦争太平洋戦争
年月日1942年8月7日 - 1943年2月7日(約 7 ヶ月)[2]
場所ソロモン諸島ガダルカナル島
結果連合軍の勝利
交戦勢力
大日本帝国の旗 大日本帝国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オーストラリアの旗 オーストラリア
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
イギリスの旗 イギリス
指導者・指揮官
大日本帝国の旗 今村均
大日本帝国の旗 百武晴吉
大日本帝国の旗 山本五十六
大日本帝国の旗 阿部弘毅
大日本帝国の旗 近藤信竹
大日本帝国の旗 塚原二四三
大日本帝国の旗 栗田健男
大日本帝国の旗 草鹿任一
大日本帝国の旗 西村祥治
大日本帝国の旗 三川軍一
大日本帝国の旗 田中頼三
大日本帝国の旗 一木清直  
大日本帝国の旗 川口清健
アメリカ合衆国の旗 アレクサンダー・ヴァンデグリフト
アメリカ合衆国の旗 ウィリアム・リュパータス
アメリカ合衆国の旗 リッチモンド・K・ターナー
アメリカ合衆国の旗 ロバート・L・ゴームレー
アメリカ合衆国の旗 ウィリアム・ハルゼー・ジュニア
アメリカ合衆国の旗 フランク・J・フレッチャー
アメリカ合衆国の旗 メリット・A・エドソン英語版
アメリカ合衆国の旗 アレグザンダー・パッチ英語版
戦力
36,200人(地上部隊のみ)[3] 60,000人以上(地上部隊のみ)[4]
損害
死者19,200人
内戦闘による死者8,500人[5]
捕虜1,000人
軍艦38隻損失
航空機683機 [6][7]
撤退10,652人
死者7,100人[8]
負傷者7,789人以上[9]
捕虜4人
軍艦29隻損失
航空機615機[10]
ソロモン諸島の戦い

: Battle of Guadalcanal19428西

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戦闘の経過[編集]

8月[編集]

連合軍の上陸[編集]

1942年8月7日、ガダルカナルに上陸する海兵隊

194217874110,90041,5006,70513

1113111,350

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第一次ソロモン海戦[編集]

第一次ソロモン海戦。低空飛行で弾幕を潜りアメリカ艦隊に雷撃を試みる一式陸上攻撃機の編隊(8月8日)

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34

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イル川渡河戦[編集]


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遺体の画像があります。表示をクリックで表示

1942年8月21日海岸部で包囲殲滅された一木支隊

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南太平洋海戦[編集]

南太平洋海戦で日本の襲撃を受けている空母「エンタープライズ

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第三次ソロモン海戦[編集]

アメリカ軍第2海兵隊(1942年11月)。

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アメリカ陸軍第25歩兵師団に従軍していたジェームズ・ジョーンズはこの戦いに参加した経験に基づき小説『シン・レッド・ライン』を執筆した。

日本軍の撤退[編集]

1943年2月の最終局面

8月の上陸以来、戦いの主力を担って疲労が大きくマラリアにも苦しめられていた第1海兵師団は師団長のヴァンデグリフト将軍とともに12月半ばにオーストラリアに後退した。1月にはアメリカ軍の規模は5万人余りの陸軍と第2海兵師団となり、積極的な攻勢を開始した[37]

第38師団の輸送失敗のあと、大本営はさらに第51師団第6師団をガダルカナル島に送り込むことを計画する。だが、ガダルカナル島の航空基地も増強されていて、アメリカ軍の制空権下の輸送が成功する見通しは全く立たなくなっていた。

既に低速の輸送船はガダルカナルに近づくことができず、駆逐艦の「鼠輸送」に終始していた。しかし駆逐艦による輸送でも、10月下旬の第2師団総攻撃失敗以降、わずか3か月あまりの間に10数隻の駆逐艦が撃沈される結果となった。やむなく潜水艦による輸送まで試みられていたが、駆逐艦以上に搭載力が小さく、成功しても効果は微々たるものであった。

12月6日には閣議において、参謀本部作戦部長の田中新一中将が支援に必要な16万5000トンの艦船をガダルカナルに送り込むよう訴えたが、その半分の増援も認めなかったため、東條首相ら政務側に対し「馬鹿野郎」と怒鳴りつけ事実上更迭された。その理由は、元々東條はこの方面の作戦には反対であったこと、過去に投入した船団もことごとく全滅状態となったことであった。また参謀本部や海軍の要求を通すと南方からの資源輸送・南方への物資輸送が滞り、戦時経済そのものに悪影響を与えるためでもあった。

12月31日御前会議において「継続しての戦闘が不可能」としてガダルカナル島からの撤退が決定された。

ガダルカナル島撤収大作戦[編集]


11943217 12,682215

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[50]

情報[編集]


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 - 1969

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6





 

 

War Thunder - Jungle




NHK  2 1993110

NHK 2019811

[]


2022488 - 使1[55][56]

[]



(一)^ . 1.  . 20211120

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]