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藤織り

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丹後の藤織り
藤織りの反物
藤織りの位置(日本内)
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2017年時点で藤織りの継承(家内消費を除く)が試みられている場所 1.上世屋「丹後藤織り保存会」 2.加悦「芙蓉庵」 3.網野「遊絲舎」 4.山国町「工房のむら」 5.南信濃和田「遠山ふじ糸伝承の会」
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1980年代~2000年代に、藤織りの復元・継承が試みられた地域

1.丹後地方「丹後藤織り保存会(上世屋)」他複数 2.米沢市「原始布・古代織参考館」 3.奥多摩「武州民族資料館」 4.山国町「工房のむら」 5.三朝町「アトリエ・グリシヌ」 6.津具村「瀞工房」

(大印は当地の藤織りを継承、小印は「1.丹後」からの継承によるもの。)
藤織りの位置(日本内)
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(15)

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1926年(昭和元年)~昭和前期、藤織りを続ける人がいた地域 1.上世屋・下世屋 2.駒倉 3.味土野 4.白滝 5.関川ほか摩耶山麓 6.中俣 7.上海府 8.戸地 9.南信濃 10.今津町 11.土山町 12.八頭郡 13.西伯郡 14.須山 (15.小舟)



綿姿[1]沿[2][3][4]

196237調[5][6][7]2019

[]

10使

[8]綿[9][10]

[11]10[12][13][9][7][14]綿綿使[15][16]

[17][9][18]

[]


[ 1][ 2][19][20][21][22]33[23]

[23][24][ 3][25][10]
5

綿[26][2]綿[27][28][ 4]沿[29]

[30]

  3-413[31]    12-2971[32][33][7][34]

17321727[35]

[ 5][36]

調[37]

173967[38][ 6][39][40][ 7][41]



841[42]

鹿[43]

[44][41]188821[45][41]

綿[9]綿綿使使[46][47]

196237526[48]8調使[ 8]


綿
   37824 [49]

調[5]

調

196742[24]

退[50]

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西2[51][ 9][11][38][52]

78[9]51023[53][ 10][54][27][55][16]

1[9]2030[56][1][57]

[44]6.3使[58]

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7834[17]

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 [11]

 
藤織りの工程(一部地域の例)[1][59][60][61]
手順 丹後の藤織り(現代) 出雲の藤布習俗 山形県関川 福島県相馬地方 東京都奥多摩地方 神奈川県藤野町 愛知県津具村 滋賀県湖西地方 長野県清内路村 長野県安曇村・開田村 長野県南信濃村・上村
1. 採集3~4月と秋 採集3~4月 採集3~4月 採集 採集 採集4~5月 採集 採集4月中旬 採集4~5月 採集 採集4月
2. 皮剥ぎ 皮剥ぎ 皮剥ぎ 皮剥ぎ 皮剥ぎ 皮剥ぎ 皮剥ぎ 水浸後、皮剥ぎ 皮剥ぎ 皮剥ぎ 皮剥ぎ
3. 乾燥 乾燥 乾燥 乾燥(数日陰干し) 乾燥 乾燥
4. 水浸 水浸 水浸 水浸(4~5日) 水浸(一晩) 水浸(1~2カ月)
5. 木灰と石灰を入れ4時間煮沸(pH14度) 木灰を入れて煮沸 木灰を入れて煮沸 木灰を入れて煮沸 木灰を入れて煮沸 木灰を入れて煮沸 木灰を入れて煮沸 木灰を入れる 灰を入れて煮沸 木灰で煮る 木灰で半日煮る
6. 水洗後、川で扱ぐ。 水洗 水洗 水洗 水洗 水洗 水洗 水洗 水洗 水洗 水洗
使用道具 コウバシ(シノベタケ製) コキバシ(煤竹製) コキバシ おかき板、包丁 竹べら
7. 米糠を入れた約50℃の湯につける。 米のとぎ汁で揉みほぐす。 米糠を入れて煮沸 米糠を入れて煮沸 米糠を入れた湯に浸し、はたく。 米糠と水をかけて揉む。 米のとぎ汁に1日浸ける。
8. 乾燥 乾燥 乾燥 乾燥 乾燥 乾燥 日蔭で乾燥
9. 藤積み 藤積み 藤積み 藤積み 藤積み 藤積み 藤積み 藤積み 灰を手に付けながら撚り、玉結びで繋ぐ。 藤積み
10. 糸車で撚る 撚る 撚る 撚る 紡錘駒と千代木で撚る 撚る 撚る 撚る 糸車で撚る 糸車で撚る
11 染色
12. 整経 整経 整経 整経 整経 整経 整経 整経 整経 経糸は麻を使用 整経
13. そば粉とくず米を混ぜた糊をつけながら、織る。 織る 織る 織る 織る 織る 織る 織る 織る 織る 織る
14. 染色(衣類のみ)

(-は他と比較しての工程の省略、または記録の欠如である。以下の写真記録は、「丹後の藤織り」の作業工程である。)

継承された「丹後の藤織り」[編集]

上世屋の全景

350綿[ 11][56][ 12][ 13]綿[62][63]

[64][46][65]196540123[ 14]1020[66]

1986611[ 15][46]調α126083[67]2[ 16][68]

[69]

19835819913200113782201022[70][71][72]

[]


()[73]14702[74]

1501[24]

187710[75][76][ 17]

1944191[ 18]1219623719946[77]

姿2005171970[78][ 19][79]

[]


[ 20][ 21]2使使[ 22]11[ 23]70[80]45[64]

[ 24][ 25][56][64]

綿綿[81]綿沿[82]

[]

()



[27][56]

132023[ 26]123710[83]1[84][85]

[86][87]1970調[59]

6450

397378[ 27]45

[ 28]

[88][89][90][91]

(一) 2[92]

(二) 3使15[93]

(三) pH144

(四) 

(五) 

(六) 1

(七) 54

(八) 

(九) 12×333962810.612×25300269.6

(十) 

(11) 沿23123


「丹後の藤織り」で用いられるコウバシ(扱き箸)。上は作りたての新品。下は使い込み、一部がすり減ったもの。
使
  • フジコキやフジウミの際に用いられるコウバシの握り方。
    フジコキやフジウミの際に用いられるコウバシの握り方。
  • 5.「丹後の藤織り」のフジコキの様子。掌に握ったコウバシに中皮を挟んでいる。
    5.「丹後の藤織り」のフジコキの様子。掌に握ったコウバシに中皮を挟んでいる。
  • コウバシの材料であるシノベタケ。
    コウバシの材料であるシノベタケ
  • シノベタケの節を繋ぐマダケの皮。
    シノベタケの節を繋ぐマダケの皮。
  • 製品[編集]


    使[94]

    [ 29]綿[64][17]4002[95][96]

    196944198156[86]9312[56][97]

    [98]