館山市
たてやまし 館山市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 千葉県 | ||||
市町村コード | 12205-0 | ||||
法人番号 | 5000020122050 | ||||
面積 |
110.05km2 | ||||
総人口 |
43,101人 [編集] (推計人口、2024年5月1日) | ||||
人口密度 | 392人/km2 | ||||
隣接自治体 |
南房総市 (海上を隔てて隣接)東京都大島町 神奈川県三浦市 | ||||
市の木 | ツバキ | ||||
館山市役所 | |||||
市長 | 森正一 | ||||
所在地 |
〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1 北緯34度59分48秒 東経139度52分12秒 / 北緯34.99658度 東経139.86997度座標: 北緯34度59分48秒 東経139度52分12秒 / 北緯34.99658度 東経139.86997度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要[編集]
地理[編集]
市勢[編集]
千葉県南部に位置し、県庁所在地である千葉市から約70キロメートルの距離である。東京都の都心から70 - 80キロメートル圏内である。なお、東京都︵特に東京国際空港︶や神奈川県からは東京湾アクアラインを利用した場合が最短の移動距離となる。 関東平野に含まれ、概ね洲崎︵岬︶と大房岬︵南房総市︶を結んだ線より東側の海域は館山湾︵内房︶となっており、広義には東京湾の浦賀水道に含まれる。浦賀水道に突き出た洲崎は東京湾の南端に位置し、主に南側は太平洋︵外房︶に面している。内陸は房総丘陵の山間部となっている。安房地域・房総半島の南部に位置し、南房総︵南総、房州︶とも呼ばれる安房国︵現在の安房地域︶に含まれる。地形[編集]
- 山岳:房総丘陵 - 大山、那古山
- 河川:二級河川 - 平久里川、汐入川、長尾川、滝川(平久里川水系)
- 湖沼:作名ダム、大正池
- 海岸
- 島:平島、波佐間島、ミヨ島、前大島、猪子島、沖ノ島(陸繋島)
- 岬:洲崎
-
北条海岸(館山湾)
-
沖ノ島海岸(沖ノ島)
-
布良海岸(太平洋)
気候[編集]
冬でもめったに雪が降らない温暖な地域であるが、放射冷却によって、早朝の気温は氷点下を記録することがある。
館山市長須賀(館山特別地域気象観測所、標高6m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 23.2 (73.8) |
22.7 (72.9) |
24.9 (76.8) |
26.4 (79.5) |
29.7 (85.5) |
34.2 (93.6) |
36.3 (97.3) |
36.6 (97.9) |
34.5 (94.1) |
30.9 (87.6) |
26.2 (79.2) |
23.7 (74.7) |
36.6 (97.9) |
平均最高気温 °C (°F) | 11.3 (52.3) |
11.9 (53.4) |
14.6 (58.3) |
19.0 (66.2) |
22.8 (73) |
25.2 (77.4) |
28.9 (84) |
30.8 (87.4) |
27.8 (82) |
23.0 (73.4) |
18.4 (65.1) |
13.9 (57) |
20.6 (69.1) |
日平均気温 °C (°F) | 6.4 (43.5) |
7.0 (44.6) |
10.1 (50.2) |
14.5 (58.1) |
18.5 (65.3) |
21.5 (70.7) |
25.2 (77.4) |
26.7 (80.1) |
23.7 (74.7) |
18.6 (65.5) |
13.7 (56.7) |
8.9 (48) |
16.2 (61.2) |
平均最低気温 °C (°F) | 1.2 (34.2) |
1.8 (35.2) |
5.1 (41.2) |
9.7 (49.5) |
14.5 (58.1) |
18.4 (65.1) |
22.4 (72.3) |
23.7 (74.7) |
20.3 (68.5) |
14.6 (58.3) |
8.9 (48) |
3.8 (38.8) |
12.0 (53.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −6.7 (19.9) |
−6.5 (20.3) |
−5.7 (21.7) |
−1.2 (29.8) |
4.3 (39.7) |
8.5 (47.3) |
9.3 (48.7) |
15.2 (59.4) |
10.0 (50) |
4.0 (39.2) |
−1.5 (29.3) |
−6.4 (20.5) |
−6.7 (19.9) |
降水量 mm (inch) | 85.9 (3.382) |
81.9 (3.224) |
160.9 (6.335) |
155.7 (6.13) |
153.2 (6.031) |
211.5 (8.327) |
179.2 (7.055) |
103.4 (4.071) |
222.0 (8.74) |
257.5 (10.138) |
143.5 (5.65) |
91.2 (3.591) |
1,845.9 (72.673) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 7.3 | 7.8 | 11.7 | 11.0 | 11.0 | 12.8 | 10.3 | 7.2 | 12.0 | 12.5 | 10.3 | 7.7 | 121.5 |
% 湿度 | 63 | 64 | 68 | 73 | 77 | 83 | 84 | 82 | 81 | 78 | 74 | 67 | 75 |
平均月間日照時間 | 176.8 | 155.2 | 164.5 | 179.1 | 185.0 | 135.3 | 179.2 | 216.2 | 152.5 | 137.0 | 146.5 | 164.0 | 1,991.7 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1968年-現在)[5][6] |
隣接自治体[編集]
地区[編集]
- 旧船形町地区
- 船形、川名
- 旧那古町地区
- 那古、正木、小原、亀ケ原
- 旧北条町地区
- 旧館山町地区
- 館山、上真倉、下真倉、沼、富士見、宮城、笠名、大賀
- 旧館野村地区
- 安布里、大網、山本、国分、稲、腰越、広瀬
- 旧九重村地区
- 二子、薗、安東、水玉、大井、竹原、江田、水岡、宝貝
- 旧豊房村地区
- 南条、飯沼、山荻、古茂口、作名、畑、大戸、東長田、西長田、岡田、出野尾、神余
- 旧神戸村地区
- 布沼、洲宮、茂名、藤原、佐野、犬石、中里、竜岡、大神宮
- 旧富崎村地区
- 相浜、布良
- 旧西岬村地区
- 香、塩見、浜田、見物、早物、加賀名、波左間、坂田、洲崎、西川名、伊戸、坂足、小沼、坂井
歴史[編集]
古代︵前史︶[編集]
里見氏と館山[編集]
稲葉家館山藩[編集]
廃藩置県後の交通整備[編集]
稲葉正善は翌年の版籍奉還で藩知事となり、1871年︵明治4年︶の廃藩置県で館山藩は廃されて館山県となり県知事となった。同年11月14日、館山県は廃藩置県によって木更津県に編入され、1874年︵明治6年︶木更津県と印旛県の合併により千葉県に編入された。1878年︵明治11年︶、北条村に安房郡役所が設置されてからは、北条地区が安房地域の政治・経済・文化の中心地となった。館山の辰野安五郎が安全社をおこし、東京︵霊巖島︶と館山間に汽船を就航させる計画を立てる。それに伴い、後に船形・那古・北条・館山に汽船の発着の桟橋が設置の整備が行われる。1881年︵明治14年︶、第一回安房共立汽船会社が設立され、安全社との競争をはじめ、その後、大倉喜八郎・渋沢栄一など財界人が株主になり、豊津村に日本水産会社を設立。1889年︵明治22年︶、11月より東京湾汽船会社︵現在の東海汽船株式会社︶が東京 - 館山航路を開設した。館山港は魚荷が多く、創業当初のドル箱航路だった。これらの館山航路整備により、館山港は房総半島への航路の拠点としての役割を担う。1919年︵大正8年︶に安房北条駅︵現在の館山駅︶が開設されると、交通の要所として、ますます北条地区に中心機能が移って行った。軍都から港湾都市へ[編集]
沿革[編集]
●1871年︵明治4年︶ 廃藩置県で館山藩が館山県になる。 ●1878年︵明治11年︶ 東京 - 館山間に汽船就航。 ●1919年 ︵大正8年︶ 安房北条駅︵現館山駅︶まで鉄道開通。 ●1939年︵昭和14年︶11月3日 安房郡館山北条町、那古町、船形町が合併・市制施行し、館山市を新設︵千葉県内では千葉市、銚子市、市川市、船橋市に次いで5番目の市制施行︶[12]。 ●1945年︵昭和20年︶9月3日 アメリカ軍が館山に進駐し、4日間にわたり日本列島で唯一、GHQによる軍政が敷かれた。 ●1949年 ︵昭和24年︶ 平砂浦の砂防林工事開始。 ●1953年︵昭和28年︶ 警備隊︵のちの海上自衛隊︶館山航空隊開隊。 ●1954年︵昭和29年︶5月3日 安房郡西岬村、富崎村、豊房村、神戸村、九重村、館野村を編入。現在の市域となる。 ●1966年︵昭和41年︶ 南房州有料道路︵房総フラワーライン︶開通。 ●1973年︵昭和48年︶ 館山市役所で有休を利用した隔週週休二日制を導入。県内の自治体としては初[13]。 ●1993年︵平成5年︶ 一般国道127号﹁館山バイパス﹂全線開通。 ●2003年 ︵平成15年︶ 房州うちわが国指定伝統工芸品に指定。 ●2007年 ︵平成19年︶ 館山自動車道全線開通。 ●2010年 ︵平成22年︶ 館山夕日桟橋竣工。安房国府[編集]
安房国の国司が政務を執る国府は現在の南房総市府中に置かれ、館山市には安房国の国分寺・国分尼寺が所在していたとされている。
安房国分寺跡
僧寺跡は、現在の安房国分寺(後継寺院)境内と重複して立地する(北緯34度59分37.37秒 東経139度53分21.74秒 / 北緯34.9937139度 東経139.8893722度)。これまでに数次の発掘調査が実施されているが、下総国分寺跡・上総国分寺跡のような伽藍配置の複数堂宇は認められず、金堂跡と見られる堂宇1宇のみが認められている[14]。その推定金堂跡は、版築による基壇が東西22メートル、南北15メートルを測る。そのほかには寺域区画線と見られる溝が寺域東辺・南辺で見つかっている。
安房国分尼寺跡
尼寺跡の所在は明らかでない。北方約900メートルの萱野地区において「アマンボウ」という地名が残るが、これを「尼坊」にあてて国分尼寺の推定地に挙げる説がある。そのほかに、南房総市増間の増間廃寺(布目瓦が出土)について「尼堂」の伝承が残るほか、南房総市府中の宝樹院にも尼寺とする伝承が残る。
-
僧寺跡 金堂
-
安房国分寺出土瓦
人口[編集]
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.70%減の47,464人であり、増減率は千葉県下54市町村中33位、60行政区域中39位。
館山市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 館山市の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 館山市 |
■青色 ― 男性 | ||
館山市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
※市南部の富崎地区や豊房地区において、過疎化が進行している。
行政[編集]
市長[編集]
歴代市長
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
官選館山市長 | ||||
1 | 石崎常夫 | 1940年(昭和15年)1月27日 | 1944年(昭和19年)2月2日 | |
2 | 関野周治 | 1944年(昭和19年)2月3日 | 1946年(昭和21年)3月2日 | |
3 | 鈴木森蔵 | 1946年(昭和21年)6月14日 | 1947年(昭和22年)4月5日 | |
公選館山市長 | ||||
4 | 鈴木森蔵 | 1947年(昭和22年)4月6日 | 1951年(昭和26年)4月4日 | |
5 | 吉田敬三 | 1951年(昭和26年)4月23日 | 1954年(昭和29年)11月26日 | |
6 | 田村利男 | 1954年(昭和29年)12月11日 | 1962年(昭和37年)12月10日 | |
7 | 本間譲 | 1962年(昭和37年)12月11日 | 1974年(昭和49年)12月10日 | |
8 | 半澤良一 | 1974年(昭和49年)12月11日 | 1990年(平成2年)12月9日 | |
9 | 庄司厚 | 1990年(平成2年)12月10日 | 1998年(平成10年)12月9日 | |
10 | 辻田実 | 1998年(平成10年)12月10日 | 2006年(平成18年)12月9日 | |
11 | 金丸謙一 | 2006年(平成18年)12月10日 | 2022年 (令和4年) 12月9日 | |
12 | 森正一 | 2022年 (令和4年) 12月10日 | 現職 |
警察・消防[編集]
- 千葉県警察 館山警察署(館山市・南房総市・鋸南町を所管)
- 館山警察署庁舎
- 館山警察署千倉幹部交番庁舎
- 安房郡市広域市町村圏事務組合
- 安房郡市消防本部
行政機関[編集]
館山市に置かれる国、独立行政法人の機関は以下の通り。
- 法務省
- 千葉地方法務局館山支局
- 検察庁
- 国税庁
- 東京国税局館山税務署
- 厚生労働省
- 千葉労働局館山公共職業安定所(ハローワーク館山)
- 海上保安庁
- 第3管区海上保安本部千葉海上保安部館山分室
- 防衛省
- 自衛隊千葉地方協力本部館山分駐所
- 海上自衛隊館山航空基地(第21航空群他)
- 独立行政法人
- 司法機関
-
千葉地方法務局館山支局
-
NTT東日本館山ビル
-
海技教育機構国立館山海上技術学校
県の機関は以下の通り。
- 千葉県出先機関総務部 安房地域振興事務所
安房地域振興事務所管内の主な県の機関[15]
|
|
立法[編集]
市政[編集]
- 館山市議会
- 定数:18名[16]
県政[編集]
- 千葉県議会
- 選挙区:館山市選挙区
- 定数:1名
国政[編集]
- 衆議院
- 選挙区:千葉県第12区
- 任期:2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(令和3年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照
議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
浜田靖一 | 自由民主党 | 9 | 選挙区 |
経済[編集]
商業[編集]
観光業が盛んであり、それに伴う消費活動は多い。商業施設などの大型店は、北条地区の館山バイパスや海岸通り沿いといったロードサイド型店舗が多く、館山駅周辺の旧商店街が空洞化するなどドーナツ化現象が問題となっている。年間商品販売額は低下しているが、沿道型大型商業施設の出店により売り場面積は増加している。館山市のみならず、南房総市や鋸南町から多くの買い物客が訪れ、館山商圏を形成する準商業中心都市となっている[1]。
商業施設[編集]
- 主な大型商業施設
主な本社所在企業[編集]
-
館山信用金庫本店
-
房州日日新聞社本社
-
館山日東バス本社営業所
-
スーパーセンター館山店(本店)
金融機関[編集]
漁業[編集]
農業[編集]
農家数及び農業従事者数はいずれも減少しており、2005年︵平成17年︶では1985年︵昭和60年︶の約4割となっている。また、経営耕地面積についても、2005年では1985年の半数近くにまで減少している。農業産出額は、1995年︵平成7年︶から減少している。生産性に関しては、1農家当たりの農業産出額及び経営耕地面積当たりの農業産出額ともに過去20年間で一貫して増加傾向である。これは、小規模農家の離農が進んだことなどによるものと推測される。 ●農業協同組合 ●安房農業協同組合︵本店︶ ●主な特産品 ●花卉 ●野菜︵イチゴ、レタスなど︶ ●水稲工業[編集]
電子デバイスを主要産業としていたが、衰退傾向にある。姉妹都市・提携都市[編集]
2019年現在の館山市ウェブサイトでは﹁姉妹都市﹂としては国外の2自治体を挙げている[17]。2016年に発行された﹃市政概要2016﹄では、国内には﹁姉妹都市﹂がないとされている[18]。 2019年現在の館山市ウェブサイトは﹁国内都市との交流﹂先として、︵県外で︶災害時相互応援協定を結んだ4つの自治体を挙げている[19]。館山市側︵南総里見まつりや館山若潮マラソン︶および提携先のイベントへ、相互に参加したり各種物産の出店を行うなどしている。日本国内[編集]
災害時相互応援協定 笛吹市︵山梨県︶[19] ●1973年︵昭和48年︶5月10日 - 旧石和町と姉妹都市提携[18]。 ●2007年︵平成19年︶7月 - 災害時相互応援協定締結[19] 1972年︵昭和47年︶、石和町八田地区の老人クラブが、海に面した老人クラブの紹介を館山市に依頼したこと︵西岬老人クラブが紹介された︶が交流の発端[18][20]。2004年︵平成16年︶に旧石和町など5町1村の合併により笛吹市が発足したが[19]、交流は継続している[18]。旧石和町との姉妹都市の縁によって結ばれた2007年の災害時相互応援協定は、館山市にとって初めての県外自治体との協定であった[21]。 ﹃市政概要2016﹄﹁姉妹都市交流﹂の章で国外2自治体のあとに︵参考︶として﹁旧石和町︵現笛吹市︶﹂掲げられ、﹁現在のところ笛吹市とは姉妹都市関係締結には至っていない﹂﹁今後の取り扱いについては検討中﹂とされている[18]。2019年時点で笛吹市ウェブサイトからは﹁姉妹都市・友好都市﹂のページで館山市ウェブサイトへのリンクが張られているが、特に説明はない[22]。 丹波篠山市︵兵庫県︶[19] ●1978年︵昭和53年︶8月 - 両市の観光協会が姉妹都市提携[19][23] ●2011年︵平成23年︶11月 - 災害時相互応援協定締結[19] 戦前期に学生歌として流行した﹁デカンショ節﹂の縁[19]。1898年︵明治31年︶夏、東京に遊学していた篠山出身の学生たちが八幡の浜︵北条海岸︶で合宿した際に郷土の盆踊り歌を高歌放吟、これを聴いた同宿の旧制一高の水泳部員が興味をもって習い、歌い広めたのが学生歌﹁デカンショ節﹂という[24]。館山市八幡には﹁デカンショ節発祥の地﹂碑が建つ[24]。 館山市・篠山市[25]双方のウェブサイトで﹁両市の観光協会の姉妹都市提携﹂と言及されている。﹃市政概要2016﹄﹁姉妹都市交流﹂の章での言及はない[18]。 倉吉市︵鳥取県︶ [19] ●2012年︵平成24年︶9月 - 災害時相互応援協定締結[19] 倉吉が館山藩主里見忠義の終焉の地である縁[19][26]。﹁南総里見まつり﹂や﹁倉吉せきがね里見まつり﹂などの歴史・文化・観光分野で交流を行っている[19]。2016年の鳥取県中部地震に際しては、協定に基づき支援が行われた[27]。 三郷市︵埼玉県︶[19] ●2012年︵平成24年︶10月 - 災害時相互応援協定締結[19] 2011年︵平成23年︶度から三郷市のイベント﹁misato style﹂に参加し観光・物産の宣伝に当たっている[19][28][29]。 その他の提携 中野区︵東京都︶ ●2009年︵平成21年︶3月28日 - ﹁なかの里・まち連携宣言﹂に参加[30] 中野区の﹁なかの里・まち連携事業﹂で提携[31][32][33]。この事業は、中野区が以前に﹁中野まつり﹂に参加した自治体に呼び掛けたもの[32]。日本国外[編集]
姉妹都市提携 ベリンハム市︵アメリカ合衆国ワシントン州︶[17][34][35] ●1958年︵昭和33年︶7月11日 - 姉妹都市提携[17] 姉妹都市提携都市を日本で探していたベリンハム市側から館山市が打診を受ける[34][36]。1958年7月11日、東京工業クラブで都市縁組式典を挙行、姉妹都市友好証に署名が行われた[34]。なおこれは、1956年にアイゼンハワー大統領が姉妹都市提携を提唱して間もないもので[35]、最初期の姉妹都市提携のひとつ︵日本の都市が結んだ11番目の姉妹都市提携。日米間では9番目、千葉県では初︶である[37]。ベリンハム市は1990年より太平洋に面した姉妹都市などに呼び掛けて﹁環太平洋国際ヨットレース﹂を開催しており[38]︵6か国の6市が参加し、2年ごとに会場を持ち回りで開催[39]︶、これは下記のポートスティーブンス市との姉妹都市提携にもつながった。 ポートスティーブンス市︵オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州︶[17][40][41]。 ●1999年︵平成11年︶8月13日 - ﹁ポートスティーブンス市・館山市友好都市関係に関する署名式﹂挙行[40] ●2002年︵平成14年︶2月11日 - 友好都市協定宣言書に署名[17]。 ●2009年︵平成21年︶11月2日 - 姉妹都市提携[17][40]。 ポートスティーブンス市は1983年以来ベリンハム市と姉妹都市関係にあり[41]、1990年から館山市とともに﹁環太平洋国際ヨットレース﹂に参加している[40]。この縁で、館山市とポートスティーブンス市との間にヨットマンをはじめとする市民間の様々な交流が行われてきた[42][40]。1999年、将来の友好都市提携を約束する﹁ポートスティーブンス市・館山市友好都市関係に関する署名式﹂が挙行[40]︵ポートスティーブン市側は1999年を姉妹都市関係のスタートとみなしている[41]︶。2002年に友好都市協定署名式。2009年、館山市の市制施行70周年・友好都市関係が10年目に入ることを機に﹁姉妹都市﹂に名義を変更して提携を確認した[17][42]。地域[編集]
施設[編集]
文化施設[編集]
運動施設[編集]
●千葉県立館山運動公園 ●館山市営市民運動場 その他施設 ●かにた婦人の村[43]医療[編集]
- 市内の医療機関(二次医療圏)
- 安房地域医療センター(災害拠点病院[45]、緊急指定病院)
- 市内の医療機関(一次医療圏)
- 緊急指定病院
- 館山病院
- その他の病院
- 小林病院
- 田村病院
- 北条病院
- 緊急指定病院
- 二次医療圏
教育[編集]
高等学校[編集]
中学校[編集]
- 館山市立第一中学校
- 館山市立館山中学校
- 館山市立房南中学校
小学校[編集]
- 館山市立北条小学校
- 館山市立神余小学校
- 館山市立房南小学校
- 館山市立九重小学校
- 館山市立館野小学校
- 館山市立館山小学校
- 館山市立豊房小学校
- 館山市立那古小学校
- 館山市立西岬小学校
- 館山市立船形小学校
特別支援学校[編集]
●千葉県立安房特別支援学校 ●千葉県立安房特別支援学校館山聾分校 ●大田区立館山さざなみ学校 ●中野区立館山健康学園海員学校[編集]
●国立館山海上技術学校交通[編集]
空港[編集]
鉄道路線[編集]
バス路線[編集]
中心となるバス停留所‥館山駅高速バス[編集]
- 房総なのはな号(日東交通・JRバス関東)
- 新宿なのはな号(日東交通・JRバス関東)
- 館山 ⇔ バスタ新宿(新宿駅)(東京湾アクアライン経由)
- 南総里見号(日東交通・ちばシティバス)
- 白浜・館山 ⇔ 木更津羽鳥野バスストップ ⇔ 千葉駅 - 千葉みなと駅
- ※木更津羽鳥野バスストップで東京方面、羽田空港方面の高速バスへ乗継可能。
- 羽田空港・横浜方面(日東交通・京浜急行バス)
路線バス[編集]
館山市街地循環バス[編集]
2023年︵令和5年︶6月1日より本格運行を開始。運行は日東交通に委託。 ●館山駅東口→館山市役所→館山病院→南総文化ホール→北条病院前→カインズ館山店→亀田ファミリークリニック館山→イオンタウン館山→北条海岸→館山駅西口→館山駅東口 1周の所要時間は、50分。渋滞等により遅れる場合がある。 館山駅東口の乗り場は、駅前交番横の日東交通︵千葉行き・横浜行き高速バス︶乗り場。 ︵運賃︶降車時に現金またはPayPayにて支払い おとな1乗車200円、小学生1乗車100円、未就学児は無料。 PayPayによるキャッシュレスでの支払いでは1乗車160円、小学生1乗車100円の割引運賃となる。道路[編集]
一般国道[編集]
主要地方道[編集]
一般県道[編集]
- 千葉県道185号犬掛館山線
- 千葉県道187号館山千倉線
- 千葉県道188号館山大貫千倉線
- 千葉県道250号館山港線
- 千葉県道257号南安房公園線
- 千葉県道271号館山停車場線
- 千葉県道302号館山富浦線
- 千葉県道403号和田白浜館山自転車道線
道の駅[編集]
船舶[編集]
クルーズ船寄港実績[編集]
●2010年︵平成22年︶ ●にっぽん丸︵総トン数22,472トン、全長166.65メートル︶ ●ぱしふぃっくびいなす︵総トン数26,594トン、全長183.40メートル︶ ●2013年︵平成25年︶ ●ふじ丸︵総トン数23,235トン、全長167.00メートル︶ みなとオアシス ●“渚の駅”たてやま名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
名所・旧跡[編集]
観光スポット[編集]
- 洲埼灯台
- アロハガーデンたてやま(道の駅南房パラダイス内)
- 夕映え通り(館山駅から館山湾方面への通り)
- 館山ファミリーパーク(ポピーの里)
- 館山海軍航空隊 赤山地下壕跡 - 市指定史跡
自然・公園[編集]
海水浴場[編集]
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温泉[編集]
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洲埼灯台
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沖ノ島
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北条桟橋(北条海岸)
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赤山地下壕内部(素掘りの内部は地層が観察できる)
博物館[編集]
- 館山市立博物館
- 館山市立博物館分館(八犬伝博物館)
- 館山市立博物館分館(渚の博物館)
- 安房神社歴史資料館
名産品[編集]
祭事・催事[編集]
●茂名の里芋祭 - 国の重要無形民俗文化財に2005年2月21日指定。 ●洲崎のミノコオドリ - 千葉県の無形民俗文化財に1961年6月9日指定。 ●春の花摘みex.ポピー︵11月 - 5月︶ ●館山若潮マラソン大会︵1月︶ - 日本陸連公認コース ●イチゴ狩り︵1月 - 5月︶ ●那古観音祭礼︵7月17・18日︶ ●ヘリコプターフェスティバルin館山︵7月︶ - 海上自衛隊館山航空基地で行われる交流会 ●たてやま海まちフェスタ︵7月︶ ●海水浴シーズン︵7月 - 8月︶ - 毎年約200万人が海水浴に訪れる。 ●安房神社例大祭︵8月︶ ●館山湾花火大会︵8月︶ - 下記のフラメンコと同時進行で行われ、例年1万発が打ち上げられる。 ●全国大学フラメンコ・フェスティバル︵8月︶ ●那古寺四万六千日︵8月︶ ●安房やわたんまち︵9月︶ - 千葉県の無形民俗文化財に2004年3月30日指定。 ●南総里見まつり︵館山城祭り︶︵10月︶文化財[編集]
国・県指定および国登録の文化財一覧[50]。番号 | 指定・登録 | 類別 | 名称 | 所在地 | 所有者または管理者 | 指定年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 国指定 | 重要文化財(彫刻) | 銅造千手観音立像 | 館山市那古1125 | 那古寺 | 昭和59年6月6日 | 1躯 |
2 | 重要文化財(工芸品) | 梵鐘(弘安九年在銘) | 館山市出野尾859 | 小網寺 | 昭和36年6月30日 | 1口 | |
3 | 重要有形民俗文化財 | 房総半島の漁撈用具 | 館山市立博物館分館 | 館山市 | 昭和62年3月3日 | 2,144点 | |
4 | 重要無形民俗文化財 | 茂名の里芋祭 | 館山市茂名 | 茂名区 | 平成17年2月21日 | ||
5 | 史跡 | 里見氏城跡稲村城跡 岡本城跡 | 館山市稲・南房総市富浦町豊岡 | 館山市・南房総市他 | 平成24年1月24日 | ||
6 | 県指定 | 有形文化財(建造物) | 那古寺多宝塔 | 館山市那古1125 | 那古寺 | 昭和40年4月27日 | 1基 |
7 | 大巌院四面石塔 | 館山市大網398 | 大巌院 | 昭和44年4月18日 | 1基 | ||
8 | 手力雄神社本殿 | 館山市大井1129 | 手力雄神社 | 昭和55年2月22日 | 1棟 | ||
9 | 石井家住宅 | 館山市畑 | 個人 | 平成2年3月16日 | 1棟 | ||
10 | 那古寺観音堂 | 館山市那古1125 | 那古寺 | 平成6年2月22日 | 1棟 | ||
11 | 千葉県立安房南高等学校旧第一校舎 | 館山市北条611 | 千葉県 | 平成7年3月14日 | 1棟 | ||
12 | 有形文化財(絵画) | 絹本著色僧形八幡神像 | 館山市那古1125 | 那古寺 | 平成6年2月22日 | 1幅 | |
13 | 有形文化財(彫刻) | 木造阿弥陀如来坐像 | 館山市那古1125 | 那古寺 | 昭和59年2月24日 | 1躯 | |
14 | 有形文化財(彫刻) | 木造如来形坐像 | 館山市立博物館 | 千祥寺 | 昭和61年2月28日 | 1躯 | |
15 | 有形文化財(工芸品) | 小網寺鋳銅密教法具 | 館山市立博物館 | 小網寺 | 昭和41年5月20日 | 16口・4本 | |
16 | 有形文化財(工芸品) | 繍字法華経普門品 | 館山市那古1125 | 那古寺 | 昭和44年1月10日 | 1巻 | |
17 | 有形文化財(典籍) | 観世音経・孔雀王咒経 | 館山市那古1125 | 那古寺 | 平成21年3月17日 | 2巻 | |
18 | 無形文化財 | 館山唐棧織 | 館山市長須賀 | 齋藤裕司 | 平成21年3月17日 | ||
19 | 有形民俗文化財 | 神余の弘法井戸 | 館山市神余巴川 | 神余区 | 昭和30年12月15日 | 1基 | |
20 | 房総半島の万祝及び製作関連資料 | 館山市立博物館分館 | 館山市 | 平成12年2月25日 | 1,403点 | ||
21 | 無形民俗文化財 | 洲崎のミノコオドリ | 洲崎神社 | 洲崎区 | 昭和36年6月9日 | ||
22 | 無形民俗文化財 | 安房やわたんまち | 鶴ヶ谷八幡宮、他12社 | 安房やわたんまち安房国司祭継承保存会 | 平成16年3月30日 | ||
23 | 記念物(史跡) | 安房神社洞窟遺跡 | 館山市大神宮589 | 安房神社 | 昭和42年3月7日 | ||
24 | 鉈切洞穴 | 館山市浜田375他 | 船越鉈切神社 | 昭和42年12月22日 | |||
25 | 安房国分寺跡 | 館山市国分959-2他 | 国分寺 | 平成4年2月28日 | |||
26 | 記念物(天然記念物) | 沼サンゴ層 | 館山市沼521-3 | 館山市 | 昭和42年3月7日 | ||
27 | 洲崎神社自然林 | 館山市洲崎1697他 | 洲崎神社 | 昭和47年9月29日 | |||
28 | 布良の海食洞と鐘乳石 | 館山市布良443-1 | 葵開発工事株式会社(安房自然村) | 昭和53年2月28日 | |||
29 | 南房総の地震隆起段丘 | 館山市浜田375、376・南房総市白浜町根本1457-1 | 三嶋神社・船越鉈切神社 | 平成19年3月16日 | |||
30 | 国登録 | 登録有形文化財(建造物) | 鈴木家住宅主屋ほか | 館山市沼1619 | 個人 | 平成19年5月15日 | 3件 |
31 | 紅屋商店店舗ほか | 館山市長須賀1 | 個人 | 平成19年7月31日 | 2件 | ||
32 | 巴橋 | 館山市犬石字巴9-1地先 | 館山市 | 平成19年10月2日 | 1件 | ||
33 | 洲埼灯台 | 館山市洲崎字大塚1043 | 国 | 平成27年3月26日 | 1件 | ||
34 | 小高記念館 | 館山市館山95-70 | 個人 | 平成28年2月25日 | 1件 | ||
35 | 小原家住宅主屋ほか | 館山市南条54 | 個人 | 平成29年6月28日 | 6件 | ||
36 | 旧森田家住宅主屋 | 館山市北条2321 | 個人 | 平成31年3月29日 | 1件 |
出身有名人[編集]
館山市出身[編集]
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ゆかりの有名人[編集]
館山ふるさと大使[編集]
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その他
館山市を舞台・ロケ地とした作品[編集]
映画
小説 |
テレビドラマ
漫画 |
テレビアニメ
- 戦翼のシグルドリーヴァ (2020年)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
(東京湾) | 南房総市 | |||
館山市 | ||||
(太平洋) |