「東海旅客鉄道」の版間の差分
770行目: | 770行目: | ||
== その他特記事項 == |
== その他特記事項 == |
||
JR東海では他のJR各社と異なり、社長が葛西敬之から山田佳臣の頃までは会社の方針により、テレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を原則的に行っていなかった<ref group="注">テレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を原則的に行っていない鉄道事業者は、この他にも[[京王電鉄]]のケースが有名である。</ref>。しかし2014年に社長が柘植康英に交代したと同時に方針を転換し、現在ではテレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を行うようになった。『[[電車でGO!]]シリーズ』や『[[Train Simulator]]』といった[[鉄道シミュレーター|鉄道運転シミュレーションゲーム]]においてはJR旅客6社で唯一管轄の路線および車両が含まれていない<ref group="注">『電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編』では[[新幹線300系電車|300系]]や[[新幹線700系電車|700系]]などが登場するがいずれも西日本所属車であり、表示変更で東海所属車には存在しないリフティングジャッキ用の穴が確認できる。ただし、『電車でGO! 名古屋鉄道編』で登場する[[名鉄キハ8500系気動車|キハ8500系]]「北アルプス」ではワイドビューチャイムが再現されている。</ref>。また、[[経営シミュレーションゲーム]]『[[A列車で行こうシリーズ]]』も同様に東海所属車は存在せず、『[[A列車で行こう9]]』が発売された当初もJR貨物を含む7社のうち東海のみクレジットがなかった。ただし、前述した通り、社長が柘植に代わって方針を転換したこともあり、こちらについては2015年10月23日に『A列車で行こう9 JR東海パック』が発表され、公式サイトにも「JR東海承諾済」と記されている<ref>[http://www.a-train9.jp/central/ A列車で行こう9 JR東海パック]([[アートディンク]]公式サイト)</ref>。 |
JR東海では他のJR各社と異なり、社長が葛西敬之から山田佳臣の頃までは、会社の方針により、テレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を原則的に行っていなかった<ref group="注">テレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を原則的に行っていない鉄道事業者は、この他にも[[京王電鉄]]のケースが有名である。</ref>︵須田寛の頃については不明︶。しかし2014年に社長が柘植康英に交代したと同時に方針を転換し、現在ではテレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を行うようになった。﹃[[電車でGO!]]シリーズ﹄や﹃[[Train Simulator]]﹄といった[[鉄道シミュレーター|鉄道運転シミュレーションゲーム]]においてはJR旅客6社で唯一管轄の路線および車両が含まれていない<ref group="注">﹃電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編﹄では[[新幹線300系電車|300系]]や[[新幹線700系電車|700系]]などが登場するがいずれも西日本所属車であり、表示変更で東海所属車には存在しないリフティングジャッキ用の穴が確認できる。ただし、﹃電車でGO! 名古屋鉄道編﹄で登場する[[名鉄キハ8500系気動車|キハ8500系]]﹁北アルプス﹂ではワイドビューチャイムが再現されている。</ref>。また、[[経営シミュレーションゲーム]]﹃[[A列車で行こうシリーズ]]﹄も同様に東海所属車は存在せず、﹃[[A列車で行こう9]]﹄が発売された当初もJR貨物を含む7社のうち東海のみクレジットがなかった。ただし、前述した通り、社長が柘植に代わって方針を転換したこともあり、こちらについては2015年10月23日に﹃A列車で行こう9 JR東海パック﹄が発表され、公式サイトにも﹁JR東海承諾済﹂と記されている<ref>[http://www.a-train9.jp/central/ A列車で行こう9 JR東海パック]︵[[アートディンク]]公式サイト︶</ref>。
|
||
なお、[[鉄道模型]]など、テレビゲームソフトや列車前面展望映像以外の商品については社長が葛西体制から山田体制までの頃でも基本的に商品化許諾を行っていた。 |
なお、[[鉄道模型]]など、テレビゲームソフトや列車前面展望映像以外の商品については社長が葛西体制から山田体制までの頃でも基本的に商品化許諾を行っていた。 |
2015年12月25日 (金) 01:37時点における版
![]() | |
![]() JR東海本社のあるJRセントラルタワーズ(名古屋駅) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | JR東海、JR海、 JR-Central、CJR |
本社所在地 |
![]() 〒450-6101 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号(JRセントラルタワーズ) 東京都港区港南二丁目1番85号(JR東海品川ビルA棟) |
設立 | 1987年(昭和62年)4月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 3180001031569 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
代表者 |
代表取締役名誉会長 葛西敬之 代表取締役会長 山田佳臣 代表取締役社長 柘植康英 |
資本金 | 1,120億円[1] |
発行済株式総数 | 2億600万株[1] |
売上高 |
連結 1兆6,525億円 単独 1兆2,772億円 (2014年3月期)[2] |
純利益 |
連結 2,556億円 単独 2,403億円 (2014年3月期)[2] |
純資産 |
連結 1兆8,022億円 単独 1兆6,613億円 (2014年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結 5兆1,781億円 単独 4兆9,860億円 (2014年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
連結 28,619名 単独 18,223名 (2014年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
株式会社みずほ銀行 4.75% 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4.06% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 3.87% 野村信託銀行株式会社(退職給付信託三菱東京UFJ銀行口) 3.46% 株式会社三菱東京UFJ銀行 3.24% 日本生命保険相互会社 2.43% トヨタ自動車株式会社 1.94% 第一生命保険株式会社 1.66% JR東海社員持株会 1.66% 株式会社三井住友銀行 1.57% (2014年9月30日現在)[3] |
主要子会社 | 関係会社を参照 |
関係する人物 |
須田寛 松本正之 |
外部リンク | http://jr-central.co.jp/ |
概要
営業概要
営業エリアは東海道新幹線、および神奈川・静岡・山梨・長野・愛知・岐阜・富山・滋賀・三重・和歌山の10県12線区にまたがる東海地方の在来線であり、営業キロ数は四国旅客鉄道︵JR四国︶に次いで短い。鉄道部門の収益のうち約85%を東海道新幹線が占めており、在来線の運輸収入は東海道新幹線の1割にも満たない。全収益に占める割合・設立経緯に加え、本社があり人口の多い名古屋近郊地域︵愛知県・岐阜県・三重県︶ではマイカー普及率が全国でも上位クラスにあるのに加えて並行私鉄︵名古屋鉄道・近畿日本鉄道︶との競合や優等列車はその多くがJR他社に直通しなければならないことから、在来線に関しては採算のとりにくい環境にある。新幹線に関しても、首都圏や関西圏など在来線はJR他社エリアに属する地域もあるため、企画販売や品川駅などの新駅建設などの際には自由に身動きが取れないことも多い。︵後述︶ 2005年7月29日までに独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構保有の224万株のうち約195万株が一般市場に売却された。そして2006年4月5日、同機構保有の全株︵28万6,071株︶が1株115万円︵総額約3,289億円︶でJR東海に売却され、上場している本州JR3社の東日本旅客鉄道︵JR東日本︶・西日本旅客鉄道︵JR西日本︶に続いてJR東海も﹁完全民営化﹂を達成した。 1987年の分割民営化当初に承継した3,191億円の長期債務に加え、1991年に新幹線鉄道保有機構から買い取った5兆900億円の債務返済が重要な経営課題となっている。また、会社経営の根幹になっている東海道新幹線も開業から40年以上経っており、老朽化した施設・設備の大規模な改修工事に備える一方で、かねてから予想されている最大のリスク要因である東海地震に対しての耐震性補強工事も進めなければならず、リニア建設費や債務返済と合わせた重要な経営課題となっている。 2006年度の旅客運輸収入は1兆1,470億円で、うち32.5%がJR東日本、22.3%がJR西日本の窓口︵旅行代理店含む︶で発売されたものである。JR各社間の取り決めでは自社区間の乗車券類を他社の窓口で売った場合に発売額の5%分の手数料を支払うこと、および、﹁東京都区内﹂﹁横浜市内﹂﹁京都市内﹂﹁大阪市内﹂発着の乗車券類について、在来線を利用せず新幹線駅から直接の乗車・下車であっても、JR東日本またはJR西日本に一定額の調整金を支払うことになっており、JR東海は年間約300億円の手数料等をJR他社に支払っている[5]。 東名阪の大動脈にして日本経済を動かす東海道新幹線を経営していることから、日本の鉄道事業者の中では就職人気の高い企業となっている。リクルートが2011年新卒者向けに行なった﹁就職したい企業﹂アンケートではJR東海は1位にランクインしていた。日本経済新聞の調査によると2011年新卒者では8位であったが[6]、2012年新卒者では14位に下降している[7]。他の鉄道会社との関係
東海道新幹線の品川駅をめぐっては、1990年5月の決算報告で﹁品川のJR東日本の土地を格安で譲り受け、そこに建設する﹂という構想を明らかにした。その後、﹁時価数千億円と言われる土地を簿価︵1949年の価格︶で譲り受ける﹂という計画をJR東日本ではなく、運輸省︵当時︶に持ち込んだ。しかし、この構想や計画について事前にJR東日本に連絡や相談をしなかったことや、民営化の趣旨に反して国の介入を求めたことにJR東日本が反発。その後、1992年4月に運輸省事務次官の仲介で、JR東日本の住田正二社長︵当時︶とJR東海の須田寛社長︵当時︶が会談し、須田がこれまでのいきさつを陳謝、当初の案を撤回することで品川新駅の設置が決定した[8]。 1997年にJR東海が独自に発売した新幹線回数券﹁東海道新幹線専用TEXきっぷ﹂は、東京都区内や大阪市内など乗車券の特定都区市内制度を適用させず、さらに購入や座席指定をJR東海の窓口に限定した。このきっぷ以前から長くJRグループで発売していた新幹線回数券﹁新幹線エコノミーきっぷ﹂は特定都区市内制度を適用していたため、TEXきっぷ利用者が東京都区内や大阪市内から︵まで︶利用できると勘違いし、乗降駅の特定都区市内駅や乗り越し駅でトラブルが続出した。JR東日本やJR西日本は﹁在来線にも乗れると勘違いした乗客の苦情処理を自社でしなければならない﹂とTEXきっぷの見直しを要請。しかし、JR東海は応じず、対立が続いた。結局、2年後の1999年にTEXきっぷと新幹線エコノミーきっぷを統合した﹁新幹線ビジネスきっぷ﹂がJRグループで発売︵特定都区市内制度適用、全JRで購入や座席指定可能︶になるまでこの混乱は続いた。このTEXきっぷは、前項﹁営業概要﹂で挙げられた、JR東日本やJR西日本への支払いを嫌った一例である[9]。 JR東日本が大多数の駅を抱えている首都圏とJR西日本が大多数の駅を抱えている京阪神圏を結んでいる東海道新幹線で、会員制︵年会費が必要︶の新幹線予約サービス﹁エクスプレス予約﹂やその姉妹サービスの﹁プラスEX﹂の利用を促進する背景には、このような事情もある。なお、新幹線の相互乗り入れが実施されているJR西日本とは、2005年12月より﹁エクスプレス予約﹂が山陽新幹線区間の新神戸まで暫定的に拡大され、翌年の2006年7月22日より東海道・山陽新幹線の全区間に拡大された。一方、JR東日本のサービス﹁モバイルSuica﹂は、JR東海の﹁ビュー・エクスプレス特約﹂サービスに契約することで、エクスプレス予約の利用が認められている。 JR西日本とは発足当時から東海道新幹線と山陽新幹線で一体的な運行を行っていることからか、前述の﹁エクスプレス予約﹂拡大のほか、700系以降の新幹線車両の共同開発、東海 - 中国・九州地区との新幹線割引券︵のぞみ早特往復きっぷ︶の発売など、協業の度合いが強まっている。JR西日本とは寝台電車︵285系︶も共同開発している[注 4]。 2006年11月から名古屋圏で導入したIC乗車カード﹁TOICA﹂︵トイカ︶が、2008年3月29日からJR東日本の﹁Suica﹂・JR西日本の﹁ICOCA﹂との間で相互利用が可能となった[注 5]。英語表記について
当社の英語表記は﹁Tokai Japan Railway Company﹂ではなく、﹁Central Japan Railway Company﹂となっている。また、﹁JR東海﹂の英語表記も﹁JRTokai﹂でなく﹁JRCentral﹂であり、JRグループ6社で唯一日本語商号・通称︵東海︶と英字商号・略称︵Central Japan、中日本の意︶で地理的な意味が異なっている。しかし一方で、子会社のジェイアール東海バスについては﹁JR Tokai Bus﹂となっている。中央新幹線(リニア)
日本国外展開
2009年11月16日に名古屋市内のホテルで﹁高速鉄道シンポジウム﹂を開催。出席した在日大使館関係者らへ向けて東海道新幹線や超電導リニア技術の特長を紹介したほか、米原 - 京都間でN700系車両︵Z0編成︶による最高時速330キロ運転の体験乗車も実施。世界各国で高速鉄道建設が検討される中、同社が誇る両システムの優位性を広く世界へ発信した。 2010年1月25日に、アメリカの調査会社2社と最新型高速鉄道システム﹁N700-I Bullet﹂と超電導リニアシステム﹁SCMAGLEV﹂の展開を図るため、アメリカをはじめとした諸外国での市場でいくつかの高速鉄道路線プロジェクトに参入することが発表された。その他の事業
その他の事業では1999年に開業した名古屋駅直上のJRセントラルタワーズが代表的である。﹁世界一高い駅ビル﹂としてギネス・ワールド・レコーズにも掲載された。名古屋マリオットアソシアホテル・ジェイアール名古屋タカシマヤ・オフィスが入居する超高層ビルで、名古屋のランドマークとなっている。近年では須田寛︵元社長、現相談役︶の提唱による鉄道博物館の計画も発表され、2008年4月15日に当時の社長の松本正之が記者会見で名古屋港の金城ふ頭に建設することを発表し、﹁リニア・鉄道館〜夢と想い出のミュージアム〜﹂として2011年3月14日に開館した。経営理念
- 健全な経営による世の中への貢献
- 近代的で愛され親しまれ信頼されるサービスの提供
- 明るくさわやかで活力のある社風の樹立
本社・支社等
本社
支社等
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/14/JR_Tokai_Taiko_Building.jpg/250px-JR_Tokai_Taiko_Building.jpg)
- 東海鉄道事業本部(旧名古屋鉄道管理局)
- 所在地:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目3番4号(JR東海太閤ビル)
- 新幹線鉄道事業本部(旧新幹線総局)
- 静岡支社(旧静岡鉄道管理局)
- 三重支店
- 飯田支店
- 関西支社
- 日本国外事務所
研修機関
研究施設
- 小牧研究施設
付属医療機関
- 名古屋セントラル病院
- 健康管理センター
展示施設
歴代社長
代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校 |
---|---|---|---|
初代 | 須田寛 | 1987年 - 1995年 | 京都大学法学部 |
第2代 | 葛西敬之 | 1995年 - 2004年 | 東京大学法学部 |
第3代 | 松本正之 | 2004年 - 2010年 | 名古屋大学法学部 |
第4代 | 山田佳臣 | 2010年 - 2014年 | 東京大学法学部 |
第5代 | 柘植康英[13] | 2014年 - | 東京大学経済学部 |
歴史
●1987年︵昭和62年︶ ●4月1日‥国鉄が分割民営化され、東海旅客鉄道株式会社発足。 ●6月‥イベント﹁JR東海バースデーフェスタ﹂を開催。 ●7月1日‥国内旅行業としての営業開始。 ●1988年︵昭和63年︶ ●1月31日‥岡多線廃止︵愛知環状鉄道に転換︶。 ●4月1日‥バス事業を分離し、ジェイアール東海バスに移管。 ●1989年︵平成元年︶ ●2月18日‥キハ85系気動車が特急﹁ひだ﹂で営業運転開始。 ●4月13日‥飯田線北殿駅にて列車衝突事故発生︵負傷者138‥157名︶。 ●6月1日‥JR東海エクスプレス・カード、サービス開始。 ●1991年︵平成3年︶ ●3月16日‥小田急新宿駅 - 沼津駅間に特急﹁あさぎり﹂運転開始。従来の同名急行列車を格上げ。371系電車を投入し相互直通運転。 ●4月21日‥飯田線中部天竜駅構内に佐久間レールパークをオープン。 ●10月1日‥東海道新幹線の施設を新幹線鉄道保有機構︵現:鉄道建設・運輸施設整備支援機構︶から買い取る。 ●1992年︵平成4年︶ ●3月14日‥新幹線﹁のぞみ﹂が東京駅 - 新大阪駅間で運転開始。 ●1993年︵平成5年︶ ●3月18日:管内の快速・普通列車が全面禁煙化。新幹線﹁のぞみ﹂が東京駅 - 博多駅間の運転となる。 ●1995年︵平成7年︶ ●4月29日‥383系電車が特急﹁しなの﹂で営業運転開始。 ●1996年︵平成8年︶ ●3月16日‥165系電車の大垣夜行に代わり373系電車の﹁ムーンライトながら﹂運転開始。 ●7月1日‥磁気浮上式鉄道山梨リニア実験線発足。 ●1997年︵平成9年︶ ●10月8日‥東京証券取引所・大阪証券取引所︵2013年に東京証券取引所に統合︶・名古屋証券取引所・京都証券取引所︵2001年に大阪証券取引所に統合︶に株式上場。 ●1998年︵平成10年︶ ●7月10日‥寝台特急﹁サンライズエクスプレス﹂運転開始。 ●1999年︵平成11年︶ ●5月6日‥313系電車が営業運転開始。 ●9月18日‥この日の臨時﹁こだま473号﹂を以って、0系が東海道新幹線での運転を終了。35年の歴史に幕を下ろす。 ●12月4日‥東海道本線で特別快速、中央本線でセントラルライナー運転開始。 ●12月20日‥JRセントラルタワーズ開業。 ●2001年︵平成13年︶ ●6月22日‥改正JR会社法が公布︵成立は2001年︵平成13年︶6月15日︶。本州3社が本法の適用から除外され、JR東海の純粋民間会社︵非特殊会社︶化が実現。 ●9月3日‥インターネットによる新幹線座席予約サービス﹁エクスプレス予約﹂開始。 ●2003年︵平成15年︶ ●9月16日‥この日の臨時﹁ひかり309号﹂を以って、100系が東海道新幹線から引退。 ●10月1日‥東海道新幹線品川駅開業。東海道新幹線の営業運転最高速度を270km/hに統一。 ●2005年︵平成17年︶ ●3月25日‥2005年日本国際博覧会で﹁JR東海 超電導リニア館﹂出展︵同年9月25日まで︶。 ●2006年︵平成18年︶ ●4月5日‥鉄道建設・運輸施設整備支援機構保有の株式を自己株式として買い受け、完全民営化が完了。 ●11月25日‥名古屋エリアの在来線にICカード乗車券TOICAを導入。 ●2007年︵平成19年︶ ●3月17日‥この日限りで285系電車をのぞく在来線車両から車内公衆電話サービスを全廃。 ●3月18日‥静岡支社管内に313系電車103両を投入。ホームライナー・特急列車では禁煙車を増やし、一部の列車では完全禁煙とする︵JR東海管内では新幹線をのぞきJR東海車両の自由席は事実上全席禁煙化︶。特急﹁東海﹂を廃止。 ●7月1日‥新幹線N700系の営業運転を開始。 ●2008年︵平成20年︶ ●3月1日‥静岡エリア︵東海道本線 函南駅 - 新所原駅の39駅︶でTOICA導入、これにより名古屋地区と合わせて114駅に拡大された。 ●3月29日‥JR3社によるIC乗車券の新連携サービスの提供開始。 ●﹁TOICA﹂・﹁Suica︵モバイルSuica含む︶﹂・﹁ICOCA﹂との相互利用開始。 ●﹁EX-ICサービス﹂開始。東海道新幹線のチケットレス化を目指し、﹁エクスプレス予約﹂会員向けに﹁EX-ICカード﹂を新たに発行する。 ●10月15日 日本車輌製造の株式50.86%を取得し連結子会社化。 ●2009年︵平成21年︶ ●3月14日‥東海道新幹線で﹁のぞみ﹂を1時間あたり最大9本運行可能とするダイヤ改正を実施。東海道新幹線N700系使用列車でインターネット接続サービスを提供開始。またこの日から在来線全駅のホームが全面禁煙となる[14]。 ●6月1日‥寝台列車をのぞく特急列車・ホームライナーが全面禁煙化 ●7月1日‥尾張一宮駅にJR東海初の女性駅長が就任 ●11月1日‥佐久間レールパークが閉園。 ●2010年︵平成22年︶ ●3月1日‥簡易株式交換により名古屋ターミナルビル株式会社を完全子会社化[15]。4月1日に名古屋ターミナルビル株式会社とジェイアールセントラルビル株式会社が合併。 ●3月13日‥TOICAの電子マネーサービス開始。同時にSuica、ICOCA、TOICAの電子マネー相互利用開始[16]。 ●6月9日‥社員のIC乗車券の不正使用に伴い、処分および今後の再発防止策が公表された[17]。 ●2011年︵平成23年︶ ●3月4日‥社員の大麻取締法違反容疑で、処分等が公表される[18]。 ●3月5日‥JR九州のICカードSUGOCAと乗車券・電子マネー相互利用開始[19] ●3月12日‥ダイヤ改正に合わせて、東海道新幹線の3号車が禁煙車︵300系・700系車両︶となる。これにより﹁のぞみ﹂・﹁ひかり﹂の自由席はすべて禁煙となる。また駅ホームの一部喫煙コーナー室内化の試行として、名古屋駅ホームおよび東京駅ホームに喫煙ルームを設置。 ●3月14日‥名古屋港の金城ふ頭に﹁リニア・鉄道館〜夢と想い出のミュージアム〜﹂が開館。なお開館セレモニーは、東北地方太平洋沖地震の被災者の心情等に配慮し中止。 ●2012年︵平成24年︶ ●3月17日‥御殿場線特急﹁あさぎり﹂の運行区間が新宿駅 - 御殿場駅間に短縮。また371系電車が﹁あさぎり﹂の運用から離脱。また、東海道新幹線﹁こだま﹂での車内販売を全廃。 ●4月21日‥TOICAとmanacaの相互利用を開始。 ●2013年︵平成25年︶ ●2月8日‥新幹線N700Aの営業運転を開始。 ●3月12日‥全国交通系ICカード相互利用開始。 ●3月16日‥中央本線のセントラルライナー、在来線特急列車の車内販売を全廃。 ●9月27日‥飛騨森林都市企画株式会社の保有株式を株式会社マックアースに譲渡。これによりスキー場︵チャオ御岳スノーリゾート︶運営より撤退。 ●2014年︵平成26年︶ ●3月15日‥新幹線車内の自販機による飲料販売を取り止め[20]、自販機を順次撤廃。車内掲載時刻表も順次撤廃し広告に、グリーン車電照広告を紙製に交換。 ●10月1日‥東海道新幹線が開業50周年を迎え、東京駅・静岡駅・名古屋駅・新大阪駅で記念の出発式を開催。 ●10月28日‥世界貿易機関 (WTO) 政府調達協定の対象から除外[21]。 ●2015年︵平成27年︶ ●3月1日‥武豊線電化。今後の予定
●2027年︵平成39年︶‥リニア中央新幹線 品川駅 - 名古屋駅間開業予定。路線
現有路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 通称 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
新幹線 | 東海道新幹線 | 東京駅 - 新大阪駅 | 552.6 km | 東海道・山陽新幹線 | 実キロは515.4 km |
幹線 | 東海道本線 | 熱海駅 - 米原駅 | 341.3 km | 金山駅 - 名古屋駅間 3.3 km は中央本線と重複(線路別複々線) 東京駅 - 熱海駅間はJR東日本の管轄 米原駅 - 神戸駅間はJR西日本の管轄 | |
大垣駅 - 関ケ原駅 | 13.8 km | 新垂井線(下り本線) | 下り列車のみ運行 大垣駅 - 南荒尾信号場間 3.1 km は本線と重複 | ||
大垣駅 - 美濃赤坂駅 | 5.0 km | 美濃赤坂線 | 大垣駅 - 南荒尾信号場間 3.1 km は本線と重複 | ||
御殿場線 | 国府津駅 - 沼津駅 | 60.2 km | |||
中央本線 | 塩尻駅 - 名古屋駅 | 174.8 km | 列車運行上は上下逆転 金山駅 - 名古屋駅間 3.3 km は東海道本線と重複 東京駅 - 塩尻駅間はJR東日本の管轄 | ||
関西本線 | 名古屋駅 - 亀山駅 | 59.9 km | 亀山駅 - JR難波駅間はJR西日本の管轄 | ||
紀勢本線 | 亀山駅 - 新宮駅 | 180.2 km | 新宮駅 - 和歌山市駅間はJR西日本の管轄 | ||
地方交通線 | 身延線 | 富士駅 - 甲府駅 | 88.4 km | ||
飯田線 | 豊橋駅 - 辰野駅 | 195.7 km | |||
武豊線 | 大府駅 - 武豊駅 | 19.3 km | 列車運行上は上下逆転 (理由は当該路線項目を参照) | ||
高山本線 | 岐阜駅 - 猪谷駅 | 189.2 km | 猪谷駅 - 富山駅間はJR西日本の管轄 | ||
太多線 | 多治見駅 - 美濃太田駅 | 17.8 km | |||
名松線 | 松阪駅 - 伊勢奥津駅 | 43.5 km | |||
参宮線 | 多気駅 - 鳥羽駅 | 29.1 km | |||
その他 | 城北線 | 勝川駅 - 枇杷島駅 | 11.2 km | 子会社である東海交通事業が第二種鉄道事業者 JR東海は列車を運行していない |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/LineMap_JRcentral_jp.png/300px-LineMap_JRcentral_jp.png)
廃止路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 通称 | 廃止年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
特定地方交通線 | 岡多線 | 岡崎駅 - 新豊田駅 | 19.5 km | 1988年1月31日 | 愛知環状鉄道に転換 | |
幹線 | 東海道本線 | 名古屋貨物ターミナル駅 - 西名古屋港駅 | 8.7 km | 西名古屋港線(貨物支線) | 2001年4月1日 | 名古屋臨海高速鉄道に転換 西名古屋港駅は現在の潮凪信号場 |
名古屋駅 - 名古屋貨物ターミナル駅 | 7.0 km | 2004年10月6日 | 名古屋臨海高速鉄道に転換 転換時に -1.9 km 改キロ |
JR線の他会社分界駅
線区の所属会社は、JR東海を﹇海﹈とし、同様にJR東日本・JR西日本を﹇東﹈・﹇西﹈の例で表す。 ○印‥全面的に自社管轄 ●印‥全面的に相手側の旅客鉄道会社が管轄 ▲印‥新幹線部分のみ自社管轄、在来線部分は相手側の旅客鉄道会社が管轄新幹線の他社分界駅
JR東日本
●▲東京駅 ﹇海﹈東海道新幹線・﹇東﹈東海道本線︵東海道線︶、東北本線︵山手線・京浜東北線・上野東京ライン︶、新幹線︵東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線・山形新幹線・秋田新幹線︶、中央本線︵中央線快速︶、総武本線︵横須賀・総武快速線︶、京葉線 ●▲品川駅 ﹇海﹈東海道新幹線・﹇東﹈東海道本線、山手線 ●▲新横浜駅 ﹇海﹈東海道新幹線・﹇東﹈横浜線 ●▲小田原駅 ﹇海﹈東海道新幹線・﹇東﹈東海道本線︵東海道線・湘南新宿ライン・上野東京ライン︶JR西日本
●▲京都駅 ﹇海﹈東海道新幹線・﹇西﹈東海道本線︵JR京都線︶、山陰本線︵嵯峨野線︶、奈良線 ●▲新大阪駅 ﹇海﹈東海道新幹線・﹇西﹈東海道本線︵JR京都線︶、山陽新幹線在来線の他社分界駅
JR東日本
●●国府津駅 ﹇海﹈御殿場線・﹇東﹈東海道本線︵東海道線・湘南新宿ライン・上野東京ライン︶ ●▲熱海駅 ﹇海﹈東海道本線︵静岡地区・上野東京ライン︶、新幹線・﹇東﹈東海道本線︵東海道線・上野東京ライン︶、伊東線︵上野東京ライン︶ ●●甲府駅 ﹇海﹈身延線・﹇東﹈中央本線 ●●辰野駅 ﹇海﹈飯田線・﹇東﹈中央本線 ●●塩尻駅 ﹇海﹈中央本線・﹇東﹈中央本線、篠ノ井線JR西日本
●●猪谷駅 ﹇海﹈高山本線・﹇西﹈高山本線 ●○亀山駅 ﹇海﹈関西本線、紀勢本線・﹇西﹈関西本線 ●▲米原駅 ﹇海﹈東海道本線、新幹線・﹇西﹈東海道本線︵琵琶湖線︶、北陸本線︵同︶ ●●新宮駅 ﹇海﹈紀勢本線・﹇西﹈紀勢本線︵きのくに線︶ダイヤ
列車
JR東海発足以降に同社の路線で運行されている、もしくはかつて運行されていた愛称付きの列車を挙げる。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、他社の車両による運行のものはその会社名も記載する︵廃止列車は廃止時点︶。詳細は各列車の記事を参照。現行列車
新幹線
●東海道・山陽新幹線 ●のぞみ︵一部はJR西日本︶ ●ひかり︵一部はJR西日本︶ ●こだま︵一部はJR西日本︶在来線
●特急列車 ●あさぎり︵小田急電鉄︶ ●︵ワイドビュー︶ふじかわ ●︵ワイドビュー︶伊那路 ●︵ワイドビュー︶しなの ●︵ワイドビュー︶ひだ ●︵ワイドビュー︶南紀 ●サンライズ出雲︵一部はJR西日本︶ ●サンライズ瀬戸︵一部はJR西日本︶ ●踊り子︵JR東日本︶ ●しらさぎ︵JR西日本︶ ●快速列車・ライナー ●ムーンライトながら︵臨時・JR東日本︶ ●みすず︵一部はJR東日本︶ ●みえ ●ナイスホリデー木曽路︵臨時︶ ●ホームライナー ●その他 ●飯田線秘境駅号︵臨時急行︶廃止列車
新幹線
●東海道・山陽新幹線 ●グランドひかり︵JR西日本、正式列車名は﹁ひかり﹂︶在来線
●特急列車 ●︵ワイドビュー︶東海 ●富士︵JR九州︶ ●はやぶさ︵JR九州︶ ●さくら︵JR東日本・JR九州︶ ●みずほ︵JR東日本・JR九州︶ ●あさかぜ︵JR東日本・JR西日本︶ ●出雲︵JR東日本・JR西日本︶ ●北アルプス︵名古屋鉄道︶ ●急行列車 ●富士川 ●のりくら ●かすが ●かもしか︵JR東日本︶ ●銀河︵JR西日本︶ ●たかやま︵JR西日本︶ ●ちくま ●くろよん︵臨時・JR西日本︶ ●エメラルド︵臨時︶ ●その他 ●セントラルライナー ●佐久間レールパーク号︵臨時︶ ●トロッコファミリー号︵臨時︶ ●エキスポシャトル ●中山道トレイン371︵臨時急行︶ ●富士山トレイン371︵臨時急行︶車内での携帯電話通話について
日本全国の鉄道事業者の中では珍しく、新幹線・在来線ともに車内︵客席︶での携帯電話の通話を禁止していない。2003年10月より、利用者のマナー向上を認め﹁差し支えない﹂と判断し、新幹線車内のデッキで通話するよう促していた放送をとりやめ、マナーモードにするよう呼びかけているものの客席でも通話を認めている。在来線においても、他の事業者同様に優先席付近では電源を切るよう車内放送で呼びかけているが、その他の客席での通話は特に禁止していない[22]。車両
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b8/Shinkansen_N700_z15.jpg/220px-Shinkansen_N700_z15.jpg)
車両基地
●東海鉄道事業本部 ●大垣車両区︵海カキ︶ ●神領車両区︵海シン︶ ●名古屋車両区︵海ナコ︶ ●美濃太田車両区︵海ミオ︶ ●静岡支社 ●静岡車両区︵静シス︶ ●三重支店 ●伊勢車両区︵海イセ︶ ●新幹線鉄道事業本部 ●東京仕業検査車両所 ●東京修繕車両所 ●東京交番検査車両所︵幹トウ︶ ●三島車両所 ●関西支社 ●大阪仕業検査車両所 ●大阪修繕車両所 ●大阪交番検査車両所︵幹オサ︶ ●大阪台車検査車両所 ●名古屋車両所乗務員区所
●東海鉄道事業本部 ●名古屋運輸区 ●神領運輸区 ●大垣運輸区 ●美濃太田運輸区 ●高山運輸区 ●中津川運輸区 ●豊橋運輸区 ●伊那松島運輸区 ●静岡支社 ●静岡運輸区 ●浜松運輸区 ●富士運輸区 ●沼津運輸区 ●三重支店 ●亀山運輸区 ●伊勢運輸区 ●新幹線鉄道事業本部 ●東京第一運輸所 ●東京第二運輸所 ●名古屋運輸所 ●関西支社 ●大阪第一運輸所 ●大阪第二運輸所車両工場
●東海鉄道事業本部 ●名古屋工場 (NG) ●新幹線鉄道事業本部 ●浜松工場 (HM)駅業務
駅業務の委託は他のJR各社と同様に行われている。かつては地方自治体を通じて子会社の東海交通事業に再委託され、窓口にマルス端末を設置してJR各社のすべての列車の指定券も購入可能な駅が存在していたが、2011年10月1日の一身田駅および高茶屋駅無人化以降、同社で簡易委託業務を行っている駅は無い。現存している管内の簡易委託駅では、各駅所在地方自治体等が駅業務を行っていて、大半の駅の窓口にマルス端末が設置され、一部の企画乗車券発売や払い戻し・クレジットカードは取り扱っていないが、通常の﹁みどりの窓口﹂とほぼ同等の機能を有しており、利用者の便宜が図られている。なお、最近では﹁みどりの窓口﹂の名称およびマークは使用されず、単に﹁JR全線きっぷうりば﹂と表記する駅が多くなってきている。 ﹁みどりの窓口﹂におけるクレジットカードの取り扱いはJR旅客6社の中で最後まで遅れ、﹁JRカード﹂︵JR旅客6社とクレジット会社の提携カード︶および﹁JR東海エクスプレス・カード﹂をのぞいた主要ブランドの一般クレジットカードの取り扱いを開始したのは2004年4月1日からである。それまでは長距離乗車券類や定期券などの高額商品を一般のクレジットカードで購入できない状況が長い間続いていた。制服
山本耀司︵ヨージ・ヤマモト︶がデザインした。 運輸系の制服は合服、夏服、冬服の3種類があり、それぞれにシングルタイプの一般用とダブルの優等用、また優等用のものをベースに襟、ボタン等が異なる上級管理職用︵科長以上︶の3種類がある。ネクタイはかつて十数種類存在したが、現在は季節ごとに各2種類、計6種類になっている。その着用期間、ネクタイのタイプは現業機関ごとに定めている。 運輸系、工務系制服共に社章であるJRマークが入っていないのが特徴で、運輸系制服ではJRグループの中で唯一である。帽章に至っては動輪に桐紋︵日本国政府の紋章︶という国鉄時代のデザインを踏襲している。 名札はJR初期にはJR他社に準拠していたものであったが、民営化後初の制服の変更の際にJR東海のみの独自の仕様となった。その独自の仕様の名札は、よくあるアクリル板そのものを差したりピン留めするのではなく、布地に加工したものをマジックテープで留める方式となっている。職種に関しては原則として助役以上の管理職とライセンスが必要な車掌︵車掌長︶、運転士︵列車長︶のみ書かれ、JR他社のように管理職でない﹁主任﹂や﹁○○駅﹂といった所属は名札には記載されない。 運輸系の制服の腕章には会社名﹁CENTRAL JAPAN RAILWAY COMPANY﹂と﹁STATION STAFF︵駅係員︶﹂﹁TRAIN CREW︵乗務員︶﹂﹁FIELD STAFF︵内勤業務者・指令員等︶﹂﹁SUPERVISOR︵助役等︶﹂﹁STATION MASTER︵駅長︶﹂﹁TRAIN CREW MANAGER︵運輸区長、運輸所長︶﹂といった職名︵一般用の夏服は腕章ではなく名札の下︶、また優等用制服であればシンボルであるリンドウの刺繍が施されている。その下に主任以上には、職名に応じたリンドウを形取った階級章も施される︵主任は2つ、助役等は3つ、駅長・運輸区所長等は4つ︶。 なお、関連会社である新幹線メンテナンス東海、東海交通事業、関西新幹線サービック各社のうち、運輸部門に携わる社員は類似した制服を着用しているが、会社名と職名に関わる部分は省略しているか、各社独自のものを着用している。関係会社
運輸 ●ジェイアール東海バス株式会社 ●ジェイアール東海物流株式会社 ●株式会社東海交通事業 ●ファーストエアートランスポート株式会社 販売・サービス ●ジェイアール東海商事株式会社 [1] ●株式会社ジェイアール東海高島屋 ●株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ ●ジェイアール東海フードサービス株式会社 ●東海キヨスク株式会社 土木・建設 ●ジェイアール東海建設株式会社 ●ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社 [2] ●日本機械保線株式会社 ●双葉鉄道工業株式会社 [3] ●シーエヌ建設株式会社 設備 ●ジェイアール東海情報システム株式会社 ●ジェイアール東海総合ビルメンテナンス株式会社 [4] ●新生テクノス株式会社 ホテル ︵アソシアホテルズ&リゾーツ︶ ●株式会社ジェイアール東海ホテルズ ●静岡ターミナルホテル株式会社 旅行・広告 ●株式会社ウェッジ ●株式会社ジェイアール東海エージェンシー ●株式会社ジェイアール東海ツアーズ 車両 ●新幹線エンジニアリング株式会社 ●東海交通機械株式会社 ●日本車輌製造株式会社 メンテナンス ●中央リネンサプライ株式会社 ●セントラルメンテナンス株式会社 ●株式会社関西新幹線サービック ●新幹線メンテナンス東海株式会社 ●東海整備株式会社 不動産 ●ジェイアールセントラルビル株式会社 ●ジェイアール東海関西開発株式会社 ●ジェイアール東海静岡開発株式会社 ●ジェイアール東海不動産株式会社 ●静岡ターミナル開発株式会社 ●新横浜ステーション開発株式会社 ●東京ステーション開発株式会社 ●豊橋ステーションビル株式会社 ●名古屋ステーション開発株式会社 ●浜松ターミナル開発株式会社 その他 ●株式会社ジェイアール東海ウェル ●ジェイアール東海パートナーズ株式会社 - 投資、事業コンサルティング。2002年設立 一部を出費している企業 ●株式会社日本旅行 ●株式会社JTB ●名古屋臨海高速鉄道株式会社 - あおなみ線を運営している会社労働組合
JR東海には4つの労働組合がある。名称 | 上部組織 |
---|---|
東海旅客鉄道労働組合(JR東海ユニオン) | 日本鉄道労働組合連合会(JR連合) |
国鉄労働組合東海本部(国労東海) | 国鉄労働組合(国労) |
JR東海労働組合(JR東海労) | 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連) |
全日本建設交運一般労働組合東海鉄道本部(建交労東海) | 全日本建設交運一般労働組合(建交労) |
コマーシャル・キャンペーン
JR東海は、発足当初から従来の国鉄では見られなかった企業イメージコマーシャル (CM) を多数制作した。特に、東海道新幹線を主題とした﹁シンデレラエクスプレス﹂︵1987年︶や﹁クリスマス・エクスプレス﹂︵1988年 - 1992年、2000年放映︶は、21世紀初頭の現在でもテレビ番組等でしばしば取り上げられることの多い作品となっている。1993年からは﹁そうだ 京都、行こう。﹂をキャッチフレーズに据えた新幹線による京都観光キャンペーンのコマーシャルを放映開始した。2006年からは奈良観光キャンペーン﹁うまし うるわし 奈良﹂も加わった。 JR東海のCMは、在来線の運行エリアに当たる東海・中京地区を中心に放映されているが、新幹線関連のCMについては、関東地区や関西地区などでも放映されている。CM
以下は、JR東海の制作した企業CMの一部。サウンドロゴは、発足当時から同じものを使用している。スポット枠でも30秒CMを流すことが多い。 ●Welcome to our 新幹線︵1989年︶ ●リニア・エクスプレス︵1989年︶ ●たしかな1本の道でありたい。 ︵1990年3月10日ダイヤ改正告知︶ ●メタモルフォーゼ高山ライン︵1990年3月10日ダイヤ改正告知︶ ●マイコのエクスプレス ●ファイト!エクスプレス︵1990年 - 1991年︶ ●東京プラスワン ●そうだ 京都、行こう。︵1993年 - ︶ ●のぞみ大通り NOZOMI & NETWORK︵1996年3月16日ダイヤ改正告知︶ ●タワーズへ、ようこそ。 ●AMBITIOUS JAPAN!︵2003年 - 2005年︶ - TOKIO ●たしかな時間。ゆたかな時間。 東海道新幹線40周年︵2004年︶ ●うまし うるわし 奈良︵2006年 - ︶ ●トーキョー☆ブックマーク - 山崎真実・きむらゆき ●Eco出張 ●博多へ行くなら新幹線・九州行くなら新幹線 ●参りましょう。伊勢志摩﹁エクスプレス﹂シリーズ
JR東海のCMでも特に特徴的なのが、JR東海の主力路線である東海道新幹線を舞台に作成された、一連のイメージCMシリーズである。CMのタイトルはすべて﹁○○エクスプレス﹂で統一され、電通・TYOが制作を手がけた。提供番組
![]() |
現在
- 都のかほり(テレビ朝日) - 2009年9月までレギュラー、それ以後は単発
- 京都 心の都へ(日本テレビ) - 2009年9月までレギュラー、それ以後は単発
- 花咲かタイムズ(CBCテレビ)
- スタイルプラス(東海テレビ)
- 前略、大徳さん(中京テレビ)
- 東京とりっぷ(テレビ愛知)
- SKE48のなるほどトレイン(テレビ愛知)
過去
●ときの探訪︵中部日本放送 現‥CBCテレビ︶ ●進め!クリフハンガー冒険隊︵中部日本放送︶ ●発見!わくわくMY TOWN︵東海テレビ︶ ●おでかけ!パレット︵東海テレビ︶ ●ふれあい見つけ旅︵東海テレビ︶ ●東方見聞録︵関西テレビ︶ ●時報スポット (JFN)主催イベント
●さわやかウォーキング ●旅のエッセイコンテスト - 過去には京都出身の文筆家・シンカク高橋などが入賞している。その他特記事項
JR東海では他のJR各社と異なり、社長が葛西敬之から山田佳臣の頃までは、会社の方針により、テレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を原則的に行っていなかった[注 11]︵須田寛の頃については不明︶。しかし2014年に社長が柘植康英に交代したと同時に方針を転換し、現在ではテレビゲームソフトや列車前面展望映像などの商品化許諾を行うようになった。﹃電車でGO!シリーズ﹄や﹃Train Simulator﹄といった鉄道運転シミュレーションゲームにおいてはJR旅客6社で唯一管轄の路線および車両が含まれていない[注 12]。また、経営シミュレーションゲーム﹃A列車で行こうシリーズ﹄も同様に東海所属車は存在せず、﹃A列車で行こう9﹄が発売された当初もJR貨物を含む7社のうち東海のみクレジットがなかった。ただし、前述した通り、社長が柘植に代わって方針を転換したこともあり、こちらについては2015年10月23日に﹃A列車で行こう9 JR東海パック﹄が発表され、公式サイトにも﹁JR東海承諾済﹂と記されている[25]。 なお、鉄道模型など、テレビゲームソフトや列車前面展望映像以外の商品については社長が葛西体制から山田体制までの頃でも基本的に商品化許諾を行っていた。関連人物
●三宅重光 - 初代会長 ●須田寛 - 初代社長、2代会長、現相談役 ●田中精一 - 3代会長、中部電力相談役 ●葛西敬之 - 2代社長、現名誉会長 ●松本正之 - 3代社長、初代副会長、2011年1月25日から2014年1月24日まで日本放送協会 (NHK) 会長、2014年4月1日よりJR東海に復帰し特別顧問職に就任[26] ●山下達郎 - JR東海のCM﹁クリスマス・エクスプレス﹂のテーマ曲を作曲 ●田中要次 - 俳優。国鉄時代の1982年入社、1990年12月8日役者修行のため退職 ●伊藤渉 - 衆議院議員。前職がJR東海社員脚注
出典
注釈
関連項目
- JR
- 中部地方の鉄道路線
- 日本の鉄道路線一覧
- 日本の鉄道事業者一覧
- 日本の鉄道
- 鉄道事業関連
- その他の関連事業等
- その他の項目