国道377号
一般国道 | |
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国道377号 | |
地図 | |
総延長 | 123.3 km |
実延長 | 62.4 km |
現道 | 61.5 km |
制定年 | 1975年(昭和50年) |
起点 | 徳島県鳴門市 鳴門IC入口交差点(北緯34度10分22.24秒 東経134度34分52.01秒 / 北緯34.1728444度 東経134.5811139度) |
主な 経由都市 |
香川県東かがわ市、高松市、仲多度郡琴平町 |
終点 | 香川県観音寺市 姫浜交差点(北緯34度4分46.33秒 東経133度38分16.92秒 / 北緯34.0795361度 東経133.6380333度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道11号 国道318号 国道193号 国道32号 国道319号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
国道377号︵こくどう377ごう︶は、徳島県鳴門市から香川県観音寺市に至る一般国道である。
五名トンネル︵東かがわ市五名︶
国道377号︵東かがわ市五名︶
国道377号︵美馬市脇町清水︶
交差点 - 県境標識の間が徳島県内の単独区間23 mとされる。
起点方向からの国道193号合流地点は[7]やインターネット地図の一部[8]で三木町内となっているものもあるが、平成22年徳島県道路現況調書によると徳島県内の実延長︵重複区間を含まないキロ数︶が0.023 km[9]となっていることや、昇格前の県道の路線名[注釈 9]、実際の県境看板の様子︵記事内写真参照︶などから、23 mのみ単独区間が徳島県美馬市を通過しているとして取り扱う。
概要[編集]
鳴門市から東かがわ市白鳥までは海沿いを通る国道11号と同一の経路をたどっているが、白鳥で国道11号と分かれてからは香川県の内陸部を経由して観音寺市までを結んでいる路線である。 2012年︵平成24年︶の払川トンネル開通以降、センターラインの無い狭い区間は東かがわ市入野山から五名に至る区間と五名払川の一部、さぬき市多和の一部、綾歌郡綾川町枌所東の一部にあるのみでそれ以外の区間はおおむね2車線が確保され走りやすくなっている。路線データ[編集]
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。 ●起点‥鳴門市︵鳴門IC入口交差点 = 国道11号上、高松自動車道 鳴門IC︶ ●終点‥香川県三豊郡豊浜町[注釈 2]︵姫浜交差点 = 国道11号交点、香川県道245号豊浜港線終点︶ ●重要な経過地‥香川県大川郡白鳥町[注釈 3]、同県木田郡三木町、同県香川郡香川町[注釈 4]、同県綾歌郡綾歌町[注釈 5]、同県仲多度郡琴平町、同郡仲南町[注釈 6]、観音寺市︵粟井町︶ ●総延長 : 123.3 km︵徳島県 18.5 km、香川県 104.8 km︶重用延長を含む。[2][注釈 7] ●重用延長 : 60.9 km︵徳島県 18.4 km、香川県 42.5 km︶[2][注釈 7] ●未供用延長 : なし[2][注釈 7] ●実延長 : 62.4 km︵徳島県 0.0 km、香川県 62.3 km︶[2][注釈 7] ●現道 : 61.5 km︵徳島県 0.0 km、香川県 61.5 km︶[2][注釈 7] ●旧道 : 0.9 km︵徳島県 - km、香川県 0.9 km︶[2][注釈 7] ●新道 : なし[2][注釈 7] ●指定区間‥国道11号、国道32号と重複する区間︵徳島県鳴門市・鳴門IC入口交差点︵起点︶ - 香川県東かがわ市・田高田交差点、丸亀市・新羽床口交差点 - 仲多度郡まんのう町・買田東交差点︶[3]歴史[編集]
●1972年︵昭和47年︶3月10日 - 香川県が主要地方道22号︵初代︶琴平豊浜線を認定。 ●1975年︵昭和50年︶4月1日 - 国道32号の一部と県道琴平豊浜線を一般国道377号︵高松市 - 香川県三豊郡豊浜町[注釈 2]︶として指定。 ●1976年︵昭和51年︶10月5日 - 香川県道・徳島県道6号引田清水線︵香川県大川郡引田町[注釈 3] - 徳島県美馬郡脇町[注釈 8]︶を認定。 ●1992年︵平成4年︶4月[要出典] - 香川県道22号︵2代目︶善通寺香川線の一部︵綾歌郡綾歌町[注釈 5]新羽床口交差点 - 香川郡香川町[注釈 4]鮎滝交差点︶を編入し、香川町経由になる。県道善通寺香川線の残存部は香川県道22号善通寺綾歌線となる。 ●1993年︵平成5年︶4月1日 - 県道引田清水線の一部︵大川郡白鳥町[注釈 3]西山交差点 - 美馬郡脇町[注釈 8]清水交差点を編入し、一般国道377号︵鳴門市 - 香川県三豊郡豊浜町[注釈 2]︶として指定。県道引田清水線の残存部は香川県道40号白鳥引田線となる。路線状況[編集]
バイパス・拡幅事業[編集]
道路幅員が狭小で大雨などの際に通行規制が多い区間を解消するため、改良事業が実施されている。 ●五名バイパス ●五名︵ごみょう︶バイパスは、東かがわ市五名に建設された延長870 mのバイパス道路である。1995年︵平成7年︶に着手し、2001年︵平成13年︶11月4日五名トンネルを含むバイパスが開通し、大窪寺への参拝者が増加した[4]。 ●払川拡幅事業 ●払川︵はらいがわ︶拡幅事業は、東かがわ市五名からさぬき市多和にかけて事業中の延長3,010 mの拡幅事業である。 ●1996年︵平成8年︶に着手し、大窪トンネルを含む640 mが2006年︵平成18年︶7月29日に開通[5]し、はらいがわトンネルや五名大橋を含む900 mが2012年︵平成24年︶7月24日に開通[6]。重複区間[編集]
●国道11号︵徳島県鳴門市撫養町木津・ 鳴門IC入口交差点︵起点︶ - 香川県東かがわ市白鳥・田高田交差点︶ ●国道318号︵香川県東かがわ市白鳥・田高田交差点 - 東かがわ市西山・西山交差点︶ ●このため、起点から西山交差点までの案内表示に国道377号の表示は無い。 ●国道193号・国道492号︵徳島県美馬市脇町清水 - 香川県高松市香川町安原下・鮎滝交差点︶ ●国道32号︵香川県丸亀市綾歌町栗熊東・新羽床口交差点 - 仲多度郡まんのう町買田・買田東交差点︶道路施設[編集]
トンネル[編集]
●大窪トンネル︵L=322 m、W=7.0 m、2006年︵平成18年︶5月完成︶ ●五名トンネル︵L=468 m、W=11.05 m、2001年︵平成13年︶9月完成︶ ●はらいがわトンネル︵L=172 m、W=8.5 m、2011年︵平成3年︶5月18日貫通、2012年︵平成24年︶7月24日完成︶橋梁[編集]
●五名大橋︵L=172 m、2012年︿平成24年﹀7月24日完成︶道の駅[編集]
●香川県 ●しおのえ︵高松市、国道193号重複区間内︶地理[編集]
通過する自治体[編集]
交差する道路[編集]
- 国道11号(鳴門市、東かがわ市、観音寺市)
- 高松自動車道(鳴門市)
- 神戸淡路鳴門自動車道(鳴門市)
- 国道318号(東かがわ市)
- 国道193号(美馬市、三木町、高松市)
- 国道32号(丸亀市、まんのう町)
沿線[編集]
主な峠[編集]
- 大坂峠(香川県東かがわ市五名)
- 清水峠(香川県木田郡三木町)
- 伊予見峠(香川県仲多度郡まんのう町 - 香川県三豊市)
脚注[編集]
注釈[編集]
(一)^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令︵平成16年3月19日政令第50号︶に基づく表記。
(二)^ abc2005年10月11日から観音寺市の一部。
(三)^ abc2003年4月1日から東かがわ市の一部
(四)^ ab2006年1月10日から高松市の一部。
(五)^ ab2005年3月22日から丸亀市の一部。
(六)^ 2006年3月20日から仲多度郡まんのう町の一部。
(七)^ abcdefg2022年3月31日現在
(八)^ ab2005年3月1日から美馬市の一部。
(九)^ 昭和59年徳島県道路現況調書によると、国道昇格前の引田清水線の徳島県管理区間の距離が0.023 kmであり一致する
出典[編集]
(一)^ “一般国道の路線を指定する政令︵昭和40年3月29日政令第58号︶”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
(二)^ abcdefg“表26一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月19日閲覧。
(三)^ “一般国道の指定区間を指定する政令︵昭和33年6月2日政令第164号︶”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2014年8月12日閲覧。
(四)^ “国道377号五名トンネルの開通で大窪寺への参拝者数増加”. 国土交通省. 2015年3月1日閲覧。
(五)^ “大窪トンネル開通、式典で完成祝う”. 香川のニュース 四国新聞. (2006年7月29日). オリジナルの2013年5月1日時点におけるアーカイブ。 2012年9月26日閲覧。
(六)^ “はらいがわトンネル・五名大橋の開通記念式典”. 香川のニュース 四国新聞. (2012年7月25日). オリジナルの2012年7月24日時点におけるアーカイブ。 2012年9月26日閲覧。
(七)^ 道路時刻表 一般国道377号
(八)^ MAPPLE地図 ちず丸 Archived 2008年7月9日, at the Wayback Machine.
(九)^ 徳島道路基礎知識 徳島県道一覧表