岡山県
おかやまけん 岡山県 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中国地方(山陽地方) | ||||
団体コード | 33000-1 | ||||
ISO 3166-2:JP | JP-33 | ||||
面積 |
7,114.60km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
1,835,540人[編集] (推計人口、2024年5月1日) | ||||
人口密度 | 258人/km2 | ||||
隣接都道府県 |
兵庫県 鳥取県 広島県 香川県 | ||||
県の木 | アカマツ | ||||
県の花 | ももの花 | ||||
県の鳥 | キジ | ||||
他のシンボル |
晴れの国 おかやま 県歌:岡山県の歌(1957年(昭和32年)制定) 県民愛唱歌:みんなのこころに(1982年(昭和57年)発表) マスコット:ももっち | ||||
岡山県庁 | |||||
知事 | 伊原木隆太 | ||||
法人番号 | 4000020330001 | ||||
所在地 |
〒700-8570 岡山県岡山市北区内山下2丁目4番6号 北緯34度39分42秒 東経133度56分05秒 / 北緯34.6617度 東経133.9347度座標: 北緯34度39分42秒 東経133度56分05秒 / 北緯34.6617度 東経133.9347度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキポータル | 日本の都道府県/岡山県 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要[編集]
県庁所在地の岡山市は2009年︵平成21年︶4月1日、全国で18番目の政令指定都市に移行した。山陽本線、山陽新幹線、中国自動車道、1997年︵平成9年︶全線開通した山陽自動車道をはじめとして西日本の交通の大動脈が県を横断している。本州と四国を結ぶ瀬戸大橋も1988年︵昭和63年︶に開通した。 古代、沿岸域から内陸地域にかけては﹁吉備国﹂として、現在の広島県東部に位置する備後地方や香川県島嶼部などと併せて大和朝廷に並ぶほどの勢力を持っていた。江戸時代初期には岡山に池田氏、津山に森氏が外様大名として入封し、城下町を形成した。特に池田綱政は日本三名園の後楽園を造成し、閑谷学校を開くなど、文化・教育面に多大な功績を残した。笠岡、井原は徳川家康の従兄弟で有力譜代大名の水野勝成氏の領地となり広大な新田開発が行われたほか、灌漑事業、産業育成により地勢が大きく変貌した。倉敷には寛永19年︵1642年︶に代官所が置かれ、江戸幕府直轄の物資集積地として船舶輸送中継も担う天領として発展した。 県内を南北に流れる3つの一級河川︵高梁川・旭川・吉井川︶による潤沢な水源、温暖で長い日照時間、江戸時代から昭和戦後期にかけて瀬戸内海の大規模な干拓で広い農地[1]が形成されたことから、水稲や麦、果樹の生産が盛んである。特に白桃、マスカット・オブ・アレキサンドリア、ピオーネなどは生産量日本一であり、品質の高さから国内外に向けて高値で出荷されている。県北の標高1,200メートルに位置する蒜山高原では、ジャージー牛の大規模な放牧が行われており、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなどに加工されている[2]。 県南西部の井笠地方︵井原市、笠岡市など︶は明治の府県統合までは、県内の大部分とは異なった歴史を持つ地域である。現在でも両市は県境を越えた広島県福山市のベッドタウンであり、通学通勤に加え日常的な買い物や通院による越境が多く見られ、県域を越えた結びつきが非常に強い。なお井笠地方は岡山県内にありながら経済圏、生活圏は広島県東部と一体的であり福山都市圏を構成する。 戦前までは一次産業と紡績などの軽工業が県の主要産業であった。戦後は水島地区の川崎製鉄︵後に合併によりJFEスチール倉敷地区となる︶、笠岡地区の日本鋼管︵後のJFEスチール福山地区︶と県内に大規模な二つの銑鋼一貫製鉄所が建造されるなど臨海部を中心に重工業化が進み工業県へと変貌した。両製鉄所はいずれも世界有数の生産量を誇り、特に福山地区の年間粗鉄生産能力は1200万トン規模と国内最大であり単独の製鉄工場としては世界上位である。水島臨海工業地帯は全国総合開発計画︵全総︶に合わせて指定された新産業都市﹁岡山県南地域﹂の中核となり県を挙げて開発が進み国際コンテナターミナル、石油化学コンビナートが整備され、自動車などの加工組立型の企業群も進出した[3]。笠岡地区は全国総合開発計画において備後工業整備特別地域に指定され、沿岸部の埋立により大規模な国際港湾、製鉄を含む工場群が建造された。港湾輸出入額では水島港が中四国1位[4]、福山港が2位と中四国の上位2港を岡山県の港湾が占めている[5]。なお笠岡港は港則法・関税法・検疫法・入国管理法・港湾運送事業法の各法上福山港に含まれ、JFE福山製鉄所の敷地は県境を跨ぎ笠岡市から福山市にかけて広がっている。 近年では瀬戸内市で2018年︵平成30年︶10月に運転を開始した﹁瀬戸内 Kirei 太陽光発電所建設プロジェクト﹂[6]、2019年︵令和元年︶12月に運転を開始した日本最大の257.7メガワットの太陽光発電所となる作東メガソーラー発電所[7]、真庭市の木質バイオマス発電事業など自然エネルギーを活用する再生可能エネルギーの推進が県下全域で進められている[8]。 県庁所在地における快晴日数の多さや降水量1ミリ未満の日数が全国最多であることから、1989年︵平成元年︶から﹁晴れの国 おかやま﹂を県のキャッチフレーズとしている[9][10]。地理・地域[編集]
概略[編集]
県北部には、三本の一級河川︵旭川・高梁川・吉井川︶の県内源流ともなっている中国山地の山岳地帯がそびえている。標高500 - 1,000メートルの中央部には鍾乳洞などのカルスト地形が見られる吉備高原の高地が連続的に広がり、南部には三大河川によって形成された裾野の広い岡山平野が広がっている。岡山平野にはかつて瀬戸内海に浮かんでいた小さな島が丘陵地として残り、干拓で江戸時代につながった児島半島が県の南端部にある。県南西部には国営笠岡湾干拓事業として1650haと全国有数の規模の大干拓地域が造成された。 おもな山地としては蒜山︵標高1,122メートル︶や後山︵標高1,345メートル︶などがあり、おもな湖沼としては、奥津湖、恩原湖、湯原湖、児島湾奥の締切堤防化によって人工的に造られた児島湖などがある。 兵庫県とは山地および備前市の取揚島で、鳥取県とは山地で、広島県とは山地および市街地で、香川県とは海上および玉野市の井島︵石島︶で隣接している。広袤(こうぼう)[編集]
国土地理院地理情報によると岡山県の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは104.87キロ、南北の長さは116.98キロである。
気候[編集]
平年値 (月単位) |
南部(瀬戸内海沿岸部) | 中部(瀬戸内海側内陸部) | 北部(中国山地・吉備高原) | ||||||||||||||
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岡山 | 倉敷 | 玉野 | 笠岡 | 瀬戸内市 虫明 |
和気 | 高梁 | 岡山市北区 福渡 |
岡山市北区 日応寺 |
新見 | 新見市 千屋 |
真庭市 久世 |
真庭市 上長田 |
津山 | 奈義 | 美作市 今岡 | ||
平均 気温 (°C) |
最暖月 | 28.9 (8月) |
27.9 (8月) |
27.8 (8月) |
28.1 (8月) |
27.0 (8月) |
27.1 (8月) |
27.1 (8月) |
27.2 (8月) |
26.9 (8月) |
24.2 (8月) |
22.8 (8月) |
26.1 (8月) |
23.4 (8月) |
26.0 (8月) |
25.5 (8月) |
25.3 (8月) |
最寒月 | 5.4 (1月) |
5.0 (1月) |
5.4 (1月) |
4.3 (1月) |
3.0 (1月) |
2.8 (1月) |
2.9 (1月) |
3.1 (1月) |
3.7 (1月) |
0.9 (1月) |
−0.1 (1月) |
2.0 (1月) |
1.0 (1月) |
3.6 (1月) |
1.9 (1月) |
1.7 (1月) | |
降水量 (mm) |
最多月 | 161.5 (6月) |
153.2 (6月) |
145.1 (6月) |
158.6 (6月) |
155.8 (6月) |
179.1 (7月) |
190.0 (7月) |
191.5 (7月) |
216.3 (7月) |
234.8 (7月) |
261.9 (7月) |
248.2 (7月) |
270.1 (7月) |
247.3 (7月) |
264.3 (7月) |
265.1 (7月) |
最少月 | 29.0 (12月) |
30.5 (12月) |
30.8 (12月) |
29.4 (12月) |
32.7 (12月) |
34.9 (12月) |
36.1 (12月) |
36.0 (12月) |
27.8 (1月) |
42.9 (12月) |
91.1 (12月) |
52.8 (1月) |
140.9 (12月) |
46.3 (12月) |
53.4 (12月) |
66.5 (12月) |
自然公園[編集]
県域の変化︵越県合併︶[編集]
●1896年︵明治29年︶3月30日‐岡山県吉野郡石井村全域が兵庫県佐用郡に移管。吉野郡讃甘村の一部︵中山︶が兵庫県佐用郡江川村に編入[14]。 ●1963年︵昭和38年︶9月1日 - 岡山県和気郡日生町の大字福浦の一部および大字福浦地先海面のうち、真尾鼻突端から綱崎突端まで引いた線以内の区域が兵庫県赤穂市に移行。 ●1966年︵昭和41年︶ - 11月1日、広島県福山市大門町野々浜字カチヤ坂の区域の一部を岡山県笠岡市へ編入、笠岡市茂平字堂面及び坂里の区域の各一部を福山市へ分離[15]。︵境界変更︶実行されなかったもの[編集]
●1963年︵昭和38年︶ごろ - 岡山県笠岡市旧茂平村地区、用之江地区が広島県福山市との越県合併を模索する。福山市に合併嘆願書を提出するも岡山県などの反対により実行されなかった︵笠岡市#茂平村越県合併騒動︶。[16]自治体[編集]
地域圏[編集]
かつては備前、備中、備後、美作地方は吉備国と呼ばれる同一文化圏であったが現在では備後地方のみ広島県に所属している。岡山県と広島県の境は山・川などで地形的に分断されるところがなく、今でも両地方の経済・文化的な関係は強くみられ倉敷市の西部を流れる高梁川以西が備後圏、井笠地方︵井原市・笠岡市︶は福山圏と認識されることがある。[17]広域行政圏[編集]
岡山県の広域行政圏は旧地方振興局単位で分けられる。備前地域[編集]
県南東部に位置し、旭川と吉井川の流域には、西日本屈指の広大で肥沃な岡山平野が広がっている。人口は約92万人で県全体の約5割を占め、医療、交通、教育、大規模商業施設など様々な都市機能を備えて拠点性が高い岡山市とその周辺は人口集積が見られるが、北部、東部の中山間地域や離島では過疎化が進んでいる。 平野部での県内最大規模の米麦栽培や、モモ、ブドウなどの果物の他にも、ナス、黄ニラ、カキなど競争力のある農林水産物が生産されるとともに、備前焼などの工芸品が作られている。 観光面では、後楽園、岡山城などを核とした岡山カルチャーゾーンや、日本遺産である旧閑谷学校、吉備津神社などの歴史ある観光資源を有するほか、西大寺会陽や加茂大祭などの個性豊かな伝統行事に加え、瀬戸内海を舞台として開催される瀬戸内国際芸術祭や、岡山市中心部で開催の岡山芸術交流など現代アートを活用した魅力も創出されている。 ●岡山圏 - 岡山市、玉野市、加賀郡吉備中央町︵旧御津郡加茂川町︶ ●東備圏 - 備前市、瀬戸内市、赤磐市、和気郡和気町備中地域[編集]
県のほぼ西半分を占め、高梁川が貫流する多様な自然環境の中、約77万人が暮らしている。 平成30年7月豪雨や令和元年9月集中豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備地区をはじめとする地域では、被災者の生活再建、河川等公共施設の復旧と改良、土砂災害対策、地域経済の再生など、復旧・復興に向けた取組が進められている。高速道路や鉄道網、国際拠点港湾水島港などの広域交通基盤に恵まれ、水島コンビナートの製造業、県総合流通センターや早島インターチェンジ・岡山総社インターチェンジ付近の物流業の集積は、県経済に大きな比重を占めている。また、水島コンビナートでは、IoTやAIを活用した取組も進められている。 児島・井原の繊維業や各地の醸造業など、伝統ある産業活動が展開されており、モモ、ブドウ、トマト、和牛、タコ、カキなど優れた農林水産物にも恵まれている。これらの特産品を加工・販売する事業者も多く、新製品の開発や販路開拓が進められている。 ●倉敷圏 - 倉敷市、総社市、都窪郡早島町 ●井笠圏 - 笠岡市、井原市、浅口市、浅口郡里庄町、小田郡矢掛町 ●高梁圏 - 高梁市、真庭市︵旧上房郡北房町︶、加賀郡吉備中央町︵旧上房郡賀陽町︶ ●阿新圏 - 新見市美作地域[編集]
吉備高原から中国山地にかけての県北東部に位置し、面積は県の4割を占め、そのうち約93%が中山間地域となっている。地域の人口約23万人のうち、65歳以上の高齢者が約34%を占める一方、若い世代は、多くが進学や就職を機に地域外に転出する傾向にある。 農林業が盛んな地域であり、ピオーネをはじめ、黒大豆やジャージー牛などの特色のある産品が生産され、米や麦などによる土地利用型農業も行われるとともに、高品質なヒノキなどを産出し、西日本有数の木材加工産地を形成している。 商工業では、事務所数は減少しているものの、化学工業や食料品、木材・木製品、機械器具製造業などを中心に製造品出荷額は増加している。 ●津山圏 - 津山市︵旧勝田郡勝北町を除く︶、苫田郡鏡野町、久米郡美咲町、久米郡久米南町 ●真庭圏 - 真庭市︵旧上房郡北房町を除く︶、真庭郡新庄村 ●勝英圏 - 美作市、津山市︵旧勝田郡勝北町︶、勝田郡勝央町、勝田郡奈義町、英田郡西粟倉村商工会連合会地区[編集]
●岡山地区 - 岡山市 ●備南地区 - 総社市、玉野市、倉敷市︵真備、庄、茶屋町︶、岡山市︵灘崎︶ ●備西地区 - 倉敷市、笠岡市、浅口市、井原市、矢掛町、 ●御津・東備地区 - 備前市、瀬戸内市、赤磐市、岡山市︵御津、上道︶、和気町、吉備中央町︵加茂川︶ ●備北・阿哲地区 - 新見市、高梁市、吉備中央町︵賀陽︶ ●真庭地区 - 真庭市、新庄村 ●苫田・久米地区 - 津山市、鏡野町、美咲町、久米南町 ●勝英地区 - 津山市︵勝北︶、美作市、奈義町、勝央町、西粟倉村広域市町村圏[編集]
都道府県知事が関係市町村との協議を経たうえ、およそ10万人以上の人口を有し、一定の要件を具備する日常生活圏を形成すると認められる地域について設定する圏域である。 ●津山広域市町村圏 - 津山市、鏡野町、美咲町、久米南町、勝央町、奈義町 ●真庭広域市町村圏 - 真庭市、新庄村 ●井笠広域市町村圏 - 井原市、笠岡市、浅口市、矢掛町、里庄町 ●英田広域市町村圏 - 美作市、西粟倉村 ●新見市︵広域的市︶- 新見市 ●高梁市︵広域的市︶- 高梁市 岡山市など大都市周辺地域については、1978年︵昭和53年︶からこれとは別に大都市周辺地域広域行政圏が設定されている。連携中枢都市圏[編集]
2014年︵平成26年︶12月に閣議決定された﹁まち・ひと・しごと創生総合戦略﹂において地域の広域連携に関し、一定要件を満たす都市が﹁連携中枢都市﹂となり、周辺市町村と連携協約︵地方自治法252条の2第1項︶を締結することで、﹁連携中枢都市圏﹂を形成するものである。 ●倉敷市・高梁川流域圏︵連携中枢都市‥倉敷市︶- 倉敷市・笠岡市・井原市・総社市・高梁市・新見市・浅口市・早島町・里庄町・矢掛町 ●福山市・備後圏域︵連携中枢都市‥広島県福山市︶- 笠岡市・井原市・広島県福山市・三原市・尾道市・府中市・世羅町・神石高原町 経済的に笠岡市・井原市は広島県福山市を中心とした福山都市圏に含まれる。近隣県との関係[編集]
●香川県‥瀬戸内海を挟んで対岸に位置する。瀬戸大橋で結ばれ、JR瀬戸大橋線の快速マリンライナーが岡山~高松間を約60分で頻発して、相互に通勤通学圏となっており、地上波放送が相互乗り入れるなど結びつきが大きい。 ●広島県‥特に井笠地方︵井原市・笠岡市︶は広島県東部の備後地域との結びつきが強く福山都市圏を構成し、井笠地方は広島県福山市のベッドタウンとなっている。また井原市、笠岡市は広島県と市街地が連続している部分がある。 ●鳥取県‥隣接するものの間には中国山地があり、交通や物流の障壁となっている。しかし、米子自動車道の開通や伯備線の特急やくもが運行されるなど、交通は確保されている。観光、出張などでの行き来もある。 ●兵庫県‥隣接している県境にかけては山陽本線・赤穂線・姫新線の便数は非常に少ないことからみるように、地域間の交流は少ない。ただし、備前市日生町・三石地区は赤穂市と、美作市大原地区・東粟倉地区と西粟倉村は佐用町と結びつきが強い。備前県民局管内と美作県民局管内が兵庫県西播磨県民局管内と観光で連携している[18]。また姫路・岡山・鳥取の3都市は江戸時代の池田家の国替えなどに歴史的に深い縁で結びついており、3都市が一体となって市民交流を促進し、各都市が持つさまざまな資源を結びつけた情報発信を行うことで地域の発展をめざしている[19]。 県内には山陽自動車道、山陽新幹線、山陽本線、国道2号など中国地方の交通の大動脈が東西に貫通し、人や物の往来は多い。災害[編集]
地震[編集]
県内を震源とする地震は、1711年︵宝永8年/正徳元年︶に鳥取県との県境付近を震源とした、M6.5~6.8の地震が記録[20]されている。県内に大きな被害を出した例は868年の播磨国地震・1927年︵昭和2年︶北丹後地震・1946年︵昭和21年︶の昭和南海地震などが挙げられる。歴史[編集]
県名の由来[編集]
原始・先史[編集]
旧石器時代 現在の岡山県の地域には、鷲羽山遺跡︵倉敷市︶などの原始からの遺跡が存在しており、旧石器時代から人々が居住していたことがうかがえる。県の最北端上斎原村︵現・鏡野町︶に旧石器時代の恩原遺跡がある。その遺跡の下層︵約2万5000年前の土層︶からナイフ形石器が出土しており、その上層から約1万年前の細石刃も出土している。恩原遺跡では2基の炉跡が検出されている。うち1基は10個ほどの小石を半円形に並べており、焚き口幅40センチ、奥行35センチの小規模な炉で、石組みの中に木炭塊があり、炉の周辺に灰土が広がっていて、2万2000年前の旧石器時代人の生活痕跡を示す珍しい遺構である[21]。 縄文時代 地球の温暖化による海面上昇で瀬戸内海が出現した。そのことを示すのが瀬戸内市牛窓町の黄島貝塚である。その後は、人々は狩猟・採集・漁労の自然からの贈りもので生活し、豊かになっていった。縄文時代も後期になり、津雲貝塚で170体以上の人骨が発掘されている。晩期には岡山市北区の津島江道遺跡では水田遺構そのものが検出されている。縄文時代の終わりごろには、狩猟・採集活動をしながら水稲耕作も行われた。 弥生時代 また、彦崎貝塚︵岡山市南区︶では縄文時代前期の土層からイネのプラント・オパールが大量に出土し、朝寝鼻遺跡︵岡山市北区︶でも同様の発見があり、縄文時代前期には畑作によるイネの栽培が始まっていたとみられる。古代[編集]
6世紀前半に大和朝廷への臣従したのち、吉備国は勢力抑圧のために備前国、備中国、備後国の3国に分割され、さらには備前国から美作国が分国された。国府は現在の岡山市︵備前国︶、総社市︵備中国︶、津山市︵美作国︶にそれぞれ置かれた。 旧吉備国からは奈良時代に中央政権で権勢を振るった吉備真備や道鏡の天皇位簒奪を阻んだ和気清麻呂らの優れた人材を輩出した。 平安時代には備前・備中は受領にとって実入りの多い﹁上国﹂のひとつとされており、農業生産力が高かった。またこの時代に各地に荘園が拓かれた。特に鹿田荘は藤原氏の氏の長者が受け継ぐ4つの荘園︵殿下渡領︶のひとつであった。その他に大安寺荘︵岡山市北区︶など。平安時代末期には平氏の勢力圏に置かれ、寿永2年︵1183年︶には県の南東部、倉敷市玉島地区で、翌年には藤戸地区で源平合戦が繰り広げられた︵水島の戦い・藤戸の戦い︶。中世[編集]
鎌倉時代に入ると元来東国を拠点としていた那須氏・松田氏・三村氏・庄氏・赤木氏などの有力御家人が地頭職などを得て移住・土着した︵東国から西国に移った鎌倉幕府御家人という意味で西遷御家人と呼ばれる︶。 南北朝時代、後醍醐天皇が隠岐に流される際の通り道になったことで、児島高徳など宮方に与同する武士が現れ、隠岐脱出後は最初に拠点を構えた伯耆船上山が近隣であったため多くの武士が宮方として活動した。観応の擾乱で室町幕府が分裂すると山陰に勢力を持つ山名氏が侵攻し、北部美作を中心に山名氏の勢力下に置かれる。しかし、山名氏は明徳の乱で衰退した。 室町時代には鎌倉幕府倒幕に活躍した播磨の豪族・赤松則村︵円心︶が播磨・備前・美作3国の守護職に任ぜられ、以後赤松氏が代々三国の守護職を受け継ぎ、この三国はほぼ連動した歴史を展開する。赤松満祐が嘉吉の乱で時の将軍足利義教を討ったため、赤松氏は一時衰亡し、その後は赤松氏と地域の覇権を争っていた山名氏が三国を領有した。紆余曲折の末、復活した赤松氏は応仁の乱で東軍に組みし、管領細川勝元より三国守護職を約束され、赤松政則が西軍の山名氏の勢力を追い払うことで再び三国守護職に返り咲く。しかし、戦国時代に守護代であった三石城城主・浦上村宗によって政則の子が殺され赤松氏は衰退の一途を辿る。赤松氏に取って代わり備前を中心に勢力を伸ばした浦上氏であったが、宗景の代に家臣であった宇喜多直家の下剋上によって滅ぼされ、備前と美作では宇喜多氏が勢力を伸ばした。 備中では室町期は守護細川氏が、戦国時代は出雲から侵攻した尼子氏が庄氏ら有力国人を従えていた。その後、毛利氏の支援を得た三村家親が備中の大部分を統一し、美作・備前の一部も勢力下に治め三国を制する勢いであったが、永禄9年︵1566年︶三村家親が籾村の佛頂山興善寺に在陣中宇喜多直家の手の者により暗殺され、さらに後を継いだ三村元親が翌年宇喜多氏との明善寺合戦に敗退した。その後、織田氏の誘いを受けて毛利氏と争うに至り、三村氏は滅亡した︵備中兵乱︶。一方で、備中の南西笠岡などは村上水軍(能島村上氏)の支配地となり村上隆重により笠岡城が築かれた。 このように現在の岡山県域では多数の戦国武将が群雄割拠の様相を呈し、戦国期を通じ、現在の岡山県域を統一する一大勢力はついに出なかった。これは、岡山県が戦国前期には尼子氏・大内氏らの草刈場と化し、後期においては羽柴秀吉の水攻めで有名な備中高松城の戦いに代表されるように東の織田氏と西の毛利氏の衝突地点となったためである。備前の宇喜多氏や備中の三村氏などを除き、戦国期の在地国人勢力に顕著な活躍は見られなかった。しかし、その宇喜多氏・三村氏にしても東西勢力の代理戦争を演じていた面がないわけではない。秀吉との縁を得て後述のように戦国末期︵近世初期︶まで家を保持・成長させた宇喜多氏は在地勢力の例外といえる。近世[編集]
近代 - 太平洋戦争期[編集]
戦後[編集]
戦後は児島湾、笠岡湾など大規模の干拓事業が引き続いて行われ、臨海部に巨大な農業地、工業地が出現する。 また三木知事時代の1960年代、全国総合開発計画に合わせて水島地区に大型船が入港可能な港湾と石油コンビナートを造成して製鉄、石油化学および自動車などの工場を誘致された。また同時期に笠岡市は備後工業整備特別地域に指定され、日本鋼管福山製鉄所をはじめとした製鉄関連産業が進出する。このように県南部の臨海地帯を中心に重工業化が進み、農業中心の県から工業中心の県へと変貌を遂げた。他方では、1970年代には大気汚染、瀬戸内海への石油流出事故、赤潮、児島湖の水質悪化などに悩まされた。 1970年代以降は山陽新幹線の開業や瀬戸大橋の開通による高速道路・鉄道網の整備、県が管理する空港としては全国で唯一3,000メートル滑走路を持つ岡山空港の開港による航空網の整備が行われ、交通の結節点としての地位を高めた。 南部では人口の増加が見られ、岡山市や倉敷市などが150万都市圏を形成している︵岡山都市圏︶。岡山インターチェンジから車で2時間圏の範囲の人口は約1,640万人で、東京都の人口よりも多い。その範囲の総生産額は約97兆円でカナダを上回る規模ともなっている。21世紀[編集]
2000年代には紡績工場跡地などを転用したイオンモール倉敷などの郊外・準郊外型のショッピングモールが大小含め県内各地に建設された。一方で、商店街がシャッター通りとなり、ダイエー岡山店・三越倉敷店といった市街地中心部の大型店が相次いで撤退したことに象徴される中心市街地の空洞化︵ドーナツ化︶が深刻な問題となっている。 2020年12月20日。県と県医師会は新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に対し、医療非常事態宣言を発表した[23]。人口[編集]
岡山県の人口は戦後の165万人から一貫して増加を続け、2002年には最大値約195万人に達した。しかし、その後は一貫して県全体では減少が続いている。2020年国勢調査によると、岡山県の人口増加率は-1.8%となっており、データのある1925年以降の国勢調査では最低の値となっている。 広島市に次いで中国・四国地方第2の都市である岡山市︵約72万人︶や第3位の倉敷市︵約47万人︶を擁する南部は岡山都市圏を中心に人口増加が堅調である。ただ、岡山市とともに岡山都市圏の中心を担う倉敷市がついに2019年から減少に転じた。一方、総社市は年々人口増加している。[24]吉備高原や中国山地の山々に囲まれた地域では高齢化が進行し、人口の減少が顕著になってきている。県全体では1990年︵平成2年︶ごろから人口はほぼ横ばいであった。社会動態においては、1998年︵平成10年︶以降転出超過の社会減となっていた。2011年︵平成23年︶の東日本大震災以降から移住者の増加で一時転入超過に転じた[25][26]が、2013年︵平成25年度︶に再び社会減となった。 NPO法人ふるさと回帰センターが毎年発表している﹁田舎暮らし希望地域ランキング﹂にて、岡山県は2012年︵平成24年︶度に2位、2013年︵平成25年︶度に3位にランクインしている[27]。 婚姻関係では、男女の初婚年齢が香川県とともに全国屈指の早さとなっている。 岡山県によると、2018年での合計特殊出生率は1.53となっている。 増加 0.0 - 2.49 % 2.50-4.99% | 減少 0.0 - 2.5 % 2.5 - 5.0 % 5.0 - 7.5 % 7.5 - 10.0 % 10.0%以上 |
岡山県と全国の年齢別人口分布(2005年) | 岡山県の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 岡山県 |
■青色 ― 男性 | ||
岡山県の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
岡山県の市町村の人口、面積、人口密度(2024年5月1日) ※自治体の順番は、全国地方公共団体コードの順 | ||||
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市町村 | 人口 | 面積 | 人口密度 | |
1 | 岡山市 | 713,765人 | 789.95km2 | 904人/km2 |
2 | 倉敷市 | 467,379人 | 356.07km2 | 1,313人/km2 |
3 | 津山市 | 95,386人 | 506.33km2 | 188人/km2 |
4 | 玉野市 | 52,913人 | 103.58km2 | 511人/km2 |
5 | 笠岡市 | 43,061人 | 136.07km2 | 316人/km2 |
6 | 井原市 | 36,032人 | 243.54km2 | 148人/km2 |
7 | 総社市 | 69,164人 | 211.90km2 | 326人/km2 |
8 | 高梁市 | 26,007人 | 546.99km2 | 48人/km2 |
9 | 新見市 | 25,775人 | 793.29km2 | 32人/km2 |
10 | 備前市 | 29,845人 | 258.14km2 | 116人/km2 |
11 | 瀬戸内市 | 35,284人 | 125.46km2 | 281人/km2 |
12 | 赤磐市 | 41,384人 | 209.36km2 | 198人/km2 |
13 | 真庭市 | 39,632人 | 828.53km2 | 48人/km2 |
14 | 美作市 | 24,135人 | 429.29km2 | 56人/km2 |
15 | 浅口市 | 31,591人 | 66.46km2 | 475人/km2 |
16 | 和気町 | 12,705人 | 144.21km2 | 88人/km2 |
17 | 早島町 | 12,411人 | 7.62km2 | 1,629人/km2 |
18 | 里庄町 | 10,729人 | 12.23km2 | 877人/km2 |
19 | 矢掛町 | 12,649人 | 90.62km2 | 140人/km2 |
20 | 新庄村 | 722人 | 67.11km2 | 11人/km2 |
21 | 鏡野町 | 11,461人 | 419.68km2 | 27人/km2 |
22 | 勝央町 | 10,578人 | 54.05km2 | 196人/km2 |
23 | 奈義町 | 5,327人 | 69.52km2 | 77人/km2 |
24 | 西粟倉村 | 1,304人 | 57.97km2 | 22人/km2 |
25 | 久米南町 | 4,176人 | 78.65km2 | 53人/km2 |
26 | 美咲町 | 11,938人 | 232.17km2 | 51人/km2 |
27 | 吉備中央町 | 10,187人 | 268.78km2 | 38人/km2 |
政治[編集]
歴代知事[編集]
(公選知事を特に列記する)
代 | 氏名 | 在任期間 |
---|---|---|
1 | 西岡広吉 | 1947年(昭和22年)4月16日 - 1951年(昭和26年)3月30日 |
2 | 三木行治(4期) | 1951年(昭和26年)5月3日 - 1964年(昭和39年)9月21日 |
3 | 加藤武徳(2期) | 1964年(昭和39年)11月12日 - 1972年(昭和47年)11月11日 |
4 | 長野士郎(6期) | 1972年(昭和47年)11月12日 - 1996年(平成8年)11月11日 |
5 | 石井正弘(4期) | 1996年(平成8年)11月12日 - 2012年(平成24年)11月11日 |
6 | 伊原木隆太(3期目) | 2012年(平成24年)11月12日 - 現職 |
県議会[編集]
行政機関[編集]
財政[編集]
2008年︵平成20年︶6月2日の定例記者会見で2011年︵平成23年︶度にも、2009年︵平成21年︶度から新たに施行された自治体財政健全化法に基づいて起債制限など国に管理される財政再生団体に転落する可能性があるとして、財政危機宣言を発した。このため、構造的に見込まれる400億円規模の財源不足を解消するため、2008年︵平成20年︶8月に﹁岡山県財政構造改革プラン︵素案︶﹂[28]を公表した。その際に、歳出削減や県有施設の統廃合について、市町村、県民からさまざまな意見が表明されたことを踏まえ、同年11月に﹁岡山県行財政構造改革大綱2008﹂が策定された。この行革大綱の具体的な枠組みは、︵1︶職員数の削減、︵2︶組織体制の再構築、︵3︶職員の意識改革と人事制度、︵4︶事務事業の削減、︵5︶公共事業の削減、︵6︶歳入確保、︵7︶公の施設の閉鎖・譲渡・集約化、︵8︶市町村の事務・権限移譲、︵9︶外郭団体等の抜本的な見直し、︵10︶効果的な行政評価システムの構築の10分野に及び、これらの取組を2012年︵平成24年︶度︵職員数は2013年︵平成25年︶度︶までに実施することにより、一般財源で396億円の収支不足を解消し、歳入と歳出のバランスが取れた持続可能な財政構造を確立することを目標としている。また、今後の財政運営の目標として、﹁収入にあわせた予算を組みます﹂・﹁県債残高をこれ以上増やしません︵プライマリーバランスの黒字化︶﹂・﹁同規模県と比較してもっともスリムな体制を目指します﹂・﹁行革推進債などの緊急避難的な対策による財政運営と決別します﹂・﹁今後4年間で改革の総仕上げを行います﹂との5つの目標を掲げ、この目標に沿った財政運営に取り組むこととされている。2007年度︵平成19年度︶[編集]
●財政力指数 0.54 ●Iグループ︵財政力指数0.5以上、1.04未満︶17自治体中15位2006年度︵平成18年度︶[編集]
●標準財政規模 3,978億円 ●一般会計歳入 6,975億円 ●一般会計歳出 6,951億円 ●財政力指数 0.49 ●IIグループ︵財政力指数0.4以上、0.5未満︶9自治体中1位 ●経常収支比率 97.8%︵都道府県平均‥92.8% 財政硬直化が進んでいる︶ ●実質収支比率 0.3 ●人口一人当たり人件費・物件費等決算額13万379円 ︵都道府県平均‥12万4,759円︶ ●実質公債費比率 17.8%︵都道府県平均‥14.7% 18%を超えると起債に制限︶ ●人口100,000人当たり職員数 1,237.10人︵都道府県平均‥1,173.11人︶ ●2005年度︵平成17年度︶に対して2010年度︵平成22年度︶の総定員数を1,400人程度削減予定 ●ラスパイレス指数 96.2 ︵都道府県平均‥99.6︶ 地方債残高 ●普通会計分の地方債現在高1兆2,170億円 ●上記以外の特別会計分の地方債現在高 1,092億円 ●上記以外に第3セクターなど︵財団法人含む︶に対する債務保証にかかわる債務残高がある。2005年度︵平成17年度︶[編集]
●財政力指数 0.42 ●IIグループ︵財政力指数0.4以上、0.5未満︶8自治体中8位2004年度︵平成16年度︶[編集]
●財政力指数 0.40 ●IIグループ︵財政力指数0.4以上、0.5未満︶10自治体中10位経済・産業[編集]
都市化が進み工業の発展する県南部の大部分の市町村は井原市、笠岡市、里庄町を除き岡山市を中心とする岡山都市圏に属する。県北部は山地が広がり人口は比較的まばらである。県南西部の西備地方︵ただし矢掛町と浅口市は含まれず、岡山都市圏に属する︶は広島県福山市を中心とする福山都市圏である。第一次産業[編集]
農業 農業生産額の割合では、鶏︵鶏卵・ブロイラー︶が全生産額の23.7%で最も多く、米が22.8%、果実が17.5%、野菜が15.3%と成っている[29]。かつてはイグサやコンニャク、タバコの生産も盛んであったが、戦後の産業構造の転換により次第に生産量を減らしている。北部を中心とする中山間地域では若者の都市部への流出や高齢化による過疎化が進行しており、農業の担い手不足が課題となっている。 ●おもな品種 ブドウ ●マスカット・オブ・アレキサンドリア ●シャインマスカット ●ニューピオーネ ●瀬戸ジャイアンツ︵桃太郎ぶどう︶ ●オーロラブラック ●紫苑 モモ ●清水白桃 ●川中島白桃 ●白鳳 梨 ●愛宕梨︵あたご梨︶ ●鴨梨︵ヤーリー︶ 黒大豆 ●作州黒 林業 国有林は少なく民有林が9割を占める。温暖で乾燥した気候を好む高級木材のヒノキが多いが、湿潤気候を好むスギは少ない。民有林面積の7割弱がヒノキ林とされている[32]。ヒノキ丸太の生産量は高知県、愛媛県、熊本県などと並んで上位の常連で1位の年度も多い。 かつては同じような気候を好むアカマツが多く、現在も県の木にも指定されている。これは調理、製塩、たたら製鉄などでの薪の過剰利用により植生遷移が退行しマツ類が優勢になった結果であり、岡山に限らず古くから人が住んでいた西日本ではしばしば見られた光景と考えられている。このような環境は高温で燃えるアカマツ材で焼き上げる備前焼などの陶磁器文化にも影響した。致死的な伝染病であるマツ材線虫病︵松くい虫︶の蔓延に伴い、1970年代以降アカマツ林は減少し一部はヒノキ林へと転換された。 かつてはアカマツと共生するマツタケの大産地でもあり年間500t以上を生産していたが、1960年以降生産量が激減した[33]。2010年代以降は2大産地である長野県と岩手県には大きく差を付けられているが、全国生産量は3位に入る年が多い。 水産業 瀬戸内海に面する岡山県では児島湾などで、浅瀬を利用した沿岸漁業が行われており、かつてはサワラやタイの中型魚がおもに獲れていたが、明治から昭和にかけての干拓事業による漁場の縮小と都市化の影響による瀬戸内海の水質汚濁が発生し、以前ほどの豊かな漁場は失われてしまった。 しかしながら、現在でも倉敷市下津井港をはじめとしてメバルやイイダコ、カレイなどの好漁場となっており、瀬戸内市邑久町・牛窓町などでは複雑に入り組んだ海岸を利用した海苔やカキの養殖が盛んに行われている。カキの生産量は全国第2位である。瀬戸内海で獲れる海の幸を用いた郷土料理として、ばら寿司︵まつり寿司として駅弁販売︶や、たこめし、ままかり︵サッパの酢漬け︶などがある。 また、備前市日生町などでは蛎をお好み焼きに入れた﹁カキオコ﹂を新たな名物として岡山県内や他県にPRしており、水産資源を町おこしの契機につなげる新しい取り組みも見られる。 近年の新たな取り組みとして、岡山理科大学の研究で陸上でのハタなどの海水魚の養殖も行われている[34]。
第二次産業[編集]
第三次産業[編集]
近年の岡山県の第三次産業は、バイオテクノロジーを活用した医薬品や、IT情報通信などの産業などの特色を持つ。独自の精密加工生産を支える技術企業や、食品・健康・医療・環境・福祉やバイオ関連の企業・研究機関などが産学官連携で新たな雇用産業づくりに取り組み続けている。平成15年度には全国に先駆け、高速大容量の基幹光ファィバ網を県内全域を8の字型に結び、全国ギガビットネットワークとも接続された岡山情報ハイウェイが整備された。サービス業や小売業、金融業などは本社や事業所をおもに岡山市を中心とした県南部に構えている。 1960年代までは伝統的な個人経営の小売店舗が多数を占めていた。1970年代以降、都市化やモータリゼーションの進行、大量消費社会の浸透により、全国や中国・四国地方規模で展開するスーパーマーケットやコンビニ、電器店などのチェーン店舗が郊外の幹線道路沿いに多数開店した。生活するうえでの利便性が増した一方で、中心市街地の空洞化を招いた。バブル経済の崩壊後以降は、都市部の地価の下落が進行。近年は中心市街地への高層マンションの建設が相次いでいる。また、小売店舗の中心市街地への新規出店や再開発事業が活発に展開されている。人口の増加[25][26]も見られており、現在では再び地価が上昇している[35]。 岡山市では、江戸時代の城下町に由来する表町地区と、1972年︵昭和47年︶の山陽新幹線開業後に発展したJR岡山駅周辺地区が2大商業地区となっている。岡山県南都市圏は現在人口150万人を擁し、地方都市としては数少ない、成長が見込まれる都市圏のひとつである。岡山市の政令指定都市移行を契機として、今後も再開発などの活性化が期待されている。 県南西部の井原市・笠岡市は江戸時代に備後福山藩領であったなど歴史的にも広島県東部との商業的な一体感が大きく、相対的に県内他市町村︵岡山市など︶とのつながりが小さい。これらの地域は現在でも完全に福山都市圏に属し、多くの住民が日常的な買い物などを福山市に依存している。 一方で、その他の地域では人口の流出・減少を伴った過疎化によって商業施設の撤退・閉鎖、大型商業施設の郊外出店によるスポンジ化現象が見られ、地域活性化が大きな課題となっている。岡山県に本社を置く主要企業[編集]
上場企業[編集]
企業名 | 本社所在地 | 上場する市場 |
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アルファ | 岡山市中区 | スタンダード |
E・Jホールディングス | 岡山市北区 | プライム |
ウエスコホールディングス | 岡山市北区 | スタンダード |
大本組 | 岡山市北区 | スタンダード |
岡山県貨物運送 | 岡山市北区 | スタンダード |
岡山製紙 | 岡山市南区 | スタンダード |
オルバヘルスケアホールディングス | 岡山市北区 | スタンダード |
KG情報 | 岡山市北区 | スタンダード |
倉敷紡績 | 倉敷市 | プライム |
クラレ | 倉敷市 | プライム |
サンマルクホールディングス | 岡山市北区 | プライム |
大黒天物産 | 倉敷市 | プライム |
TAKISAWA | 岡山市北区 | スタンダード |
タツモ | 岡山市北区 | プライム |
中国銀行 | 岡山市北区 | プライム |
テイツー | 岡山市北区 | スタンダード |
天満屋ストア | 岡山市北区 | スタンダード |
トマト銀行 | 岡山市北区 | スタンダード |
萩原工業 | 倉敷市 | プライム |
はるやまホールディングス | 岡山市北区 | スタンダード |
ハローズ | 都窪郡早島町 | プライム |
ベネッセホールディングス | 岡山市北区 | プライム |
他県に登記上の本店を置いている企業を含む[36]。
非上場企業[編集]
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岡山県で創業し拠点事業所を置く主要企業[編集]
●クラレ - 倉敷市で創業。現在の本社は東京︵ただし登記上の本店は現在も倉敷市︶。現在も倉敷事業所、岡山事業所を置いている。 ●倉敷紡績︵クラボウ︶ - 倉敷市で創業。現在の本社は大阪︵ただし登記上の本店は現在も倉敷市︶。現在も岡山工場を置いている。工場跡地にホテル倉敷アイビースクエアや倉敷中央病院を設立し、2021年︵令和3年︶現在でも倉敷とつながりの深い企業である。 ●三井造船︵三井E&Sホールディングス︶ - 玉野市で創業。現在の本社は東京。現在でも創業の地である玉野市に玉野事業所を置いている。岡山県に拠点事業所を置く主要企業[編集]
●三菱自動車工業 ●JFEスチール ●東京製鐵 ●ENEOS︵旧新日本石油精製・ジャパンエナジー︶ ●旭化成 ●三菱ガス化学 ●三菱ケミカル ●住友化学 ●NTN ●村田製作所︵岡山村田製作所︶ ●ローム︵ローム・ワコー︶ ●パナソニックエレクトロニックデバイス︵パナソニック エレクトロニックデバイス津山︶ ●シャープ︵シャープタカヤ電子工業︶ ●サノヤスホールディングス︵サノヤス造船︶ ●品川リフラクトリーズ ●北興化学工業 ●荒川化学工業 ●大阪ソーダ ●日本ゼオン ●日本農産工業 ●西日本放送︵香川本拠の放送局。岡山本社中国総支社、倉敷支社を設置。︶ ●瀬戸内海放送︵香川本拠のテレビ局。岡山本社並びに広島・九州地区統括営業グループを設置。︶岡山県が発祥とされる商品・サービス[編集]
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生活・交通[編集]
警察[編集]
交通[編集]
鉄道[編集]
鉄道は1891年︵明治24年︶に山陽鉄道︵現在のJR山陽本線︶が三石駅から岡山駅まで開通したのを皮切りに、中国鉄道・西大寺鉄道・片上鉄道・下津井電鉄などが次々と開通した。一方で戦後にはモータリゼーションの進行や利用者の減少により多くの私鉄路線が廃止された。1972年︵昭和47年︶には国鉄山陽新幹線新大阪・岡山間が、3年後には岡山・博多間が開業し、1988年︵昭和63年︶には瀬戸大橋開通にともないJR瀬戸大橋線が開業。以来、JR岡山駅は本州と九州、および山陰と四国を結ぶ一大ターミナルとなっている。現在、以下の路線が存在しており、岡山市では全国的に数少なくなった路面電車も運行されている。 岡山駅には新幹線の花形のぞみの全列車が停車する。- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 山陽新幹線 - 岡山駅(岡山市北区)・新倉敷駅(倉敷市)
- 山陽本線 - 三石駅(備前市) - 笠岡駅(笠岡市)
- 伯備線 - 倉敷駅(※岡山駅まで直通) - 新郷駅(新見市)
- 吉備線 愛称→(桃太郎線)- 岡山駅 - 総社駅(総社市)
- 赤穂線 - 寒河駅(備前市) - 東岡山駅(岡山市中区)(※岡山駅まで直通)
- 津山線 - 岡山駅 - 津山駅(津山市)
- 宇野線愛称→(宇野みなと線) - 岡山駅 - 宇野駅(玉野市)
- 本四備讃線(瀬戸大橋線) - 茶屋町駅(倉敷市)(※岡山駅まで直通) - 児島駅(倉敷市)
- 芸備線 - 備中神代駅(新見市)(※新見駅まで直通) - 野馳駅(新見市)
- 姫新線 - 美作土居駅(美作市) - 新見駅
- 因美線 - 美作河井駅(津山市) - 津山駅
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■ 本四備讃線(瀬戸大橋線)- 児島駅 - 下津井瀬戸大橋
道路[編集]
山陰地方と四国の中間に位置し、古くから主要街道の山陽道が通っていた岡山県は道路網が充実しており、特に2007年(平成19年)度の高速道路延長(面積1,000km²当たり延長)は41キロと全国第5位になっている。
- 高速道路(高速自動車国道・高規格幹線道路)
- 山陽自動車道(備前IC - 笠岡IC、倉敷JCT - 早島IC)
- 中国自動車道(作東IC - 新見IC)
- 鳥取自動車道(大原IC - 坂根交差点)
- 岡山自動車道(岡山JCT - 北房JCT)
- 米子自動車道(落合JCT - 蒜山IC)
- 瀬戸中央自動車道(早島IC - 児島IC)
- 国道2号 大阪府大阪市 - 福岡県北九州市
- 国道30号 岡山市北区・南区 - 香川県高松市
- 国道53号 岡山市北区 - 鳥取県鳥取市
- 国道179号 兵庫県姫路市 - 鳥取県東伯郡湯梨浜町
- 国道180号 岡山市北区 - 島根県松江市
- 国道181号 岡山県津山市 - 鳥取県米子市
- 国道182号 岡山県新見市 - 広島県福山市
- 国道250号 兵庫県神戸市 - 岡山県岡山市北区
- 国道313号 広島県福山市 - 鳥取県東伯郡北栄町
- 国道373号 兵庫県赤穂市 - 鳥取県鳥取市
- 国道374号 岡山県備前市 - 岡山県津山市
- 国道429号 岡山県倉敷市 - 京都府福知山市
- 国道430号 岡山県倉敷市 - 岡山県玉野市
- 国道482号 京都府宮津市 - 鳥取県米子市
- 国道484号 岡山県備前市 - 岡山県高梁市
- 国道486号 岡山県総社市 - 広島県東広島市
バス[編集]
航空[編集]
県内の主要空港は岡山空港である。岡山市北区日応寺に所在し、県が管理する第三種空港、準国際空港である。国内線では東京・札幌・那覇の3都市へ、国際線ではソウル、上海がデイリー運行、北京・大連へ定期便が就航する。もとより東京行きの便が距離的・料金的に航空機と新幹線との間で競争が激しい地区であり、また、空港内の駐車場が無料︵一部は有料︶であることから、同じ中国地方で第二種空港の広島空港には大きく水をあけられているものの、近年利用者が増大しており、他の地方第三種空港が経営に苦しんでいる中で高い収益を上げている。広島空港は広島県の中央に立地しているため、県西部の井笠地方は広島空港と岡山空港のほぼ中間にある。1988年︵昭和63年︶の岡山空港開港まで主要空港であった岡南飛行場︵岡山市南区︶は、現在セスナ機などの小型機の飛行場として運営されている。笠岡ふれあい空港は全国初の農道空港として開港したが、利用が振るわず旅客便が就航したことはなく、現在では定期便の運航はない。 ●岡山空港 (﹁愛称→岡山桃太郎空港﹂)- 岡山市北区 ●岡南飛行場︵旧岡山空港︶ - 岡山市南区 ●笠岡ふれあい空港港湾・船舶[編集]
昭和期までは長距離航路を含む多くの旅客船が寄港していたが、新幹線、高速道路など陸上交通の整備により長距離航路は全廃され、瀬戸内海の島嶼を結ぶ短距離航路のみ存続する。宇野港は高松港へ向かう宇高連絡船が発着し、四国地方への玄関口として機能していたが、2019年︵平成31年/令和元年︶に宇高連絡船は廃止された。医療・福祉[編集]
マスメディア[編集]
テレビ局[編集]
岡山県では県域放送のNHKおよび電波相互乗り入れによる5つの民放テレビ局が視聴可能となっている。民放5局のうち3局は岡山県に、2局は香川県に本社を置いており、1970年代から相互乗り入れを実施している。
岡山県では2006年(平成18年)12月1日より地上デジタル放送が本格的に開始された。岡山・玉野市境の金甲山送信所を親局とし、県内に78か所の中継局が整備されている。リモコン番号はリモコンキーIDの記事の岡山県部分を参照。テレビ東京系のテレビせとうちが全国の地方都市では唯一存在しているため、独立UHF局がないことを除けば関東広域圏と同じとなっている。ただし、ケーブルテレビの契約によって、在神の独立UHF局サンテレビが視聴できる。NHKと民放在京キー局5局に属する準キー局もしくはローカル局があるのは北海道、首都圏、中京圏、関西圏、福岡県と岡山、香川の13都道府県に限られており、かなりレアである。
テレビ中継局は県内に78か所所在するが、全ての個所で全局を送信しているのではなく局によって異なっている。岡山県内ではNHK総合・Eテレ>RSK>OHK>RNC>KSB>TSCで、最も少ないTSCは25か所の設置となっている。
チャンネル番号 | 放送局名 | 放送系列 | 略称 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | NHK岡山放送局 | NHK | NHK | |
6 | RSK山陽放送 | JNN | RSK | RSKホールディングス傘下 |
7 | テレビせとうち | TXN | TSC |
山陽新聞傘下 中継局が少ない関係で、山間部などでは受信できない地域がある(地上デジタル放送で視聴できない世帯は約14,000世帯) |
8 | 岡山放送 | FNN | OHK | |
次の2社は香川県高松市に本社を置くが、放送対象地域を相互補完する目的から、送信所(親局)を金甲山送信所(岡山市南区・玉野市両市境)に設置している。なおかつ事業所の拠点性が高いことから、2社ともに岡山市にも本社(事実上の支社)を置いている。 | ||||
4 | 西日本放送 | NNN | RNC | 四国新聞傘下 |
5 | 瀬戸内海放送 | ANN | KSB |
- "テレビ局舎外観"
ラジオ局[編集]
- 県域放送
県域FM局の親局及びRSKのFM補完放送局送信所も、デジタルテレビ各局と同じく金甲山に置かれている。
- コミュニティFM
- 岡山シティエフエム(岡山市・赤磐市、ミュージックバード配信)
- エフエムくらしき(倉敷市・総社市、J-WAVE、ミュージックバード配信)
- 笠岡放送(エフエムゆめウェーブ、笠岡市・里庄町・浅口市、ミュージックバード配信)
- つやまコミュニティFM(津山市)
※ インターネットにおけるサイマルラジオ放送は、コミュニティ放送のつやまコミュニティFMを皮切りに各放送局で実施している。県域民放局が実施しているradikoにはRSK山陽放送と岡山エフエム放送(FM岡山)共に参加している。
ケーブルテレビ局[編集]
新聞[編集]
生活インフラ[編集]
電気[編集]
一般送配電事業者 ●中国電力ネットワーク︵岡山県の全域、旧岡山県域の兵庫県赤穂市福浦など︶都市ガス[編集]
●岡山ガス︵岡山市、倉敷市北東部、赤磐市、玉野市、総社市、都窪郡早島町の一部など︶ ●水島ガス︵倉敷市水島地区、玉島地区、西阿知地区︶ ●津山ガス︵津山市中心部など︶ ●福山ガス︵本社‥広島県福山市。笠岡市西部など︶教育[編集]
文化・スポーツ[編集]
概略[編集]
方言[編集]
主に東京式アクセントの岡山弁が用いられる。県内の方言は旧国ごとに﹁備前弁﹂・﹁備中弁﹂・﹁美作弁︵作州弁・津山弁︶﹂の3種に分類されることあるが互いに対立して分布しているという事象は、必ずしも多いとは言えない。笠岡市・井原市などは旧備中国であるが備後福山藩領であったなど歴史的な背景から広島県側と共通の方言︵福山弁・備後弁︶が用いられる。[47]このため県内では井笠地域のみに広島県からの連続分布により独自の事象分布が認められ、倉敷市などの備中弁とは語彙など多くの差異がある。笠岡市の真鍋島などでは特有のアクセントが用いられる。[48]食文化[編集]
- 郷土料理
伝統工芸[編集]
経済産業大臣指定伝統的工芸品 ●備前焼︵陶磁器、1982年︵昭和57年︶︶ ●勝山竹細工︵竹工品、1979年︵昭和54年︶︶ 伝統工芸品スポーツ[編集]
- 岡山県内に本拠を置く主なスポーツチーム
- ファジアーノ岡山FC(Jリーグ)
- 岡山湯郷Belle(日本女子サッカーリーグ)
- FC吉備国際大学Charme(日本女子サッカーリーグ)
- 岡山シーガルズ(バレーボール・Vプレミアリーグ)
- セリオスタンディングベアーズ(アメリカンフットボール・Xリーグ)
- 天満屋女子陸上競技部
- シティライト岡山硬式野球部(社会人野球)
- 三菱自動車倉敷オーシャンズ(社会人野球)
- 岡山リベッツ(卓球・Tリーグ)
- トライフープ岡山(B3リーグ)
- 福山シティFC(本社は広島県福山市。井原市・笠岡市をホームタウンとする)
観光[編集]
有形文化財建造物[編集]
- 国宝
- 重要伝統的建造物群保存地区
史跡・旧跡[編集]
- 後楽園(岡山市北区)
- 岡山城(岡山市北区)
- 備中高松城跡(岡山市北区)
- 最上稲荷(岡山市北区)
- 曹源寺(岡山市中区)
- 西大寺観音院(岡山市東区)
- 倉敷美観地区(倉敷川畔)(倉敷市)
- 藤戸寺(倉敷市)
- 鴻八幡宮(倉敷市)- 岡山三大だんじり祭りとして有名。
- 吉備路
- 津山城跡(鶴山公園)(津山市)
- 衆楽園(津山市)
- 鬼ノ城(総社市)
- 宝福寺(総社市)
- 神明神社(総社市)
- 備中松山城(高梁市)
- 岩山神社(新見市)
- 本蓮寺(瀬戸内市)
- 熊山遺跡(赤磐市)
- 両宮山古墳(赤磐市)
- 矢掛本陣(矢掛町)
- 誕生寺(久米南町)
- 和気神社(和気町)
- 亀石神社(岡山市東区) - 神武天皇東征時に、水先案内を行った珍彦が乗る大亀を祀る。
その他の名所[編集]
- 足守町並み保存地区(岡山市北区)
- 犬島(岡山市東区)
- 野崎家旧宅(倉敷市)
- 鷲羽山(倉敷市)
- 下津井町並み保存地区(倉敷市)
- 玉島町並み保存地区(倉敷市)
- 城東町並み保存地区(津山市)
- 瀬戸内温泉 たまの湯(玉野市)
- みやま公園(玉野市)
- 渋川海水浴場(玉野市)
- 豪渓(総社市)
- 井倉洞(新見市)
- 閑谷学校(備前市)
- 牛窓(瀬戸内市)
- 竹久夢二生家(瀬戸内市)
- 吹屋ふるさと村(高梁市)
- 勝山町並み保存地区(真庭市)
- 蒜山高原(真庭市)
- 旧遷喬尋常小学校校舎(真庭市)
- 美作三湯
- 大原宿(古町町並み保存地区)(美作市)
- 奥津渓(鏡野町)
- 宇甘渓(吉備中央町)
公園・テーマパークなど[編集]
- 池田動物園(岡山市北区)
- RSKバラ園(岡山市北区)
- 岡山市半田山植物園(岡山市北区)
- たけべの森公園(岡山市北区)
- やはたの里(岡山市北区)
- 石原果樹園(岡山市東区)
- おかやまファーマーズマーケットサウスビレッジ(岡山市南区)
- 鷲羽山ハイランド(倉敷市)
- 酒津公園(倉敷市)
- おもちゃ王国(玉野市)
- 渋川動物公園(玉野市)
- おかやまフォレストパークドイツの森(赤磐市)
- ヒルゼン高原センター(真庭市)
- おかやまファーマーズマーケットノースビレッジ(勝央町)
- まきばの館(美咲町)
- 牛窓オリーブ園(瀬戸内市)
- 藤公園(和気町)
- 蒜山ジョイフルパーク(真庭市)
祭事・イベント[編集]
- 国の重要無形民俗文化財
- 県指定重要無形民俗文化財
- 吉備津彦神社御田植祭(岡山市北区)
- 西大寺会陽(岡山市東区)
- 鴻八幡宮祭りばやし(倉敷市)
- 松山踊り(高梁市)
- 唐子踊(瀬戸内市)
- 横仙歌舞伎(奈義町)
- 誕生寺二十五菩薩練供養(久米南町)
- 二上山護法祭(美咲町)
- 加茂大祭(吉備中央町)
- 祭事・イベント
- 岡山さくらカーニバル(岡山市北区・中区)
- おかやま桃太郎まつり・うらじゃ(岡山市北区)
- 岡山国際音楽祭(岡山市)
- 倉敷天領夏祭り(倉敷市)
- 津山さくらまつり(津山市)
- 津山納涼ごんごまつり(津山市)
- 津山まつり(津山市)
- 御神輿武器行列(土下座まつり)(新見市)
- 新見ふるさとまつり(新見市)
- 久世祭り(真庭市)
- 勝山喧嘩だんじり(真庭市)
- 鴻八幡宮例大祭(倉敷市)
- 牛窓秋祭り(瀬戸内市)
- 岩山神社大祭(新見市)
- 清麻呂の里藤まつり(和気町)
文化施設[編集]
- 博物館・美術館
- 岡山県立博物館
- 岡山県立美術館
- 岡山市立オリエント美術館
- 林原美術館
- 岡山市デジタルミュージアム(以上岡山市北区)
- 夢二郷土美術館(岡山市中区)
- 大原美術館
- 倉敷民藝館
- 倉敷考古館
- 倉敷市立美術館(以上倉敷市)
- 津山郷土博物館(津山市)
- 玉野市立玉野海洋博物館(玉野市)
- 笠岡市立カブトガニ博物館
- 笠岡市立竹喬美術館
- ワコーミュージアム(以上笠岡市)
- 美星天文台
- 井原市立平櫛田中美術館(以上井原市)
- 高梁市成羽美術館
- 吉備川上ふれあい漫画美術館(以上高梁市)
- 岡山県備前陶芸美術館
- BIZEN中南米美術館(以上備前市)
- 備前長船刀剣博物館(瀬戸内市)
- 岡山天文博物館(浅口市)
- 奈義町現代美術館(奈義町)
- 津山まなびの鉄道館(津山市)
- コンベンション・コンサート
- 岡山シンフォニーホール
- 岡山市民会館
- 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
- 三木記念ホール(以上岡山市北区)
- 岡山市立市民文化ホール(岡山市中区)
- 西大寺市民会館(岡山市東区)
- コンベックス岡山(岡山市南区・早島町)
- 倉敷市民会館
- 倉敷市芸文館(以上倉敷市)
- ベルフォーレ津山(津山市)
- 高梁総合文化会館(高梁市)
- エスパスホール(真庭市)
- スポーツ施設
- 岡山県総合グラウンド(岡山市北区)
- 岡山県野球場
- 岡山武道館
- 岡山県総合グラウンド陸上競技場(シティライトスタジアム)
- 岡山県総合グラウンド体育館(桃太郎アリーナ)
- 岡山ドーム(岡山市北区)
- 岡山市総合文化体育館(岡山市南区)
- 岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷マスカットスタジアム)
- 倉敷市営球場
- ヘルスピア倉敷
- 児島競艇場(以上倉敷市)
- 津山スポーツセンター(津山市)
- 岡山県津山総合体育館(津山市)
- 玉野競輪場(玉野市)
- きびじアリーナ(総社市)
対外関係[編集]
- インドマハーラーシュトラ州ピンプリ・チンチワッド市
岡山県を舞台とした作品[編集]
人物[編集]
岡山県名誉県民[編集]
贈呈番号 | 受賞者氏名 | 職業 | 選定年月日 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 高畑浅次郎 | 教育者 | 1981年(昭和56年)9月29日 | 岡山県教育長・高畑勲の父 | [52] |
2 | 土光敏夫 | 実業家 | 1981年(昭和56年)9月29日 | 第二次臨時行政調査会長 | [52] |
3 | 藤原啓 | 陶芸家 | 1981年(昭和56年)9月29日 | 人間国宝 | [52] |
4 | 岡崎嘉平太 | 実業家 | 1985年(昭和60年) | 全日本空輸社長 | [53] |
5 | 川﨑祐宣 | 医師 | 1985年(昭和60年) | 川崎医科大学創設者 | [54] |
6 | 谷口澄夫 | 歴史学者 | 2001年(平成13年)1月15日 | 岡山大学学長 | [55] |
7 | 江草安彦 | 医師 | 2015年(平成27年)11月10日追贈・ | 旭川荘理事長 | [56] |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
- 岡山県の観光地
- 岡山弁
- 太平洋ベルト
- 山陽地方
- 瀬戸内海
- 瀬戸大橋
- 日本の地方公共団体一覧
- 日本の地理
- 日本の地域
- 水島臨海工業地帯
- 水島コンビナート
- 岡山県出身の人物一覧
- 岡山県庁舎
- 岡山県庁
- 岡山県議会
- 岡山県警察
外部リンク[編集]
- 行政
- 観光
- 岡山県観光総合サイト おかやま旅ネット - 公益社団法人 岡山県観光連盟
- 地図
- 岡山県に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 岡山県 | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ(左側基準年月日のチェック操作で行政区域の変遷を見ることができる)
- 地図 - Google マップ
先代 岡山藩 |
行政区の変遷 1871年 - |
次代 ----- |