今日は、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
これはオー・ヘンリーの代表的な短編です。デラとジム青年という2人の男女が、貧しいながらもクリスマスに良い贈り物をしようと、特別な思いを抱きあい、不思議な事態に至る、ほんの1日だけを描きだした、聖夜の物語でした。
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(総ページ数/約12頁 ロード時間/約3秒)
追記 近日中に本作を読み終える予定の方は、先に本文を読むことをお勧めします。ジムにすてきな贈り物をしたいのにほとんどまったくお金を持っていないデラは、自身の美しい髪の毛を売ってしまって、なんだか無作法に切られてしまった髪型のせいで哀れな姿になってしまいます。そのうえジムは、彼女の髪にあう、すてきな櫛を買っていたのでした。行き違いと貧しさからくる苦労はあるのですが、二人はかけがえのない心温まる時間を過ごすのでした。愚かな失敗はあっても、なんだか、よく分からないけど人間的な思いを贈りあう、そんな二人の、若い夫婦の物語なのでした。思いやりか愛情さえあれば、失敗は克服できるのだ、ということを感じさせるクリスマスイブの物語でした。本文の終わりのところで、この物語の顛末として「二人は愚かなことに、家の最もすばらしい宝物を互いのために台無しにしてしまったのです」と記載しているのですが、そのすぐあとにこの二人こそが賢者なのだと書くのでした。「世界中のどこであっても、このような人たちが最高の賢者なのです。」そうしてその賢さの正体については、とくに明言していないところがなんだか、すてきな文学作品なのではと思う短編でした。


