今日は、海野十三の「十八時の音楽浴」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
これは1937年に発表された近未来的なSF小説で、独裁国家の「音楽浴」で国民全てを洗脳し、あらゆる人々が独裁者に盲従し、半永久的に生きていて、死なないがためにもはや子供を生むことさえなくなります。しかし幾人かはこれに抵抗をし、国家の禁じている愛欲を求め、独裁者の奥様は不倫に命がけで、ポールは自身で自身を手術して性転換を目指し、ある者は自由のための革命を目指すのでした……。
装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約5秒)
追記 爆死した博士コハクの生みだした、人造美少女アネットや、怪奇生物の様相がなんだか大迫力でした。物語の中盤から独裁体制が激化して、一日に数十分の洗脳「音楽浴」でさえ人間に限界をもたらすところ、常に四六時中ずっと音楽浴の震動を浴びせかけることになるのでした。物語の顛末としては、ミルキ夫人とコハク博士と人造美少女はじつは、女大臣アサリ女史の隠謀によって滅んでいったのでした。さいごは誰もが洗脳によって発狂してしまって、侵略される独裁国家ミルキ国の滅亡のようすが描きだされていました。爆死したはずの博士コハクと人造美少女数百人が、封印された「第十室」から現れて、死者たちのユートピアを生み出してゆくところで終幕となりました。







