晶子詩篇全集拾遺(55)

 

 今日は、与謝野晶子の「晶子詩篇全集拾遺」その(55)を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 与謝野晶子の文学生活が、随筆のように綴られた、今回はそういう詩でした。与謝野晶子は短歌が本業ですが、随筆もおおく書いています。いつか随筆も読んでいってみたいと思います。
  

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電車と風呂 寺田寅彦

 今日は、寺田寅彦の「電車と風呂」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 東京の町ってじつは、100年前には、春の田んぼのように泥だらけの道しか無く電車は常に満員で不快度が高かった、そうなんです。これって現代の田舎でも見られない、いまどこにも無いような世界だと思います。寺田寅彦の随筆と研究はずいぶん現代的なモノだと思うんですけど、当時はほんとに、いろいろなところが不備で、無理のある社会だったんだろうなあ、と思いました。
 その泥だらけの東京の中で、風呂屋だけは癒しと和みに包まれている。いまちょっとコロナが減少してきて、温泉くらいなら行けるようになった状況で、この随筆はなんだかおもしろく読めました。
 

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サンタクロースがさらわれちゃった! フランク・ボーム

 今日は、フランク・ボームの「サンタクロースがさらわれちゃった!」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 フランク・ボームは「オズの魔法使い」を書いた、とても有名な児童文学作家なんです。ぼくは今回、この話をはじめて読みました。
 まず妖精が現れるところから物語が始まります。それからサンタを憎む悪魔たちがいろんな話しをしはじめるのです。
 そういえばゲーテの文学には、妖精や悪魔たちが中心的に現れてきて、この描写がすごいと思うんです。
 トルストイの童話でもそう思ったのですが、悪魔の個性がおもしろい。悪魔といってもいろんなヤツがいる、意外とちゃんとしたことを考えているヤツもいる。妖精たちの奮闘がすてきな、小学生のための小説でした。3年生くらいだとむつかしすぎて読めないのかもしれないです。大人が読んでもじゅうぶん楽しめます。悪魔にだって居場所が必要だ、ということを述べるサンタクロースが面白かったです。
 

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(※この翻訳は「クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンス」によって公開されています。詳しくは本文巻末の底本をご覧ください。)

論語物語(25) 下村湖人

 今日は、下村湖人の「論語物語」その25を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 論語物語は、残り数回で完結します。孔子はずいぶん年をとって、かつてのように世界中を旅して、さまざまな政治的問題に直接ぶつかってゆくことはなくなり、弟子たちに孔子の思想を教えてゆく最後の仕事を行っています。孔子の有名な言葉に、こういうのがあります。
「吾れ十有五にして学に志ざす。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして……」
 下村湖人の日本語訳はこうなっています。
「私は十五歳で学問に志した。三十歳で自分の精神的立脚点を定めた。四十歳で方向に迷わなくなつた。五十歳で天から授かった使命を悟った。六十歳で自然に真理をうけ容れることが出来るようになつた。そして七十歳になってはじめて、自分の意のままに行動しても決して道徳的法則にそむかなくなった」
 今回はもうすでに、七十歳を超えた孔子の思想が語られます。もうほとんど話さない。こんかい、まさに「七十歳になってはじめて、自分の意のままに行動しても決して道徳的法則にそむかなくなった」という孔子の姿が書きあらわされています。
 若い弟子たちはどうも孔子の考えを理解してはおらず、的外れすぎる悪口ということが今回、論じられてゆくことになるんです。それに孔子はたった一言を告げるのです。なるほどと、納得のゆくところがありました。孔子は話術で相手を動かすと言うよりも、相手の思いを汲み取って、そこに働きかける。孔子がこのときいちばん信頼している弟子の、子輿(本名を曾参そうしん)の話しは面白く、なんだか日常の礼儀作法のはなしは、禅の思想のような印象がありました。
 

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『論語』はこちら(※論語の原文に近い日本語訳です)

顔の美について 伊丹万作

 今日は、伊丹万作の「顔の美について」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 岸田劉生の晩年の顔がすごいんだ、という話しからはじまり、人間の美を論じてゆくのですけれども、岸田劉生の絵画と見合わせながら読んでゆくと、なるほどと納得のゆく話でした。左右対称で均整のとれた顔が美しいというような話しでは無く、「どんなに醜くても醜いなりの調和」をもつ、生まれながらの顔つきについて論じています。
 シミやシワというのが美を損なわせるのでは無くて、人工的な加工によって醜さが出現してしまう……。デザイン論として読むとかなりギョッとする内容で、もっと伊丹万作の美学論を読んでみたい、と思いました。さがしたらいろんな随筆が見つかると思うんです。
 

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姦 久生十蘭

 今日は、久生十蘭ひさお じゅうらんの「かしまし」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは1950年あたりの日本の出来事を記した短編小説で、亡くなった、ということにして町を去ったはずの女が、なぜだかどうも生きて帰ってきている。女たちが電話で長話をしているのですけれども、ずいぶん面白いことを言っている。この物語の数年前の当時は、戸籍もあいまいだったし、生死の記録もあいまいだったようです。かしましい女たちの、虚実いりまじった話しがすごい迫力で、後半の起承転転転結という感じの展開がみごとでした。
 

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