わが生活より 牧野信一

 今日は、牧野信一の「わが生活より」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 気合を入れ「力んで」「無理矢理に書き」あげた小説は「見るまでもなく」しょぼくれた出来映えでこれを作家として発表するわけにもゆかず、没原稿として捨てることにした……という、なんのてらいもなく書かれた随筆のほうは今も残っていて読まれているのは、なんだか不思議なことに思いました。短編小説を書きあげるために、旅館住まいをしていて、もう金も尽きかけていて故郷から仕送りをもらっているというのは、豊かなのか貧しいのかよく分からない暮らしぶりで、近代独特の時間の過ごし方に魅了される短編でした。
  

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