悶悶日記 太宰治

 今日は、太宰治の「悶悶日記」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
quomark03 - 悶悶日記 太宰治
 月 日。
 月 日。
 月 日。quomark end - 悶悶日記 太宰治
  
 という、空白の日付を15回も使って、太宰治が個人的な日記……のような掌編を記しています。これはいつのことを書いているのか、ちょっと調べてみたんですが、短篇集「晩年」の校正のことを書いているので、1936年の春ごろのことを記した私小説なんです。小説なので虚実入り混じる記載になっているはずなんですが「八年前、除籍された」というのはおおよそ事実で、太宰治は六年前の大学生のころに当時は違法だった共産党の社会運動に参加して、実家から除籍されたそうです。それから太宰は、家族や知人からお金を借りて、文学の創作をしています。最後の日記の一文に、存在しない架空の小説の題名を書いていて、良い作品だとひとりごちています。なんだか20世紀後半の現代美術作品を鑑賞しているような、不思議な印象の小説でした。
 

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