MENSURA ZOILI 芥川龍之介

 今日は、芥川龍之介の「MENSURA ZOILI」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これなんだかおもしろい小説でした。中二病っぽいというか、そういう現代作品の起源となったものは、ゲーテや芥川龍之介といった幻想的な文学作品だと思うんです。
 事実と虚構を上手く混交させた小説が好きなんですけど、この短編では不思議な言葉が記されています。ゾイリア共和国とか、文学作品の歴史的価値を判定する機械だとか、『煙管』という近代小説とか。すべて存在しないものなんですけれども……。ぼくは、なにか知らない言葉があったらとにかくグーグルで検索することにしているんですけど、じつはグーグルも架空の言葉をあたかも存在しているかのように間違えて並べてしまうんですよ。たとえばwindows12・・という言葉を検索すると、そんなものは存在しないのに、あたかも存在するかのようにサイトがずらっと並んでしまって、うっかりしていると「12」が存在するのかしないのか、判別できなかったりするんです。蛇足なんですけど、この場合はwikipediaで『windows12』と検索すると正誤が判明します……。

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