窓 リルケ

 今日は、リルケの「窓」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは堀辰雄が愛読した詩で、堀辰雄が同時代の作家に比べて群を抜いて洗練された文体である理由は、リルケの詩を和訳していたからなのかと、思いました。リルケは親の意向で陸軍の学校に入れられるのですが、十代の終わりにそこを去ってから、ドイツ語で詩を書きはじめたそうです。堀辰雄の文学の秘密はリルケにあったのか……と思いました。みごとな詩の数々でした。
quomark03 - 窓 リルケ
かの女は窓にもたれたまま、
何もかも任せ切つたやうな気もちで、
うつとりと、心を張りつめて、
夢中で何時間も過すのだ。quomark end - 窓 リルケ

0000 - 窓 リルケ

装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約3秒)