料理メモ 北大路魯山人

 今日は、北大路魯山人の「料理メモ」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 リモート会議というのが世間ではよく行われているらしいのですが、ぼくは一人で飯を食うときに、料理動画をたれ流してリモートで料理人の様子を見ていると食が進む、ということに気がついて、最近よくこういう動画を見ています。魯山人の随筆はどれを読んでも食欲がわくんですが、この本の鮎の記述がすごかったです。論語のなかで出てくる言語論とか、あるいはジンロウゲームとか、坂口安吾の推理小説を読んでいて思ったんですけど、事実というのは細部にあらわれるもんだなと、思いました。虚について語っているときは、大ざっぱになりがちなんですけど、魯山人の随筆は、自分の生の実感を語っているわけで、細かいところまで漏らさずに記していて、こういうのが事実を言っているときの語りなんだと思いました。
 

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