旅の絵 堀辰雄

 今日は、堀辰雄の「旅の絵」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 堀辰雄の文学が近代でもっとも洗練されていて優れた文体になっていると、思うんです。今回の小説は、主人公の「私」が日本に滞在する白人たちのことを書き、とくに目的もなく旅の楽しさを記す、穏やかな旅日記のような作品でした。作中で幾度もハイネの詩集のことを記しているのが印象に残りました。ハイネの詩を読み間違えていた箇所があって、あらためて辞書を引きながら精読をしてみると、予想外の内容で驚愕をした、ということが記されていたのでした。
 

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絵画にも、はじめの印象とまったく異なる秘められた物語が記された宗教画があったりするように思います。