学校友だち 芥川龍之介

 今日は、芥川龍之介の「学校友だち」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。 
 芥川龍之介にしては奇妙な作品で、これは物語小説と言うよりも、幼いころの現実の人間関係を書いてみた、という作品でした。露呈的な作風で、物語らしいところはほとんど無い、芥川のメモ帳をのぞき見たような、妙な短編でした。
 大人になってからすごい仕事をする人は、幼いころからその活動の萌芽があるもんだ、と思いました。中学生でツルゲーネフの『猟人日記』の英語版を読んでいた友人のことを書いています……。旧友の書棚の様子をやたらと暗記している芥川龍之介なのでした。昔から、本をいつも贈りあっていたことが記されています。おそらく後半に記される大島敏夫と平塚逸郎のことを書きたくて、このような羅列形式で、交際録を記したのでは、と思いました。なんだかすてきな小品でした。
  

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