旅の旅の旅 正岡子規

 今日は、正岡子規の「旅の旅の旅」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは正岡子規の紀行文で、旅に詠んだ四十一首の俳句が記されています。
「旅の旅その又旅の秋の風」の句から始まり「木のうろに隠れうせけりけらつゝき」で終わる、羇旅の句があまたに記されます。侘しいところや当て所ないところを描く句がいくつかありました。
 正岡子規の親友といえば漱石で、漱石は作家になる前後にこの本を、暗記するくらい読んだはずなんです。そう思って読むと、『三四郎』『草枕』の、印象深い漱石の文章は、この子規の「旅の旅の旅」を想起しつつ書いたところがあるように思えました。
 

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