細雪(83)谷崎潤一郎

 今日は、谷崎潤一郎の「細雪」その83を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 どうも四女の妙子は赤痢にかかったらしく、下痢が止まらなくなったのでした。赤痢かチフスであれば隔離して療養するほか無いのですが、どうも良い医院が無いので、奥畑と暮らしていた自宅で療養することになりそうなのです。原因としては、鯖寿司にあたったらしいということが語られます。ところがこれが、ただの食あたりでは無く、もっとも悪性の赤痢だったので、妙子は危険なほど衰弱をして痩せ細ってしまいます。この描写が生々しいものでした。おそらく最終回までには回復するはずなのですが……次回に続きます。
 

0000 - 細雪(83)谷崎潤一郎

装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約20頁 ロード時間/約3秒)
当サイトでは『細雪 中巻一』を通し番号で『細雪 三十』と記載しています。下巻の最終章は通し番号で『細雪 百一』と表記しています。
「細雪」の上中下巻、全巻を読む。(原稿用紙換算1683枚)
谷崎潤一郎『卍』を全文読む。 『陰翳礼賛』を読む。
  
■登場人物
蒔岡4姉妹 鶴子(長女)・幸子(娘は悦ちゃん)・雪子(きやんちゃん)・妙子(こいさん)
 
追記  親の店で窃盗をして勘当された奥畑啓坊が、今回は病人の妙子を心配し、妙子に対しては不義を行っていないという、ほんの少しだけ明るい事態もありました。けっきょく妙子は、どうも奥畑啓坊と共に生きるのかもしれない、と思いました。