今日は、谷崎潤一郎の「細雪」その78を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
今回は、今日お見合いさせることを思いついて今日お見合いの席を設けて今日お見合いをさせてしまうという、とても妙な事態の顛末が描かれる章なんですが、雪子の仲人たちの行動がどうにも強引な感じなのでした。「心持の極まらない男を無理やりに連れて来て」「二人の女ギャングに小突かれて揉みくちゃにされる」と書かれてありました。戦前と戦中と戦後の世相が入り混じった描写に思いました。時世がねじれながら『細雪』という大長編に封入されているところも、本作の魅力の1つなのでは、というように思いました。
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当サイトでは『細雪 中巻一』を通し番号で『細雪 三十』と記載しています。下巻の最終章は通し番号で『細雪 百一』と表記しています。
「細雪」の上中下巻、全巻を読む。(原稿用紙換算1683枚)
谷崎潤一郎『卍』を全文読む。 『陰翳礼賛』を読む。
■登場人物
蒔岡4姉妹 鶴子(長女)・幸子(娘は悦ちゃん)・雪子(きやんちゃん)・妙子(こいさん)


