虚子君へ 夏目漱石

 今日は、夏目漱石の「虚子君へ」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは俳人の高浜虚子にたいして、近代の芝居の問題点について論じている随筆です。
 漱石は、芝居の筋が「のっぺらぼう」だったり「残酷」であると感じてしまうこともあり、どうも楽しめない、と記します。「色彩などははなはだ不調和」で「厭にな」ることが多い。
 いっぽうで美しくて楽しめるところはある。服飾の色彩を楽しめたり「体操術」や、役作りや演技が良いと思うところもある……。
 

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追記  夏目漱石は長い間ずっと先生をしていたので、小説でも随筆でも手紙でも、なにか先生の要素というのが色濃いように思います。近代でも現代でも漱石が読まれる主因のひとつに、この「先生の言っていることを聞いてみたい」という要素があるのでは、と思いました。学校や大学を卒業すると、もう先生というのは見当たらないところで、漱石がそこに居るのでよく読まれた、という構造があるのでは、と思いました。