今日は、北大路魯山人の「書道と茶道」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
陶芸と料理を極めた魯山人が、茶人のことを論じています。抹茶を入れる技術のことを「点茶」と言うのですが、茶道はもっと広く礼法や茶室など全体をかまえるところまでやっている、という話しから、宗和の号で知られる金森重近や、尾形光琳の落款について論じていました。
尾形光琳の「燕子花図」の絵画の右下部分に「法橋光琳」という四文字の落款が入っているのですが、この文字の入れかたの美的なところを論じています。魯山人や多くの茶人は、こういう国宝になるような風雅な仕事を理想としていたのでは、と思いました。
魯山人は、どうも上手く創作が出来ていない人の特徴を捉えていて「技巧で飾る」ことになってしまっていて「実質以上になんかうまく見せるようなふうの癖が誰にでもついて」しまっているのが良くない、という指摘でした。尾形光琳の絵や文字は、そういう迷走から抜けだしているのだ、というように思いました。
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追記 今回、論じられていた「法橋光琳」という文字に関しては、じつは「法橋」はのちの時代の誰かが書き加えた可能性があるそうです……。


