秋の瞳(33)八木重吉

 今日は、八木重吉の「秋の瞳」その33を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 八木重吉のお薦めの詩は「秋の瞳」の「心よ」それから「そらの はるけさ」です。
 「水に嘆く」の文語体の自由詩がやや難読でしたので、AIの訳詩も読んでみました。
 
水に嘆く(現代語訳)
 
水辺で 嘆き悲しむ 夕暮れ
波さえも
泣きじゃくるように寄せる、ああ その
長くたなびく髪のような水草が
砂に絡まりながら
 
私が 低く 哀しい歌をうたうと
沈みゆく夕日が
痛々しいほどに 赤く流れてゆく
もし手を触れようものなら
血が流れ出してしまいそうだ。
 
(上記はAI翻訳に修正を加えたものです)
 
「わが もだせば/みづ 満々と みちく/あまりに/さぶし」という詩の言葉が印象に残る作品でした。
 

0000 - 秋の瞳(33)八木重吉

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(総ページ数/約10頁 ロード時間/約5秒)
 
追記  今回の「やつて みたし」と記された詩は、「秋の瞳」のなかでもっとも異質な詩なんです。映画館で映画を見る、ということが始まったばかりの時代に、サイレント映画の奇妙な世界観を詩に転じたものなのではと、考えました。これは単体で読むとどうも陳腐さが際立つ内容なのですが、戦前戦中の日本の風潮の一側面がもろに現れた作品のようにも思いました。