今日は、豊島与志雄の「月かげ」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
運や偶然を活かそうとしている人のほうが、予想外の出来事に対応しやすくなって、仕事や人生に成功しやすい、という話しを聞いたことがあるんですが、今回の、一人でにこにこ笑っている妙な男の物語では、何かをするときに占いをよくやってしまう様子が描かれます。独特な占いに夢中になっている男の、奇態な話術に引き込まれる小説でした。本文こうです。
世の中には、運命とか天の配剤とか、そういったものが確かにありますよ。私はそれが始終気にかかって、何かで占ってみなければいられないんです。例えば、友人を訪問する時なんか、向うから来る電車の番号をみて、奇数だったら家にいるとか、偶数だったらいないとか、そういう占いをしてみますが、それが不思議によくあたるんです。
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追記 なんだか太宰治の、愛人との逸話を思いださせるようなエピソードも立ち現れる、すこし不思議な小説でした。







