「日本の歴史」の版間の差分
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[[日本列島]]における[[人類]]史の始まり、つまり日本列島に初めて人類が到達した年代については、現在も多くの議論が行われている。5万年前、あるいは8-9万年前に遡るとされる[[岩手県]][[遠野市]]の[[金取遺跡]]出土石器や、2009年︵平成21年︶に[[同志社大学]]らにより[[発掘調査]]された[[島根県]][[出雲市]]の[[砂原遺跡]]出土石器の分析結果から、12万年前に遡るとする松藤和人︵同志社大学教授︶らの見解もあれば<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG06054_X00C13A6CR0000/|title=島根・出雲の砂原遺跡の石器、﹁日本最古﹂に再修正|accessdate=2023-05-04|publisher=日本経済新聞|date=2013-06-07}}</ref>{{Sfn|松藤|2014}}<ref group="注">[[現生人類]]︵ホモサピエンス︶の出[[アフリカ]]が約6万年前であるため、これらの[[遺物]]は[[デニソワ人]]などの[[旧人類]]の遺したものということになる。</ref>、現世人類︵[[ホモ・サピエンス]]︶以前の人類による列島への渡航能力と時期の問題や、石器の出土した[[土層 (考古学)|土層]]の年代測定上の問題などから、4万年前以前に遡る可能性に否定的な堤隆︵[[明治大学]]研究員︶らの見解などがあり{{Sfn|堤|2009|pp=12-15}}、2020年代となった今日でも意見が分かれている{{Sfn|堤|2020}}。少なくとも現状では、日本列島の旧石器時代遺跡で、4万年前以前に遡る可能性が指摘されているものに、全ての旧石器時代研究者が肯定するものは存在していないとされる{{Sfn|堤|2009|pp=12-15}}。
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[[日本列島]]における[[人類]]史の始まり、つまり日本列島に初めて人類が到達した年代については、現在も多くの議論が行われている。5万年前、あるいは8-9万年前に遡るとされる[[岩手県]][[遠野市]]の[[金取遺跡]]出土石器や、2009年︵平成21年︶に[[同志社大学]]らにより[[発掘調査]]された[[島根県]][[出雲市]]の[[砂原遺跡]]出土石器の分析結果から、12万年前に遡るとする松藤和人︵同志社大学教授︶らの見解もあれば<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG06054_X00C13A6CR0000/|title=島根・出雲の砂原遺跡の石器、﹁日本最古﹂に再修正|accessdate=2023-05-04|publisher=日本経済新聞|date=2013-06-07}}</ref>{{Sfn|松藤|2014}}<ref group="注">[[現生人類]]︵ホモサピエンス︶の出[[アフリカ]]が約6万年前であるため、これらの[[遺物]]は[[デニソワ人]]などの[[旧人類]]の遺したものということになる。</ref>、現世人類︵[[ホモ・サピエンス]]︶以前の人類による列島への渡航能力と時期の問題や、石器の出土した[[土層 (考古学)|土層]]の年代測定上の問題などから、4万年前以前に遡る可能性に否定的な堤隆︵[[明治大学]]研究員︶らの見解などがあり{{Sfn|堤|2009|pp=12-15}}、2020年代となった今日でも意見が分かれている{{Sfn|堤|2020}}。少なくとも現状では、日本列島の旧石器時代遺跡で、4万年前以前に遡る可能性が指摘されているものに、全ての旧石器時代研究者が肯定するものは存在していないとされる{{Sfn|堤|2009|pp=12-15}}。
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現生人類の最初の到来は4~3.5万年前と考えられている。この時代の人々は、[[集落]]を造って一定の場所に長期間留まることをせず、[[テント]]のような簡易な住まいで寝泊まり([[キャンプ]])しながら集団で[[狩猟採集社会|狩猟採集]]をして移動を繰り返す「遊動生活」をしていたと考えられている{{Sfn|堤|2009|pp=28-29}}{{Sfn|堤|2009|pp=68-71}}。後期旧石器時代の初期(4~3万年前)には、大規模な集団キャンプ跡と見られる[[環状ブロック群]]と呼ばれる[[遺構]]が出現し、[[千葉県]][[印旛郡]][[酒々井町]]の[[墨古沢遺跡]]や、[[長野県]][[上水内郡]][[信濃町 (代表的なトピック)|信濃町]]の日向林B遺跡([[野尻湖遺跡群]]の1つ)などの事例が知られる{{Sfn|堤|2009|pp=52-53}}。 |
現生人類の最初の到来は、4~3.5万年前と考えられている。この時代の人々は、[[集落]]を造って一定の場所に長期間留まることをせず、[[テント]]のような簡易な住まいで寝泊まり([[キャンプ]])しながら集団で[[狩猟採集社会|狩猟採集]]をして移動を繰り返す「遊動生活」をしていたと考えられている{{Sfn|堤|2009|pp=28-29}}{{Sfn|堤|2009|pp=68-71}}。後期旧石器時代の初期(4~3万年前)には、大規模な集団キャンプ跡と見られる[[環状ブロック群]]と呼ばれる[[遺構]]が出現し、[[千葉県]][[印旛郡]][[酒々井町]]の[[墨古沢遺跡]]や、[[長野県]][[上水内郡]][[信濃町 (代表的なトピック)|信濃町]]の日向林B遺跡([[野尻湖遺跡群]]の1つ)などの事例が知られる{{Sfn|堤|2009|pp=52-53}}。 |
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約4~3万年前の人々は、台形様石器を用いたほか、日向林B遺跡などで世界最古とされる[[磨製石器]]︵[[局部磨製石斧]]︶が多数発見されており、すでに列島では独自の磨製石器を使用していたと見られる{{Sfn|堤|2009|pp=52-53}}。[[大分県]][[豊後大野市]]の[[岩戸遺跡]]からは、約2万4千年前のものとみられる[[こけし]]型の[[岩偶]]が出土しており、旧石器時代にも何らかの[[信仰]]があったことがうかがえる。
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約4~3万年前の人々は、台形様石器を用いたほか、日向林B遺跡などで世界最古とされる[[磨製石器]]︵[[局部磨製石斧]]︶が多数発見されており、すでに列島では独自の磨製石器を使用していたと見られる{{Sfn|堤|2009|pp=52-53}}。[[大分県]][[豊後大野市]]の[[岩戸遺跡]]からは、約2万4千年前のものとみられる[[こけし]]型の[[岩偶]]が出土しており、旧石器時代にも何らかの[[信仰]]があったことがうかがえる。
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約1万2千年前頃、[[最終氷期]]が終わり急激な[[地球温暖化]]による[[海面上昇]]が始まると、日本列島は[[アジア大陸]]から分離した。これにより、人々の[[文化]]や生活に大きな変化が生じ、[[南西諸島]]を除いて、次の縄文時代へ移行していった。
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約1万2千年前頃、[[最終氷期]]が終わり急激な[[地球温暖化]]による[[海面上昇]]が始まると、日本列島は[[アジア大陸]]から分離した。これにより、人々の[[文化]]や生活に大きな変化が生じ、[[南西諸島]]を除いて、次の縄文時代へ移行していった。
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旧石器時代人の[[遺伝子]]として[[ハプログループD1a2a (Y染色体)]]、[[ハプログループ |
旧石器時代人の[[遺伝子]]として[[ハプログループD1a2a (Y染色体)|ハプログループD-M64.1]](M55)、[[ハプログループC1a1 (Y染色体)|ハプログループC-M8]]が想定されている<ref name=崎谷>崎谷満『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史 日本人集団・日本語の成立史』(勉誠出版 2009年)</ref>。 |
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=== 縄文時代 === |
=== 縄文時代 === |
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{{main|縄文時代}} |
{{main|縄文時代}} |
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[[File:Yoshibumi-shel-mound,katori-city,japan.JPG|thumb |
[[File:Yoshibumi-shel-mound,katori-city,japan.JPG|thumb|[[良文貝塚]]([[千葉県]][[香取市]])]] |
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縄文時代︵じょうもんじだい︶は、年代でいうと今から約1万6,500年前︵紀元前145世紀︶から約3,000年前︵紀元前10世紀︶、[[地質年代]]では[[更新世]]の末期から[[完新世]]にかけて日本列島で発展した時代であり、[[世界の歴史|世界史]]では[[中石器時代]]ないし[[新石器時代]]に相当する時代である。旧石器時代と縄文時代の違いは、[[土器]]の出現や、定住化に伴う[[集落]]︵[[環状集落]]など︶の形成、長期使用可能な[[建物]]︵[[竪穴建物]]・[[平地建物]]・[[掘立柱建物]]︶の普及、[[貝塚]]の形成などがあげられる。
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縄文時代︵じょうもんじだい︶は、年代でいうと今から約1万6,500年前︵紀元前145世紀︶から約3,000年前︵紀元前10世紀︶、[[地質年代]]では[[更新世]]の末期から[[完新世]]にかけて日本列島で発展した時代であり、[[世界の歴史|世界史]]では[[中石器時代]]ないし[[新石器時代]]に相当する時代である。旧石器時代と縄文時代の違いは、[[土器]]の出現や、定住化に伴う[[集落]]︵[[環状集落]]など︶の形成、長期使用可能な[[建物]]︵[[竪穴建物]]・[[平地建物]]・[[掘立柱建物]]︶の普及、[[貝塚]]の形成などがあげられる。
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[[雑穀]]や[[種実類|堅果]]などの[[栽培]]も行われたとする仮説も提示されており、野生の[[イヌビワ]]から穀物の[[ヒエ]]への栽培化のプロセスが追跡できるとする研究や、[[クリ]]の選択が行われて[[栽培化]]の動向がうかがわれるとされる研究も公表されている。[[稲作]]については、約6,000年前の[[岡山県]][[朝寝鼻貝塚|朝寝鼻︵あさねばな︶貝塚]]から稲作を行っていた証拠が見つかり、縄文時代前期から稲作が行われていたことが判明した。
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[[雑穀]]や[[種実類|堅果]]などの[[栽培]]も行われたとする仮説も提示されており、野生の[[イヌビワ]]から穀物の[[ヒエ]]への栽培化のプロセスが追跡できるとする研究や、[[クリ]]の選択が行われて[[栽培化]]の動向がうかがわれるとされる研究も公表されている。[[稲作]]については、約6,000年前の[[岡山県]][[朝寝鼻貝塚|朝寝鼻︵あさねばな︶貝塚]]から稲作を行っていた証拠が見つかり、縄文時代前期から稲作が行われていたことが判明した。
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[[縄文人]]の主要な遺伝子として、[[ハプログループD1a2a (Y染色体)]]、[[ハプログループC1a1 (Y染色体)]]が想定されている<ref name=崎谷/>。 |
[[縄文人]]の主要な遺伝子として、[[ハプログループD1a2a (Y染色体)|ハプログループD-M64.1]](M55)、[[ハプログループC1a1 (Y染色体)|ハプログループC-M8]]が想定されている<ref name=崎谷/>。
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=== 縄文人と弥生人の父系関連を表すY染色体の分岐図 === |
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<div style="font-size:80%"> |
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{{familytree/start}} |
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{{familytree|border=0| | 101 |-| 201 |.| | | | | | | | | | | | | | | | | | |101='''[[デニソワ人|A0000]]'''|201=[[ネアンデルタール人|A000-T]]}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | | | | | | | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|`| 103 |v| 203 |,| 303 |,| 403 |,| 503 |,| 603 | | | |103=[[Y染色体アダム|PR2921]]|203=[[ハプログループA (Y染色体)|A00]]|303=A0|403=A1a|503=[[ハプログループA (Y染色体)|A1b1]]|603=[[サン族]]}} |
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{{familytree|border=0| | | | |`| 204 |^| 304 |^| 404 |^| 504 |^| 604 |.| | | |204=L1090|304=P305|404=V221|504=[[ハプログループBT (Y染色体)|M42]]|604=[[ハプログループCT (Y染色体)|M168]]}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | |}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |,| 106 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |106='''[[ハプログループE (Y染色体)|E系統]]'''}} |
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{{familytree|border=0|)| 107 |^| 207 |-|-|.| | | | | | | | | | | | | | | | |107='''[[ハプログループDE (Y染色体)|YAP]]'''|207=[[ハプログループD (Y染色体)|CTS3946]]}} |
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{{familytree|border=0|!|,|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | | | | | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|!|)| 109 |-| 209 |,| 309 |-| 409 |-| 509 | | | | | | | |109=A5580.2|209= <small>[[ナイジェリア]]</small>|309=[[ハプログループD1a1 (Y染色体)|F6251]]|409=M15|509=[[チベット]]}} |
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{{familytree|border=0|!|!| | | | | | | |!| | | |,| 410 |-| 510 | | | | | | | |410=Y34637|510=<small>[[ジャラワ族]]</small>}} |
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{{familytree|border=0|!|`| 111 |v| 211 |^| 311 |^| 411 |.| | | | | | | | | | |111=M174|211=CTS11577|311=Z3660|411='''[[ハプログループD1a2a (Y染色体)|M64.1]]'''}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |`| 212 |-| 312 | | | | |!| 512 | | | | | | | |212=L1366|312=[[フィリピン]]|512=※以下日本固有の系統}} |
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{{familytree|border=0|!|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|!|)| 114 |v| 214 |v| 314 |v| 414 |-| 514 | | | | | | | |114='''CTS131'''|214=CTS220|314=CTS10495|414=Z17176|514=[[板垣退助先生顕彰会#明治維新のDNAの解析と保存|BY113470]]}} |
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{{familytree|border=0|!|!| | | |!| | | |!| | | |`| 415 | | | | | | | | | | | | |415=[[板垣退助先生顕彰会#明治維新のDNAの解析と保存|FT413039]]}} |
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{{familytree|border=0|!|!| | | |!| | | |`| 316 |v| 416 |v| 516 |-| 616 | | | | |316=CTS11285|416=PH2316|516=Z38287|616=Z38284}} |
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{{familytree|border=0|!|!| | | |!| | | |,| 317 |!| | | |`| 517 | | | | | | | | |317=Y456902|517=[[板垣退助先生顕彰会#明治維新のDNAの解析と保存|Z38289]]}} |
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{{familytree|border=0|!|!| | | |`| 218 |+| 318 |`| 418 |v| 518 | | | | | | | |218=CTS1824|318=CTS11811|418=CTS288|518=CTS1815}} |
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{{familytree|border=0|!|!| | | | | | | |`| 319 | | | | |`| 519 | | | | | | | |319=[[礼文島]]人骨|519=Z40665}} |
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{{familytree|border=0|!|`| 120 |v| 220 |,| 320 |-| 420 | | | | | | | | | | | |120='''M116.1'''|220=[[加徳島]]人骨|320=CTS103|420=Z42462}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |)| 221 |^| 321 |v| 421 |v| 521 |v| 621 | | | |221=CTS6609^^|321=CTS1897|421=CTS11032|521=CTS218|621=CTS6909}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |!| | | | | | | |!| | | |`| 522 |)| 622 | | | |522=F8521.3|622=CTS3033}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |!| | | | | | | |!| | | | | | | |`| 623 | | | |623=M151}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |)| 224 | | | | |)| 424 |v| 524 |v| 624 | | | |224=P120|424=CTS1964|524=BY169023|624=CTS964}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |!| | | | | | | |!| | | |`| 525 |`| 625 | | | |525=CTS722|625=BY169030}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |!| | | | | | | |)| 426 |v| 526 |v| 626 | | | |426=Z30644|526=CTS4292|626=Z31517}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |!| | | | | | | |`| 427 |`| 527 |`| 627 | | | |427=CTS429|527=Z31512|627=CTS1798}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |`| 228 |v| 328 |-| 428 | | | | | | | | | | | |228='''M125'''|328=CTS291|428=P12.1}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |`| 329 |v| 429 | | | | | | | | | | | |329=JST022457|429=P53.2}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | | | | | |`| 430 |-| 530 |-| 630 |.| | |430='''Page3'''|530=CTS3397|630='''Z1500'''}} |
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{{familytree|border=0|!|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | |}} |
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{{familytree|border=0|!|`| 132 |v| 232 |-| 332 |,| 432 |v| 532 | | | | | | | |132=Z1504|232=BY149852|332=FGC34008|432=L137.3|532=Z40625}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |)| 233 | | | | |)| 433 |)| 533 | | | | | | | |233=Z45993|433=Z40609|533=CTS217}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |)| 234 | | | | |)| 434 |`| 534 | | | | | | | |234=CTS3327|434=FT8762|534=Z38475}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | |`| 235 |v| 335 |^| 435 |-| 535 | | | | | | | |235='''CTS8093'''|335=FGC6373|435=FGC6372|535=FGC6384}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |)| 336 |v| 436 | | | | | | | | | | | |336=BY45234|436=BY26014^^}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |)| 337 |`| 437 | | | | | | | | | | | |337=Z40614|437=Z46276}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |)| 338 | | | | | | | | | | | | | | | |338=FGC30021}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |)| 339 | | | | | | | | | | | | | | | |339=Z31548}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |)| 340 |-| 440 | | | | | | | | | | | |340=FT262409|440=Z31553}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |)| 341 |v| 441 | | | | | | | | | | | |341=FT117379|441=[[浅野総一郎#Y染色体系統|CTS4093]]}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |)| 342 |`| 442 | | | | | | | | | | | |342=CTS6223|442=BY166058}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | |`| 343 |v| 443 | | | | | | | | | | | |343=Z40687|443=Z35641}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | | | | | |`| 444 | | | | | | | | | | | |444=Z40688}} |
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{{familytree|border=0|`| 145 |v| 245 |v| 345 |v| 445 |v| 545 |-|-|-|-|-|.| |145=P143|245=M89|345=F1329|445=M578|545=L15}} |
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{{familytree|border=0| | | | |!| | | |`| 346 |!| | | |`| 546 | | | | | |!| |346=Y27277|546='''[[ハプログループH (Y染色体)|H系統]]'''}} |
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{{familytree|border=0| | | | |`| 247 |.| | | |`| 447 |-| 547 | | | | | |!|247=M216|447='''[[ハプログループG (Y染色体)|G系統]]'''|547=[[アイスマン]]}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | | | | | | | | | | |!|}} |
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{{familytree|border=0|)| 149 |-| 249 |-| 349 |-| 449 |-| 549 |-| 649 |.|!| | |149='''[[ハプログループC1 (Y染色体)|F3393]]'''|249=CTS11043|349='''[[ハプログループC1a1 (Y染色体)|M8]]'''|449=CTS9336|549=CTS6678|649=Z7972}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | | | | | | | | |,|-|-|-|-|-|-|-|'|!| |}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | | | | | | | | | |`| 551 |-| 651 | |!| |551=Y170131|651=Y170130}} |
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{{familytree|border=0|`| 152 |-| 252 |-| 352 |-| 452 |-| 552 |-| 652 |.|!| |152='''[[ハプログループC2 (Y染色体)|M217]]'''|252=F1067|352=Z1312|452=F2613|552=CTS4021|652=CTS2657}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'|!| |}} |
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{{familytree|border=0|`| 154 |v| 254 |-| 354 |v| 454 | | | | |,| 654 | |!| |154=CTS11990|254=Z31664|354=Y112121|454=MF1792|654=Z31665}} |
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{{familytree|border=0| | | | |`| 255 | | | | |`| 455 |-| 555 |^| 655 |.|!| |255=CTS3579|455=MF2816|555=Y86025|655=Y87983}} |
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{{familytree|border=0| | | | | | | | | | | | | | | | |,|-|-|-|-|-|-|-|'|!| |}} |
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{{familytree|border=0| | | | | | | | | | | | | | | | |`| 557 |-| 657 | |!| |557=Y89130|657=MF2828}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|)| 159 |v| 259 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |159=M9(P128)|259='''[[ハプログループK (Y染色体)|LT系統]]'''}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |`| 260 |v| 360 |-| 460 |-| 560 |v| 660 |-|.| |260=M526|360=M2308|460=F549|560=M214|660='''M175'''}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |`| 361 |-| 461 |.| | | |`| 661 | |!| |361='''[[ハプログループP (Y染色体)|YSC0000186]]'''|461=PF5850|661='''[[ハプログループN (Y染色体)#一塩基多型分岐図|N系統]]'''}} |
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{{familytree|border=0|`| 162 |v| 262 |-| 362 | | | | |!| | | | | | | | |!| |162='''IJ系統'''|262='''[[ハプログループI (Y染色体)|I系統]]'''|362=[[クロマニョン人]]}} |
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{{familytree|border=0| | | | |`| 262 | | | | | | | | |!| | | | | | | | |!| |262='''[[ハプログループJ (Y染色体)|J系統]]'''}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | | |!| | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|`| 164 |-| 264 |-| 364 |-| 464 |-| 564 |.| | | | |!| |164=V1651|264=M1254|364=P337|464=P284|564=P226}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | |!| | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|)| 166 |-| 266 |v| 366 |v| 466 | | | | | | | | | |!| |166='''[[ハプログループR (Y染色体)|R系統]]'''|266=Y482|366=M173|466=[[ハプログループR1a (Y染色体)|L146]]}} |
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{{familytree|border=0|`| 167 |v| 267 |`| 367 |`| 467 | | | | | | | | | |!| |167= |
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'''[[ハプログループQ (Y染色体)|Q系統]]'''|267=L472|367=L722|467=[[ハプログループR1b (Y染色体)|M343]]}} |
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{{familytree|border=0| | | | |`| 268 | | | | | | | | | | | | | | | | | |!| |268=L275}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| |}} |
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{{familytree|border=0|)| 170 |-| 270 |-| 370 |-| 470 |-| 570 |-| 670 |-|.| |170=F265|270=M268|370='''M176''' (P49)|470=F855|570=CTS9259|670=F1204(K10)}} |
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{{familytree|border=0|`| 171 |-| 271 | | | | | | | | | | | | | | | | | |!| | |171='''[[ハプログループO2 (Y染色体)|M122]]'''|271=[[漢民族]]}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| |}} |
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{{familytree|border=0|)| 173 |-| 273 |-| 373 |.| 473 | | | | | | | | | | | | |173='''47z''' (K7)|273=CTS1348|373='''[[ハプログループO1b2a1a1 (Y染色体)|K2]]'''|473=※以下[[弥生人]]の系統}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |,|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | | | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |)| 275 |-| 375 | | | | | | | | | | | | | | | | |275=CTS8379|375=ACT4054}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |`| 276 |v| 376 | | | | | | | | | | | | | | | | |276=Y130364|376=CTS2748}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |)| 377 |v| 477 | | | | | | | | | | | | |377=Z24599|477=CTS1351}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |!| | | |)| 478 |-| 578 | | | | | | | |478=BY146002|578=Y130014}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |!| | | |`| 479 | | | | | | | | | | | | |479=CTS9852}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |)| 380 |v| 480 |-| 580 |-| 680 | | | | | |380='''K14'''|480=Z24594|580=CTS525|680=FT217340}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |!| | | |`| 481 |-| 581 | | | | | | | |481=FT350225|581=CTS11088}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |)| 382 |-| 482 |-| 582 | | | | | | | | |382=BY179281|482=BY178096|582=BY178807}} |
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{{familytree|border=0|!| | | | | | | |`| 383 | | | | | | | | | | | | | | | | |383=Y126340}} |
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{{familytree|border=0|`| 184 |v| 284 |-| 384 |-| 484 |.| | | | | | | | | | |184='''F2868'''|284=L682|384=CTS723|484=Y24057}} |
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{{familytree|border=0| | | | |`| 285 | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | |285=F940}} |
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{{familytree|border=0|,|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|'| | | | | | | | | | |}} |
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{{familytree|border=0|)| 187 |v| 287 |v| 387 | | | | | | | | | | | | | | | |187='''CTS7620'''|287=CTS4596|387=Y61286}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |!| | | |)| 388 |-| 488 | | | | | | | | | | | |388=Page90|488=BY162375}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |!| | | |`| 389 | | | | | | | | | | | | | | | |389=CTS1175}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |`| 290 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |290=MF14346}} |
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{{familytree|border=0|)| 191 |v| 291 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |191=A12446|291=PH40}} |
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{{familytree|border=0|!| | | |)| 292 |v| 392 | | | | | | | | | | | | | | | |292=FGC67537|392=FT41750}} |
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{{familytree|border=0|)| 193 |!| | | |`| 393 | | | | | | | | | | | | | | | |193=MF14220|393=FGC67568}} |
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{{familytree|border=0|`| 194 |`| 294 |-| 394 |-| 494 | | | | | | | | | | | |194=Y72859|294=MF16242|394=MF14245|494=FT281275}} |
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{{familytree/end}} |
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<small>(出典)"[https://isogg.org/tree/index.html ISOGG Tree]"(Ver.15.73), "[https://www.yfull.com/tree/O/ Y-Full]"(Ver.12.00), "[https://www.familytreedna.com/ FTDNA Big Y Tree]"<br /></small> |
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</div> |
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=== 弥生時代 === |
=== 弥生時代 === |
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{{main|弥生時代}} |
{{main|弥生時代}} |
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[[ファイル:Yoshinogari-iseki kita-naikaku.JPG|thumb |
[[ファイル:Yoshinogari-iseki kita-naikaku.JPG|thumb|[[吉野ヶ里遺跡]]北内郭の大型建物]] |
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[[ファイル:Emperor_Jimmu.jpg| |
[[ファイル:Emperor_Jimmu.jpg|thumb|戦前の歴史学では初代[[神武天皇]]は西暦紀元前660年元旦︵旧暦。新暦では2月11日にあたる︶に[[日本国の建国|日本国を建国した]]とされた。そのため日本国内では2月11日を[[建国記念の日]]として制定している。]]
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[[紀元前10世紀]]頃から[[3世紀|紀元後3世紀]]頃までは[[弥生時代]]と呼ばれる。時代区分名称は、この時期に特徴的に見られた[[弥生土器]]に由来する。[[弥生時代]]の開始期に大陸から[[ハプログループO1b2 (Y染色体)]]に属す[[弥生人]]が到達した<ref name=崎谷/>。[[水稲耕作]]が普及し、[[青銅器]]や[[鉄器]]などももたらされた |
[[紀元前10世紀]]頃から[[3世紀|紀元後3世紀]]頃までは[[弥生時代]]と呼ばれる。時代区分名称は、この時期に特徴的に見られた[[弥生土器]]に由来する。[[弥生時代]]の開始期に大陸から[[ハプログループO1b2 (Y染色体)|ハプログループM176]]に属す[[弥生人]]が到達した<ref name=崎谷/>。[[水稲耕作]]が普及し、[[青銅器]]や[[鉄器]]などももたらされた。
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[[稲作]]を中心とする[[農耕社会]]が成立し、北部九州から本州最北端以北を除く日本列島各地へ急速に広まった。農耕社会の成立によって地域集団が形成された。農耕社会の発展とともに地域集団は大型化していき、その中心部には[[環濠集落]]が営まれた。当時多く築造された[[弥生時代の墓制#墳丘墓|墳丘墓]]は大型地域集団の首長墓と見られ、[[身分]]差が生じ始めていたことの現れだと考えられている。
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[[稲作]]を中心とする[[農耕社会]]が成立し、北部九州から本州最北端以北を除く日本列島各地へ急速に広まった。農耕社会の成立によって地域集団が形成された。農耕社会の発展とともに地域集団は大型化していき、その中心部には[[環濠集落]]が営まれた。当時多く築造された[[弥生時代の墓制#墳丘墓|墳丘墓]]は大型地域集団の首長墓と見られ、[[身分]]差が生じ始めていたことの現れだと考えられている。
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当時の日本列島は[[中国]]から[[倭]]・[[倭国]]と呼ばれた。大型地域集団の中には中国王朝と通交するものもあり中国から﹁国﹂と称された。紀元前後には100前後の﹁国﹂が中国と通交していたとされる。倭の[[奴国]]王は[[後漢]]へ通使し[[金印]]を授与された。大型地域集団は次第に政治的な結合を強めていき、倭国連合と呼びうる政治連合体を[[2世紀]]初頭頃に形成した。その盟主は倭国王と称し、最初期の倭国王に[[帥升]]がいる。しばらく倭国は政治的に安定していたが、2世紀後半に[[倭国大乱]]と呼ばれる内乱が生じ、その後[[邪馬台国]]の[[卑弥呼]]が倭国王となった。卑弥呼は[[魏 (三国)|魏]]との通交により倭国連合の安定を図った。この時期の倭 |
当時の日本列島は[[中国]]から[[倭]]・[[倭国]]と呼ばれた。大型地域集団の中には中国王朝と通交するものもあり中国から﹁国﹂と称された。紀元前後には100前後の﹁国﹂が中国と通交していたとされる。倭の[[奴国]]王は[[後漢]]へ通使し[[金印]]を授与された。大型地域集団は次第に政治的な結合を強めていき、倭国連合と呼びうる政治連合体を[[2世紀]]初頭頃に形成した。その盟主は倭国王と称し、最初期の倭国王に[[帥升]]がいる。しばらく倭国は政治的に安定していたが、2世紀後半に[[倭国大乱]]と呼ばれる内乱が生じ、その後[[邪馬台国]]の[[卑弥呼]]が倭国王となった。卑弥呼は[[魏 (三国)|魏]]との通交により倭国連合の安定を図った。この時期の倭の状況は中国の史料で確認できるが([[倭・倭人関連の中国文献]])、邪馬台国などが後のヤマト王権と関係があるのか、さらにはどこに所在したかすらも不明である。
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第二次大戦前までは『[[日本書紀]]』の歴代天皇在位年数を元に逆算すると西暦紀元前660年に相当するとされ、初代[[神武天皇]]の即位(日本国の建国)とされる年はこの時代の前半にあたるとされていたが、戦後の歴史学では一般的でない。 |
第二次大戦前までは『[[日本書紀]]』の歴代天皇在位年数を元に逆算すると西暦紀元前660年に相当するとされ、初代[[神武天皇]]の即位(日本国の建国)とされる年はこの時代の前半にあたるとされていたが、戦後の歴史学では一般的でない。 |
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[[北海道]]・ |
[[亜寒帯|寒冷]]な[[北海道]]・[[北東北]]地方においては水田耕作が受容されず、[[続縄文時代]]に移行した。 |
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弥生時代以降、[[ハプログループO2 (Y染色体)]]の[[渡来人]]が到達したとされる<ref name=崎谷/>。 |
弥生時代以降、[[ハプログループO2 (Y染色体)|ハプログループO-M122]]の[[渡来人]]が到達したとされる<ref name=崎谷/>。 |
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== 古代 == |
== 古代 == |
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{{main|古墳時代}} |
{{main|古墳時代}} |
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[[ファイル:Hira-ide Historic Site Park reconstructed Kofun period (600 AD) house.jpg|thumb |
[[ファイル:Hira-ide Historic Site Park reconstructed Kofun period (600 AD) house.jpg|thumb|[[平出遺跡]]公園にある、復原された古墳時代(西暦600年)の[[竪穴建物]]。]] |
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[[3世紀]]中後半から[[7世紀]]頃までは[[古墳時代]]と呼ばれる。3世紀中頃に[[近畿地方]]に出現した[[前方後円墳]]とそれに伴う墓制が急速に列島各地に広まっており、このことは[[畿内]](ヤマト)・[[北部九州]]([[筑紫]])・[[北関東]]([[毛野]])・[[山陽地方|山陽]]([[吉備]])・[[山陰]]([[出雲]])に並立していた地域政治集団が糾合して[[ヤマト王権]]を形成したことを表していると考えられている([[前方後円墳体制]])。ただし、これは初期国家と呼べる段階にはなく、王権の連合(連合王権)と見るのが適切とされている。この王権が後に国家としての体制を整え、さらに大和朝廷と称される政権に発展するが、どの時期以降をもって朝廷と呼ぶべきかに関しては、なお議論がある。 |
[[3世紀]]中後半から[[7世紀]]頃までは[[古墳時代]]と呼ばれる。この時期に通称[[古墳人]]が渡来したという説がある。3世紀中頃に[[近畿地方]]に出現した[[前方後円墳]]とそれに伴う墓制が急速に列島各地に広まっており、このことは[[畿内]](ヤマト)・[[北部九州]]([[筑紫]])・[[北関東]]([[毛野]])・[[山陽地方|山陽]]([[吉備]])・[[山陰]]([[出雲]])に並立していた地域政治集団が糾合して[[ヤマト王権]]を形成したことを表していると考えられている([[前方後円墳体制]])。ただし、これは初期国家と呼べる段階にはなく、王権の連合(連合王権)と見るのが適切とされている。この王権が後に国家としての体制を整え、さらに大和朝廷と称される政権に発展するが、どの時期以降をもって朝廷と呼ぶべきかに関しては、なお議論がある。 |
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[[4世紀]]後半からヤマト王権は、列島主要部の支配を固めるとともに武器・農具の原料である鉄資源を求めて[[朝鮮半島]]への進出を開始し、半島諸国の国際関係にも介入するようになったが、これを契機として[[朝鮮]]や[[中国]]の技術と文物が倭国へ流入した。新羅や高句麗とも戦争を繰り返した。([[倭・高句麗戦争]]、[[倭・倭人関連の朝鮮文献]]) |
[[4世紀]]頃は文献での記述が途絶え「空白の4世紀」と呼ばれる。4世紀後半からヤマト王権は、列島主要部の支配を固めるとともに武器・農具の原料である鉄資源を求めて[[朝鮮半島]]への進出を開始し、半島諸国の国際関係にも介入するようになったが、これを契機として[[朝鮮]]や[[中国]]の技術と文物が倭国へ流入した。新羅や高句麗とも戦争を繰り返した。([[倭・高句麗戦争]]、[[倭・倭人関連の朝鮮文献]]) |
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[[5世紀]]に入るとヤマト王権は朝鮮半島諸国との関係を優位にすべく[[朝貢]]することで、その目的にふさわしい[[官爵]]を求めて中国の[[南北朝時代_(中国)#南朝|南朝]]との通交を活発に行った。中国史書に名の残るこの時期のヤマト王権の首長を[[倭の五王]]という。 |
[[5世紀]]に入るとヤマト王権は朝鮮半島諸国との関係を優位にすべく[[朝貢]]することで、その目的にふさわしい[[官爵]]を求めて中国の[[南北朝時代_(中国)#南朝|南朝]]との通交を活発に行った。中国史書に名の残るこの時期のヤマト王権の首長を[[倭の五王]]という。 |
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{{main|飛鳥時代}} |
{{main|飛鳥時代}} |
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[[ファイル:Horyu-ji08s3200.jpg|thumb |
[[ファイル:Horyu-ji08s3200.jpg|thumb|法隆寺金堂と五重塔は国宝。法隆寺は、奈良県斑鳩町にある聖徳宗の寺院。ユネスコ世界文化遺産﹃法隆寺地域の仏教建造物﹄の一部。]]
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[[6世紀]]末から[[8世紀]]初頭までは、大和朝廷の本拠が主に[[飛鳥]]に置かれたことから[[飛鳥時代]]と呼ばれる。6世紀後半には朝廷の国内支配が安定し、むしろ朝廷内部の[[皇位継承|大王位継承]]抗争が目立った。この時期には[[百済]]から[[仏教]]が伝来し、後の[[飛鳥文化]]・[[白鳳文化]]などの仏教文化へと発展していった。[[仏教]]・[[儒教]]・[[道教]]等の書物が入ってきたことで、この頃から文字の使用が普及する<ref>{{Cite web|和書|url=https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-66/ |title=漢字はいつから日本にあるのですか。それまで文字はなかったのでしょうか - ことばの疑問 - ことば研究館 |access-date=2023-01-19 |publisher=[[国立国語研究所]]}}</ref>。
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[[6世紀]]末から[[8世紀]]初頭までは、大和朝廷の本拠が主に[[飛鳥]]に置かれたことから[[飛鳥時代]]と呼ばれる。6世紀後半には朝廷の国内支配が安定し、むしろ朝廷内部の[[皇位継承|大王位継承]]抗争が目立った。この時期には[[百済]]から[[仏教]]が伝来し、後の[[飛鳥文化]]・[[白鳳文化]]などの仏教文化へと発展していった。[[仏教]]・[[儒教]]・[[道教]]等の書物が入ってきたことで、この頃から文字の使用が普及する<ref>{{Cite web|和書|url=https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-66/ |title=漢字はいつから日本にあるのですか。それまで文字はなかったのでしょうか - ことばの疑問 - ことば研究館 |access-date=2023-01-19 |publisher=[[国立国語研究所]]}}</ref>。
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{{main|奈良時代}} |
{{main|奈良時代}} |
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[[ファイル:Tōdai-ji Kon-dō.jpg|thumb |
[[ファイル:Tōdai-ji Kon-dō.jpg|thumb|[[東大寺]]金堂、奈良県奈良市。]] |
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[[8世紀]]初頭から末にかけては[[奈良時代]]と呼ばれ、奈良に都城︵[[平城京]]︶が置かれた。そして[[遣唐使]]を盛んに派遣し、律令国家体制の形成と深化が図られた。<!--遣唐使の律令持ち出しが禁じられていたという榎本論文が、律令政治の発展に寄与したという通説を覆すほどに重いかは疑問-->[[王土王民思想]]に基づく律令制は、天皇とその官僚による一元的な支配を志向しており、民衆に対しては[[編戸制]]・[[班田制]]・[[租庸調]]制・[[軍団 (古代日本)|軍団兵士制]]などの支配が行われた。8世紀前半は、律令制強化への動きが積極的に展開しており、[[三世一身法]]・[[墾田永年私財法]]などの農地拡大政策もこうした律令制強化の一環だったと考えられている。しかし、この時期[[聖武天皇]]のときに[[中宮]]職が設置されるなど政治の中枢が変化し始めていた。また8世紀後半に入ると[[百姓]]階層の分化が始まり、[[逃散]]増加で税収が減るなどして律令支配の転換を迫る状況が生じていった。
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[[8世紀]]初頭から末にかけては[[奈良時代]]と呼ばれ、奈良に都城︵[[平城京]]︶が置かれた。そして[[遣唐使]]を盛んに派遣し、律令国家体制の形成と深化が図られた。<!--遣唐使の律令持ち出しが禁じられていたという榎本論文が、律令政治の発展に寄与したという通説を覆すほどに重いかは疑問-->[[王土王民思想]]に基づく律令制は、天皇とその官僚による一元的な支配を志向しており、民衆に対しては[[編戸制]]・[[班田制]]・[[租庸調]]制・[[軍団 (古代日本)|軍団兵士制]]などの支配が行われた。8世紀前半は、律令制強化への動きが積極的に展開しており、[[三世一身法]]・[[墾田永年私財法]]などの農地拡大政策もこうした律令制強化の一環だったと考えられている。しかし、この時期[[聖武天皇]]のときに[[中宮]]職が設置されるなど政治の中枢が変化し始めていた。また8世紀後半に入ると[[百姓]]階層の分化が始まり、[[逃散]]増加で税収が減るなどして律令支配の転換を迫る状況が生じていった。
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[[ファイル:HeijokyusekiDaigokuden.jpg| |
[[ファイル:HeijokyusekiDaigokuden.jpg|thumb|復元された[[大極殿]]]] |
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また、新羅を蕃国とし、東北地方の[[蝦夷]]・南九州の[[隼人]]を化外民とする中華意識が高まり、日本は、新羅へ朝貢を要求するとともに、蝦夷・隼人らを「教化」して律令支配へと組み込もうとしていった。この頃の北方の領土は日本海側沿いの拠点にとどまり、領土拡大につとめる日本は蝦夷に対して、帰順する蝦夷を優遇する一方、反抗する蝦夷は軍事力で制圧するという二面性の政策を取った。 |
また、新羅を蕃国とし、東北地方の[[蝦夷]]・南九州の[[隼人]]を化外民とする中華意識が高まり、日本は、新羅へ朝貢を要求するとともに、蝦夷・隼人らを「教化」して律令支配へと組み込もうとしていった。この頃の北方の領土は日本海側沿いの拠点にとどまり、領土拡大につとめる日本は蝦夷に対して、帰順する蝦夷を優遇する一方、反抗する蝦夷は軍事力で制圧するという二面性の政策を取った。 |
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{{main|平安時代}} |
{{main|平安時代}} |
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{{See also|平安時代の人物一覧}} |
{{See also|平安時代の人物一覧}} |
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[[File:Ichijoji Kasai13bs4272.jpg|thumb |
[[File:Ichijoji Kasai13bs4272.jpg|thumb|[[一乗寺]]三重塔︵国宝︶、[[兵庫県]][[加西市]]。1171年建立の[[和様建築]]。]]
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[[8世紀]]末頃から[[12世紀]]末頃までは[[平安時代]]と呼ばれ、[[桓武天皇]]の築いた[[平安京]]が都とされた。平安前期には古墳時代の地方首長層に出自する古来の[[国造]]一族から任命された[[郡司]]階層の没落と[[百姓]]階層の分化が一層進み、前代から引き続いた律令国家体制に限界が生じていた。そこで[[朝廷 (日本)|朝廷]]は[[11世紀]]初頭頃から地方分権的な国家体制改革を精力的に推進し、[[王朝国家|王朝国家体制]]と呼ばれる体制が成立した。
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[[8世紀]]末頃から[[12世紀]]末頃までは[[平安時代]]と呼ばれ、[[桓武天皇]]の築いた[[平安京]]が都とされた。平安前期には古墳時代の地方首長層に出自する古来の[[国造]]一族から任命された[[郡司]]階層の没落と[[百姓]]階層の分化が一層進み、前代から引き続いた律令国家体制に限界が生じていた。そこで[[朝廷 (日本)|朝廷]]は[[11世紀]]初頭頃から地方分権的な国家体制改革を精力的に推進し、[[王朝国家|王朝国家体制]]と呼ばれる体制が成立した。
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=== 鎌倉時代 === |
=== 鎌倉時代 === |
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[[ファイル: |
[[ファイル:Mōko Shūrai Ekotoba.jpg|thumb|[[元寇]](「蒙古襲来絵詞」)]] |
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[[ファイル:Kamakura Daibutsu - Takeshi DSC 7846 (4833374859).jpg|thumb|150px|[[鎌倉大仏]]]] |
[[ファイル:Kamakura Daibutsu - Takeshi DSC 7846 (4833374859).jpg|thumb|150px|[[鎌倉大仏]]]] |
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{{main|鎌倉時代}} |
{{main|鎌倉時代}} |
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[[ファイル:Kouyou of Yoshinoyama.JPG|thumb|南朝のあった[[吉野山]]]] |
[[ファイル:Kouyou of Yoshinoyama.JPG|thumb|南朝のあった[[吉野山]]]] |
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[[File:Kamakura-fu-ja.png|thumb |
[[File:Kamakura-fu-ja.png|thumb|明徳2年/元中8年(1391年)の鎌倉府管轄国地図]] |
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[[14世紀]]頃は[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]と呼ばれ、[[大覚寺統]][[後醍醐天皇|後醍醐天皇流]]の[[南朝 (日本)|南朝]]と[[足利氏]]が支援する[[持明院統]]の[[北朝 (日本)|北朝]]に朝廷が分かれた。
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[[14世紀]]頃は[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]と呼ばれ、[[大覚寺統]][[後醍醐天皇|後醍醐天皇流]]の[[南朝 (日本)|南朝]]と[[足利氏]]が支援する[[持明院統]]の[[北朝 (日本)|北朝]]に朝廷が分かれた。
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{{Main|室町時代}} |
{{Main|室町時代}} |
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{{See also|足利将軍一覧|室町時代の人物一覧}} |
{{See also|足利将軍一覧|室町時代の人物一覧}} |
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[[ファイル:Yoshimitsu Ashikaga cropped.jpg|thumb |
[[ファイル:Yoshimitsu Ashikaga cropped.jpg|thumb|3代将軍[[足利義満]]]] |
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[[ファイル:Kinkaku-ji_2015.JPG|サムネイル|[[鹿苑寺]]]] |
[[ファイル:Kinkaku-ji_2015.JPG|サムネイル|[[鹿苑寺]]]] |
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[[14世紀]]頃から[[16世紀]]頃までは[[室町時代]]と呼ばれ、[[京都]]の室町に[[室町幕府|幕府]]が置かれた。京都に本拠を置いた幕府は、[[足利尊氏]]・[[足利直義]]兄弟による[[二頭政治]]を行った。[[観応の擾乱]]以前は、朝廷︵公家政権、北朝︶と幕府は協調・連動して[[徳政令#徳政|徳政政策]]を行っていた<ref>[[田中奈保]]﹁貞和年間の公武徳政構想とその挫折―光厳上皇と足利直義の政治的関係から﹂﹃中世政治史の研究︵阿部猛編︶﹄、日本史史料研究会企画部、2010年、ISBN 9784904315095、p.812。</ref>。しかし、観応の擾乱を経て幕府は幕府権力を一つに統一し、対して朝廷は権威を失墜させると、幕府は朝廷の権能を次第に侵食したため、朝廷は政治実権や政治機構を失っていった。各国に置かれた守護も[[半済]]等の経済的特権の公認や[[守護請]]の拡大などを通じて、国内支配力を強め、[[国衙]]機能を取り込んでいき、[[守護大名]]へと成長して、[[守護領国制]]と呼ばれる支配体制を築いた。<!--こうして幕府と守護大名が構築した相互補完的な支配体制を[[室町幕府-守護体制]]という。--><!--川岡勉以外にこの体制を主張している学者が見当たらないし、普通に考えると守護領国制の守護勝手な時代のイメージに合わない-->
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[[14世紀]]頃から[[16世紀]]頃までは[[室町時代]]と呼ばれ、[[京都]]の室町に[[室町幕府|幕府]]が置かれた。京都に本拠を置いた幕府は、[[足利尊氏]]・[[足利直義]]兄弟による[[二頭政治]]を行った。[[観応の擾乱]]以前は、朝廷︵公家政権、北朝︶と幕府は協調・連動して[[徳政令#徳政|徳政政策]]を行っていた<ref>[[田中奈保]]﹁貞和年間の公武徳政構想とその挫折―光厳上皇と足利直義の政治的関係から﹂﹃中世政治史の研究︵阿部猛編︶﹄、日本史史料研究会企画部、2010年、ISBN 9784904315095、p.812。</ref>。しかし、観応の擾乱を経て幕府は幕府権力を一つに統一し、対して朝廷は権威を失墜させると、幕府は朝廷の権能を次第に侵食したため、朝廷は政治実権や政治機構を失っていった。各国に置かれた守護も[[半済]]等の経済的特権の公認や[[守護請]]の拡大などを通じて、国内支配力を強め、[[国衙]]機能を取り込んでいき、[[守護大名]]へと成長して、[[守護領国制]]と呼ばれる支配体制を築いた。<!--こうして幕府と守護大名が構築した相互補完的な支配体制を[[室町幕府-守護体制]]という。--><!--川岡勉以外にこの体制を主張している学者が見当たらないし、普通に考えると守護領国制の守護勝手な時代のイメージに合わない-->
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{{main|安土桃山時代}} |
{{main|安土桃山時代}} |
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[[ファイル:FushimiCastle.JPG|サムネイル|[[伏見城]]]] |
[[ファイル:FushimiCastle.JPG|サムネイル|[[伏見城]]]] |
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[[File:Hōkōji Daibutsu Kaempfer.png|thumb |
[[File:Hōkōji Daibutsu Kaempfer.png|thumb|[[エンゲルベルト・ケンペル]]の[[方広寺]]大仏([[京の大仏]])のスケッチ<ref>ベアトリス・M・ボダルト=ベイリー『ケンペルと徳川綱吉 ドイツ人医師と将軍との交流』中央公論社 1994年 p.95</ref>。]] |
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[[織田信長]]は室町将軍[[足利義昭]]を追放すると、室町幕府に代わる畿内政権を樹立した。信長が[[本能寺の変]]により自害すると、[[天下統一]]の事業は[[豊臣秀吉]]が継承することとなった。 |
[[織田信長]]は室町将軍[[足利義昭]]を追放すると、室町幕府に代わる畿内政権を樹立した。信長が[[本能寺の変]]により自害すると、[[天下統一]]の事業は[[豊臣秀吉]]が継承することとなった。 |
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秀吉は、信長の畿内政権を母体として東北から[[九州]]に至る地域を平定し、統一事業を完了した。秀吉も中世的支配体系・支配勢力の排除・抑制に努め、[[中世]]をおわらせた。[[刀狩]]や[[太閤検地]]の実施を通し、[[兵農分離]]を進めて[[荘園公領制]]・[[職の体系]]を消滅させたのである。秀吉による天下統一により、政治や経済の安定がもたらされると[[大名]]・[[武士]]を中心として豪壮な[[桃山文化]]が栄えた。
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秀吉は、信長の畿内政権を母体として東北から[[九州]]に至る地域を平定し、統一事業を完了した。秀吉も中世的支配体系・支配勢力の排除・抑制に努め、[[中世]]をおわらせた。[[刀狩]]や[[太閤検地]]の実施を通し、[[兵農分離]]を進めて[[荘園公領制]]・[[職の体系]]を消滅させたのである。秀吉による天下統一により、政治や経済の安定がもたらされると[[大名]]・[[武士]]を中心として豪壮な[[桃山文化]]が栄えた。
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秀吉はキリスト教に警戒感を強め、[[バテレン追放令]]の発令と[[サン=フェリペ号事件]]が発生した。処刑された[[日本二十六聖人]]は[[カトリック教会]]系の[[フランシスコ会]]であった。<!--船員に提示された秀吉の書状によると、秀吉は[[英葡永久同盟]]下にあるポルトガルから聞いて、フィリピンが武力制圧されていたことを知っていた([[フィリピン#スペイン植民地時代]])。[[近世日本国民史]]によると、スペイン国王は宣教師を世界中に派遣し、布教とともに征服を事業としているということであった。しかし、この文献は当世のものでない。このときのスペイン国王は[[フェリペ2世 (スペイン王)|フェリペ2世]]であった。次の事実は世界的観点から特に重要である。[[ハプスブルク家]]出身であるフェリペ2世は、英葡同盟下にあるポルトガル国王を兼ね、さらに[[フランチェスコ・デ・タシス2世|帝国郵便]]の維持費を負担していた。--> |
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[[ファイル:Ulsan_Castles.jpg|サムネイル|[[文禄・慶長の役]]の時に日本軍によって築かれた[[蔚山倭城]]。多くの日本軍が駐留していた。(現在の[[大韓民国]]の[[蔚山広域市]])]] |
[[ファイル:Ulsan_Castles.jpg|サムネイル|[[文禄・慶長の役]]の時に日本軍によって築かれた[[蔚山倭城]]。多くの日本軍が駐留していた。(現在の[[大韓民国]]の[[蔚山広域市]])]] |
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秀吉は[[文禄・慶長の役|朝鮮への出兵]]を実行したが、その最中に死去。後継者問題も抱えていた豊臣政権は弱体化していった。 |
また秀吉は[[文禄・慶長の役|朝鮮への出兵]]を実行したが、その最中に死去。後継者問題も抱えていた豊臣政権は弱体化していった。 |
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=== 江戸時代 === |
=== 江戸時代 === |
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{{main|江戸時代}} |
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{{See also|徳川将軍一覧|江戸時代の人物一覧|幕末の人物一覧}} |
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[[ファイル:Tokugawa Ieyasu2.JPG|thumb|徳川家康]] |
[[ファイル:Tokugawa Ieyasu2.JPG|thumb|徳川家康]] |
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[[画像:Mitsubaaoi.svg|thumb|right|150px|徳川家の[[三葉葵]]家紋。日本では家紋で使用されない緑色バージョン。]]
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[[画像:Mitsubaaoi.svg|thumb|right|150px|徳川家の[[三葉葵]]家紋。日本では家紋で使用されない緑色バージョン。]]
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{{Main|江戸時代の日本の人口統計}} |
{{Main|江戸時代の日本の人口統計}} |
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18世紀初頭の[[京都市|京都]]と[[大阪市|大坂︵大阪︶]]はともに40万近い[[人口]]を抱えていた。同期の江戸は、人口100万人前後に達しており、日本最大の消費都市であるばかりでなく、当時から大都市であった[[ロンドン]]や[[パリ]]以上で世界一の人口を誇る都市であった。当時の江戸と大坂を結ぶ[[東海道]]が、18世紀には世界で一番人通りの激しい道だったといわれている。 |
18世紀初頭の[[京都市|京都]]と[[大阪市|大坂︵大阪︶]]はともに40万近い[[人口]]を抱えていた。同期の江戸は、人口100万人前後に達しており、日本最大の消費都市であるばかりでなく、当時から大都市であった[[ロンドン]]や[[パリ]]以上で世界一の人口を誇る都市であった。当時の江戸と大坂を結ぶ[[東海道]]が、18世紀には世界で一番人通りの激しい道だったといわれている。江戸時代の日本は230年以上に渡り大規模な暴動や争いが無い平和な時代であった一方、科学技術面では停滞し、[[江戸四大飢饉|飢饉]]や[[江戸の火事|大火]]に対して脆弱だった。
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== 近現代 == |
== 近現代 == |
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{{main|日本近代史}} |
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=== 明治時代 === |
=== 明治時代 === |
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[[ファイル:Ceremony_for_the_Promulgation_of_the_Constitution_by_Wada_Eisaku.jpg|サムネイル|[[大日本帝国憲法|帝国憲法]]の制定([[和田英作]])]] |
[[ファイル:Ceremony_for_the_Promulgation_of_the_Constitution_by_Wada_Eisaku.jpg|サムネイル|[[大日本帝国憲法|帝国憲法]]の制定([[和田英作]])]] |
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{{main|明治 |
{{main|明治}} |
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{{See also|明治の人物一覧}} |
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[[明治]]年間︵[[1868年]] - [[1912年]]︶は[[明治|明治時代]]と呼ばれる。倒幕派の諸藩を中心とする維新政府は[[戊辰戦争]]を経て旧幕府勢力を退けてから、[[王政復古 (日本)|王政復古]]により[[日本国政府|明治新政府]]を樹立した。新政府は[[岩倉使節団]]の世界視察に基づいて欧米の諸制度を積極的に導入した。<!--世界的観点-->[[明治維新]]と呼ばれる一連の改革は、[[廃藩置県]]、[[四民平等]]化、[[六法]]・[[郵便#日本の郵便の歴史|郵便]]・[[日本の鉄道開業|鉄道]]・[[水道]]等の整備にまで及んだ。その過程で日本の境界領域であった[[琉球王国]]や、[[樺太]]を除く[[蝦夷地]]︵[[北海道]]の大部分と[[千島列島]]︶、[[小笠原諸島]]を完全に日本の領域内に置き、国境を画定した。
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[[明治]]年間︵[[1868年]] - [[1912年]]︶は[[明治|明治時代]]と呼ばれる。倒幕派の諸藩を中心とする維新政府は[[戊辰戦争]]を経て旧幕府勢力を退けてから、[[王政復古 (日本)|王政復古]]により[[日本国政府|明治新政府]]を樹立した。新政府は[[岩倉使節団]]の世界視察に基づいて欧米の諸制度を積極的に導入した。<!--世界的観点-->[[明治維新]]と呼ばれる一連の改革は、[[廃藩置県]]、[[四民平等]]化、[[六法]]・[[郵便#日本の郵便の歴史|郵便]]・[[日本の鉄道開業|鉄道]]・[[水道]]等の整備にまで及んだ。その過程で日本の境界領域であった[[琉球王国]]や、[[樺太]]を除く[[蝦夷地]]︵[[北海道]]の大部分と[[千島列島]]︶、[[小笠原諸島]]を完全に日本の領域内に置き、国境を画定した。
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明治初期は、[[欧化主義]]か[[国粋主義]]かの間で文化面が動揺した。従来の神仏混交が改められ([[神仏分離]])、[[寺請制度]]が廃止された。神社は行政組織に組み込まれ、皇室を中心とする[[国家神道]]に再編されていった。これにより仏教は弾圧された([[廃仏毀釈]])。政府はキリスト教の弾圧も目指したが欧米側の圧力で容認することなり、主に教育関係において社会的地位を占めるようになった。 |
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また、初代[[内閣総理大臣]]︵首相︶に[[伊藤博文]]が任命された。[[安政五カ国条約]]を改正するため、[[帝国議会]]の設置や[[大日本帝国憲法]]の制定など国制整備に努める一方で、産業育成︵[[殖産興業]]︶と軍事力強化︵[[富国強兵]]︶を国策として推進した。
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欧米から新たな学問・芸術・文物が伝来すると、その有様は[[文明開化]]と呼ばれ、江戸時代以前とは大きく異なった文化が展開した。[[言文一致]]や[[変体仮名]]の整理、[[標準語]]の普及が進められ、近代的な[[日本語]]が成立した。
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初代[[内閣総理大臣]](首相)に[[伊藤博文]]が任命された。[[安政五カ国条約]]を改正するため、[[帝国議会]]の設置や[[大日本帝国憲法]]の制定など国制整備に努める一方で、産業育成([[殖産興業]])と軍事力強化([[富国強兵]])を国策として推進した。 |
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また、[[1875年]][[3月2日]]には日本の横浜に駐留していた在日英軍、在日フランス軍率いる[[英仏横浜駐屯軍]]が撤退した。 |
また、[[1875年]][[3月2日]]には日本の横浜に駐留していた在日英軍、在日フランス軍率いる[[英仏横浜駐屯軍]]が撤退した。 |
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[[ファイル:Great Victory of Pyongyang and Capture of Chinese Qing Generals by Migita Toshihide 1894.jpg|サムネイル|﹁平譲大捷清将生捕ノ図﹂は1894年に描かれた。これは日本に降参し[[土下座]]をした清の政治家と、それを見ている日本軍部を表している。]]
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[[ファイル:Great Victory of Pyongyang and Capture of Chinese Qing Generals by Migita Toshihide 1894.jpg|サムネイル|﹁平譲大捷清将生捕ノ図﹂は1894年に描かれた。これは日本に降参し[[土下座]]をした清の政治家と、それを見ている日本軍部を表している。]]
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日清戦争では[[三国干渉]]により、割譲された[[遼東半島]]を[[清]]に返還。戦後直後には下関条約によって日本軍は台湾に上陸したが、台湾内では混乱と反発が発生し[[乙未戦争]]が勃発、日本は再び勝利し[[台湾民主国]]は滅亡、[[日本統治時代の台湾|日本が台湾を統治]]することになった。
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日清戦争では[[三国干渉]]により、割譲された[[遼東半島]]を[[清]]に返還。戦後直後には下関条約によって日本軍は台湾に上陸したが、台湾内では混乱と反発が発生し[[乙未戦争]]が勃発、日本は再び勝利し[[台湾民主国]]は滅亡、[[日本統治時代の台湾|日本が台湾を統治]]することになった。
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文化面では、[[福澤諭吉|福沢諭吉]]などが﹁[[脱亜論]]﹂を執筆したとされる。欧米から新たな学問・芸術・文物が伝来すると、その有様は[[文明開化]]と呼ばれ、江戸時代以前とは大きく異なった文化が展開した。[[言文一致]]や[[変体仮名]]の整理、[[標準語]]の普及が進められ、近代的な[[日本語]]が成立した。宗教面では従来の神仏混交が改められ︵[[神仏分離]]︶、[[寺請制度]]が廃止された。神社は行政組織に組み込まれ、皇室を中心とする[[国家神道]]に再編されていった。これにより仏教は弾圧された︵[[廃仏毀釈]]︶。キリスト教は欧米側の事情として制度・資本両面の輸出に成功し布教の理由が薄れてなお、[[同志社大学]]などの教育機関に社会的地位を占めるようになった。
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世界的観点においては、明治維新の途中から日清戦争までが[[大不況 (1873年-1896年)]] 期にあたる。このときは[[オリエンタル・バンク]]が日本の[[外債]]を引き受けた。日露戦争ではシ団が[[ロスチャイルド]]などの個人銀行に変わり、その意味で幕末の方針に回帰した。
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世界的観点においては、明治維新の途中から日清戦争までが[[大不況 (1873年-1896年)]] 期にあたる。このときは[[オリエンタル・バンク]]が日本の[[外債]]を引き受けた。日露戦争ではシ団が[[ロスチャイルド]]などの個人銀行に変わり、その意味で幕末の方針に回帰した。
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1891年には日本を訪日していた[[ロシア帝国]]の皇帝[[ニコライ二世]]が警備にあたっていた[[日本の警察官|警察官]]・[[津田三蔵]]に暗殺未遂で終わる[[大津事件]]が発生した。 |
1891年には日本を訪日していた[[ロシア帝国]]の皇帝[[ニコライ二世]]が警備にあたっていた[[日本の警察官|警察官]]・[[津田三蔵]]に暗殺未遂で終わる[[大津事件]]が発生した。 |
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1904年に開戦した[[日露戦争]]では[[ロシア帝国]]側の艦隊がほぼ全滅するといった反面、日本側の損害は駆逐艦1大破、水雷艇数隻沈没で、主力艦は中破すらなく、 |
1904年に開戦した[[日露戦争]]では[[ロシア帝国]]側の艦隊がほぼ全滅するといった反面、日本側の損害は駆逐艦1大破、水雷艇数隻沈没で、主力艦は中破すらなく、ほとんど無傷であったという異例の結果を残した。
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日本の勝利後、ロシア帝国から賠償金を得られず大きな負債が残ったが、ロシア帝国が[[清国]]から受領していた[[大連市|大連]]と[[旅順港|旅順]]の[[租借権]]獲得、[[東清鉄道]]の一部である[[南満洲鉄道]]を獲得するなど、[[満洲]]における権益を得ることとなった。当時としては非白人国として唯一列強諸国の仲間入りをし、アジア諸国の中で唯一ほぼ全ての不平等条約改正を達成、欧米諸国と対等の国家となり、のちには﹁[[五大国]]﹂の一角をも占めることとなり、[[日清戦争]]と[[日露戦争]]に連続的に勝利したことで[[下関条約]]や[[ポーツマス条約]]といった日本側が有益になる条約を締結した。
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日本の勝利後、ロシア帝国から賠償金を得られず大きな負債が残ったが、ロシア帝国が[[清国]]から受領していた[[大連市|大連]]と[[旅順港|旅順]]の[[租借権]]獲得、[[東清鉄道]]の一部である[[南満洲鉄道]]を獲得するなど、[[満洲]]における権益を得ることとなった。当時としては非白人国として唯一列強諸国の仲間入りをし、アジア諸国の中で唯一ほぼ全ての不平等条約改正を達成、欧米諸国と対等の国家となり、のちには﹁[[五大国]]﹂の一角をも占めることとなり、[[日清戦争]]と[[日露戦争]]に連続的に勝利したことで[[下関条約]]や[[ポーツマス条約]]といった日本側が有益になる条約を締結した。
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さらに[[大韓帝国]]においてロシアの脅威がなくなったことで日本は[[保護国]]化を決行する。[[1905年]]︵明治38年︶には[[第二次日韓協約]]締結後大韓帝国の外交権は日本に接収された。同年には[[韓国統監府]]を設立、[[1910年]]︵明治43年︶の[[日韓併合条約]]の締結により、[[韓国併合|大韓帝国は日本に正式に併合された]]。
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明治末期の1912年には[[スウェーデン]]で行われた[[1912年ストックホルムオリンピックの日本選手団|ストックホルムオリンピック]]に初めて出場した。これはアジア諸国で初である。 |
明治末期の1912年には[[スウェーデン]]で行われた[[1912年ストックホルムオリンピックの日本選手団|ストックホルムオリンピック]]に初めて出場した。これはアジア諸国で初である。 |
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1927年(昭和2年)に[[昭和金融恐慌]]が発生。1930年(昭和5年)には、アメリカから発生した[[世界恐慌]]が日本経済を直撃した([[昭和恐慌]])。国政では二大政党の対立から[[統帥権干犯問題]]が表面化し、[[金解禁]]も失敗に終わるなど政党政治への不信感が増し、外地では[[関東軍]]によって[[満洲事変]]が発生するなど社会不安が増加した。1932年(昭和7年)に国家改造運動が過熱する中、[[五・一五事件]]で[[犬養毅]]首相が暗殺されると、[[立憲政友会]]が国政第一党でありながら前[[朝鮮総督]]の[[斎藤実]]が[[立憲民政党]]の協力を得て総理に就任する。斎藤内閣は[[塘沽協定]]で満洲事変を終結させた後、事変によって誕生した[[満洲国]]を承認し、それに反発する[[国際連盟]]に脱退を表明した。 |
1927年(昭和2年)に[[昭和金融恐慌]]が発生。1930年(昭和5年)には、アメリカから発生した[[世界恐慌]]が日本経済を直撃した([[昭和恐慌]])。国政では二大政党の対立から[[統帥権干犯問題]]が表面化し、[[金解禁]]も失敗に終わるなど政党政治への不信感が増し、外地では[[関東軍]]によって[[満洲事変]]が発生するなど社会不安が増加した。1932年(昭和7年)に国家改造運動が過熱する中、[[五・一五事件]]で[[犬養毅]]首相が暗殺されると、[[立憲政友会]]が国政第一党でありながら前[[朝鮮総督]]の[[斎藤実]]が[[立憲民政党]]の協力を得て総理に就任する。斎藤内閣は[[塘沽協定]]で満洲事変を終結させた後、事変によって誕生した[[満洲国]]を承認し、それに反発する[[国際連盟]]に脱退を表明した。 |
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1936年︵昭和11年︶には陸軍の青年将校による[[二・二六事件]]クーデターが発生するも鎮圧された。当時、国連から脱退していた日本は、同じく脱退していた[[ドイツ国]]︵[[ナチス・ドイツ]]︶と[[日独防共協定]]を締結した。1937年︵昭和12年︶、中国の上海にて[[第二次上海事変]]が勃発し、日本は[[中華民国]]との戦争︵[[日中戦争]]・[[支那事変]]︶に突入する。[[南京戦]]などの地上戦に勝利、1938年︵昭和13年︶には[[重慶爆撃|重慶に対する爆撃]]などを実行し日本側が優勢になっていた。
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1936年︵昭和11年︶には陸軍の青年将校による[[二・二六事件]]クーデターが発生するも鎮圧された。当時、国連から脱退していた日本は、同じく脱退していた[[ドイツ国]]︵[[ナチス・ドイツ]]︶と[[日独防共協定]]を締結した。1937年︵昭和12年︶、中国の上海にて[[第二次上海事変]]が勃発し、日本は[[中華民国]]との戦争︵[[日中戦争]]・[[支那事変]]︶に突入する。[[南京戦]]などの地上戦に勝利、1938年︵昭和13年︶には[[重慶爆撃|重慶に対する爆撃]]などを実行し日本側が優勢になっていたが、国民党を支援する米英との対立が深刻化する。
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1940年︵昭和15年︶、[[ナチス・ドイツ]]、[[イタリア王国]]と[[日独伊三国同盟]]を締結した。それと同時に日本は[[1940年東京オリンピック|東京オリンピック]]を開催予定であったが、日本国政府は'''[[第二次世界大戦]]'''の影響で[[国際オリンピック委員会]]に返上、日本は[[枢軸国]]として参戦することになる。
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1940年︵昭和15年︶、[[ナチス・ドイツ]]、[[イタリア王国]]と[[日独伊三国同盟]]を締結した。それと同時に日本は[[1940年東京オリンピック|東京オリンピック]]を開催予定であったが、日本国政府は'''[[第二次世界大戦]]'''の影響で[[国際オリンピック委員会]]に返上、日本は[[枢軸国]]として参戦することになる。
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一方、日本の占領は分断国家にはされず、日本国政府と皇室を存続したまま[[アメリカ合衆国]]が間接的に占領するという間接統治を実行した(占領期間も内閣総理大臣なども存在していた)。 |
一方、日本の占領は分断国家にはされず、日本国政府と皇室を存続したまま[[アメリカ合衆国]]が間接的に占領するという間接統治を実行した(占領期間も内閣総理大臣なども存在していた)。 |
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GHQは直ちに日本軍を解体し、占領政策に基づいた[[象徴天皇制]]、[[国民主権]]、[[平和主義]]を定めた[[日本国憲法]]を新たに制定 |
GHQは直ちに日本軍や[[皇国史観]]、国家神道などを解体し、占領政策に基づいた[[象徴天皇制]]、[[国民主権]]、[[平和主義]]、[[政教分離]]を定めた[[日本国憲法]]を新たに制定、[[大日本帝国憲法]]は第73条により全部改正という名目で廃止された。日本が保有していた海外の軍事基地をはじめとする植民地、占領地は全て失う事になった。例えば、台湾は[[国共内戦]]によって、[[中国共産党]]に敗北した[[中国国民党]]が統治する。[[朝鮮半島]]に関しては、[[在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁|南部分はアメリカ合衆国]]と[[ソビエト民政庁|北部分はソビエト連邦]]の2カ国による直接統治となった。その影響でドイツと同じく[[大韓民国]]︵資本主義︶と[[朝鮮民主主義人民共和国]]︵共産主義︶の分断国家が誕生し、後の[[朝鮮戦争]]に繋がる。また、第一次世界大戦の勝利でドイツ帝国から得た南洋諸島も[[太平洋諸島信託統治領|アメリカ合衆国側が統治する方針になった]]。
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﹁侵略戦争の経済的基盤﹂を無力化するために[[農地改革]]と[[財閥解体]]が断行された。解体された財閥は[[コンツェルン]]としての形から企業グループと再び復活した。企業グループとは、[[アメリカ対日協議会]]の圧力により[[過度経済力集中排除法]]が適用されないことになった﹁トップのいない企業結合体﹂である。無力化の対象となった[[寄生地主制]]と財閥は、戦中より産業合理化の障害としても論じられていた<ref>Freda Utley ''[[:en:Freda Utley#Books|Japan's Feet of Clay]]'', Faber & Faber, London (1937)</ref>。そこで[[傾斜生産方式]]という合理化が推進された。1952年、日本は[[世界銀行]]と[[国際通貨基金]]に加盟した。この頃は[[新円切替]] |
「侵略戦争の経済的基盤」を無力化するために[[農地改革]]と[[財閥解体]]が断行された。解体された財閥は[[コンツェルン]]としての形から企業グループと再び復活した。企業グループとは、[[アメリカ対日協議会]]の圧力により[[過度経済力集中排除法]]が適用されないことになった「トップのいない企業結合体」である。無力化の対象となった[[寄生地主制]]と財閥は、戦中より産業合理化の障害としても論じられていた<ref>Freda Utley ''[[:en:Freda Utley#Books|Japan's Feet of Clay]]'', Faber & Faber, London (1937)</ref>。そこで[[傾斜生産方式]]という合理化が推進された。1952年、日本は[[世界銀行]]と[[国際通貨基金]]に加盟した。この頃は[[新円切替]]などが国民生活を脅かした。 |
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[[File:Yoshida signs San Francisco Peace Treaty.jpg|thumb|right|[[サンフランシスコ平和条約]]に署名する[[吉田茂]]と日本全権委員団。]] |
[[File:Yoshida signs San Francisco Peace Treaty.jpg|thumb|right|[[サンフランシスコ平和条約]]に署名する[[吉田茂]]と日本全権委員団。]] |
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[[1950年代]]にさしかかる頃から[[逆コース]]が進展した。[[朝鮮戦争]]では占領軍の指令に基づき掃海部隊や港湾労働者を朝鮮半島に送り込むなど韓国支援活動を行った<ref name=ishimaru>{{Cite web|和書|url =http://www.nids.go.jp/publication/senshi/pdf/200803/03.pdf|title =朝鮮戦争と日本の関わり―忘れ去られた海上輸送―|publisher =[[防衛研究所]]|author =防衛研究所戦史部[[石丸安蔵]]|accessdate =2011-08-02|archiveurl =https://web.archive.org/web/20110323030422/http://www.nids.go.jp///publication/senshi/pdf/200803/03.pdf|archivedate =2011年3月23日|deadlinkdate =2017年10月}}</ref>。[[ |
[[1950年代]]にさしかかる頃から[[逆コース]]が進展した。[[朝鮮戦争]]では占領軍の指令に基づき掃海部隊や港湾労働者を朝鮮半島に送り込むなど韓国側の支援活動を行った<ref name=ishimaru>{{Cite web|和書|url =http://www.nids.go.jp/publication/senshi/pdf/200803/03.pdf|title =朝鮮戦争と日本の関わり―忘れ去られた海上輸送―|publisher =[[防衛研究所]]|author =防衛研究所戦史部[[石丸安蔵]]|accessdate =2011-08-02|archiveurl =https://web.archive.org/web/20110323030422/http://www.nids.go.jp///publication/senshi/pdf/200803/03.pdf|archivedate =2011年3月23日|deadlinkdate =2017年10月}}</ref>。この時期[[朝鮮特需]]や外債の導入により急速に戦後復興を進めた。財閥は企業グループとして形を変えて再び復活した。
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戦後のドイツは[[ナチス・ドイツの国旗|ナチスの国旗]]の廃止や国歌の制限、国章の変更を行ったが、日本に関しては戦前 |
[[1952年]]︵昭和27年︶に[[日本国との平和条約|サンフランシスコ平和条約]]により主権を回復した。戦後のドイツは[[ナチス・ドイツの国旗|ナチスの国旗]]の廃止や国歌の制限、国章の変更、戦後のイタリアも国旗と国章の変更を行ったが、日本に関しては戦前戦後と[[日の丸|国旗]]・国歌・[[日本の国章|国章]]の変更や制限は一切されず存続することになった。同年4月28日にGHQは解体し、占領軍は権限低下と名目を変え、[[在日米軍]]︵USFJ︶として第二次世界大戦後の日本に駐留する唯一の外国軍になっている。
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1954年︵昭和29年︶には防衛に特化した[[自衛隊]]が設立され事実上の再軍備となった。[[自由民主党 (日本)|自民党]]と[[日本社会党|社会党]]の保革[[55年体制]]ができた翌年、日本は[[日ソ共同宣言]]と[[国際連合]]加盟を果した。
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1952年︵昭和27年︶4月28日、GHQは解体し、占領軍は権限低下と名目を変え、[[在日米軍]]︵USFJ︶として第二次世界大戦後の日本に駐留する唯一の外国軍になっている。1954年︵昭和29年︶には防衛に特化した[[自衛隊]]が設立された。
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[[冷戦]]下 |
[[冷戦]]下では西側陣営として[[日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約|日米安全保障条約]]を締結した。主権回復後の日本は[[西側諸国]]の中でも特に米国寄りの立場をとったが、[[日本国憲法第9条]]を根拠に軍事力の海外派遣を行わなかった。サンフランシスコ平和条約発効直前に発生した韓国による[[竹島問題|竹島軍事占領]]を除き、戦後の日本は諸外国からの軍事的実力行使にさらされることが一切なかった。また国内においても[[共産主義]]等の非合法化といった強権措置は行わなかった。
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[[1964年]]︵昭和39年︶にはアジア初であり、有色人種の国家としては初となる[[東京オリンピック (1964年)|東京オリンピック]]・[[1964年東京パラリンピック|パラリンピック]]が[[昭和天皇]]の開会宣言によって開催された。高速道路や国際空港などインフラの整備や[[オリンピック景気]]、1965年以降は[[いざなぎ景気]]と呼ばれる好景気が発生するなど繁栄する年が長年続くこととなった。また、[[国内総生産]]︵GDP︶に関しては[[1966年]]︵昭和41年︶に[[フランス]]を、[[1967年]]︵昭和42年︶に[[英国]]を、[[1968年]]︵昭和43年︶には[[西ドイツ]]をそれぞれ追い抜 |
[[1960年代]]、日本の[[国民総生産]]は[[高度経済成長]]を。[[1964年]]︵昭和39年︶にはアジア初であり、有色人種の国家としては初となる[[東京オリンピック (1964年)|東京オリンピック]]・[[1964年東京パラリンピック|パラリンピック]]が[[昭和天皇]]の開会宣言によって開催された。高速道路や国際空港などインフラの整備や[[オリンピック景気]]、1965年以降は[[いざなぎ景気]]と呼ばれる好景気が発生するなど繁栄する年が長年続くこととなった。また、[[国内総生産]]︵GDP︶に関しては[[1966年]]︵昭和41年︶に[[フランス]]を、[[1967年]]︵昭和42年︶に[[英国]]を、[[1968年]]︵昭和43年︶には[[西ドイツ]]をそれぞれ追い抜き、日本は[[先進国]]となった。壊滅的な敗戦から奇跡的な復興を遂げた日本は途上国のモデル国家とされた。
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[[1970年代]]は[[ニクソン・ショック]]と[[オイルショック]]の二重苦にもかかわらず軟着陸できたので[[安定成長期]]と呼ばれた。重化学工業から[[自動車]]・[[電機]]へと産業の主役が移る[[産業構造の転換]]が進んだ |
[[1970年代]]は[[ニクソン・ショック]]と[[オイルショック]]の二重苦にもかかわらず軟着陸できたので[[安定成長期]]と呼ばれた。重化学工業から[[自動車]]・[[電機]]へと産業の主役が移る[[産業構造の転換]]が進んだ。同時に[[公害病]]問題が注目される。
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[[1970年]]︵昭和45年︶、大阪にて[[日本万国博覧会|大阪万博]]が開催された。博覧会の[[名誉総裁]]は当時の[[皇太子]][[上皇明仁|明仁親王]]、名誉会長は当時の首相の[[佐藤栄作]]となった。当時では普及していなかった[[電気自動車]]や[[動く歩道]]、[[電動自転車]]などを展開するなど未来世界を作り上げたことが世界から注目され、6,422万人以上が来場し大成功を収めた。
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[[1972年]]︵昭和47年︶に[[田中角栄]]内閣総理大臣は[[日本列島改造論]]を提唱した。大都市と地方の格差を埋める目的と、[[高速道路]]網を全国に張り巡らせ、地方に病院や港湾、学校などの公共施設を次々と建てて、大都市と地方のインフラ格差を埋めた。そのため、東京だけではなく地方の雇用・経済をさらに潤わせることに成功した。
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[[1972年]]︵昭和47年︶、[[日中国交正常化]]と[[沖縄返還]]が行われた。同年に[[田中角栄]]内閣総理大臣は[[日本列島改造論]]を提唱した。それは高速交通網を全国に張り巡らせ、地方に病院や港湾、学校などの公共施設を次々と建てて、大都市と地方のインフラ格差を埋め、東京だけではなく地方の雇用・経済をさらに潤わせることであったが、後の[[オイルショック]]と[[ロッキード事件]]で道半ばに終わる。
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[[1973年]](昭和48年)には日本をはじめアメリカ、イギリス、[[西ドイツ]]、フランスの5カ国がG5(現在この[[G7]])を創設した。 |
[[1973年]](昭和48年)には日本をはじめアメリカ、イギリス、[[西ドイツ]]、フランスの5カ国がG5(現在この[[G7]])を創設した。 |
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[[バブル景気]]中の日本企業による国外不動産(主にアメリカ企業の)買い漁りの象徴となった。]] |
[[バブル景気]]中の日本企業による国外不動産(主にアメリカ企業の)買い漁りの象徴となった。]] |
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経済学者のラビ・バトラは高い成長率と一億総中流を実現した |
経済学者の[[ラビ・バトラ]]は高い成長率と一億総中流を実現した1960年代から70年代の日本経済を指して「[[資本主義]]の究極の理想に近い」と評価した。[[ロナルド・レーガン]]はGDPと軍事力で日本がアメリカを追い抜くことを覚悟した。また、日本企業の輸出攻勢は[[貿易摩擦]]をもたらした。 |
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[[日本の民営化の一覧#中曽根内閣(1982-1987)|中曽根内閣の民営化政策]]が推進され始めて程なく[[プラザ合意]]がなされた。これにより[[円高不況]]が起こり、そこで行き過ぎた[[政策金利|金融緩和]]がなされて[[リクルート事件]]の頃に[[バブル景気]]が到来した。1人あたりの[[国民所得]]はアメリカに次ぐ世界第2位となった。引き続き年5%-7%の高い経済成長が見込まれ、21世紀は日本の時代になるとまでいわれた([[ジャパン・アズ・ナンバーワン]])。日本は大規模な好景気を経験する一方、アメリカなどは経済低迷を経験していたため日米間で[[日米貿易摩擦|貿易摩擦]]が起きた。 |
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昭和末期、[[日本の民営化の一覧#中曽根内閣(1982-1987)|中曽根内閣の民営化政策]]が推進され始めて程なく[[プラザ合意]]がなされた。これにより[[円高不況]]が起こり、そこで行き過ぎた[[政策金利|金融緩和]]がなされて[[リクルート事件]]の頃に[[バブル景気]]が到来した。1人あたりの[[国民所得]]はアメリカに次ぐ世界第2位となった。引き続き年5%-7%の高い経済成長が見込まれ、21世紀は日本の時代になるといわれた︵[[ジャパン・アズ・ナンバーワン]]︶。日本は大規模な好景気を経験する一方、アメリカなどは経済低迷を経験していたため日米間で[[日米貿易摩擦|貿易摩擦]]が起きた。
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=== 平成時代 === |
=== 平成時代 === |
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[[ファイル:Shukuga-Onretsu-no-gi.png|サムネイル|1989年([[平成]]元年)の祝賀御列の儀のパレードには多くの国民が集まった。]] |
[[ファイル:Shukuga-Onretsu-no-gi.png|サムネイル|1989年([[平成]]元年)の祝賀御列の儀のパレードには多くの国民が集まった。]] |
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[[ファイル:Keizo_Obuchi_cropped_Keizo_Obuchi_19890107.jpg|サムネイル|新元号「平成」を発表した[[小渕恵三]]。]] |
[[ファイル:Keizo_Obuchi_cropped_Keizo_Obuchi_19890107.jpg|サムネイル|新元号「平成」を発表した[[小渕恵三]]。]] |
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[[平成]]年間︵[[1989年]] - [[2019年]]︶は[[平成|平成時代]]と呼ばれる。1989年1月7日の父・昭和天皇の崩御に[[皇室典範]]に基づいて[[皇位継承|皇位を継承]]。翌[[1月8日|8日]]に[[元号法]]と[[元号を改める政令 (昭和六十四年政令第一号)|政令]]に基づき﹁'''[[平成]]'''﹂へ[[改元]]が行われた。平成の30年間において、国民の約80%はとても平和な時代であったという回答がある<ref>{{Cite web|和書|title=平成は﹁戦争がなく平和な時代﹂79% NHK世論調査|平成 -次代への道標|NHK NEWS WEB |url=https://www3.nhk.or.jp/news/special/heisei/feature-articles/feature-articles_03.html |website=www3.nhk.or.jp |accessdate=2022-03-03 |last=日本放送協会}}</ref>。
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[[平成]]年間︵[[1989年]] - [[2019年]]︶は[[平成|平成時代]]と呼ばれる。1989年1月7日の父・昭和天皇の崩御に[[皇室典範]]に基づいて[[皇位継承|皇位を継承]]。翌[[1月8日|8日]]に[[元号法]]と[[元号を改める政令 (昭和六十四年政令第一号)|政令]]に基づき、戦後初めて﹁'''[[平成]]'''﹂へ[[改元]]が行われた。平成の30年間において、国民の約80%はとても平和な時代であったという回答がある<ref>{{Cite web|和書|title=平成は﹁戦争がなく平和な時代﹂79% NHK世論調査|平成 -次代への道標|NHK NEWS WEB |url=https://www3.nhk.or.jp/news/special/heisei/feature-articles/feature-articles_03.html |website=www3.nhk.or.jp |accessdate=2022-03-03 |last=日本放送協会}}</ref>。
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平成元年の1989年にはバブル景気の影響で[[日経平均株価]]が最高値になった。1991年12月には共産主義の超大国の[[ソビエト連邦の崩壊|ソビエト連邦が崩壊]]し、冷戦は日米欧などをはじめとする西側諸国︵資本主義︶の事実上の勝利となった。 |
平成元年の1989年にはバブル景気の影響で[[日経平均株価]]が最高値になった。1991年12月には共産主義の超大国の[[ソビエト連邦の崩壊|ソビエト連邦が崩壊]]し、冷戦は日米欧などをはじめとする西側諸国︵資本主義︶の事実上の勝利となった。しかしながら冷戦終結と時を同じくして日本では[[バブル崩壊]]が発生、続いて自社両党による[[55年体制]]が崩壊し、短命の[[非自民・非共産連立政権|非自民連立内閣]]が成立。その後も政界再編は続き、2009年と2012年にも[[政権交代]]が起きるなどして、1年持たない総理大臣が続出した。
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昭和末期から過熱状態にあった景気は、[[日銀]][[三重野康]]総裁の急激な金融引き締めによりハードランディングがおき崩壊。その後も[[円高不況]]、[[アジア通貨危機]]、[[ITバブル]]崩壊と連続した要因により、2000年代まで[[失われた10年|失われた10年と呼ばれる長い経済停滞]]を経験した。
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昭和末期から過熱状態にあった景気は、[[日銀]][[三重野康]]総裁の急激な金融引き締めによりハードランディングがおき崩壊。その後も[[円高不況]]、[[アジア通貨危機]]、[[ITバブル]]崩壊、[[少子高齢化]]と連続した要因により、2000年代まで[[失われた10年|失われた10年と呼ばれる長い経済停滞]]を経験し、その後も20年、30年と停滞が続いた。平成時代は世界的には[[インターネット]]、[[パーソナルコンピューター]]、[[携帯電話]]・[[スマートフォン]]などデジタル分野の発展が著しい時代であったが、日本企業は昭和末期には得意としていたこの分野で新興国の後塵を拝する状況となった。一方文化面では日本の[[サブカルチャー]]である[[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]、[[漫画]]、[[テレビゲーム]]などがインターネットを介して裾野を広げ海外で興味を引くようになった。
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世界的観点において平成初期は、余剰家計を[[ミューチュアル・ファンド]]が吸い上げてグローバルな投資活動を展開し注目を浴びた。21世紀に入り、[[BRICs|BRICS]]などの[[新興国]]が台頭。日本を含む先進国の[[空洞化|産業空洞化]]、国家財政や年金会計における債務超過、通貨危機などの傾向が顕著になり、従来世界経済において圧倒的に大きな影響力を持っていた日本や欧米の経済的・政治的先進性は疑義をもたれるようになった。また、[[改革開放]]以降、高度経済成長を続ける中華人民共和国がイギリスやフランス、[[ドイツ]]のGDPを抜き、2010年には遂に日本のGDPを超えた。それにより日本は42年振りに世界2位の経済大国という地位を中国に譲る事になった<ref>{{Cite web|和書|title=中国GDP、世界2位確実に 日本、42年ぶり転落 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1905R_Q1A120C1000000/ |website=日本経済新聞 |date=2011-01-20 |accessdate=2022-02-26 |language=ja}}</ref>。軍事的にも経済的にも成長した中国の政治体制は[[一党独裁制|一党独裁]]の共産主義及び[[社会主義]]であるため、アメリカ合衆国との対立が深刻化している︵[[新冷戦]]を参照︶。
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[[阪神淡路大震災]]・[[地下鉄サリン事件]]・[[東日本大震災]]とそれに伴う[[福島第一原子力発電所事故]]などの大規模な災害が相次いで発生し、危機管理に対する意識が高まった。 |
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[[1993年]]には日本が自ら提案し、[[アフリカ連合]]諸国、[[世界銀行]]と共に[[アフリカ開発会議]]を日本国政府の主導型として定期的に主催させるようになった。[[1998年]]、 [[20世紀]]最後の[[冬季オリンピック]]として[[1998年長野オリンピック|長野オリンピック]]が[[明仁|天皇]]の開会宣言によって開催された。
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世界的観点において平成初期は、余剰家計を[[ミューチュアル・ファンド]]が吸い上げてグローバルな投資活動を展開し注目を浴びた。21世紀に入り、[[BRICs|BRICS]]などの[[新興国]]が台頭。日本を含む先進国の[[空洞化|産業空洞化]]、国家財政や年金会計における債務超過、通貨危機などの傾向が顕著になり、従来世界経済において圧倒的に大きな影響力を持っていた日本や欧米の経済的・政治的先進性は疑義をもたれるようになった。また、[[改革開放]]以降、高度経済成長を続ける中華人民共和国がイギリスやフランス、[[ドイツ]]のGDPを抜き、2010年には遂に日本のGDPを超えた。それにより日本は42年振りに世界2位の経済大国という地位を中国に譲る事になった<ref>{{Cite web|和書|title=中国GDP、世界2位確実に 日本、42年ぶり転落 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1905R_Q1A120C1000000/ |website=日本経済新聞 |date=2011-01-20 |accessdate=2022-02-26 |language=ja}}</ref>。中国・[[ロシア]]率いる東側とアメリカ率いる西側の対立が再び深刻化し、日本は再び西側陣営に組み込まれた︵[[新冷戦]]を参照︶。また[[北朝鮮]]とも[[日本人拉致問題]]、[[九州南西海域工作船事件]]、[[北朝鮮核問題]]、ミサイル問題などで対立が深刻化した。アメリカ政府は[[1994年]]から、日本政府に対して[[年次改革要望書]]を出した。年次改革要望書は[[2008年]]に[[鳩山由紀夫内閣]]中に日本側の申し出で破棄したがその後[[日米経済調和対話]]に移行した。[[安倍晋三]]首相は[[日本政府]]の外交方針として2007年には﹁[[日米豪印戦略対話]]﹂を、2012年には﹁[[セキュリティダイヤモンド構想]]﹂を、2016年には﹁[[自由で開かれたインド太平洋戦略]]﹂を世界各国に提唱した。
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[[1994年]]から、アメリカ政府は日本政府に対して[[年次改革要望書]]を出した。年次改革要望書は[[2008年]]に[[鳩山由紀夫内閣]]中に日本側の申し出で破棄した。[[2001年]]には[[九州南西海域工作船事件]]が発生。日本の海上保安庁と北朝鮮の工作船が[[奄美大島]]付近で激しい銃撃戦を繰り広げた。
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[[1993年]]には日本が自ら提案し、[[アフリカ連合]]諸国、[[世界銀行]]と共に[[アフリカ開発会議]]を日本国政府の主導型として定期的に主催させるようになった。[[1998年]]、 [[20世紀]]最後の[[冬季オリンピック]]として[[1998年長野オリンピック|長野オリンピック]]が[[明仁|天皇]]の開会宣言によって開催された。
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[[2003年]][[10月1日]]には日本の航空宇宙3機関、[[文部科学省]][[宇宙科学研究所]]︵ISAS︶・[[独立行政法人]][[航空宇宙技術研究所]]︵NAL︶・[[特殊法人]][[宇宙開発事業団]]︵NASDA︶が統合されて[[宇宙航空研究開発機構]]が設立され、日本は[[宇宙開発]]を本格化し始めた。[[安倍晋三]]首相は[[日本政府]]の外交方針として2007年には﹁[[日米豪印戦略対話]]﹂を、2012年には﹁[[セキュリティダイヤモンド構想]]﹂を、2016年には﹁[[自由で開かれたインド太平洋戦略]]﹂を世界各国に提唱した。
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平成時代に日本は独自で軍事的に再び[[自衛隊海外派遣|海外に進出するようになった]]。2003年には[[イラク戦争]]が勃発した。アメリカ軍が[[バアス党政権 (イラク)|イラク共和国]]に勝利すると、多国籍軍は占領を開始。日本も[[有志連合]]の一員として[[小泉純一郎]]首相の強い指導力によって、[[イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法]]が公布され[[自衛隊イラク派遣|イラクに自衛隊が派遣された]]。日本国政府の目的によるとイラクの国家再建を支援するためであるとされる︵事実上のイラク占領︶。[[日本クウェート地位協定]]に基づき[[クウェート]]のアリ・アル・サレーム空軍基地内に自衛隊は長期駐留した。
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平成時代に日本は独自で軍事的に再び[[自衛隊海外派遣|海外に進出するようになった]]。2003年に[[イラク戦争]]が勃発しアメリカ軍が[[バアス党政権 (イラク)|イラク共和国]]に勝利すると、多国籍軍は占領を開始。[[イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法]]が公布され、日本も[[有志連合]]の一員として[[自衛隊イラク派遣|イラクに自衛隊が派遣された]]。これは日本国政府の目的によるとイラクの国家再建を支援するためであるとされる。[[日本クウェート地位協定]]に基づき[[クウェート]]のアリ・アル・サレーム空軍基地内に自衛隊は長期駐留した。
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2009年には[[アフリカ]]の[[ソマリア]]に出現する[[ソマリア沖の海賊|海賊]]を対処([[ソマリア沖海賊の対策部隊派遣]])を行うために日本は[[北大西洋条約機構]]率いる[[オーシャン・シールド作戦]](多国籍軍)に参加した。結果、勝利し海賊を減少させることに成功した。 |
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2011年にはアフリカの[[ジブチ共和国]]内に日本政府とジブチ共和国政府が共に[[日本ジブチ地位協定]]を締結し[[ジブチ共和国における自衛隊拠点|自衛隊専用の海外基地]]を設立するなど |
2009年には[[アフリカ]]の[[ソマリア]]に出現する[[ソマリア沖の海賊|海賊]]を対処︵[[ソマリア沖海賊の対策部隊派遣]]︶を行うために日本は[[北大西洋条約機構]]率いる[[オーシャン・シールド作戦]]︵多国籍軍︶に参加した。2011年にはアフリカの[[ジブチ共和国]]内に日本政府とジブチ共和国政府が共に[[日本ジブチ地位協定]]を締結し[[ジブチ共和国における自衛隊拠点|自衛隊専用の海外基地]]を設立するなど国際派遣を強化したが、国内から批判の声もあった<ref>{{Cite web|和書|title=自衛隊派遣支える﹁地位協定﹂ ジブチの法令適用されず |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54942350Y0A120C2PP8000/ |website=日本経済新聞 |date=2020-01-29 |accessdate=2022-03-09 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=日本は、自衛隊が駐留するジブチに﹁占領軍﹂のような不平等協定を強いている |url=https://nikkan-spa.jp/1556286 |website=日刊SPA! |date=2019-03-06 |accessdate=2022-03-09 |language=ja |last=志葉玲}}</ref>。
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[[ファイル:Tokyo_Sky_Tree_at_night_(Iki).JPG|サムネイル|[[東京スカイツリー]]は世界で最も高さが高い[[電波塔]]であり、[[ドバイ]]の[[ブルジュ・ハリファ]]に次ぐ世界で2番目の高さを誇る建造物である。2012年に完成した事により平成を代表する建物になっている。]]
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[[ファイル:Tokyo_Sky_Tree_at_night_(Iki).JPG|サムネイル|[[東京スカイツリー]]は世界で最も高さが高い[[電波塔]]であり、[[ドバイ]]の[[ブルジュ・ハリファ]]に次ぐ世界で2番目の高さを誇る建造物である。2012年に完成した事により平成を代表する建物になっている。]]
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[[ファイル:National-Foundation-Day-of-Japan-2019.png| |
[[ファイル:National-Foundation-Day-of-Japan-2019.png|thumb|平成時代最後の[[建国記念の日]](2019年2月11日)]] |
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文化面ではサブカルチャーである[[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]、[[漫画]]、[[テレビゲーム]]が裾野を広げ海外で興味を引くようになった。 |
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日本は少子化により人手不足に陥っており、平成末期には[[人工知能]]・[[自動運転車|自動運転]]・[[ロボット]]などの新技術が人間の負担を軽減することが期待されるようになった。また宇宙開発では[[2003年]][[10月1日]]には日本の航空宇宙3機関、[[文部科学省]][[宇宙科学研究所]]︵ISAS︶・[[独立行政法人]][[航空宇宙技術研究所]]︵NAL︶・[[特殊法人]][[宇宙開発事業団]]︵NASDA︶が統合されて[[宇宙航空研究開発機構]]が設立された。
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2019年4月1日に新たな元号﹁'''[[令和]]'''﹂を発表した。4月30日には[[天皇の退位等に関する皇室典範特例法]]の施行に伴い、この日を以って第125代天皇[[明仁]]が[[退位]]︵[[譲位]]︶。午後5時から退位礼正殿の儀︵[[退位の礼]]の中心儀式で[[国事行為]]たる儀式︶が行われた。5月1日午前0時に令和元年となった。
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2019年4月1日に新たな元号﹁'''[[令和]]'''﹂を発表した。4月30日には[[天皇の退位等に関する皇室典範特例法]]の施行に伴い、この日を以って第125代天皇[[明仁]]が[[退位]]︵[[譲位]]︶。午後5時から退位礼正殿の儀︵[[退位の礼]]の中心儀式で[[国事行為]]たる儀式︶が行われた。5月1日午前0時に令和元年となった。
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[[2021年]]、[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行_(2019年-)|新型コロナウイルス感染症の世界的流行]]により1年延期されていた[[2020年東京オリンピック|東京オリンピック]]・[[2020年東京パラリンピック|パラリンピック]]が[[今上天皇]]の開会宣言によって開催された。[[2020年東京オリンピックのメダル受賞数一覧|オリンピックのメダル受賞数]]で日本は世界3位という日本のオリンピック史上最も多くのメダルを獲得するという結果を残した<ref>{{Cite web|和書|title=NHK世論調査 東京五輪 ことし7月の開催﹁よかった﹂は約5割 |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211211/k10013384081000.html |website=NHK NEWS WEB |accessdate=2022-03-03 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=空自輸送機がトンガ到着 飲料水3トン届ける |url=https://www.sankei.com/article/20220122-3FHIPFJZIFPADJI42GCSRHVSXM/ |website=産経ニュース |date=2022-01-22 |accessdate=2022-03-14 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref>。
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[[2021年]]、[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行_(2019年-)|新型コロナウイルス感染症の世界的流行]]により1年延期されていた[[2020年東京オリンピック|東京オリンピック]]・[[2020年東京パラリンピック|パラリンピック]]が[[今上天皇]]の開会宣言によって開催された。[[2020年東京オリンピックのメダル受賞数一覧|オリンピックのメダル受賞数]]で日本は世界3位という日本のオリンピック史上最も多くのメダルを獲得するという結果を残した<ref>{{Cite web|和書|title=NHK世論調査 東京五輪 ことし7月の開催﹁よかった﹂は約5割 |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211211/k10013384081000.html |website=NHK NEWS WEB |accessdate=2022-03-03 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=空自輸送機がトンガ到着 飲料水3トン届ける |url=https://www.sankei.com/article/20220122-3FHIPFJZIFPADJI42GCSRHVSXM/ |website=産経ニュース |date=2022-01-22 |accessdate=2022-03-14 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref>。
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[[第49回衆議院議員総選挙]]では自由民主党が衆議院の過半数の議席を獲得した<ref>{{Cite web|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/ |title=衆議院選挙速報2021 開票速報・選挙結果 -衆院選 |publisher=日本放送協会 |accessdate=2024-01-06}}</ref>。[[第26回参議院議員通常選挙]]では自由民主党が参議院の第1党の地位を維持した<ref>{{Cite web|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/ |title=参議院選挙速報2022開票速報・選挙結果 |publisher=日本放送協会 |accessdate=2024-01-08}}</ref>。
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2月24日、[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ロシアがウクライナに全面侵攻]]し、[[岸田文雄]]首相は[[ウクライナ]]の[[ウォロディミル・ゼレンスキー]]大統領に人道と装備の支援を発表<ref>{{Cite web|和書|title=日本がロシア決済網排除を支持、1億ドル緊急人道支援も…首相﹁関係をこれまで通りにはできない﹂ : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン |url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220227-OYT1T50125/amp/ |website=www.yomiuri.co.jp |accessdate=2022-03-03}}</ref>と[[ロシア]]及び[[ウラジーミル・プーチン]]及び関連のある家族<ref>{{Cite web|和書|title=プーチン氏娘ら資産凍結 日本がロシアへ追加制裁 |url=https://www.fnn.jp/articles/-/345776 |website=FNNプライムオンライン |access-date=2022-04-16}}</ref>や側近、ロシア財閥の[[オリガルヒ]]<ref>{{Cite web|和書|title=“オリガルヒ中のオリガルヒ一族”に日本が経済制裁…一方で衛星がとらえた”資産隠し”の動きも |url=https://www.fnn.jp/articles/-/332264 |website=FNNプライムオンライン |accessdate=2022-03-16}}</ref>と侵攻に関与した疑いがある[[ベラルーシ|ベラルーシ共和国]]全土に前例のないほどの[[経済制裁]]、[[資産凍結]]<ref>{{Cite web|和書|title=岸田首相、日本もSWIFT制裁参加を表明 ﹁暴挙には代償﹂プーチン氏資産も凍結 |url=https://www.sankei.com/article/20220227-UW3TKQX2BNPVND76QXBMQDLIK4/ |website=産経ニュース |accessdate=2022-03-03 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=政府 資産凍結の対象にプーチン大統領の娘ら約400人など追加 {{!}} NHK |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220412/k10013578291000.html |website=NHK NEWS WEB |access-date=2022-04-16 |language=ja}}</ref>と[[国際銀行間通信協会]]への排除の制裁行っている<ref>{{Cite web|和書|title=岸田首相 対ロシア追加制裁公表 資産凍結や半導体輸出規制など |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220225/k10013500511000.html |website=NHK NEWS WEB |accessdate=2022-02-25 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=首相、ロシアへの追加制裁発表 金融機関の資産凍結など |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2508Y0V20C22A2000000/ |website=日本経済新聞 |date=2022-02-25 |accessdate=2022-02-25 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=日本政府、ベラルーシ制裁を検討…米国の表明受け : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン |url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220225-OYT1T50326/amp/ |website=www.yomiuri.co.jp |accessdate=2022-02-25}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=政府 ベラルーシへの制裁を発表 |url=https://news.yahoo.co.jp/pickup/6419892 |website=Yahoo!ニュース |accessdate=2022-03-03 |language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220305024016/https://news.yahoo.co.jp/pickup/6419892|archivedate=2022-03-05}}</ref>。また、防衛省は軍事的支援を行う事を発表した<ref>{{Cite web|和書|title=ウクライナに自衛隊の防弾チョッキなど提供決定 |url=https://www.sankei.com/article/20220304-MAPACGHYRBOCRDRD5PTD55BJDU/ |website=産経ニュース |date=2022-03-04 |accessdate=2022-03-30 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref>。4月、日本国政府は[[在日ロシア連邦大使館]]の外交官ら複数人を国外追放した<ref>{{Cite web|和書|title=日本駐在のロシア外交官ら8人追放 ウクライナ情勢で 外務省 {{!}} NHK |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220408/k10013573221000.html |website=NHKニュース |accessdate=2022-04-08 |last=日本放送協会}}</ref>。
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2月24日、[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ロシアがウクライナに全面侵攻]]し、[[岸田文雄]]首相は[[ウクライナ]]の[[ウォロディミル・ゼレンスキー]]大統領に人道と装備の支援を発表<ref>{{Cite web|和書|title=日本がロシア決済網排除を支持、1億ドル緊急人道支援も…首相﹁関係をこれまで通りにはできない﹂ : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン |url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220227-OYT1T50125/amp/ |website=www.yomiuri.co.jp |accessdate=2022-03-03}}</ref>と[[ロシア]]及び[[ウラジーミル・プーチン]]及び関連のある家族<ref>{{Cite web|和書|title=プーチン氏娘ら資産凍結 日本がロシアへ追加制裁 |url=https://www.fnn.jp/articles/-/345776 |website=FNNプライムオンライン |access-date=2022-04-16}}</ref>や側近、ロシア財閥の[[オリガルヒ]]<ref>{{Cite web|和書|title=“オリガルヒ中のオリガルヒ一族”に日本が経済制裁…一方で衛星がとらえた”資産隠し”の動きも |url=https://www.fnn.jp/articles/-/332264 |website=FNNプライムオンライン |accessdate=2022-03-16}}</ref>と侵攻に関与した疑いがある[[ベラルーシ|ベラルーシ共和国]]全土に前例のないほどの[[経済制裁]]、[[資産凍結]]<ref>{{Cite web|和書|title=岸田首相、日本もSWIFT制裁参加を表明 ﹁暴挙には代償﹂プーチン氏資産も凍結 |url=https://www.sankei.com/article/20220227-UW3TKQX2BNPVND76QXBMQDLIK4/ |website=産経ニュース |accessdate=2022-03-03 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=政府 資産凍結の対象にプーチン大統領の娘ら約400人など追加 {{!}} NHK |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220412/k10013578291000.html |website=NHK NEWS WEB |access-date=2022-04-16 |language=ja}}</ref>と[[国際銀行間通信協会]]への排除の制裁行っている<ref>{{Cite web|和書|title=岸田首相 対ロシア追加制裁公表 資産凍結や半導体輸出規制など |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220225/k10013500511000.html |website=NHK NEWS WEB |accessdate=2022-02-25 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=首相、ロシアへの追加制裁発表 金融機関の資産凍結など |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2508Y0V20C22A2000000/ |website=日本経済新聞 |date=2022-02-25 |accessdate=2022-02-25 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=日本政府、ベラルーシ制裁を検討…米国の表明受け : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン |url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220225-OYT1T50326/amp/ |website=www.yomiuri.co.jp |accessdate=2022-02-25}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=政府 ベラルーシへの制裁を発表 |url=https://news.yahoo.co.jp/pickup/6419892 |website=Yahoo!ニュース |accessdate=2022-03-03 |language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220305024016/https://news.yahoo.co.jp/pickup/6419892|archivedate=2022-03-05}}</ref>。また、防衛省は軍事的支援を行う事を発表した<ref>{{Cite web|和書|title=ウクライナに自衛隊の防弾チョッキなど提供決定 |url=https://www.sankei.com/article/20220304-MAPACGHYRBOCRDRD5PTD55BJDU/ |website=産経ニュース |date=2022-03-04 |accessdate=2022-03-30 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref>。4月、日本国政府は[[在日ロシア連邦大使館]]の外交官ら複数人を国外追放した<ref>{{Cite web|和書|title=日本駐在のロシア外交官ら8人追放 ウクライナ情勢で 外務省 {{!}} NHK |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220408/k10013573221000.html |website=NHKニュース |accessdate=2022-04-08 |last=日本放送協会}}</ref>。
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{{main|日本史学史|日本の歴史書}} |
{{main|日本史学史|日本の歴史書}} |
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日本においては、[[漢字]]が導入された古代から歴史認識および歴史叙述の展開が見られた。中世には[[歴史物語]]の盛行により庶民層にも国家単位の歴史認識が流布する。近世には合理的・実証的な歴史研究が民間に広がり、近代には[[西欧]]から近代的歴史観が本格的に導入された。また戦前では[[日本神話]]が全て正史であると教育されていたため弥生以前の研究をするのは[[タブー]]であるという風潮があった。
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日本においては、[[漢字]]が導入された古代から歴史認識および歴史叙述の展開が見られた。中世には[[歴史物語]]の盛行により庶民層にも国家単位の歴史認識が流布する。近世には合理的・実証的な歴史研究が民間に広がり、近代には[[西欧]]から近代的歴史観が本格的に導入された。また戦前では[[日本神話]]が全て正史であると教育されていたため弥生以前の研究をするのは[[タブー]]であるという風潮があったと誤解されているが、戦前でも縄文式時代を取り扱った研究は行われており、多くの書籍もあった。(例[https://dl.ndl.go.jp/pid/1169249 古代日本人の生活 (科学文化選書)]・[https://dl.ndl.go.jp/pid/1720563 先史時代の考古学]・[https://dl.ndl.go.jp/pid/1269103 少年国史以前のお話])
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== 脚注 == |
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* [[考古学]] |
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* [[古文書]] |
* [[古文書]] |
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* [[世界の歴史]] |
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* [[東洋史]] |
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* [[東アジア史]] |
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* [[日中関係史]] |
* [[日中関係史]] |
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* [[日朝関係史]] |
* [[日朝関係史]] |
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* [[日露関係史]] |
* [[日露関係史]] |
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* [[日米関係史]] |
* [[日米関係史]] |
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** [[日系アメリカ人の歴史]] |
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* [[朝鮮の歴史]] |
* [[朝鮮の歴史]] |
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* [[台湾の歴史]] |
* [[台湾の歴史]] |
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* [[沖縄県の歴史]] |
* [[沖縄県の歴史]] |
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* [[日系アメリカ人の歴史]] |
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* [[アイヌの歴史]] |
* [[アイヌの歴史]] |
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* [[郷土史]] |
* [[郷土史]] |
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* [[日本の首都]] |
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* [[日本の官制]] |
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** [[近代日本の官制]] |
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** [[日本の国家機関]] |
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* [[日本の古代道路]] |
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* [[日本の税金]] |
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* [[日本史学史]] |
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* [[日本の軍事史]] |
* [[日本の軍事史]] |
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* [[日本の経済史]] |
* [[日本の経済史]] |
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* [[日本の女性史]] |
* [[日本の女性史]] |
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* [[日本の首都]] |
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* [[日本の官制]] |
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** [[近代日本の官制]] |
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** [[日本の国家機関]] |
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* [[日本の古代道路]] |
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* [[日本の税金]] |
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* [[日本史学史]] |
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* [[日本史時代区分表]] |
* [[日本史時代区分表]] |
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* [[日本史の出来事一覧]] |
* [[日本史の出来事一覧]] |
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* [[元号一覧 (日本)|日本の元号一覧]] |
* [[元号一覧 (日本)|日本の元号一覧]] |
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* [[日本の史跡一覧]] |
* [[日本の史跡一覧]] |
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* [[天皇の一覧]] |
* [[天皇の一覧]] |
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* [[皇室の系図一覧]] |
* [[皇室の系図一覧]] |
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* [[摂政・関白の一覧]] |
* [[摂政・関白の一覧]] |
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* [[鎌倉将軍一覧]] |
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* [[鎌倉幕府の執権一覧]] |
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* [[足利将軍一覧]] |
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* [[徳川将軍一覧]] |
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* [[内閣総理大臣の一覧]] |
* [[内閣総理大臣の一覧]] |
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* [[日本国歴代内閣]] |
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* [[日本の南北朝時代の人物一覧]] |
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* [[室町時代の人物一覧]] |
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* [[江戸時代の人物一覧]] |
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* [[幕末の人物一覧]] |
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* [[明治の人物一覧]] |
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* [[戦前の政治家一覧]] |
* [[戦前の政治家一覧]] |
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2024年6月17日 (月) 04:28時点における版
日本の歴史 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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東京奠都以降を東京時代(1868年 – )とする説もある。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
各時代の始期・終期は諸説ある。各記事を参照のこと。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Category:日本のテーマ史 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この項目では日本の歴史(にっぽんのれきし/にほんのれきし)について記述する。
時代区分
原始
旧石器時代
縄文時代
縄文人と弥生人の父系関連を表すY染色体の分岐図
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| CTS3946 |
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| ナイジェリア |
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| M174 |
| CTS11577 |
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| Z3660 |
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| M64.1 |
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| フィリピン |
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| ※以下日本固有の系統 |
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| CTS131 |
| CTS220 |
| CTS10495 |
| Z17176 |
| BY113470 |
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| FT413039 |
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| CTS11285 |
| PH2316 |
| Z38287 |
| Z38284 |
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| Y456902 |
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| Z38289 |
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| CTS1824 |
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| CTS11811 |
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| CTS288 |
| CTS1815 |
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| 礼文島人骨 |
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| Z40665 |
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| M116.1 |
| 加徳島人骨 |
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| CTS103 |
| Z42462 |
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| CTS6609^^ |
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| CTS1897 |
| CTS11032 |
| CTS218 |
| CTS6909 |
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| F8521.3 |
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| CTS3033 |
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| P120 |
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| CTS1964 |
| BY169023 |
| CTS964 |
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| CTS722 |
|
| BY169030 |
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| Z30644 |
| CTS4292 |
| Z31517 |
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| Z31512 |
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| CTS1798 |
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| M125 |
| CTS291 |
| P12.1 |
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| JST022457 |
| P53.2 |
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| Z1500 |
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| Z1504 |
| BY149852 |
| FGC34008 |
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| L137.3 |
| Z40625 |
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| Z45993 |
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| Z40609 |
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| CTS217 |
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| CTS3327 |
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| FT8762 |
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| Z38475 |
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| CTS8093 |
| FGC6373 |
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| FGC6372 |
| FGC6384 |
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| BY45234 |
| BY26014^^ |
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| Z40614 |
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| Z46276 |
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| FGC30021 |
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| Z31548 |
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| FT262409 |
| Z31553 |
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| FT117379 |
| CTS4093 |
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| CTS6223 |
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| BY166058 |
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| Z40687 |
| Z35641 |
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| Z40688 |
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| P143 |
| M89 |
| F1329 |
| M578 |
| L15 |
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| Y27277 |
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| H系統 |
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| M216 |
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| G系統 |
| アイスマン |
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| F3393 |
| CTS11043 |
| M8 |
| CTS9336 |
| CTS6678 |
| Z7972 |
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| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Y170131 |
| Y170130 |
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| M217 |
| F1067 |
| Z1312 |
| F2613 |
| CTS4021 |
| CTS2657 |
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| CTS11990 |
| Z31664 |
| Y112121 |
| MF1792 |
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| Z31665 |
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| CTS3579 |
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| MF2816 |
| Y86025 |
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| Y87983 |
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| Y89130 |
| MF2828 |
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| M9(P128) |
| LT系統 |
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| M526 |
| M2308 |
| F549 |
| M214 |
| M175 |
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| YSC0000186 |
| PF5850 |
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| N系統 |
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| IJ系統 |
| I系統 |
| クロマニョン人 |
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| J系統 |
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| V1651 |
| M1254 |
| P337 |
| P284 |
| P226 |
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| R系統 |
| Y482 |
| M173 |
| L146 |
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| Q系統 |
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| M343 |
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| L275 |
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| F265 |
| M268 |
| M176 (P49) |
| F855 |
| CTS9259 |
| F1204(K10) |
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| M122 |
| 漢民族 |
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| 47z (K7) |
| CTS1348 |
| K2 |
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| ※以下弥生人の系統 |
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| CTS8379 |
| ACT4054 |
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| Y130364 |
| CTS2748 |
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| Z24599 |
| CTS1351 |
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| BY146002 |
| Y130014 |
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| CTS9852 |
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| K14 |
| Z24594 |
| CTS525 |
| FT217340 |
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| FT350225 |
| CTS11088 |
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| BY179281 |
| BY178096 |
| BY178807 |
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| Y126340 |
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| F2868 |
| L682 |
| CTS723 |
| Y24057 |
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| F940 |
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| CTS7620 |
| CTS4596 |
| Y61286 |
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| BY162375 |
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| MF14346 |
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| PH40 |
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| FT41750 |
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| MF14220 |
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| FGC67568 |
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| Y72859 |
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| MF16242 |
| MF14245 |
| FT281275 |
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(出典)"ISOGG Tree"(Ver.15.73), "Y-Full"(Ver.12.00), "FTDNA Big Y Tree"
弥生時代
古代
古墳時代
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
中世
鎌倉時代
南北朝時代
室町時代
戦国時代
近世
安土桃山時代
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近現代
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大正時代
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歴史認識・歴史叙述
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
- 歴史学
- 考古学
- 古文書
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外部リンク
- 日本史年表(戦国・安土桃山)
- 日本の歴史ガイド
- 『日本誕生 -民族の歴史-』《→YouTube版》 - 『科学映像館』より。1967年に養命酒製造の企画の下で製作された短編映画。
《先土器時代から弥生時代にかけての日本民族の生活・文化について触れている。湯浅譲二音楽、日映科学映画製作所制作》 - 日本史に関する文献を探すには(主題書誌) - 調べ方案内(国立国会図書館)